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2020.03.11
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カテゴリ: Essay





<昨日のエントリーから続く>

イタリアで一体何が起こっているのか。ここ数日、100人単位で死者数が増加している。他国と比べても異様としかいいようがない。

イタリアが「ヨーロッパの武漢」になってしまった理由については、概ね以下のようなことが言われている。

1)中国とのビジネス交流がさかん。
2)中国からの直行便を止めたことによる油断。
3)ハグやチークキスなどの習慣。
4)高齢者が多い(65歳以上の高齢者の割合は日本に次いで2位)。

1)と2)については、ウィルスが入ってきてしまい、知らない間に広がってしまったということの説明にはなる。しかし、この数日の他国に比べても異様に急激な死者数増加は、これだけでは説明できない。3)の習慣なら、フランスやスペインだって負けていない。4)の社会構造の問題なら、「割合」でいえば日本のが高いし、高齢者の「数」でいえばドイツのが多い。

特に気になるのは4)の社会構造。日本とイタリアは似たところがあり、高齢者が家族と暮らしている割合が高い国だ。3)の習慣は日本にはないが、1)については日本だって中国への経済依存は深く、経済のことを考えて中国からの入国を初期段階でストップできなかった。2)のイタリアの取った措置には抜け穴があったにせよ、日本の初期段階の中国に対するザル政策よりは厳しいものだ。

この条件だけを見ると、地理的にも近く、中国人の入国も多かった日本がイタリアのようになっても不思議ではなかったはずだ。実際、イタリアでのコロナ流行、あるいは流行の発見は日本より遅く起こった。にもかかわらず、あっという間に死者数が増え、日本どころではないアウトブレイクとなった。

一体、なぜ? イタリアで何が起こっている?

イタリア人の友人(南に住んでいる)にメールで聞いてみたが、詳しいことは分からないという話だった。中国人のせいだということと、イタリア政府がいい加減だという感想は書いてよこした。

今現在、分かっているのは、北部の一部の街の封鎖ではアウトブレイクを止めることができず、短期間のうちに全土で人の移動を抑制する措置が取られるまでに至ってしまったこと。

イタリアでの、これまでのところの致死率も明らかに他国と比べて異常だ。感染者数9172人、死者数631人。単純に計算して致死率6.8%にもなる。感染者数というのは、検査をどのくらいやるかによって変わってくるので、今の段階で致死「率」を出しても、意味はあまりないことは重々承知なのだが、「ウィルスの培養船」になってしまったと、さんざん日本が叩かれたダイヤモンドプリンセスの特殊な状況と比べる意味はあるように思う。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#houshin

3月9日18時時点でのダイヤモンドプリンセスでの感染者数696(無症状保有者328)、重症者24、死者7。単純に感染者と死者数で出した致死率が1%。仮に、だが、現在重症者が全員亡くなってしまったとしたら、4.5%ということになる。

さらに、無症状の方を検査対象から外して(そうすると感染者は368人)、現在重症者の方が全員亡くなったとしたら(34人)、そこで致死率は8.4%、やっと現在のイタリアを上回るのだ。こうやって考えると現在のイタリアでの人の亡くなり方がいかに異様か分かる。

ダイヤモンドプリンセスという特殊な環境、おそらく高齢者も多かった、そして発病から時間も経っている。それでも死者は7人で、24人が現在も踏みとどまっている。ところが、イタリアでは日を追うごとに死者数が増えている。イタリアがダイヤモンドプリンセス以上のホットスポットになってしまった感がある。

ここから推察できるのは、イタリアでの医療体制が持ちこたえられなくなり、「命のトリアージ」を始めている可能性だ。実際、そのような報道もちらと目にしたが、ダイヤモンドプリンセスの重症者が現在受けているような治療をイタリアの(おそらく)高齢者が受けることができずに、亡くなっている可能性。

もしくは、人類にとって最悪のシナリオだが、ウィルスが強毒性に変異した可能性。だが、それだったら、距離的にロンバルディアに近いスイスやフランス南部、あるいはベネトに近いオーストリアやスロベニアでも、多くの死者が出てきてもよさそうなものだが、そうなってはいない。

また、ウィルスの旅路については専門家がモニターしているから、ウィルスが大きく変異したとなれば、報告が上がってくるはずだ(それが一般人に知らさせるかどうかは別として)。そうなるとWHOなりが、もっと危機的なステートメントを出すはずだが、それもない。

そして、イタリアの状況を見ると、日本の死者数の少なさが逆に異常ではないか、とも思えてくる。検査数が少ないのは確かで、それは態勢が整っていなかったというのもあるが、薬がない以上は軽症者は検査せずに治癒を待ち、重症者や感染の疑いが濃厚な人に限って検査を行うという方針のためで、それ自体は、この死者数が「本当」ならば、成功していることになる。

だが、先日のエントリーで書いたように、コロナ死も通常の肺炎として処理されカウントされていない可能性はどうだろう。

日本が嫌い…というより、安倍政権をなんとしても許せない人たちは、さかんにそれを言い出している。本当はコロナで死んだのだが、検査せず、別の死因にしてコロナでの死者数を少なく見せている、と。

だが…もし、日本でイタリア並みのコロナ死が起こっており、それを肺炎その他の死因にして隠すとしたら、医療現場がそれをやっていることになる。自分たちが感染するかもしれないのに、だ。もしそういう例が何十件、何百件あったとしたら、なぜもっと院内感染が起こらないのだろう? それも隠蔽しているのだろうか? あまりに非現実的だ。

名古屋で死後にコロナ感染が判明した例も、きちんと公表されている。 疑わしきは罰せずでコロナ死に入れなかったとしたら<追記:その後のニュースで、死後陽性判定されコロナ死にカウントされた症例はあることが判明> そこでデータ集計上の問題は起こるが、そういう例が何十件、何百件あるとは、どうしても考えられない。

ただ、イタリア側が言っている、「合併症で亡くなった人もカウントに入れている」という発言。これがもしかしたら、死者数の異常な増加と関係があるかもしれない。

コロナ陽性で合併症で亡くなった場合は、それはコロナ死か、否か。

あるいはこういった症例を日本は「否」にしているから、死者数がデータ上少なくなっている可能性はあるのかな、とも思う。そもそも、国によってどういう区分けをしているのか、それがイマイチはっきりしない。

西ヨーロッパでもドイツでの死者は非常に少ない。感染者は日本の2倍以上だが(つまり検査数が多いということだろう)、死者数はまだ2人(日本は10人)。

いずれにせよ、イタリアの情報がもっとほしい。そして、他の西ヨーロッパ諸国がイタリア化せず、踏みとどまってくれることを祈りたい。

3月11日の追記
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56646890Q0A310C2000000/

名古屋市は10日、新型コロナウイルス感染者2人の死亡を確認したと発表した。遺族の意向などとして、いずれも年代、性別を明らかにしていない。1人は既に公表済みの感染者で、もう1人は10日に死亡後、遺伝子検査で陽性が判明した。

市は10日、このほかに50~90代の男女9人の感染を新たに確認。愛知県も40代の男女3人の感染を確認した。いずれもこれまでに感染確認された人と接触があった。愛知県内の感染確認は計99人(うち3人が死亡)となった。

市によると、死亡後の検査で判明した1人は、7日に発熱があり、医療機関に救急搬送され入院。9日に医師から帰国者・接触者相談センターに遺伝子検査について相談があった。





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最終更新日  2020.03.11 05:33:01


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