仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.06.28
XML
カテゴリ: 東北
先日朝食の納豆のラベルを見て、会社の所在地が茨城県小美玉市、とあってちょっとビックリ。会社名は知っているのに、地名はあまり聞かない名前だから、合併した新市名だろう。そして、いかにも合成地名。調べるとやっぱりそうだ。おみたま、と読ませて、小さな美しい宝物がある地域をめざすなどの能書きも考案されている( 同市のサイト )。

昭和の大合併など以前には随分と合成地名があって、わが宮城県でも、山元町、津山町(消滅)などはそうだし、大田区や紀尾井町も有名。なぜか長野県内には手の込んだ合成が多くて、豊科町(現安曇野市)は4つの村の頭文字を合成など、結構有名だ。

ところで、合成地名と言えば秋田の藤里町も代表的だ。しかし、藤里町は近年、連続幼児殺害事件で悪いイメージが前面に出てしまい、申し訳ないのだが、町の名を見聞きするたびに忌まわしい報道を連想し、ついつい遠ざけたい気持ちに駆られてしまう。

刑事裁判も有罪が確定したので、記述して良いだろうが、あの被告人の不遜な言動が忘れられず、地名にまとわりついて離れない。マスコミの影響でもあるが、とにかく拭いがたい心象が残ってしまい、そう感じている私としては地域の方々に申し訳ない思いだし、地域の方々も複雑な思いではないだろうか。

秋田の最新の観光パンフレットを開いた。美しい地域だ。世界遺産白神山地。岳岱自然観察教育林や田苗代湿原。

合成地名に戻るが、藤里は、昭和の合併で、藤琴村と粕毛村が合併する際に、藤琴村の「藤」と粕毛村の名勝地素波里の「里」を併せて新村名としたものだ。( 同町サイト

合成対象の藤琴、素波里ともに、旅愁を誘う地名であり、原生林からわき出る清水と、たたなずく緑の山並みに、心も体も洗われるような美しいところだろう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.06.28 11:09:57
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

コメント新着

おだずまジャーナル @ Re:仙台「6時ジャスコ前」の今むかし(11/14) 仙台フォーラスは来月3月から長期休業。再…
クルック@ Re:黒石寺蘇民祭を考える(02/18) ん~とても担い手不足には見えませんけどネ…
おだずまジャーナル @ Re:小僧街道踏切(大崎市岩出山)(12/11) 1月15日のOH!バンデスで、不動水神社の小…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: