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今週日本から届いた「サプライズプレゼント」の中に「美噌元の味噌・チーズ・海苔ロール」が入っていてその絶妙な美味しさに日本の物はやっぱり違うとしみじみと味わいました。私の好物の「とらやの羊羹」も入れてくれて、さて羊羹に合うワインはあるかなと探してみると「エノテカ」のホームページに「最中」と「ボルドーのメルロー種を多用した赤」と出て来て、早速「ワイン・コネクション」にお裾分けの「美噌元 ロール」持ってワイン探しに出かけました。 今まで餡子とワインを何回試しても、一度も「マリアージュ!」というのに出会ったことがありません。因みに最中はシンガポールでは見つけられませんでした。 「セイント・マリー」2020年 ALC 13% 「ル・ドワイネ」2014年 ALC 13.5% 「ボルドー、メルロー種を多用」とリクエストをしてスタッフのジャンさんが薦めてくれた今月のプロモーション(値引き)の1本で29.9ドルです。メルローが72%、カベルネ・ソーヴィニヨンが28%で、フランス産のオーク樽で12ヵ月熟成です。 以前買った「シャトー・モンペラ」と同じ産地で造る「Le Doyenne(ル・ドワイネ)」がメルロー80%で美味しかったのでもう一度と思いましたが、45ドルはやはり晴れの日用と諦めました。 このワインに決めた後、お裾分けのロールをジャンさんに味わってもらうと凄い笑顔になって「海苔も味噌も好きだしチーズとの相性が絶妙で今日のワインにもマリアージュだと思う」と絶賛してくれました。 ラベルに「Viellles Vignes(ヴィエイユ・ヴィ―ニュ)古木)」とあるので、改めて調べてみると葡萄の樹命は100年ぐらいで木は年月を経るとそれだけ地中深くまで根を伸ばしより下層から栄養分や水分を吸い上げるため土の乾燥自体も減らすそうです。 早速ワインを開けて一口飲むと、思ったより硬さや渋みを感じて2020年はやはり寝かす必要があるのかなと思いましたが、メインの料理「イカ墨パスタのボロネーゼソース」にはまずまずの相性でした。肝心のロールと羊羹との相性は・・。これはやっぱりもう少し円やかになるのを待った方が良いという感じでした。 思えば日本の発酵食品、特に「味噌」は偉大な食品だと思います。随分前ですが「銀座若菜」の「御前とうふ」を同じ友人に送ってもらい初めて食べた「信州味噌ともめん豆腐」がまるで上質の「チーズ」のようで感動したのが忘れられません。今でもそのパッケージを大事に保管していて、ワインのための極上の一品と今でも思っています。 味噌を使ったアイデア商品とワインのマリアージュ、もっともっと日本の製品に期待大です!
2022.08.28
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昨年、今年とイタリアの赤ワイン「Amarone(アマローネ)」繋がりのワインを4本飲んで、昨日本物のアマローネを飲んでやっぱり「ワインの美味しさは値段に比例する」と思った次第です。 左は「Biscardo Neropasso (ビスカルド・ネロパッソ)」でアマローネと同じヴェネト州産で 葡萄品種はコルヴィーナ、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンの3種類のミックスです。値引き価格で26ドルでした。 中央は「Valpolicella(ヴァルポリチェッラ)Ripasso(リパッソ)」でスタッフから「ベイビー・アマローネ」と説明があって購入しました。リパッソの意味が「発酵が終わり搾りかすの残るアマローネの樽に普通のワインをもう一度注ぎ、2~3週間ほど熟成させる製法」であることをその時初めて知りました。葡萄品種はコルヴィーナとロンディネッラです。 右は2回目の「Valpolicella (ヴァルポリチェッラ)Ripasso(リパッソ)」でワイナリー「Tinazzi(ティナッツィ)」産です。 中央と右はどちらも値引き価格で30ドル台でアルコール度数は値段と共に高くなりました。 そして4本目が「Amarone Della Valpolicella La Bastia (アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ ラ・バスティア)」でマニュライフ主催の一日1万歩を半年歩いて50ドル獲得をお祝いするために値引き価格79ドルで買ったワインです。フルボディでアルコール度数は15度です。早速昨日開けましたが、まず一口目は「何か思ったよりもあっさりしている・・」そして前の3本の時のような「甘味」は全く感じません。そして徐々に空気に触れてその高貴とも言える美味しさが広がってきました。残念ながら「ワインの美味しさは値段に比例する・・。」を実感です。ハンバーグはエシレのバターで焼きました。やはり香が違います。パンは日本のパン屋さん「ドンク」で人気No.2の塩パンでこれにエシレのバターと手作りの鳥レバーパテを付けました。サラダにはイタリア繋がりでハードタイプのチーズ「ペコリーノ(羊乳)」を入れました。 久々に大満足の晩御飯となり、たまには気合を入れた自分へのご褒美は必要だと思いました。飲んだワインをブログに書いても忘れてしまうこともあるので、特に気に入ったワインは国別にでも纏めて、ワインコネクションでワイン探しをする時の資料にしようと思っています。
2022.08.18
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「アマローネ」の搾りかすを漬け込んで造る赤ワイン「Valpolicella Ripasso(ヴァルポリチェッラ・リパッソ」の「コクがあり辛口ながら程よい甘さ」を3日かけて堪能して、やっぱり「アマローネ」が飲みたくなってワイン・コネクションに行って来ました。「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ ラ・バスティア 2017年」 唯一プロモーション(値引き)になっていた1本です。ボトルを持ちあげるとその重量感が今までの中で1番で(本当は長く寝かせたいところですが)、ラベルに描かれている絵も興味深くワイン樽の前で貴族のような2人がワインを飲んでいます。イタリアでは王侯や貴族しかアマローネを飲めなかった時代もあるようです。 ラ・バスティアの葡萄品種はコルヴィーナとコルビノン90%、ロンディネッラ(色とタンニンを与える)10%、アルコール度数が15%です。アマローネの製法は糖度が上がった葡萄を収穫後さらに陰干しをして糖度を上げ、その糖分がなくなるまで発酵を続けるためアルコール度数が16%に達するものもあるそうですが私には15%でもう十分という感じです。 お薦め料理としてはローストした肉、ハンバーグ、ラムステーキや熟成の進んだチーズ等などとありますが、これも何回か料理を変えて味わってみようと思っています。 前回のリパッソは大リーグ大谷選手が「偉業」を達成したら飲もうと思っていたワインで、ラム肉、刺身のカルパッチョ風、筑前煮と3回料理を変えて味わいましたが、どの料理にも相性が良く大満足の1本でした。 今回のアマローネはリパッソの2倍ほどの値段(79ドル)でこれはもうしっかりと料理も考えて味わい尽くそうと思っています。「初歩からわかる~」の本の中には「ノーベル賞授賞式でイタリアを代表するワインとしてアマローネが使われる」と書かれていて、そう言えば今年もそろそろその時期に近づいているなぁと思います。今年こそ「村上春樹」氏の受賞を期待するところですが、もし実現したらもう一度このアマローネを買おうかとか考えてしまいます💦
2022.08.13
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シンガポールはほぼ一年中高温多湿の国なので、ワインの保存にはどうしても「セラー」は必要と思っています。現在のセラーは確か4台目で電気製品も暑さのためか故障が多いので使い捨て感覚のように装飾など全くない手頃な物を買うようにしています。気に入ったボトルは木箱(ワインショップで購入)に入れてしばらく保管してから捨てています。 現在使っているのは「EuropAce」社製で(15本くらい入ります)今までの中で一番長く8年ぐらいは使用しています。要は温度が13°~15°くらいに一定に保たれていればそれだけで私には十分です。 「何故保存の適温が13度くらい?」というのはフランスで「シャトー」やワインを保存している「Cave(カーブ)」を訪れた時に昔々はカーブ(洞窟)の中でワインが保存されカーブ内の温度が13°くらいだったからというのを知りました。薄暗いカーブで場所によっては黒い苔が壁を覆っている所もあって、その黒い苔を触った時の優しい柔らかい感触を今でも良く覚えています。 サンテミリオンの中心にあるカーブ「Clos des Menuts」 壁がアート状態です。 たまに知り合いから「セラーが無いんだけどどんな風に保存したら?」と聞かれることがありますが、「特に13°に冷やしておく必要は無いので新聞紙に包んでクローゼットの引き出しなど暗い場所で動かさなければ良いみたいですよ」と答えています。自分自身がセラーが無かった時にやっていた方法です。 ただキリッとした白が飲みたい時はセラーで冷やして置いて、出したら氷をたっぷり入れたワインクーラーに入れてというのが私にとっての最高の贅沢です。 余談ですが、セラーは「Store Room(物置)」と呼ばれる3畳くらいの所に置いていますが、来星当時Store Roomは「核シェルター」の機能があると聞いて驚きました。その後然るべき所で確かめた訳ではないですが、特に政府系の住宅(HDB)のStore Roomが一番頑丈なようで「核シェルター説」が本当であれば、そこまで万が一の事態が起こった時の安全を確保する方法を考えている国なのかと思います。 ところでセラーに15本もワインが入っていることはほとんどなく、お米などの食品も入れています。本当に暑い国なので何でも(リンゴなどの果物以外)冷蔵庫や冷凍庫で保存するというのが生活の知恵となり、食品を無駄にすることも年々減っているので、やっぱりワインセラーは色んな意味で重宝しています。
2022.08.04
