星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2024.05.03
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カテゴリ: 本帰国で再発見!
 今朝のNHKの憲法記念日特集「いま必要な憲法議論は」を見て「9条」について国民民主党の玉木雄一郎議員が「9条を護ろうとする人達は何を護ろうとしているのだろう・・」の発言に共感するものがありました。一説には戦後アメリカのGHQに押し付けられたと言われる日本国憲法は今年
(1946年11月公布、1947年5月施行)で77年となり驚くのほその間憲法改正が一度も行われていないという事実です。





『この憲法の草案は戦後初の総選挙で成立した吉田茂内閣の下で成立し、敗戦の翌年1946年11月3日に公布、翌年の5月3日から施行され1948年に「憲法記念日」として祭日となりました。今年で施行から76年経っていますが、百田氏は憲法の内容を一字一句変えずにいる事は極めて異常なのではと言及しています。 具体的には戦後アメリカは6回、フランスは27回、イタリアは16回、韓国は9回改正を行い、日本と同じく敗戦によって連合国軍によって憲法を押し付けられたドイツは65回も改正しているそうです(しかも日本の憲法9条にある交戦権についてはドイツの憲法では奪っていない事を特筆すべき事として挙げています) ​​​ 日本国憲法の草案に関してはGHQのメンバー25人がアメリカの独立宣言文やドイツのワイマール憲法等を参考に(丸写しの箇所も有り)6日~9日間で作り上げたというのにも驚かされます。 しかもその25人の中には1人の憲法学者もいなかった事、そして占領国が憲法の草案を作るというのは「ハーグ陸戦条約」に謳われている「占領国は占領地の現行法を尊重する」にも違反しているようです』

 今朝のNHKの番組内では「次期戦闘機の第三国輸出」について徐々に緩和される動きになってい中「自衛隊について憲法に明記されていない」と指摘する議員の発言にも考えさせられました。軍隊を持たない国は世界で30ヶ国ほどあるようですがその中には日本のような大国は無く、果たして自衛のための軍隊を持たない国を民主国家と呼べるだろうかという問いには私は「NO」だろうと思います。議員の「日本という国をアメリカに守ってもらうために(現在は米中の軋轢に巻き込まれて)の発言で改めて77年間の「9条の存在」について考えさせられました。思うのは未来を担う若者達に負の遺産を少しでも残さない事、そして若者達のより良い未来のために憲法について考えたり行動する機会を増やす事を政府が真剣に考えるべきだという事です。番組冒頭で憲法について路上でインタビューを受けていた若者達の発言からちょっと違和感を感じたというのもあります。

 百田氏は著書の中で 「憲法は絶対不変のものではなく時代に合わせて必要なものを付け加え、不要なものは削除するというのは世界の常識です」 と見解を述べています。長く大切に維持していくものとそうではないものを真剣に考えなくてはいけいないなと実感します。



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最終更新日  2024.05.03 12:47:33
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