仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2012.01.25
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カテゴリ: 仙台
こんなどうでも良いテーマを何度か考究してきた。

■関連する過去の記事
再び考える なぜ仙台の人は「河北新聞」というのか (2011年5月20日)
仙台・宮城の人はなぜ「河北新聞」と呼ぶのか (09年7月17日)

先日のこと。東京の人との電話で、河北新「聞」の記事を読んだら云々という話をされた。なるほど、県内人ではなく東京を含む他地域から見た観点で考えると面白いかも知れない。

たぶん、こんな感覚ではないだろうか。通常は地方紙(河北はブロック紙と主張しそうだが)は、山形新聞、岩手日報のように、県名のあとに「新聞」「日報」などが付くだろう。つまり、「県名」と「新聞を示す言葉」の組合せが基本だ。

もちろん、前半の「県名」が沿革から県名ではない場合もある。東奥、下野、北國、西日本、などだ。「河北」は、よっぽどの人でないと宮城県(または東北全域)の新聞だとは知られていないだろう。宮城の人が、北日本新聞や北國新聞がどこの県かズバリ言えるかを考えてみればよい。

だから、そうか、河北とは宮城県の新聞かとまず知識を備えたところで、次の言葉に対する注意はおろそかになる。そして、通常は「新聞」が多いから、ついつい「河北新聞」と呼んでしまう、というのがあたっているのではないだろうか。

ちなみに、後半の「新聞を示す言葉」を全国的に拾ってみると(47NEWSサイトから)、「新聞」がもっとも多く、「民報」が3つほど、「日報」が4つほど。やはり、「新聞」と呼ぶのが落ち着く。その他に「日日新聞」「合同新聞」「中央新報」などの呼称もあるが、特殊なだけに、知識として覚えようと留意されるから間違われないと思われる。

宮城県内のように、TVコマーシャルでカホクシンポウの発音も流れていない他地域では、「河北」を覚えたら、その後の漢字二語はよく気にも留められず、目にも留まらず、単に「新聞」だろうと無意識に流されている、ということだと思う。





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最終更新日  2012.01.25 21:54:29
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