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大リーグ「大谷選手」の104年振りの偉業が達成された日に飲むワインを「ワイン・コネクション」に探しに行きました。アメリカ繋がりでカリフォルニアNapa Valley(ナパ・ヴァレー)」と思いましたが、残念ながら目当てのワインが無く今月のプロモーション(値引きで45ドルが34.90ドル)になっているイタリアンワインにしました。ラベルの乾杯の絵が良い雰囲気です。 「TINAZZI」2019年 14% 「FLAVS」2018年 13.5% 4月に初めてイタリアのヴェネト州「Valpolicella (ヴァルポリチェッラ)」地区で造る「Ripasso(リパッソ)」をお店のスタッフから「ベイビー・アマローネ」とお薦めを受けて買いましたが、2回目はワイナリー「Tinazzi(ティナッツィ)」産です。 4月に「リパッソ」について書いた日記の一部です。 リパッソという製法はイタリア語で「元に戻す」という意味で「発酵が終わり搾りかすの残るアマローネの樽に普通のワインをもう一度注ぎ、2~3週間ほど熟成させる製法」と説明がありました。二番煎じっぽいですが、手間をあまりかけず凝縮感のある渋みの少ない風味のあるワインを造ることが出来るそうです。 ワイナリー「ティナッツィ」の使用葡萄品種はルール通りの2種類で、割合は「コルヴィーナ(貴腐ぶどう化し香とコクのあるワインを造る品種)」85%と「ロンディネッラ(ヴェネト州DOCの推奨品種)」15%です。 相性料理を調べていて「アマローネ」のところで「馬肉を長時間煮込んだシチュー」と相性抜群とあって驚きました。個人的には「馬刺し」は好きで馬肉を食べる抵抗感はないのですが、フランスでワイナリーツワーに参加し時、フランス人のガイドさんと何故か「馬肉」の話になって「働き者で愛すべき馬の肉を食べるなんて!!」と随分驚かれたのが記憶に残っていて、イタリアのヴェネト州で馬肉を使った料理が郷土料理として有名なのに少なからず驚きました。 流石にシンガポールで馬肉の販売は無いので(以前和食のお店で馬刺しは出していました)ラムチョップに合わせようかなと偉業達成の日を楽しみに待っています。
2022.07.31
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「国立西洋美術館」の礎を作った松方幸次郎が「モネ」の絵画を購入するために「ジヴェルニーの森」のモネの家を訪ねた際にモネが愛飲するワイン「ナポレオン」を手土産にしたという記事を見つけました。 松方幸次郎の心遣いに飛び上がるようにして喜んだモネはコレクターには売らないと決めていた何点かの絵を快く譲ったようです。ワインだけでなく私利私欲ではない絵画を愛する心と後進のためにという思いがモネの心を動かした大きな要因とは思ってもワイン好きには嬉しいエピソードです。 ただワイン「ナポレオン」は私には馴染みがなく、ナポレオンとワインではブルゴーニュ地方の「ジュヴレ・シャンベルタン村」のワインが有名で、戦いの時はいつも持参したというエピソードが強く印象に残っています。面白いのは「弘兼憲史」著「フランスワイン入門」には実際にはナポレオンはワインを飲まなかったという説が書かれてあり、ブルゴーニュが「神に祝福されたワインの王様」と古くから呼ばれていることに縁起担ぎのように闘いの場に携えたのかなとも思います。 ネットで調べるとイタリアの高級葡萄品種「ネッビオーロ」100%で造るドナス地方の「NAPOLEON(ナポレオン)」が出て来ました。 1800年ナポレオンがイタリアに遠征した時にドナスに滞在しこの地方のワインを飲んで非常に気に入ったという史実に基づき、その200年目を祝うために2000年に造られたワインなので、これはモネが愛したワインとは時代的にも違います。そして史実の中でナポレオンがワインを飲んだと書かれていることも興味深いです。 もう一つ喜劇王「チャップリン(1889-1977)」のエピソードも「フランスワイン入門」で紹介されています。ボルドーの「シャトー・マルゴー」をこよなく愛していたチャップリンは77歳の時、ビンテージ1893年のマルゴーを飲んで「私より少し若いところが良い(チャップリン生誕4年後の葡萄)」と言ったそうです。実際に愛娘に「マルゴー」という名前を付けるほど愛していたシャトーで、こういういうエピソードを聞くと「たかがワイン、されどワイン」と嬉しくなります。 余談ですが、チャップリンの映画「モダン・タイムズ」で流れた曲「SMILE」がチャップリンの作曲と知ってからこの歌がもっと好きになりました。後に「ジョン・ターナー」と「ジェフリー・パーソンズ」によって詩が作られました。 コロナ禍に始まってロシアのウクライナ侵攻など暗いニュースの多い中、この歌を聴く機会が増えた気がします。『笑顔さ。泣いてたって仕方がない。きっと分かるさ人生まだ捨てた物じゃない。ただ笑顔でいれば』
2022.07.26
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漫画「マリアージュ 神の雫・最終章」11巻目でイタリアのパスタやピザに合わせた南アフリカ産の白ワイン「シュナン・ブラン」が登場しなかったら、多分このシュナン・ブランに興味を持つことは無かったと思います。 シュナン・ブランはフランスの「ロワール地方」の原産で、初めてシンガポールでロワール産を飲んだ時の何かあっさり過ぎる味わいにがっかりしてその後飲むことはありませんでした。漫画を読んですぐワイン・コネクションで見つけた1本が「MOOIPLAAS」で手作りのトマト味のパスタソースにあまりにマリアージュで本当に驚きました。今ではワインショップやスーパーのワインコーナーでシュナン・ブロンを見るとつい買ってしまい、お刺身のような和食よりトマトソースを使った料理に合わせています。 2021年 アルコール度数12.5% 33ドル 左は先日スーパー「Cold Storage」て見つけた「GFV((Gabb Family Vineyards)」のシェナン・ブランで、ボトルを手にした時のずしりとした重みに期待が膨らみました。合わせたのはイタリアの食材店の「ビーフ・ラザニア」で期待通りチーズやトマト味に全く負けることがなくとても良いマリアージュでした。 右の「Mooiplaas」はワインコネクションで扱っている唯一のシュナン・ブランで42ドルなので、よっぽどの晴れの日でないと買うことがありませんが、私にとっては最高の一本です。 全く余談ですが、2004年にオーストラリアのメルボルンに友人夫婦を訪ね、一緒にイタリアのワイナリー「De Bortoli」に行った時にギフトショップで「Save Water Drink Wine(水を節約してワインを飲みましょう!」というTシャツを見つけ、受け狙いで購入したものの友人にプレゼントしてしまい、写真しか残っていません。青地のちょっとお洒落なTシャツで、忘れられない一枚です。 ネットの画像から。 ふとこのTシャツはどこかで未だ売られているのだろうかとネットで調べてみると何と販売しているのです。USドルでもシンガポールドル(31ドルぐらい)でも売り値があるのでいろんな国で売られいるのだと思います。デザインも私が買ったのとほぼ同じです。メルボルンでは「砂漠化が進んでいて・・」という話を聞いて妙にこのTシャツに納得していたのですが、それからだいぶ経ってからワイン造りにはもの凄い量の水が必要だというのを知りました。勿論南アフリカでもどこでも・・。複雑な気持ちになりますが、これから益々一滴、一滴に感謝して飲まなければと・・・。
2022.07.19
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キプロス島で作られる「ハロウミチーズ」にロゼも合わせてみました。調べるとニュージーランド産のメルロー種のロゼとの相性が良いようですが、ワイン・コネクションでは見つけられなかったのでフランスのプロヴァンス地方のロゼを購入しました。5種類の葡萄品種が使われています。42% Cinsault(サンソー) 19% Carignan(カリニャン) 14% Grenache(グルナッシュ)17% Mourvedre(ムールヴェドル) 8% Syrah.(シラー)アルコール度数 13% プロモーション価格で29ドル(通常は36ドル) 左はスモークサーモンで右がハロウミフライ 熱を加えても溶けないハロウミチーズのお薦めレシピに「ハロウミフライ」があったので作ってみました。一昨日は飲み残しのサン・テミリオンの赤「Louvie」とロゼの飲み比べをしました。赤を先に飲んだせいか最初は気の抜けた味のようになってしまいましたが、じっくり飲んでいくとまずまずの相性となりました。ただハロウミフライについては揚げてしまえば中のチーズはプロセスチーズでも同じかなぁという感じでもあります。そう言えば餃子の皮でプロセスチーズを巻いて揚げた一品を以前に知り合いに作ってもらったことがあるので、ハロウミチーズでも試してみようかと思います。 昨日はハロウミチーズ、アボガド、トマト、ベイビースピナッチにオリーブオイルを絡ませただけのサラダとマグロのカルパッチョ風にロゼのみを合わせました。これは文句なく相性抜群です。ハロウミチーズは塩気が多いので塩抜きしてとレシピにありましたが、アボガドやトマトに丁度良く塩味が移りこれは絶品です。チーズの歯ごたえも何とも言えず良い感じです。 決して手ごろな値段ではないのでハロウミチーズじゃなきゃという感じもありますが、特にお家ご飯の時には「うんちく話」を添えて話題提供には良いかなぁと・・。 キプロス島 ネットの画像から。 奇麗な海です。こんな写真をテーブルにちょっと置くだけで一品料理が増えた感じになりそうです。
2022.07.14
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先週の金曜の「お家ご飯」のメインのワインはA氏持参の「カリフォルニア SummerWood ピノ・ノワール 2014」でそれに合わせるためにタスマニア産の45日熟成肉を用意しました。熟成肉は漫画「マリアージュ 神の雫・最終章 18巻」で初めて知りました。一度食べてみたいと思いお店を何軒か回りスイス人が経営する食材店の「Huber's Butchery」で見つけ、今回が3回目の購入です。 漫画の中の「夢以上の世界」では登場するシェフの言葉を借りるなら「そこらの店に並んでいる40日程度の熟成肉ではなく400日の熟成肉」で「表面は白カビのような様子、10㎏の肉から可食部分は僅か1㎏だけ」そしてそれに合わせる究極の熟成ワインはボルドーの5大シャトーの筆頭「シャトー・ラフィット・ロートシルト」で、しかも1917年です。もうこれだけで気絶してしまいそうです。 金曜に用意したのは勿論「そこらの店に並んでいる45日物」ですが香りは十分良く、もう少し焼き方が上達したらもっと満足させられたのにと思いますが、サマーウッドとの相性も良くみんなで「フムフム」という感じで頂きました。 スペインのししとう「パドロン」やA氏の好物のポテトサラダを添えて。 Bさんが持参してくれた手作りスペインオムレツ「トルティーヤ」は本場仕込みで直径20㎝ぐらいの円形のものでした。思ったより薄味で教えてもらったアリオリ(マヨネーズとニンニクのソース)とスペインのマンチェゴチーズ(羊乳)と一緒に食べると一層美味しくなりました。 ワインはチリの「Casillero del Diablo カベルネソーヴィニヨン 2019」を持って来てくれましたが、スペインの居酒屋では必須メニューのトルティーヤには赤でも白でも何でもOKなのかなというぐらい相性抜群でした。 今朝A氏から「実家の奥さんにワインはみんな美味しかったって喜んでいたよと伝えたところ、また用意するわと言っていました」と嬉しいメールがあって、こんな繋がりがお家ご飯以上に嬉しいです。次なる「一期一会」のためにワインも料理も精進・精進です!
