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2018.05.01
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カテゴリ: Essay
メルカリのテレビCMで印象的な、「売れたものの半数以上は24時間以内に売れている」「言い値で売れる」。舌を巻くほど、実にうまい宣伝文句だ。

まず「24時間以内に売れている」のインパクト。聞いてる方は、「出品したら、半数以上は24時間に売れる」と勘違いしやすい。だが、メルカリはあくまで「売れたものの半数以上」と言ってるだけ。実際には多くの品が売れずに残っているのだ。

「言い値で売れる」と聞けば、「言い値で売れるから儲かる」というふうに連想しやすい。だが、実際には「言い値で出品できる」というだけで、おのずと相場というものはあり、総じてメルカリの相場は安い。

言い値で出品したが、まったく売れずに仕方なく値段を下げて買い手がついたり、あるいは言い値で出品したところ、「お値引きできますか?」とコメントで値下げを求められ、結局売るために値段を下げているという品も多い。

実際にメルカリで販売してみた経験から言うと、「売れたものの半数以上は24時間以内に売れている」「言い値で売れる」のキャッチコピーの裏にある実態は、「売れるものはすぐ売れるが、売れないものはまったく売れない」「言い値は、高値ではなく、むしろ自発的な安値でなければダメ」ということだ。

もっと端的に結論を言えば、「メルカリでは、メルカリで売れ筋の品を安値で出せば、売れる」。つまり、売れるモノは決まっており、それが安ければ売れるが、高ければ売れない、ということなのだ。

安くするとどうなるか? これは単純なビジネスの方程式だ。安く売れば儲からない。薄利なら多売にしなければならないが、いち個人が多売なんて、できない。だから、決して儲からない。

メルカリで儲けた、みたいなネット上の記事や手記は真に受けないほうがいい。「売れる」と「儲かる」は違うのだ。

メルカリでの売れ筋は、ネットにいろいろ情報があるから、すぐ分かる。代表的なものは、買ってから年数の経ってない電化製品。あとは安く設定した有名ブランド物。

逆に売れないものは、おそらくは多くの人が売れたらいいな、と思っている古い服。もとがいくら高くても古い服は、まず売れない。

Mizumizuの場合も、中古の電化製品は、過去に同じ品がいくらぐらいで売れているのかメルカリの中で検索し、それより少し安い値段設定にしたら、確かにすぐ売れた。ハッキリは覚えていないが、確かに24時間以内だったかもしれない。

買い手のほうは、「検索条件を保存」すれば、その条件に合致したモノが出品されれば連絡が来るようになっている。日頃から「こういうモノが欲しい」と張ってる人は相場感もあるから、値段を見てお手頃だと思えば、すぐに買ってくれる。

だが、ちょっと高め(ほんの数百円でも)に値段設定すると、ガタンと売れない。もしくは、「お値引き可能ですか?」のコメントが入る。このお値引きおねだりコメントが「うざい」と言って、メルカリでの取引が面倒になり、辞めてしまう人も多いようだ。

あるいは、買う前にあれこれ細かいことを質問してきて、あげく「検討します」と言って、いなくなる人も多い。こうしたやりとりは、売り手にとっては非常に面倒だ。手数料や売り手負担の送料を除けば、手元に残るお金は数百円、なんていう取引だったら、なおさらだろう。

しばらくメルカリを続けていると、なんとなく、この手の面倒な質問を避ける方法が分かってきた。どんな質問が来るか、だんだん分かってくるから、最初から説明文に質問されそうなことをすべて書いておくのだ。買い手側の立場に立って、知りたい内容を網羅しておく。

お値引きおねだりコメントを避けるのは簡単。「お値引き不可」と書いておけばいいだけだ。つまり、「この値段で売れないなら、もう売らない」と割り切ること。

買い手は、発送する側の梱包作業のわずらわしさなんてのは、あくまで他人のやることなので、口先以外では、たいして配慮もしない。欲しいモノを、できれば少しでも安く手に入れたいというのがホンネだ。その希望に沿っていたら、結局、作業に見合わない金額しか入ってこないことになり、それなら、もういっそ捨てるか、近所のリサイクルショップに持って行ったほうが簡単だ、ということになる。

実際、ユーザーの声で、「メルカリに儲けさせるために、一所懸命、写真を撮ったり、アピール文を書いたり、梱包したり、発送したり――作業のわりに私の儲けは少なくて、バカバカしくなりました」というのがあった。

だいたい、これがメルカリ販売を始めた人間の行きつく結論だと思う。

メルカリ側からしたら、辞める人間が多くても、それ以上に始める人間が多ければそれでいいのだ。売り手の儲けが少なくても、メルカリ側には確実に手数料が入るから、それがたとえ少額の取引でも日本中でやってくれれば、その分儲かるから、「アプリのダウンロード数 〇〇!」「1日の出店数 ◆◆◆!」「総販売額 □□円!」と、自分たちにとって都合のよい数字だけを出してくる。

例えば、1日当たりの総出品数に対する売上数のパーセンテージなんてのは、出さない。出てくるのは「売れたものの半数以上は24時間以内に売れている」というキラキラ文句だけ。

Mizumizuは、基本「自分ではもう使わない(使わなくてもいい)けれども、状態の良いモノ」を出すようにしている。ちょっと質的にイマイチだと思ったら、必ず説明文にそれを書いておく。

すると、やはり少し難あり商品には買い手はつかず、ずっと残っている。

「売ってもいいけど、手元に置いておいてもいい」と思ったら、少しメルカリ内の相場より高く出す。すると、売れ筋のモノなら、買い手がブックマーク的につける「いいね!」はつくのだが、やはり売れない。

みんなよく知っているな、と思う。買い手の立場になれば、誰だって相場を調べたり(ネットなら簡単だ)、状態を吟味したりする。ところが、売り手の側になると、不思議とそれを忘れてしまう人が多い。

「売れる」のは、「儲かる」のとは違う。この当たり前のことを、メルカリでモノを売ってみると再確認できる。

頂き物なら安めに出しても、原価ゼロだから、確かにリサイクルショップに持っていくよりはいいかもしれない。道義的な後ろめたさを感じないならば、だが。

だが、自分で買ったものなら、もとの原価をはるかに下回る値段で手ばなすより、やはり愛着を持って自分で使ったほうがいい。これが、CtoCの売り手の立場で得た、Mizumizuの結論だ。









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最終更新日  2018.05.03 11:18:30


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