仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2023.01.05
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カテゴリ: 仙台
温泉の本を読んでいて、杉山尚(すぎやまたかし)東北大学名誉教授のことを知った。

仙台市出身、2004年に89歳でご逝去。東北帝国大学医学部卒業後、東北大学附属温泉医学研究実験所教授、附属鳴子分院院長などを歴任。

読んだ本の内容とは、次のような趣旨の内容だ。

湯治は「一巡り」7日間が多いとされる。ホルモンの分泌、血圧、心臓の拍動数、基礎代謝量、血中中性脂肪や血糖値などが、およそ7日周期のリズムで正常化していくからだ。
温泉療養で、疲労・倦怠感、眠気、食欲の増進や減退、下痢や便秘などの胃腸障害、頭痛、同期、めまい、発熱、発汗などの全身症状や歯痛、咽頭炎などの炎症症状がでることがあるが、湯あたり(温泉反応)と呼ばれ、冬至が盛んで一日に何度も入浴した時代にはよく見られた。
杉山尚東北大名誉教授やドイツの研究によって、湯あたりは療養開始から7、14、21日前後に多いことが突き止められているが、一巡り7日の身体のリズムにのった失調現象なのである。
(飯島裕一『温泉の秘密』海鳴社、2017年)

◆関連する過去の記事
日本三大胃腸病の湯 峩々温泉 (2023年01月02日)





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最終更新日  2023.01.05 22:24:55
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