2022.07.04
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昨年の1月にNHK「せかほし ポルトガル」の回で干したタラを缶詰にした「Bacalhau(バカリャウ」を見て一度食べてみたいなぁとずっと思っていました。ヨーロッパ系の食材店で探してみましたが結局見つけられず、それが先週末「明治屋」の「ポルトガルの缶詰・瓶詰フェア」で運良く見つけました。 番組では鈴木亮平さんがこれだけで食べるとちょっとしょっぱいと言っていて、この缶詰を紹介したゲスト出演者がセロリを混ぜて炒めるという簡単レシピを紹介して、鈴木亮平さんの「これ美味しい!」の声も記憶に残っています。 早速バカリャウを使った料理と相性の良いワインを調べると、料理は7品ほど出て来てどれも簡単です。今晩試してみようと思っているのは茹でたジャガイモ、ゆで卵にバカリャウを加えるだけで料理の名前は「バカリャウ・ア・ゴメシュ・デ・サ」でこれだけで何だか気分はポルトガルです。 相性の良いワインは一押しが「緑のワイン ヴィーニョ・ヴェルデ」とあったので「ワイン・コネクション」に探しに行きました。 箱を開けると全くシンプルな缶が出て来てこれも新鮮! 昨日はオランダ人スタッフのジャンさんがお店に出ていて、バカリャウに合わせたいと話すと「これを試して欲しい」と言われたのが正にポルトガルの白「Casal Mendes Vinho Verde(ヴィーニョ・ヴェルデ)」でした。ラベルの裏にはアルコ―ル度数10%とあり、12%以下の物は私には甘口という分類なので、迷っていると「本当に美味しいから!」と強く薦められて購入です。 家に帰って更に調べるとポルトガル語でヴィーニョは「ワイン」、ヴェルデは「緑やフレッシュ」という意味で、完熟前の葡萄(緑の葡萄)を使って作られるため「緑のワイン」と呼ばれ、微発砲でちょっと甘口、キンキンの9度に冷やして飲むのがベストのようです。葡萄品種はCasal mendesは「ペデルナン」と「アサル・ブランコ」で私には初めて聞く品種です。 プロモーション(値引き)になっていないワインなのでジャンさんが気を利かせて「15%引きにしてあげるよ」と言ってくれて26ドルを22ドルで購入です(涙)余りに嬉しそうな顔をしたせいか「毎回は出来ないよ~」としっかり釘も刺されました(汗) 明治屋の「ボルトガルフェア」 バカリャウは120gで12ドルぐらいなので缶詰としては高級品です。もう一つ「ツナのオリーブオイル漬け」も買ってみました。こちらは7ドルぐらいでバカリャウより手頃な値段です。「せかほし」で紹介していたバカリャウの缶は絵柄がとても可愛くてそれにも惹かれたのですが、果たして絵柄が全くないバカリャウの味は・・・?。今晩が楽しみです。
2022.06.27
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春を告げるドイツ産の「ホワイトアスパラガス」を2回家で茹でて食べて、日本で春を告げる野菜はと考えているうちに「筍」が何だか食べたくなりました。 筍(土佐煮のようにあっさりした味付けの一品)に合うワインを調べてみると、最初に甲州の白「シュール・リー」がヒットして以前に何本か纏めて勝沼の「新田商店」さんにシンガポールに送ってもらったことを思い出しました。他にはロゼも合うとあったので、スーパーのワインコーナーでプロモーション(32ドル)になっていたオーストラリアのロゼを購入しました。 バロッサ地方の「PEPPERJACK Grenache(グルナッシュ100%)Rose」2021 度数12.5% 裏のラベルにナイフの絵柄があってジャック繋がり?と思って調べてみるとジャック(船員さん)が持つ万能ナイフでした。もしかして「万能ワイン」かなぁと・・。 筍と一口に言っても調べると知名度の高い「孟宗竹」からお刺身で食べられる「寒山竹・旬は7月と8月」と数種類くらい出て来ますが、シンガポールではスーパーにあるのは「筍の水煮」だけでした。 簡単に筑前煮のような物を作り(日本産の里いもは売り切れでした)あまり期待せずに食べたのですが、筍が本当に美味しくて我ながら驚きました。果たしてこのロゼとの相性はというと・・ちょっと残念だったのはイチゴのようなアロマがあると説明にあり、そのせいか相性があまり良いとは言えませんでした。今日は筍を天ぷらにして(横にイチゴを添えて?)再挑戦を考えています。 そして以前にマレーシアに出張の際に馴染みのお店(オーナーシェフは日本人)で旬の筍に合わせて飲みたいと持ち込んだ甲州ワインの事を思い出しました。 写真の日付を見るともう10年前で持ち込んだワインはシャトー・メルシャンの「きいろ香」でした。そして写真を改めてよく見ると茹でたホワイトアスパラガスがテーブルにあります。細さから日本産だと思うのですが、結構満喫していたなぁと懐かしくなりました。勿論コロナ禍のような時代がやって来るなんて想像すら出来ない時でした。 因みにドイツ産のホワイトアスパラガスは今年はレストランで食べる機会を逃しましたが、スープ、前菜、メイン料理、そしてデザートにも使われている「アスパラづくし」には本当に驚きました。来年は何人か集まって堪能したいものです。ドイツと言えば10月の「オクトーバーフェスト」も要チェックです。
2022.06.17
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4月下旬に3年振りに日本に帰省したA氏から「そろそろシンガポールに戻ります。我が家に2014年のSummerwood(サマー・ウッド)のワインがあったのでお土産に持ち帰ります。何人か集まって飲みましょう!」と嬉しいメールが一昨日届き、今朝シンガポールに戻ってからワインの写真を送ってくれました。 「カリフォルニア サマーウッド ピノ・ノワール」2014年 アルコール度数 12%以上13%未満 こういう心遣いがとても嬉しいです。サマーウッドは初めて聞くので調べてみると、カリフォルニアの銘醸地「モントレー」とサンタ・バーバラの間にある「Paso Robles(パソ・ロブレス)」にあるワイナリーでした。先月からちょっとカリフォルニアワインづいています。先日ブログにワインの映画「Sideways」について書きましたが、その映画の舞台になったサンタ・バーバラからもすぐ近くです。北のナパ・ヴァレーからソノマ(途中で出来れば大リーグ観戦)、モントレ―からサンタ・バーバラへ葡萄畑を見ながら途中気になったワイナリーで試飲なんてことが出来たら「人生この上なく最高!」だろうなぁと夢想して・・・。 ボトル裏のラベルに輸入者がEH酒造、住所が長野県安曇野市とあり、A氏のご実家が長野県なので納得です。ご近所に銘酒「真澄」の酒蔵があることもA氏のご自慢で以前に真澄の酒粕をお土産に頂きました。 帰省から戻ったら是非「お家ご飯」をとリクエストがあったので、このピノ・ノワールに合わせて何を作ろうかと今から楽しみです。ピノ・ノワールだとどうしても牛肉とまず考え、またオーストラリアの熟成肉かなと思いますがネットで調べると「鴨のロースト」も相性が良いようです。鴨はシンガポールでは人気の一品でホーカーやフードコートでローストした鴨が店先に吊り下げられているのはお馴染みの光景です。でも「お家ごはん」なのでやっぱり手作りの物がベストですが、流石に鴨のローストを自作というのは難しそうです。牛肉か鴨か・・・これを考えるのもちょっと楽しそうです。
2022.06.11
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5月25日のアメリカの「ワインデー」に因んで「ワイン・コネクション」で2本で99ドルのプロモーションになっていた1本「Castle Rock Napa Valley Reserve Cabernet Sauvignon 2017年」を昨日開けました。楽天ショップ価格は4,928円で私にはちょっと高級ワインなので、出来ればもう少しセラーで寝かせてと思うのですが、待ち切れませんでした。・ アルコール度数 14.5% ボトルの裏のラベルに相性料理としてビーフ、ラム、Venison(鹿肉)と全てのチーズに合うとあるので、最近定番にしている「簡単&節約 牛筋のワイン&トマトソース煮」を作りました。たっぷり目の玉ねぎ、人参、トマトと牛筋を飲み残しの赤ワインと缶のトマトソース(パスタソースでも何でも可)でコトコトと1時間ほど煮込むだけで私には十分な「牛肉の赤ワイン煮」の味わいです。 14.5%のFull Bodied(フルボディ)なのでデキャンタージュをした方がいいのかなと思いながら、グラスに注ぐと深いガーネット色で一口飲むと熟したフルーツ(ブラックベリーやチェリー等)の凝縮した味わいと若干の甘味もあり思わず「ジャミー!」という言葉が浮かびました。渋みをほとんど感じなかったのが意外なぐらいです。デキャンタージュせずにそのまま料理と一緒に飲みましたが、何か料理に物足りない感じがありました(牛筋ではなくステーキとかの方が良かったのかなと・・) 今日はラムチョップを焼いて残りのワインを飲んでみようかと思っています。牛筋の赤ワイン煮も残っているので味比較です。出来ればチーズはフランスの懐が深い(どんなワインにも合うという意味で)「ブリー・ド・モー」を試してみたいなぁと思っています。 余談ですが、鹿肉とあってマレーシアの中華料理店で食べた鹿肉の一品を思い出しました。日本でもシンガポールでもあまり鹿肉は食べた記憶がなく、どんな味わいなのだろうと思いましたが肉は柔らかく中華の濃い目の味付けでしたがかなり満足度の高い一品でした。このナパとの相性はかなりいいかなぁと思いながら、コロナ禍でもうマレーシアも3年ほど行っていません・・・。
2022.06.08
