放浪の達人ブログ

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2004年12月08日

山奥の血の通った家族

(6)

カテゴリ：カテゴリ未分類

ヒマラヤの高所では水分をたくさん摂らないとダメです。
僕はペットボトルも持たずに歩いていたので
必ず集落に着くとチャイを飲んでいました。

その食堂というにはあまりにお粗末な店には
なぜかコカコーラの空きビンが無数に飾られており、
かといって僕はそれを飲む気にもならなかったのですが
果たして中身の入ったコーラは１本もありませんでした。

ここで家族の写真を撮らせてもらいました。

こんな山奥になぜ住んでいるの？
病気やケガの時はどうするの？
水を汲みに行くのに何時間かかるの？
訊きたい事はいっぱいあります。

多分、ここで生まれたから、という返事が返って来る。
おそらく、それが全てと受け入れる。
先祖から受け継がれた血が流れている。
子孫へ受け継がれて行く血が流れている。

僕の好きな頃の長渕剛の「家族」の歌が頭の中で流れました。

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最終更新日 2004年12月08日 04時27分37秒
コメント(6) | コメントを書く

■コメント

トレッキングの

トイモイさん

人々が飲んだのでしょうね。山奥までコーラ運んで、高く売る数少ない現金収入だったのでしょうね。 (2004年12月08日 10時53分18秒)

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Re:山奥の血の通った家族(12/08)

ｋａｔｓｕ3261 さん

放浪の達人さん、いつも楽しませていただいております。

今回のご家族の写真を見て、ふと感じたことがあります。

きっとこのご家族にとって、放浪の達人さんの写真に納まるということは、人生の一大イベントだったのでしょうね。

わたしも小さいころ家が貧しくて、といってもその頃はまだ世の中が貧しい時代でしたが。

カメラなどありませんでした。

しかし、父の友人でカメラを持っていらっしゃる方がいて、時々写真を撮ってくれたものです。

まだまだ白黒の時代でしたが。

そのような生活の中では、写真に撮られるということは大変なことだったと覚えています。

少しはいいカッコをするために、お正月に着るときの服を着たような覚えがあります。

皆さんはどうなのでしょうか？

私の小さいころは、お正月に向けて新しい服を買うのが習慣でした。

それが今では、豊かになったのでしょうか、そういうことはなくなりましたね。

そうやって考えてみると、ヒマラヤの山の中の家族にとっては、記憶に残る出来事だったのではないでしょうか。

何となくこのご家族の生活を垣間見たような気がしました。勝手な思い込みですが。 (2004年12月08日 13時14分48秒)

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Re:山奥の血の通った家族(12/08)

cocosaiko さん

血の通った家族と言う題。
達人さんが創造（想像）して見た答え。
人生の深みを感じます。 (2004年12月08日 13時33分27秒)

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Re:トレッキングの(12/08)

放浪の達人さん

トイモイさんへ

それにしては空きビンは埃だらけでしたよ。(^^ゞ

＞人々が飲んだのでしょうね。山奥までコーラ運んで、高く売る数少ない現金収入だったのでしょうね。
-----
(2004年12月08日 13時36分25秒)

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Re[1]:山奥の血の通った家族(12/08)

放浪の達人さん

ｋａｔｓｕ3261さんへ

実は最初に子供２人だけを撮ったんです。
デジカメなので撮らせてもらった直後に
液晶画面で撮った画像を見せました。
すると大騒ぎして男の子が母親を呼びに行きました。
そして家族で撮り直したのがこの写真。
きっと夕方になって父親が帰って来たら
興奮して話したことでしょう。

Katsuさんの予想的中って感じですよ。(^_^)

＞きっとこのご家族にとって、放浪の達人さんの写真に納まるということは、人生の一大イベントだったのでしょうね。
＞そうやって考えてみると、ヒマラヤの山の中の家族にとっては、記憶に残る出来事だったのではないでしょうか。
＞
＞何となくこのご家族の生活を垣間見たような気がしました。勝手な思い込みですが。
-----
(2004年12月08日 13時44分12秒)

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Re[1]:山奥の血の通った家族(12/08)

放浪の達人さん

cocosaikoさんへ

わかんないですが僕の憶測では
子供達はこの家で出産したと思うんです。
産婆さんを呼びに行って産湯を薪で沸かして。
病院なんてありませんから。

だから「血」のイメージがありました。
主人は泣きながら血だらけの赤子を抱き上げ、
母は汗だくで恍惚に生命の神秘に浸り、
子供達は畏怖の念を持って兄弟の誕生を見届けて。

＞血の通った家族と言う題。
＞達人さんが創造（想像）して見た答え。
＞人生の深みを感じます。
-----
(2004年12月08日 13時50分39秒)

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