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2005年02月24日

この日記でマスコミが報道しないもの
ってなるシリーズを終わりにしようかな？！

私は仕事の繋がりで在日朝鮮人の方と交流がある
私のような卸売り商にとって小さな工場は利便性が高い

私と交流のある方は仮名Ｒさんと言う在日三世だ
このＲさんは私より年上で父親の工場を継いだ
交流はもう５年目になるだろうか。。。
なかなか筋の通っている話は勉強になる

Ｒさんの工場は同じ朝鮮人が経営している大きな工場の下請けをしているが
今の長い日本の不況で商品のコストが下がり
今までのような安定した経営が出来なくなっている

当時の私はサラリーマンをしていて
簡単な商品の加工を安値でしてくれる工場を探していた
工場には得意不得意の技術があり
私はメインの仕事ついでに大阪中のニーズに合う工場を訪問していた時にＲさんと出会った

それから私が独立をして今では扱う商品の特注加工などをしてもらう付き合いになった

Ｒさんも私の依頼する仕事は合間感覚でしていたが
メインの下請けの方が値段も下がり仕事をしても儲からないようになってきた
そこでＲさんは自社製品を開発しようと思った
そしてその商品の販売が私の会社だ
ただ私の会社が販売をするにしても条件があり
今までのような無印商品では扱えない
どうしてもブランドと言う保険付き製品でなければ
どの販売先も相手にしてくれない
そこで昨年やっと販売を開始出来た

そんな中で私はＲさんと多くを語った
日本と朝鮮問題や過去の歴史・今回の地方参政権問題
そして在日問題など。。。

普通であればこのような話題はタブーなことで
話をすること事態、狂気的なことだ
別に解り合おうとしているのではなく
お互いの考え方が知りたかったのだ

そこで私が知ったことは
Ｒさんは言う
Ｒさんは祖父が生きていた頃、祖父から昔のことをよく聞かされた
Ｒさんの祖父は昔の話になると
「日本は酷いことをした」と繰り返しに言う
そこでＲさんは祖父に聞いた
「では何故そんな酷いことをした日本に住んでいるのか？」と
Ｒさんはこう言う
「私達には国がない。韓国からは在日と見られ日本からは外国人と見られる。だから私には時々居場所がないように思う」と。

そんなＲさんだから祖父に日本に住む理由を聞きたかったが
明確な理由を説明されぬまま亡くなったらしい

Ｒさんは言う
「これからは日本人と共存共栄しなければ生きられない」と
しかしそのような言葉を大声では言えない事情もある

例えばある集会で左翼の人から話を聞く時に
「日本がこんなにも悪いことをした」とか
「日本はいつまでも賠償しなければならない」とか
先日ＴＶで放送していた田○○子のような発言は
Ｒさんにとっては迷惑なことだ
もしそんな場でＲさんの本心を伝えれば
すぐにでも「民族の誇りを忘れたか？」と
逆に責められてしまう

Ｒさん自身も朝鮮人としての誇りを持っている
しかしＲさんは言う
「民族の誇りは物乞いのように他人からお金をせびることではない」と
そして
「そんな態度のままだったら本当の誇りは生まれない」と
その考え方はＲさんの経営する工場の理念にもリンクしているように思う

Ｒさんは今、もっとも危惧をしていることがある
それは地方参政権問題だ
これは外国人が地方の県議員や市議員になれると言う
公明党や民主党が推し進める議案である

今の日本の状態で、もし外国人の議員が沢山増えれば・・・
日本人が民族の自覚に目覚め
民族同士の対立が始まるのではないか？
そんな不安を抱えている

Ｒさんは私より本国の事情や団体の事情を知っている
そんな中でこの法案は早すぎる
そう思っている

もしタブーを言う帳が消え
今の逆差別思想がなくなる
そんな理想社会になれば・・・

もっと住み良い社会になるだろう

いつになるのかは
時代の変化に任せるしか方法がない
それが
何よりも悲しいことである

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