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5月25日がアメリカの「ワインデー」でそれに因んで「ワイン・コネクション」でカリフォルニアのナパとソノマ地区のワイン2本セットで99ドルのプロモーションが’28日まであり、ちょっと迷いましたが結局購入しました。 左が「CASTLE ROCK RESERVE Cabernet Sauvignon Napa Valley 2017年」で右が「CASTLE ROCK RESERVE Pinot Noir Sonoma Russian River 2020年」です。ピノ・ノワールはスクリューキャップで、何となくこちらから開けようと思いました。 裏のラベルにはラム肉やサーモンとの相性が良いとありますが、以前にボルドー左岸のSaint-Estephe(サン・テステフ)」に合わせた「熟成肉」を試したくなって、スイス人が経営する食材店「Huber's Butchery」で買って来ました。45日熟成 200gで26.80ドル。一緒に初めてドイツ産のバターが安かったので購入。250gで4.5ドル 今回のはオーストラリアのタスマニア産でラベルには「Mature Beef 45 Days Dry Aged」とあります。お店で出している熟成肉は40日ぐらいが一般的なようです。因みに前回はオーストラリア産和牛の「Denver Cut Chuck(首の部分) Steak 21 Days Dry Aged 」で150g 15.60ドルでした。熟成日数が少ない分ちょっと手頃な感じです。 熟成肉の付け合わせには北海道産のメークインを茹でてその上に青かびチーズ「ロックフォール(羊乳)」をのせました。フランス産のピノ・ノワールに比べ何だかあっさりした味わいという感じですが、熟成肉も含めて相性はかなり満足度が高かったです。ただいつも思うのはステーキをもうちょっと上手に焼く事が出来たら、極上マリアージュだろうなぁと・・・。 熟成肉について漫画「マリアージュ神の雫・最終章 18巻目」の中の説明です。「雌牛は5頭ぐらい子供を産むと脂が入りにくくなり赤味がちになるんです。これは廃用牛と呼ばれてミンチにするくらいしかなかったんですが、実はこういった脂身の少ない牛肉こそが熟成に向いていたりするんです。そして熟成を重ねると肉の中の分解酵素プロテアーゼがタンパク質を分解してアミノ酸やペプチドなどを作ってくれる。これが熟成肉の旨味になるわけです。」漫画の中では熟成肉には一押しがボルドー右岸の「ポメロール」だったので、次回はポメロールに近いお手頃ワインを探して試そうと思っています。
2022.05.31
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ほぼ毎日「ワイン・コネクション」からニューズ・レターが届きますが、昨日のレターに「USA Wine Day」と大きく見出しがあり、年に一度この日は大々的にアメリカワインの品質の高さを宣伝する日のようで、この日に合わせてカリフォルニアのナパバレーとソノマ地区の2本セットが99ドル(最近の円安で9千円ぐらい)のプロモーションのお知らせです。酒税の高いシンガポールでは魅力的な値段です。 ①CASTLE ROCK RESERVE Cabernet Sauvignon Napa Valley ②CASTLE ROCK RESERVE Pinot Noir Sonoma Russian River①のカベルネソーヴィニヨンを楽天市場で調べるとヴィンテージ2017年が4,928円でした。②のピノ・ノワールがヒットせず日本での値段が分かりませんが、ナパ・バレーからちょっと北西地区にあるアメリカワイン発祥地の「ソノマ地区」であれば品質に間違いないはずです。 因みにCASTLE ROCKを調べると、自社畑や醸造設備を持たず優れた畑や高い醸造技術を持つワイナリー等と契約してワイン造りをしているそうです。 私にとって「ナパ・バレー」のワインは思い出深く、日本でワインを飲み始めた頃にアメリカに出張した方からお土産にカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのミックス(多分)を頂き、友達との「お家ご飯」の時に開けました。最初は渋みが結構あり飲みずらいという感じが徐々に酸化によって味が劇的に円やかになり友達とほぼ同時に「美味しい!」と声を上げました。この時にワインに嵌ったのかなぁと今も思っています。 来星してからカリフォルニアに定期的に出張していた方にお願いして何回かナパ・バレーやソノマのワインを買って来てもらった良い思い出もあります。「Rodney Storng 」カベルネソーヴィニヨン Sonoma County 2011年「Joseph Phelps 」カベルネ・ソーヴィニヨン Napa Valey 2007年 値段が分かっているのがこの1本だけで、US49.99ドルは結構な高級ワインですが、やはりあの日本でのような劇的な経験はありませんでした・・。 ワインコネクションのレターではヴィンテージが分からないので、実際にお店に行ってヴィンテージを確認してスタッフの説明も聞いて買うかどうか決めようと思いながら、やっぱり買ってしまうんだろうなぁと思います。,
2022.05.24
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先月スペインレストラン「Binomio」で初めて食べた「Padron(スペインししとう)」にはちょっと嵌ってしまいそうです。検索して調べると日本の枝豆的存在でスペインではビールのおつまみには欠かせない一品だそうです。 ドイツのホワイトアスパラガスを買いに行ったスイス人が経営する食材店「Huber's Butchery」で見つけて早速購入しました。 定番通りに最初にビールに合わせてと思い、シンガポールの地ビール「タイガービール」を用意しました。世界的な知名度は低いですが、年中蒸し暑いシンガポールにはぴったりの喉越し爽やかなビールです。グラスもタイガービール社製ですが、実はグラス等は市販していないためマレーシア出張時にお店の人と交渉して手に入れた私としては貴重品です。 本当にさっと焼いて塩をかけただけですが、ししとうと言っても辛みはあまりなく逆にほんのり甘いくらいで評判通りです。 そしてやっぱりこのパドロンに合わせて飲みたいワインはスペインの白と思って思い出したのが、昨年飲んだ「Vol d' Anima de Raimat(アニマ・デ・ライアット)」です。スーパーのワインコーナーで赤、ロゼ、白と3種類とも4ドルほど値引きになっていて買ったのですが、私は白が一番美味しいと思いました。その時は熊本県天草産の「柚子〆鯛」と茅乃舎出汁を贅沢に使った手作りの「五目ひじき」に合わせましたが、特に柚子の味と香りがしっかり鯛に沁み込んだ柚子〆鯛との相性はかなり良かったです。 調べると葡萄品種はChardonnay(シャルドネ)とXarel-Lo(チャレッロ)でこのチャレッロはスペインを代表するスパークリングの「カヴァ」に使われる葡萄でした。糖度に富み豊かなボディにするこの葡萄のお陰で白には珍しいアルコール度数13度なのかなぁと思いました。2019年 アルコール度数13度 個性的なラベルのデザインにも惹かれて買ったのですが、再度調べてみるとこのワインを造るカタルーニャ州にあるライマット(Raimat)城が1935年に建築家のラファエル・マソによって修復され、その壁の模様に因んでいるということでした。1つ1つのタイル柄のデザインをじっくり鑑賞したくなります。 明日の久々の「お家ご飯」のためにまたホワイトアスパラとパドロンを買いに行く予定ですが、パドロンに合わせてスペインのスパークリング「CAVA(カヴァ)」もいいかなとちょっと考えています。
2022.05.13
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先週の日曜に買ってすぐ新鮮なホワイトアスパラガスをと思っていたのにドイツワイン探しをしているうちに1週間が経ってしまいました。 Himmelreich Selbach (ヒンメルライヒ ゼルバッハ」 29.8ドル(通常価格は38ドル) 「ワイン・コネクション」でドイツワインは3種類あって、そのうちの一本がプロモーション(値引き)になっていたのと、ラベルに「Riesling Kabinet(リースリング カビネット)」と表示があり探していたのがリースリングだったので「カビネット」の意味が分からないままこの一本を選びました。後でカビネットを調べると「100mlの果汁の中にどの程度の糖度が含まれているか」という「エクスレ度」の割合だそうでカビネットは一番低く67-82で最高の物で154となっていました。 以前にドイツレストランで何回か食べた「ホワイトアスパラガス」は切らずに一本のまま茹でて出されていたので、そうしようと思ったのですが我が家にある鍋には収まりませんでした(汗) ドイツ繋がりでソーセージも焼き、ワインを一口飲むと甘味が口の中に広がってちょっと残念な感じです。ボトルの裏のアルコール度数を見ると10.5%で甘さに納得です。これも後で調べるとドイツモーゼル地方で造られるリースリングは度数は9度以上の甘口が定番のようです。「何でも勉強です。。」 肝心のアスパラはまずソースも何も付けないで食べてみると、アスパラってこんなに甘味があったのかと思うほどの美味しさでワインとの相性もまずまずです。その後オリーブオイルと塩をかけたり、マヨネーズをベースにしたソースを付けましたが、初回としては合格点だったと思うので、今週土曜の「お家ご飯」の時に「自慢の一品」として出そうと思っています。 ネットでドイツのホワイトアスパラガスの画像を検索するとドイツワインと一緒の一枚を見つけました。左が葡萄品種「シルヴァーナー」でシンガポールでは見つけるのは難しいと思いますが、出来ればこの一本と合わせてみたいです。 もう一枚のネットからの写真です。こんな風に切らずに一本のままでお皿に乗せたかったのですが・・。ドイツレストランで出された一品はソースがもっとシンプルな感じで緑の香草もかけていなかったと思います。真っ白で繊細な感じの逸品に目を見張ったのが今でも良い思い出です。
2022.05.08
