仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.05.27
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東日流外三郡誌は発見者とされる和田氏の創作であることを、この問題を追い続けた東奥日報記者の立場からドキュメンタリー風に解説する本を読んだ。
(斉藤光政『偽書「東日流外三郡誌」事件』新人物往来社、2006年)

和田氏が筆ペンでせっせと古文書を創作する。神社まで自分で作った。青森や東北のコンプレックス意識につけこんで、また町おこしの側の期待も多少はあって、流れに乗ってしまった。キリスト伝説の竹内文献の場合と似ているという。

宮城県人としてはどうしても旧石器捏造事件を思い出す。あれも壮大だった。実は私も現地を見に行った。4号線の築館IC付近の交差点にあった「高森遺跡」の看板はもう撤去しただろうか。原人ラーメン500円はうまかった。

それにしても、宮城と山形の双方で出土した石器の破片が接合した、なんて、いくら何でもあり得ないだろうと胡散臭く思っていた。天文学的確率の快挙、古代から宮城と山形の交流。河北新報などは喜んで記事にしていた。

毎日新聞のスクープで激震が走った頃、私は、アダム・スミス、D・マラドーナ、それにF氏の3人は三大「神の手」ですね、などと冗談で言って関係者にたしなめられた。すみません、深刻な問題でしたね。

古今東西、この手の事件は結構あるのだろう。

■関連する過去の記事
津軽とジャパン (06年8月28日)





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最終更新日  2007.05.27 07:19:44
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