仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2015.11.22
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カテゴリ: 仙台
朝早起きして、自転車で行ってきた。七北田川沿い右岸の自転車専用道を下る。5年前の初夏に、子ども達と走った。今回は一人で走る。

■関連する過去の記事
七北田川の自転車道を楽しむ (2010年5月3日)

仙石線、国道45号(福田大橋)を過ぎて、梅田川と合流した後、鶴巻ポンプ場付近から、自転車道は通行禁止。堤防を下りて、鶴巻小学校側に誘導される。

仕方なく、高架の東部道路を上にする県道をやや南下して、コロナワールド付近で交差点を渡る。七北田川に戻ると、そこから下流は草道の自転車道を再び通行可能だ。

しかし、数百メートル行くと、また通行止めで、仕方なく堤下のあぜ道に下りる。進んでいくと、右手に岡田小学校があり、左に折れて、港南グリーンパークの団地に至る。

七北田川に近づこうと、団地の中に入って自転車を進めると、建設中の津波避難施設がある。工事の説明の看板を読むと、来年3月に完成のようだ。

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県道塩釜亘理線に出て、川筋に戻り、七北田川最後の橋である高砂橋に至るが、ここから河口に向けての自転車道も、封鎖されている。そこで、橋を左岸に渡り、中野・蒲生地区をめざす。

この辺までくると、津波の痕跡がまだまだ生々しく残っている。(旧)中野小学校に出くわす。ここまで、かつては住宅が建ち並ぶ地域だったのに、様変わりだ。

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中野小跡地と津波高を示す看板だ。すぐそばの慰霊の碑で、しばらく佇んだ。じつは、先に自転車を進めてから戻って、碑の前に置かれた、ご自由にお持ち下さいと書かれた缶の中から、蒲生町内会の方が書かれた「仙台市立中野小学校へ避難した600人の人達と過ごした24時間」というペーパーを1部戴いた。路傍の石に腰掛けて、読んだ。読みふけった。本当に、事実なのだ。

海の方に少し進むと、高砂神社、そして日和山だ。意外なことに、車が多数泊まっている。サーファーたちだ。

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日和山の「頂上」とほとんど変わらぬ高さの、干潟の堤防に腰掛けながら、しばらく穏やかな太平洋を眺めていた。北に目を移すと、牡鹿半島が青く見えた。

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中野や蒲生の街並みもすっかり消えてしまった。振り返ると、晩秋の高い空の下に、松の木が何本か、かすかに街の名残を訴えているようだ。

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■関連する過去の記事(ほかにもありますが...)
日本一低い山より低い山 大潟富士 (2015年10月7日)
七北田川を考える (2007年10月3日)
仙台の地名 福田町と高砂について (05年11月10日)





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最終更新日  2015.11.22 12:02:06
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