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以前「MAGMA」というドイツレストンがシンガポールにありました。レストランのオーナーは西ドイツ生まれ、奥さんは東ドイツ生まれで「もしベルリンの壁の崩壊が無かったら私たちの結婚は無かったはず」の言葉が今でも印象に残っています。ご主人がドイツに一時帰国中に交通事故に遭い常連客から惜しまれながらレストランを閉めたのはもう10年ぐらい前のことですが、今でも時々レストランで食べた美味しいドイツ料理とワインの事を思い出します。 MAGMAで初めて食べたドイツの「ホワイトアスパラガス」とそれに合わせたドイツワインは今でもしっかりと記憶に残っています。ドイツの旬の時期(4月中旬から6月下旬まで)限定の一品で茹でただけのアスパラガスにあっさりとしたソースが添えられ、その一品のお薦めのワインはポルトガルのマテウスのような形のボトルのドイツフランケン地域の白ワイン(葡萄の品種はシルヴァーナー)でした。 シルヴァーナーは酸味が少なく軽やかなワインを造る葡萄ですが、フランケン地域では最高の辛口となりアスパラガスとの相性は私には完璧でした。 レストランが閉店してからドイツ産のホワイトアスパラガスを食べることもなくなっていましたが、コロナ禍になって通うようになったスイス人が経営する肉屋&食材店「Huber's Butchery」で売っているのではとふと思い、先週の土曜に行ってきました。 綺麗にディスプレイされています。 100gで5.2ドル(4~5百円ぐらい) 野菜コーナーに行くとちょうど箱詰めのドイツ産ホワイトアスパラガスをスタッフが並べているところで、スペイン産の「Padron(ししとう)」とオーストラリア産のじゃがいも(土がたくさん付いていて美味しそうだったので)と一緒に購入しました。 ワインコーナーに移動してドイツワインを物色しているとボトルの形がシルヴァーナーと同じワインを発見!(写真左)フランケン地域ですが葡萄品種は「Riesling(リースリング)」でした。ホワイトアスパラガスには香が強くない白がお薦めらしいので、リースリングも良いと思ったのですが55ドルは予算オーバーです。右の写真の「Chardonnay(シャルドネ)」に至っては90ドル台から120ドル台でドイツワインが「高値の華」状態です。MAGMAで40ドルから60ドルぐらいで美味しいブルゴーニュ産にも負けないドイツワインが購入出来た時のことを考えると夢のようです。輸入量に関係しているのかとも思いますが、シンガポールは明日まで3連休なので、その間にホワイトアスパラガスに添える手作りソースを考えながら、お手頃で相性ぴったりのワイン探しをするつもりです。
2022.05.02
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ブルーチーズに相性が良いワインはボルドーの「ソーテルヌ」に代表される極甘口の貴腐ワインやポートワインが定番と言われますが「マリアージュ 神の雫・最終章」のブルーチーズ対決では神咲雫も遠峰一青もどちらも辛口のワインを合わせています。雫:「Fourme d' Ambert(フルム・ダンベール)」フランス 牛乳 クリーミーでナッツのような甘み これに合わせたワインが「Domaine Dela Janasse 2013 Cotes du Rhone (コート・デュ・ローヌ) 」の辛口ロゼ(グルナッシュ50%、シラー30%等)です。一青:「Roquefort(ロックフォール)」フランス 羊乳 ピリッと鋭い塩辛さと羊乳独特のコクと甘味 これに合わせたワインが「Chateau Cosd'Estournel Saint-Estephe(サンテステフ)」 2001年 ボルドー左岸、渋みのあるカベルネソーヴィニヨン多用の赤です。 サンテステフのワインはシンガポールでは60ドル台以上なので、ロックフォール(ブルーチーズ全般にも)に合うワインを「ワインコネクション」のスタッフに勧めてもらい、即答で2本薦めてくれたうちの1本です。 ボルドー右岸「Chateau du Bois Chantant(シャトー・デユ・ボワ・シャンタン)」2018年 14.5% 26.90ドル(2200円ぐらい)でサンテステフに比べるとかなり手頃です。フルボディながらメルロー種86%(ブチ・ヴェルド6%、カベルネ・フラン5%、カベルネ・ソーヴィニョン3%)らしい滑らかで飲みやすいワインでロックフォールとの相性は私には抜群でした。 このワインを検索してみると、何とヴィンテージ2018年は「パリ農業コンクール 2020年の金賞受賞」でした。美味しいはずです。相性料理は牛肉のタルタル、ウサギのロースト、そしてブルーチーズの盛り合わせとしっかり書かれていました。 そして最近食べたスイス産のブルーチーズ「ブルーシャトー」が今まで食べたブルーチーズの中でも一番マイルドで塩味も抑えられているので白ワインに合わせてみようと思い、ちょっと贅沢にオーストリア産の白を選んでみました。 2018年 アルコール度数 12.5% 42ドル(3500円くらい) 葡萄品種は「Gruner Veltiliner(グリュナー・ヴェルトリーナー)」でフルーテイーながらかなり辛口、そしてたっぷりのミネラル感でオーストリア産のワインってこんなに美味しかったんだと目から鱗でブルーシャトーとは私には完璧なマリアージュでした。 「ワインの美味しさは値段に比例する」本当にその通りだと思うのですが、庶民としては少しでも手頃なワインで料理とのマリアージュを楽しみたいものです。
2022.04.24
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昨日は予定通りスペインレストラン「Binomio」で楽しみにしていたメイン料理のイカ墨パエリアにポルトガルワインを合わせました。相性はまずまずという感じでしたが、同席のAさんが学生時代に一ヶ月スペインに留学していたということが分かり本場のスペイン料理の話でも盛り上がりました。 私の好きなスペインオムレツ「トルティージャ」は家庭料理の定番中の定番で「お家ご飯」に招待された時は必ず食卓にのる1品でAさんは留学中に作り方を教わり「自分で作りますよ」ということで今度お招きを受けることになりました。 「パトロン」 「Terras Do Dao Cabriz」葡萄品種「トゥーリガ・ナショナル」 そしてAさんのお薦めがスペインのししとうと言われている「Padron(パドロン)」という野菜でした。ししとうと言ってもピーマンのような大きさでから揚げして塩味を付けてちょっとスパイスのような物がかかっていましたが、シンプルで程よい苦みのある絶品でポルトガルの赤にはこちらの方がマリアージュという感じでした。日本のビールには枝豆のようにスペインのビールにはパドロンがお決まりの一品だそうです。 イベリコハムやマンチェゴチーズには「ガリシアの女王」の異名を持つ白ワインの葡萄品種「Albarino(アルバリーニョ)」100%を選びました。3人でも完食出来なかった(残りはお持ち帰りで)イカ墨パエリアはポルトガルの赤と最後に注文したスペインのスパークリング「CAVA」で頂きましたが、締めのスパークリングで気持ちもすっきりでした。 気になっていたトルティージャに付いているディップについては聞く余裕もないほどお店は満席状態でスタッフももの凄く忙しそうだったので次回に持ち越しです。というかスペイン通のAさんだったら食べて中には何々が入っている!と即答だったかもと今気が付きました(汗)
2022.04.22
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明日スペインレストラン「Binomio」へ行くので自分のブログに書いたスペインワインを読み返していたら、昨年の4月の日記にBinomioの料理に合わせて書いていたので修正してアップします。 中央がポルトガルの赤「ALIANCA」 「Heclua(ヘクラ)」葡萄品種 モナストレル 先日買った4本で99ドル(1本が2千円台弱です)のワイン(スペイン赤2本、白1本、ポルトガル1本)のうちスペイン赤の「ヘクラ」はラベルのデザインがユニークで一番最初に開けました。アルコール度数14.5%のフル・ボディで鳥レバーを使ったレバニラに合わせました(相性はまずまず・・) 2本目に開けたのが、左の写真の右にある「Rioja(リオハ)」の「Faustino Rivero Ulecia(ファウスティーノ・リヴェロ・ウレシア」です。裏のラベルに葡萄品種は「Garnacha(ガルナチャ/フランスではグルナッシュ)とTempranillo(テンプラニーリョ)」相性料理は肉とチーズとだけ書かれています。アルコール度数は13.5%です。 このワインのためにスペインレストラン「Binomio(ビノミオ)」のサイトでお持ち帰りのための料理を注文しました。 1. Spanish Potato &Onion Omelette(ジャガイモと玉ねぎのオムレツですがトルティージャと呼ばれています) 2. Bar Grilled Chorizo(グリルしたチョリゾ) 合わせて1600円くらいです。 本当はスペイン名産のイベリコハムを買いたかったのですが、私には高価だったので名前だけは聞いたことがある「チョリゾ(豚肉をみじん切りにして腸詰し自然乾燥したもの)」にしました。 料理は30秒ほどレンジで温め別のお皿に載せてからワインを一口飲むと2種類の葡萄の程よい融合で香りは繊細でフルーティな味わい、そして飲んだ後にガツンとくるような力強さもあり1本目の14.5%よりパワフルな感じです。 チョリゾは一口食べると私にはかなり塩気が強いのですが、ワインを飲むとその塩気が飛んでいくようで流石にスペイン繋がりで相性は抜群です。後でチョリゾを調べるとラテン語で「しょっぱい」が語源でした。 トルティージャは添えられているディップを付けずに食べてもコクのある味わいのオムレツですが、酸味のあるディップを付けて食べるとオムレツが2倍美味しくなり、ワインとの相性もかなり良くなります。果たしてこのディップには何種類のものが使われているのか? 一緒に食事をしていて「これは中に何々が入っている」と即答できる人は本当に羨ましい味覚の持ち主だと思います。私はどうも味覚音痴(単に食材の知識が少ないのかもしれません)で、この魔法のようなディップについては次回レストランで食べた時に聞いてみようと思っています。 これは明日忘れずに確認予定です!先日NHでスペインでトルティージャが作られるようになったのは戦争の時栄養補給のためと説明がありました。私自身は原田マハ著「暗幕のゲルニカ」の中でこの料理が何度も出て来て、一度本場の物を食べてみたいと思ったのがこのレストランに行くきっかけとなりました。果たして明日はこのトルティージャにどんなワインを合わせるのかも楽しみです。
2022.04.20
