仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.05.02
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カテゴリ: 仙台
先日の良く晴れた午前に、わが泉区の朴沢を探訪してきました。

泉区のサイトに「 いずみ史跡今昔物語 」があり、旧村(字)単位に写真付きの解説があります。仙台に初めて住んだ頃、バスの行き先表示や路線図で見かける福岡、朴沢、小角など、北の方だなとは思っても、その位置関係などさっぱり分からない。根白石の田んぼの中の直線道路や泉ヶ岳に登る県道は何度も通っていますが、傍らの史跡や風情に触れることもありませんでした。

おだずまジャーナル編集長に任命されてから(自分で勝手にですが)、根白石にある政宗祖母の栽松院の墓、福岡城の歴史、永安寺と座禅堂のことなど、大いに歴史ロマンをかき立てられ、往時の面影をしのびながら、ゆっくり史跡をめぐってみたいと思っておりました。

ついに念願かない、まずは朴沢地区に足を伸ばしました。いっぺんに全部は無理ですから、今回は午前中の3時間くらいで、まずは朴沢地区だけ。昼には家に戻っていましたが、こんなペースで今後も上記サイトを手がかりに、巡ってみたいと思います。

さて、現在の国道457号線からはずれて集落に入り、バス終着点を過ぎて進むと、大きなモミの木の三叉路。多数の石碑と「亀の子石」があります。

看板の説明を読むと、
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古くは多賀城から七北田川沿いに朴沢を通り、宮床に通じる古道があったことから、この三叉路はその古道の重要な位置だったと思われる。また、近くの狩集(かりあつめ)、久保(くぼ)、酒屋前(さかやまえ)には定義への道標の石が残り、参詣の人がたくさん通った定義道の面影をとどめている。
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とあります。また、亀の子石については、この石を石仏にしようと何度も石屋に運んだが、そのたびに翌朝にはこの場所に戻るので造るのをやめたという伝説があり、またいつの頃からか石の下の土を持ち帰ると安産になるとも伝えられているそうです。

三叉路を左に入り、しばらく進むと、サイトの説明にもあるように、農村の原風景をとどめた純農村地帯が広がっています。林道に入って進むと、光明の滝。また、道路脇には、地域の田畑を潤すのでしょう、用水路が一部隧道になって整備されており、豊かに清水が流れておりました。

バス停のある集落まで戻って、興禅院、朴沢八幡神社などを漫遊しました。神社の脇ではゲートボールの音が響いておりました。
(探訪日4月30日。画像は次の日記にも掲げております。)

■参考
仙台市の市民センター地域情報 (泉区分は最後にあります)
いずみ史跡今昔物語
中山(なかやま)道を考える (09年3月25日)
中山道のむかし (09年3月23日)





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最終更新日  2009.05.02 06:08:49
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