仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.06.27
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カテゴリ: 東北
我が国の人口重心は岐阜県内にあるが、その地点は年々東に漸進しており、現在(平成17国勢調査)では関市に在るという。( 総務省統計局サイトの解説

人口重心は、単なる統計上の算定ではあるが、経年変化を見ると興味深い。例えば、関東や関西の各県の重心は、徐々に東京や大阪に向いて移動しているという。

さて、東北各県はどうか。上記サイトから。カッコは前回(平成12)と比較した移動方向と距離である。

青森県 青森市大字駒込(南東 259m)
岩手県 大迫町内川目(西 473m)
宮城県 利府町しらかし台(南西 540m)
秋田県 秋田市河辺三内(西 226m)
山形県 西川町大字海味(南東 359m)
福島県 三春町鷹巣(東南東 129m)


青森市と秋田市という県庁所在都市に重心があるのはある種の偶然だが、秋田の場合西に移動しているのは秋田市中心部の集積なのだろう。岩手県のヘソが盛岡方向に移動していないのは、北上市などが健闘したのだろう。

それにしても秋田県の重心が、内陸部の大館、横手、大曲などがあるのに、海に面した秋田市というのは(市町村合併はあるとしても)、意外だ。青森県では、地形から青森市が中心というのは直感的に分かるが、南東に移動というのはやはり八戸の力か。

移動距離で見ると宮城県が最長で、これは県北東部の人口減少を反映しているだろう。福島県の重心は、いわき市に相当引っ張られていると考えられるが、さらに東南に移動しているのは、ちょっと驚きだ。山形県は、庄内と村山の中間に重心があるのが面白いが、山形市方向に移動している。






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最終更新日  2009.06.27 15:09:51
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