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明後日、久々にスペインレストラン「Binomio」で外食することになり前から一度試したいと思っていた「イカ墨パエリア」に合わせて持ち込むためのポルトガルワインをまずネットで調べてみました。 ヒットしたのはポルトガル中部の「Terras Do Dao(テラス・ド・ダオン)」の赤「Mariposa Tinta Dao 2014」で葡萄は「Tinta Roriz(ティンタ・ロリス)」主体で「Touriga Nacional(トゥーリガ・ナショナル)」で色付けと説明があります。ティンタ・ロリスはスペインの「テンプラニーリョ」のポルトガルでの呼び方で、この2つの葡萄がイカ墨の旨みとあさりや帆立の出汁と合うそうです。 「ワイン・コネクション」ではプロモーションになっている1本だけポルトガルワインがありました。同じテラス・ド・ダオンで何と19.8ドルなので千円台のワインです。 「Cabriz(カブリス) アルコール度数12.5% ボトルの裏のラベルには葡萄品種が書かれていないのでネットで調べるとカブリスはトゥーリガ・ナショナル100%のようです。この品種は収穫量が少ないため農家にはあまり喜ばれないようですが、タンニンが多く力強く熟成により香り高いワインを造るそうです。果たしてイカ墨パエリアとの相性は?レストランでは1本ワインを注文すると一本持ち込み可のシステムです。スペインの白の後に飲みたいと・・。 そしてボトルの裏のラベルを見ると下の方に日本語でも「亜硫酸が含まれています」とあってまず日本語に驚きました。ワインの香味を保つために古代エジプトやローマで数千年前から使われていたようですが、元々は樽の消毒用というのも驚きです。今まであまり気にしていなかったけれど酸化防止剤を使ったワインを飲むことによって起こるらしい頭痛(翌日の頭痛はいつも飲み過ぎと思ってました)が実際に起こるのかも興味津々です。勿論明後日一緒に食事する2人には事前にお知らせします。と言っても普通に気が付いていないだけで酸化防止剤を使用したワインはたくさん飲んでいると思うし、酸化防止剤の話で大いに盛り上がることを期待します。 ポルトガルワインと言えば、漫画「マリアージュ 神の雫 最終章」18巻の後ろ4ページに「コンビニ飯と安旨ワイン」にお薦めの一品とワインのコーナーがあって、その中の「イワシのかば焼き缶詰にポルトガルワインを合わせてみて」を昨年試しました。イワシのかば焼きは味付け海苔をちょっと巻いて(ゴージャス感が出るとアドバイスも書かれていたので)、それとポルトガル名物「タコライス」のために蒸しダコを購入し簡単にトマトソースと赤ワイン、玉ねぎ、にんにく等を入れた一品を作りました。ポルトガルっぽい海の景色の写真を見ながらだと一層気分はスペインを飛び越えてポルトガルという感じでした! 「Douro」地区の「ALTANO」
2022.04.19
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先月のアリアンセ・フランセーズ主催の「チーズ・ワークショップ」でお土産にもらった2種類のチーズ、スイス産のブルーチーズ(ブルーシャトー)とフランスロワール産の山羊のチーズも残り僅かとなり、ブルーシャトーに合わせてスイス近郊のワインが飲みたくなって「ワイン・コネクション」に探しに行きました。 ブルーチーズに相性が良いワインはボルドーの「ソーテルヌ」に代表される極甘口の貴腐ワインが定番ですが、甘口がちょっと苦手なのとスイス産の「ブルーシャトー」が今まで食べたブルーチーズの中でも一番マイルドで塩味も抑えられているので試したことがないワイン(葡萄)に合わせてみたいなぁと。 2018年 アルコール度数 12.5% 42ドル(3500円くらい) オーストリアで生産されるワインは8割が国内消費用で海外への輸出は少ないため、スーパーのワインコーナーで見ることはあまりありません。全体の9割を生産する二大産地は「Niederosterreich(ニーダーエスタライヒ)」と「Burgnland(ブルゲンラント)」で「SAND 1」はオーストリアの北東部、チェコとスロバキアの国境沿いにある「Nieder~」で生産されています。 「ワイン・コネクション」でもこの一種類しかありませんでした。葡萄品種は「Gruner Veltiliner(グリュナー・ヴェルトリーナー)」でフルーテイーながらかなり辛口、そしてたっぷりのミネラル感があるようです。「山羊のチーズ」の方が合うかなとか想像するのも楽しみの一つです。 相性料理を調べると白身魚のお寿司で何と「タコ焼き」にも合うようです。熱々のタコ焼きの上にブルーチーズをのせてと考えるとかなりテンションが上がります。タコ焼きはシンガポールでも数店出店しているので今日は一番美味しいタコ焼きと白身のお刺身を探しに行くつもりです。
2022.04.10
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葡萄品種「グルナッシュ」「シラー」「サンソー」「ムールヴェ―ドル」度数12.5% ワインコネクションで先月のプロモーション(値引き)の一本「Marius Peyol Cotes de Provence Rose(マリウス・ペイヨル コート・ドゥ・プロヴァンス ロゼ」2020年 です。特にキャップのデザインが春らしい花柄でこれに特に魅かれて買いました(29ドル/2500円くらい) フランスの三大ロゼワインの1つ「Provence Rose(プロヴァンス・ロゼ)」は南フランスのプロヴァンス地方で造られる辛口のワインで、バカンスの時に特に中華に合わせて飲むのが人気と何かで読んでから、中華や和食に合わせてプロヴァンス・ロゼを飲むようになりました。 でもやはり南フランスのワインであれば、同じくプロヴァンス地方「ニース」の野菜煮込み料理「Ratatouille(ラタトゥイユ)」に合わせるのが最高のマリアージュのはずです。 この料理の名前は2007年公開のディズニー映画「レミーのおいしいレストラン」の原題が「ラタトゥイユ」だったことで初めて知りました。 映画は今は亡き天才シェフ「グストー」に憧れたレミー(ネズミ)がやって来たパリのレストランで、母の遺言に従ってこのレストランで働く見習いシェフ「リングイニ」と2人でパリ一番のシェフを目指す奮闘物語です。 レストランの名前は「グストー」なので天才シェフが開いたお店で「リングイニ」は実はそのシェフ兼オーナーの息子であったという設定です。 2人の共同作業による料理が徐々に評判になる中、以前「グストー」の料理を酷評した批評家の「イーゴ」がレストランに訪れます。そして彼に出した料理が「ラタトゥイユ」です。フランスではありふれた家庭料理ですが旬の食材を使い心を込めて作った料理を一口食べたイーゴの脳裏に自身の子供時代の記憶が瞬時に蘇り、評論姿勢を反省したイーゴはレストラン「グストー」を絶賛する評論を発表しハッピーエンドとなります。 そして漫画「マリアージュ 神の雫 最終章」の6巻目で「ラタトゥイユ」の本格的な作り方を紹介しています。 ①ニンニクをつぶしてオリーブオイルで炒める(つぶすのが重要) ②玉ねぎのみじん切りを弱火でパチパチ音がするように炒める ③芯をくり抜いてざく切りにしたトマトを加える ④そして別のフライパンでズッキーニ、茄子、パプリカの順で炒める(一つずつ炒めるのが重要) ①~④を混ぜて煮込んで出来上がりです。 そして漫画の中でラタトゥイユに合わせたプロヴァンス・ロゼは「シャトー・ド・ロムラード・キュヴェ・マリー・クリスティ―ヌ」2013年でした。楽天市場で調べてみると2千円くらいです。 ①~④の手順だけと思っても「本当にそれ風に作れるかなぁ・・」と思ったままなので、これは近々に是非挑戦してみようと思っています。
2022.04.02
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今月17日に福岡県産の養殖「唐泊恵比須牡蠣」がシンガポールへ初出荷となり、早速「フィッシュさくらやマーケット」で久々の生牡蠣を日本酒と堪能して来ました。生牡蠣にはちょっとだけ酢醤油がかけられもみじおろしが添えられていました。 殻付きであればお持ち帰りも出来るということなので3個(10ドル)をワインと合わせるためにお持ち帰りしました。暑い国なので細心の注意で氷を多めに詰めてもらい家に帰ってすぐ冷蔵庫に入れました。 漫画「神の雫」のお薦め「生牡蠣にはルイ・ジャドのシャブリ」を今度こそと思い、スーパーのワインコーナーに行ったら何と値上げで66ドル(5千円台)になっていました。予算を大きく超えています。 「プイィ・ヒュメ」に代表されるロワール産の白ワインに使われる葡萄「ソーヴィニヨン・ブラン」の説明に「酸の強さによる牡蠣の殻のような風味」というのがあったのを思い出しロワール産の白ワインを「ワインコネクション」に探しに行ったところ、「Sancerre(サンセール)地区」のワインがプロモーション(値引き)になっていて39ドル(3千円台)だったのとスタッフが生牡蠣にはシャブリよりもロワール産!という言葉を信じて早速購入しました。「Sancerre(サンセール)」2020年 アルコール度数12.5%右下がロワール産の山羊のチーズ 牡蠣の殻を開けるのは初めてで苦労しました。調味料は何も使わずレモンをかけただけで私にはこの方が牡蠣の新鮮さを感じました。ワインは一口飲むと酸味より甘味を若干感じましたが、これが生牡蠣と合わせると絶妙なマリアージュとなりました。チーズは先週参加した「チーズワークショップ」から持ち帰った物もあり、ブリー・ド・モー、ロックフォール、スイス産ブルーチース等贅沢に5種類を試しましたが、やはり同じロワール産の山羊のチーズとの相性は抜群でした。 他の一品は豆腐、水菜、きのこ、タラの水炊き(ポン酢)にしましたが、これもなかなかの相性でした。次回牡蠣のお持ち帰りの時はお店でしっかり殻の開け方を教えてもらおうと思いました(汗)
2022.03.27
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今月17日に福岡県産の殻付き牡蠣を、シンガポールへ初めて輸出し18日から27日まで小売店で販売するいうニュースを見て「明治屋」や「ドンキ」に何回か行ってみましたが結局見つけられませんでした。もう一店「フィッシュさくらやマーケット」で販売かと思い電話をかけてみると確かに販売していますが、島内に4店舗展開しているうち牡蠣の販売は西の方にある一店舗のみということでした。 「フィッシュ~」はシンガポールのレストランに魚介類を卸したり店内で飲食も出来るローカルにも大人気のお店ですが、難はちょっと不便な場所にあることです。 運良くこちらでお世話になっている長野県出身のA氏がこのお店の近くに住んでいるので、早速A氏に牡蠣も含めて予約を入れてもらい(日によって牡蠣が無い時もあるらしいので)昨日念願叶って頂くことが出来ました!博多湾で養殖された「唐泊恵比須(からとまりえびす)牡蠣」 A氏も生牡蠣は久し振りということで、私にとっては久々の日本酒「久保田 千寿」で頂きました。3個で10ドル(850円くらい)は高いだろうかという話になりましたが、北海道への帰省の時に食べた1個105円を考えると輸入物でこの値段は決して高くは無いという感じです。予想通りに新鮮でふっくらとしたクリーミーな味わいには大満足で日本酒も進みました。 殻付きであればお持ち帰りも出来るということで3個お持ち帰りをしました。今日はこの生牡蠣に合わせるワインを買いに行くのが楽しみです。
