仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.05.12
XML
カテゴリ: 東北
福島民友の記事にあった。福島県は庁内の連絡会議を設けて、制度が施行されたふるさと納税の促進をするそうだ。市町村との連携も含めて。

この制度、個人の住民税の控除となるのだが、寄附先の市町村は潤い住所地の市町村は控除される(税収減)となる一方で、都道府県レベルでみると、住所地の都道府県も控除(税収減)となる。かりに同一県内でふるさと納税が行われると、県は減収となる。もっとも、寄附先は市町村のみならず都道府県でも良いから、県としては寄附先を県としてもらえれば確実に収入増(寄附金)にはなる。

というわけで、県内県外の市町村と都道府県を交えたゼロサムのゲーム理論状況だ。各プレーヤーがどのように宣伝するか、出方が難しい。

ところで、この記事で興味をもったのは、福島県に本籍がある県外在住者は約60万人と、東北六県の中で最も多い、ということ。プレーヤーたる県としては、県外在住者をターゲットにしているという意味だろうか。

それにしてもよく調べたものだと思う。福島は60万人なら、宮城や山形はどうなのだろう。そして、県外の内訳はどうなのだろう。そもそも、「本籍置県の県外在住者」の数は何に依存するだろうか。その県の人口が基礎となるだろうが、首都圏への距離を加味した、重回帰モデルか。47都道府県のデータがあれば解析してみたい。

■関連する過去の記事
ふるさと納税を批判する (07年5月17日)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.05.12 06:13:21
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re:仙台「6時ジャスコ前」の今むかし(11/14) 仙台フォーラスは来月3月から長期休業。再…
クルック@ Re:黒石寺蘇民祭を考える(02/18) ん~とても担い手不足には見えませんけどネ…
おだずまジャーナル @ Re:小僧街道踏切(大崎市岩出山)(12/11) 1月15日のOH!バンデスで、不動水神社の小…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: