仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.10.15
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カテゴリ: 仙台
私と梅田川との関わりを考えてみた。学生の頃は、上杉山中の近くの梅田川のほとりに友人が住んでいた。とは言え、川の名前さえ気にすることもなかった。また、塾の教え子の中学生がよく口にしていたので、何ともローカルな響きだねえと感じたものだ。

広瀬川のように有名でもなく、七北田川のように堂々とした流路でもなく、四ツ谷用水や七郷堀のように由緒があるネと褒められもせず。しかし名前は多分みんなが知っていて、実は気づかないけれども毎日のように橋を渡っている、そんな存在だ。

名前の由来は、昔の湿地帯を埋めて田を作ったことから「埋め田」とも、また、堤町の天神社の梅の花が川に流れたことからとも。(田村昭編『仙台のバス停物語1』宝文堂、1996年による。)

四ツ谷堰の下流に当たる桜川(北六番丁の暗渠)と福沢町付近で合流し、さらに与兵衛沼から藤川、安養寺大堤沼からの高野川を支流として飲み込んで、七北田川に至る。仙台城下に物資を運び込んだ、あの舟曳堀も梅田川の河口から引っ張ってきたのであり、仙台の繁栄に無くてはならない偉大な川だった。目立ちもせず由緒もない、などと書いたのは反省せねばならない。

■関連する過去の記事  舟曳堀(鶴巻-苦竹)を探して (06年3月12日)

「みやぎの水辺ものがたり」サイトから 梅田川





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最終更新日  2009.10.15 22:56:10
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