2022.03.26
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昨日予定通りにアリアンセ・フランセーズで「チーズ・クラブ」が主催する「チーズ・ワークショップ」に6時半から参加しました。7時半までの1時間のイベントですが8時くらいまで残って最後の最後までチーズとワインを楽しみました。 右側から山羊乳のハート型、トリフュ入りの白カビ、エポワス(3種類ともフランス産) テーブルが4つで各テーブルには5,6人が座ったので20名ほどの参加でした。テーブルには既に3種類のワイングラスとサラミ、フィグ、パンなどのオードブルが並べられ、席に着くとすぐに3種類のチーズが運ばれて来て期待が高まります。まずは山羊のハート型チーズとイタリアのスパークリング「プロセッコ」でスタートです。 大きなチーズはスタッフの前に置かれ、チーズの原料、作り方、種類、ワインとの相性だけでなく切り方まで説明がありました。各テーブルにも数種類のチーズ用ナイフが置かれ「自分達で切ってみてください」ということで順番に試しました(結構緊張です💦) チーズは8種類、ワインはプロセッコから「シャブリ」「シャンパン」「ブルゴーニュ(多分)の赤」と4種類でした。最後のチーズが「エポワス」でこれはもう常温でトロトロに溶けていて赤ワインと堪能しました。実際の試食・試飲の前にはスクリーンを使ってかなり説明があり、後で辞書を引き引き理解して後日、日記にアップしたいと思っています。 気になっていた「ブルーチーズ」ですが、スイス産の「Bleuchatel(ブルーシャトー)」でした。何と最後にお土産としても渡してくれました。塩味をかなり抑えた食べやすいブルーチーズです。お土産でもらった2種類。左はロワールの山羊乳、右がスイスのブルーシャトー(牛乳) 主催した「チーズクラブ」は店舗を構えずネット販売と宅配のみのショップらしく、産地直送のフレッシュさと手頃な値段が売りということで、一度試そうと思っています。70ドル(6千円くらい)の参加費用で本当に贅沢な時間を過ごさせて貰いました。
2022.03.24
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「晴れの日」用の白ワインではフランス西部ロワール地方の「Pouilly-Fume(プイィ・フュメ)」は私にとっては欠かせない一本です。ソーヴィニヨン・ブラン100%で作る「プイィ・フュメ」の「フュメ」は「燻した」という意味で正に「草原の香り、爽やかでスモーキー」なワインにぴったりな名称です。カリフォルニアではソーヴィニヨン・ブランに「フュメ・ブラン」という表記をするほど人気の品種です。 酒税が高いシンガポールでは通常であれば「プイィ・フュメ」は40ドル台(3500円くらい)ですが、運が良ければ「Wine Connection」でプロモーションをやっていて3000円弱で購入出来ます。 今回はボトルの裏のラベルもしっかり読みました。チーズはやはりロワール繋がりで「山羊のチーズ」との相性が抜群、合わせる料理は魚であれば「刺身」「焼き魚」「煮魚」スモークした物と何でも合うと書かれています。 山羊のチーズはまずネットで調べ「Valencay(ヴァランセ)」や「Crotin de Charignol(クロタン・ド・シャヴィニョル」など6種類のお薦めをメモして食材店「Providore」に探しに行きました。実際にお店にあったのは4種類ほどでロワール産の「クロタン~」は以前には試したことがあるので今回はリヨン産の「Sainte-Marcellin(サン・マルスラン)」を選びました。 80gで13.80ドル(大体1000円くらい) 以前に購入した「クロタン~」のラベル 「クロタン~」にはピノ・ノワールとガメイ種をミックスした「サンセール」との相性が抜群のようでこれもいつか試してみたいものです。 今回はロワール産繋がりにはならなかったけれどワインとチーズの相性は抜群でした。山羊のチーズとロワール地方のワイン「シュナン・ブロン」との相性も良いようですが、シュナン・ブロンはお気に入りの南アフリカ産で是非試してみたいと思っています。
2022.03.22
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昨日のNHKで福岡産の「養殖生牡蠣」が初めてシンガポールに出荷されるというニュースを見ました。長く日本産の生牡蠣をスーパーで見ることが無くなり「どうしてだろう?」と思っていましたが、シンガポール政府の衛生管理の基準が厳しくシンガポールに輸出出来ない状態だったようです。 ネットに詳細な記事もありました。『福岡県は県産の殻付きのカキを、シンガポールへ初めて輸出すると発表した。福岡市や同市漁業協同組合唐泊支所と連携し、博多湾で養殖された「唐泊恵比須(からとまりえびす)かき」を主に生食用として出荷する。現地の小売店で3個10シンガポールドル(約840円)で販売する予定だ。輸出を通じて県産食材のブランド化や1次産業の収益向上につなげることを狙う。シンガポールが定める衛生管理の基準を満たし、問題が起きた場合の回収計画なども策定したことで、同国政府から輸出が許可された。現地では18~27日に販売する予定。』 具体的に販売の日程や値段まで情報があるのは本当に嬉しいです。小売店とあるので「明治屋」か「ドンキ」で購入可能と思うので早速今日行ってみるつもりです。 テレビのニュースの中では漁業担当者が「シンガポールには様々な国から牡蠣の輸入があると思うけれど、福岡産の牡蠣を気に入ってもらえたら嬉しい」とコメントをしていましたが、本当に生で食べられる牡蠣というのはここでは難しいというのが現状です。 牡蠣で思い出すのが2014年に日本に一時帰国した際に偶然札幌のススキノで見つけた屋台「五坪 Gotsubo)」で食べた厚岸産の牡蠣です。「焼き」でも「生」でも確か一個105円でした。値段も味も私には絶品で、2016年の一時帰国の時は友人を誘って行きました。 もし福岡産の牡蠣が購入出来たら、お祝いにワインは「ルイ・ジャドのシャブリ」を用意しようかと思っています。 下記は昨年の12月に書いた日記の一部ですが、漫画「神の雫」の第4巻の「今夜使えるワイン談義」の第20回「シャブリと生牡蠣を大検証」です。 作者の1人「亜樹」さんと漫画家の「オキモト」さんがブラインドでシャブリを飲んで生牡蠣と一番相性の良い物を選ぶというものです。A:「ヴェルジェ」の1級畑 2003年B:「ルイ・ジャド」の村名 2002年C:「ウィリアム・フェブル」の1級畑 2003年D:「ヴァンサン・ドーヴィサ」の村名 2003年E:「オリヴィエ・ルフレーヴ」の1級畑 2000年(漫画の発行年は2005年) 抜群の相性は「B」の値段としては一番手頃な「ルイ・ジャド」のようです。それはシャブリが2つのタイプに分かれるからと説明があります。所謂1級畑で作る高級シャブリは「厚みがあって果実味が強く、バターの風味を持つタイプ」で生牡蠣とは合わず、「ミネラル感が強くドライなタイプ」のルイ・ジャドが合うとあります。 ルイ・ジャドはスーパーのワインコーナーでも普通に売れれていて40ドル台は決して手頃ではないですが、久々の生牡蠣記念日にはぴったりなワインだと思います。
2022.03.18
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今月の23日にアリアンセ・フランセーズの「チーズワークショップ」に参加するので、今まで日記に書いたチーズやワインについて読み返して纏めてみようと思っています。 チーズに嵌ったきっかけは2006年に「Dijon(ディジョン)」のレストランで食べたブルゴーニュ地方を代表するウオッシュタイプのチーズ「Epoisses(エポワス)」です。 手前右側の表皮がオレンジ色が「Epoissses」、左が「Langres(ラングル)」 エポワスの常温で滑らかに溶けていく様子、表皮はブルゴーニュワインを造った葡萄の搾りかすで作ったマール酒で洗うため塩水で洗ったものより風味がかなり強いですが、中は円やかでクリーミーな味わいで塩味もちょうど私にはぴったりでした。合わせたワインは勿論ブルゴーニュの「ピノ・ノワール」です。 シンガポールでは当時「エポワス」を買うのは難しかったのですが、今はワインショップ「Wine Connection」等で普通に購入出来るようになりました。 250gで26.65ドル(2000円くらい)Beaujolais-Villages 2018年 32ドル(2600円くらい) スタッフにエポワスに合わせるワインを聞いたところ一押しが手頃な値段の 南フランスのラングドックの赤で、次がブルゴーニュ地方のボージョレ・ヴィラージュでした。ボージョレ・ヴィラージュの「10の村のワイン」より格下になりますが、やはり抜群の相性でした。180gで1000円くらい シャンパーニュ地方のウオッシュタイプチーズ「Langres(ラングル)」はスーパー「Cold Storage」では常時売られていて、運が良ければ(賞味期限が近いという意味です)半額で購入できます。上面に窪みがあり、そこにシャンパンを注いで食べるのがお薦めとあったのでハーフボトルの「Moet &Chandon(モエ・エ・シャンドン)」で試してみましたが、これは何とも微妙で何もかけない方が私には美味しく感じました。エポワスよりも塩味が抑えられているせいか壺漬けや茹でたジャガイモにもピッタリでモエ・エ・シャンドンも進みました。 ただ常温でちょっとだけ溶けるラングルよりは個人的には溶け具合でエポワスの方に軍配かなぁと思っています。
2022.03.12
