[Stockholm syndrome]...be no-w-here

2024.04.29
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久し振りにコヤッキースタジオの動画に触れるつもりが、思いの外こちらの記事が先に筆が進んでしまい、順番が逆になってしまった。

それにしても、『TOLAND VLOG』のサム君の考察はいつも深く鋭く、ユーモアもあって感心させられる。
今回の動画でも、古事記や邪馬台国の話題にケルトやフェニキア、イスラエル12支族などが絡み、古代の浪漫を掻き立てられた。
また、阿波踊りの「踊る阿保に見る阿保…」という有名な言葉に、よもやそんな解釈があるとは思いもよらず、正に脳味噌がグンショーされた(笑)。

約10年前の記事『 神話はただの物語ではない 』でも書いたように、僕も古事記は決して架空の作り話ではないと考えている。
そこには必ず、歴史的事実との繋がりがあるはずだ。
また、人類はかなり太古から世界中を往来し、互いに交流し合っていただろう事は間違いない。
そうした神話と歴史の間に埋もれた謎、或いは意図的に隠されたであろう闇を、彼は軽快に解き明かして行く。

勿論、本人が何度も念を押しているように、これが全て正解・真実という意味ではない。
しかし、様々な解釈から新たな発見や仮説が生まれて来る事に鑑みれば、彼の活動はいずれ大きな意味を持つようになるだろう。
そして、それがまた次世代の活動の土台になる。
ぜひ、これからも仲間と共に楽しみながら頑張って欲しい。

せっかくなので、徳島県繋がりで茂木誠の動画も載せておく。
先日、宇山卓栄との刺激的な歴史対談本【日本人が知らない!世界史の原理】が発売されたばかりだが、いつか茂木誠とTOLAND VLOGの対談が実現したら面白いなと思う。
『CGS(ChGrandStrategy)』での彼の日本史解説も、独創的かつ驚きの連続でお薦めだ。



それにしても、過去の記事を読み返していて、現在の反グローバリズムの機運が高まる10年も前に「グローバル化した時代だからこそ、民族としてのアイデンティティが求められている気がする」と書いている自分の先見性に少し驚いた(笑)。
いや、寧ろこうした素地があったからこそ、すんなりと反グローバリズム運動に賛同できたのかも知れない。
改めて、当時の言葉をここに記しておこう。

生活が豊かになり、価値観が多様化した現代では、人はどうしても自分の事にばかり意識が向きがちになり、目先の5年や10年という短い時間の尺度でしか物事を判断出来なくなる。
しかし、それまでには何千年も培われ、受け継がれて来た歴史がある事を忘れてはならない。
古事記の原型となる物語が、文字の無かった太古より口承として語り継がれて来た事にも、やはりそれ相応の理由があるはずだ。
それが、「日本人らしさ」の根幹を成す価値観、「民族性」であると言うのなら、【日本】という国の歴史の一部として今を生きる僕達は、それを見失わずに次の世代へ繋いで行くべきではないだろうか?













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Last updated  2024.04.30 22:12:14
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