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フランス語とフランス文化の発信団体「af(アリアンセ・フランセーズ)」から3月に開催されるイベントのお知らせがメールで届き、23日のフランスとスイスの「Cheese Workshop(チーズ・ワークショップ)」に早速申し込みました。参加費は70ドル(6千くらい)と高めですが、勿論試食とそれに合わせたワインも用意してくれるようです。 Learn more about French and Swiss cheeses, their specific feautres and unique taste in an authentic and professional wokshop. For an hour, experst from Cheese Club will guide you through a vareity of their best Chesses, and show you different types, milk, ages....They will tell you all about the cheesemakers and their best-kept secrets! 時間は1時間で、チーズや牛乳の種類、熟成期間、チーズメーカーからベストな保存方法まで説明してくれるようです。 そして一番肝心な所は「Le Petit Plus?(ちょっとプラス?)Some wine will be served to enjoy the tasting even more! (チーズをより美味しく味わうためのワインもご用意しています!) 写真の4種類のチーズが当日試食出来るのかどうかは分かりませんが、丸いチーズはウオッシュタイプの「エポワス」に見えます。そうであればブルゴーニュの赤を🍷。 ブルーチーズは青かびの部分が小さいので果たしてフランス産なのかスイス産なのかも楽しみです。そしてこのブルーチーズに合わせるワインは? ちょうど最近フランスチーズの王様「ブリー・ド・モー」に一番マリアージュするワインは何だろうと考えていたので当日ブリー・ド・モーもと思いますが、直径が30-40㎝なので写真を見る限り無さそうです。 Kirinの「Wine Academy」のホームページを見てみるとブリー・ド・モーは「懐が深いチーズ」とあって、正にピッタリの誉め言葉だと思いました。今のところ赤でも白でもロゼでも私にはどんなワインとも相性が良く「たくわん」に乗せても常温で程よく溶けてたくわんに絡まり、茹でたジャガイモやトーストに乗せた時のトローリ感は溜まりません。 そしてこのチーズに合わせるWine Academyのお薦めの一本はブルゴーニュ地方の「アルベール・ビショー ヴォーヌ・ロマネ」です。最安値で7千円台は溜息です。早速「Wine Connection」にこれに匹敵する手頃なワインを探しに行こうと思っています。
2022.03.06
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2020年5月の日記に書いた甲州ワインです。2019年11月に日本から出張で来星した方から頂きました。思い返せば、その時は渡航は出来ても既にマレーシア、シンガポールでは対面の打ち合わせは自粛になっていて、私の場合はそれ以降は来星者はゼロになって現在に至っています。 まるき葡萄酒「ラフィーユ トレゾワ 樽南野呂ベリーA」 2016年 山梨県勝沼町は2012年と2013年の一時帰国の際に2度訪問し「丸藤葡萄酒」では贅沢な試飲、「腹茂ワイン」でのランチが特に思い出に残っています。 まるき葡萄酒はこのワインを頂いた時初めて知り、今改めて調べてみて「現存する日本最古のワイナリー」で丸藤葡萄酒より歴史が古いことを今更ながらに知りました。1877年に2人の日本人が初めてワイン修行のためフランスに渡り、帰国後1891年にマルキ葡萄酒を設立していました。 頂いたワインは翌年1月の「晴れの日」に「伊藤牛」のすき焼きに合わせました。アルコール度数12.5%、ミディアムボディですが、思った以上に造り手の心意気のようなものが伝わる力強いワインで「食」を圧倒してしまいました。翌日、翌々日と徐々に円やかになって食との相性が良くなっていったのも印象的でした。 まるき葡萄酒のホームページにあるワインの説明です。『笛吹市南野呂地区の完熟ベーリーAを使用。特別なテロワールで栽培された完熟葡萄の官能的なアロマと凝縮した果実味、上質な酸のバランスが秀逸。12ヵ月間、オーク樽熟成による緻密で滑らかなタンニン、絶妙なバニラや心地よいトースト香と深く長い余韻。すべてがバランスよく融合したエレガンスの極み』 深く長い余韻・・・確かに今でも思い出せます。また、勝沼町を訪れて思う存分甲州ワインが飲みたいものです。勝沼町の「ほうとう」
2022.03.05
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茅乃舎の「だししゃぶ鍋」のお薦め食材の通りにしゃぶしゃぶ用豚肉(北海道産)、レタス(大分県産)とみずな{福岡県産)を昨日明治屋で調達して、ドキドキしながらラングドック地方「PC SAINT LOUP(ピクサン・ルー)」のロゼを開けました。シラーとグルナッシュを多用する辛口ワインでどこまでパワフルで果たして出汁を使った鍋に合うかどうか心配でしたが、想像以上にワインには円やかさがあり、どちらかと言うとみずなとの相性が正にマリアージュで驚きました。 個人的にはラベルのデザインが可愛い系はあまり好きではなく、どうして「赤ずきんちゃん」とかなり気になっていて調べたのですが、ちょっと目から鱗のような記事をいくつか見つけました。 ラベルにある「Petit Chaperon Rouge」は「小さい赤頭巾」の意味で、19世紀前半にグリム兄弟によって続きが書かれる100年くらい前のフランスルイ14世の時代に「シャルル・ペロー」が貴族の娘たちに向けて語り直した古くからフランスに伝わる民話でした。 シャルル・ペローのお話は赤頭巾ちゃんが狼に食べられるところで終わっているそうです。どうも貴族の娘達に「男(狼)には気を付けて」の教訓が含まれていたようです。 グリム童話でも同じように「男には気を付けて」と「親の言うことはきちんと聞きましょう」という教訓のようです。 それでも何故ラベルにと思って更に調べると、ラングドック地方の2017年に格上げになった「Pic Saint-Loup(ピクサン・ルー)」地区のLoup(ルー)」がフランス語で狼の意味でした。そしてお話の中で赤頭巾ちゃんが出会った狼の名前は「Compere Le Loup」でCompereというのは親戚のおじさん的な親しみを込めた言葉なので「狼おじさん」です。 何だか自分なりに繋がったようで、これはもう1本購入して次回の「お家ごはん」の時にこのうんちく話と一緒に披露したいと思うほどです。「うんちく」は長くなると嫌われるので手短に「ほうぅ。。」と言われるような伝え方を今から考えようかと🍷
2022.02.28
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シンガポールで24店舗を展開するワインショップ「Wine Connection(レストラン併設店も有り)はフランス、イタリア、スペインなどのワインメーカーと直接契約して手頃で美味しいワインを提供しているので、所謂ボルドーの5大シャトーやロマネ・コンティのような有名かつ高級ワインの取り扱いはありません。 フランス三大ロゼの1つでロゼの女王「TAVEL」を超えるワインを探しに昨日行って来ました。三大ロゼのもう一つ「Provvence Rose(プロヴァンス・ロゼ」)は結構買うので、それ以外の物というと選択肢は限られます。シンガポールではロゼ人気は相変わらず今一つです。 物色していると今まで見たことのないラベルがあって、店内にあるロゼの中では一番の高値で40ドル(3千円台)で手に取ってみると重量感がかなりあり底の窪みも深く、コルクがしっかり見えるのも気に入って試しにと購入しました。 「AOP」2020年 ラベルのデザインが妙に可愛らしく、これはどう見ても「赤ずきんちゃん」と思いましたが、家に帰って調べてみると「Petit Chaperon Rouge」は「小さな赤頭巾」で正に「赤ずきんちゃん」でした。ペローという作者によってグリム童話の前にフランスで出版されたのが最初のようです。 生産地「PIC SAINT-LOUP(ピック・サン・ルー」は2017年に実を結び「ラングドック地方」のAOPラングドックからAOPピック・サン・ループに昇格しています(AOPの制度は2009年からで特定の産地で生産される上級ワイン) 葡萄品種は「シラー」「グルナッシュ」「ムールヴェ―ドル」でアルコール度数は13%です。シラーが入っているのでかなりパワフルなロゼで果たして茅乃舎の「たししゃぶ鍋(お薦めは豚肉、レタス、水菜)に合うかどうか微妙ですが、今晩試してみようと思っています。
2022.02.27
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茅乃舎の「だししゃぶ鍋のだしとつゆ」に合うワインを検索していたら「鍋」に合うワインでコート・ドゥ・ローヌ地方の「TAVEL」が出て来て随分前に数回買ってシンガポールの中華料理店に持ち込んだことを思い出しました。ラベルもしっかり保存してありました。「Paul Jaboulet Atne(ポール・ジャブレ・エネ)」アルコール度数 13% 「ロゼの女王」とも言われる「TAVEL」はロワール地方の「Rose d'Anjou(ロゼ・ダンジュ)」とプロヴァンス地方の「Provence Rose」と共にフランス三大ロゼと言われています。一時、ロゼワインに嵌っていた時に検索して調べ当時はスーパーのワインコーナーでも普通に売られていたので数回購入しましたが、そう言えば最近はあまり目にすることはありません。 葡萄品種はグルナッシュ50%、クレレット20%、サンソー15%の他2種類を加え5種類の葡萄で造られているかなりの辛口ワインです。多分今まで飲んだロゼワインの中で私にとっては一番辛口という印象です。 写真のTAVELはインドカレー店が並ぶ「Little India(リトル・インディア」にポツンと異色な感じで店構えをしている広東料理店「Hillman(ヒルマン)」に持ち込みました。小さいお店ですが、知る人ぞ知る日本人駐在員と日本からの出張者の御用達のようなお店で、お客さんの80%ぐらいが日本人という時もあります。日本でも大阪の難波に支店があります。一押しの「ペーパーチキン」 世界的に有名なフランス人シェフ「ポール・ポギューズ」氏が来星時にこの一品を食べて「ミシュラン3つ星を進呈したい」と評したとかいう逸話が残っています。オイスター、醤油、紹興酒と秘伝のタレに長時間漬け込んだ鶏肉をパラフィン紙に包んで油で揚げた物で、私も最初に熱々を食べた時の美味しさは今でも忘れられず、冷めるとパラフィンが取りやすくしかも美味しさはそのままなのに2度驚きました。 肝心の「TAVEL」との相性は残念ながらワインのパワフルさに負けてしまったという感じでした。ペーパーチキンの他には「フカヒレ炒り卵とレタス巻き」「あわびのクレイポット」を試してみましたが、どれも同じようにワインに負けてしまっているという感じでした。その後、別のお店で上海ガニにも挑戦しましたがこれも良い相性とは言えずTAVELのことは何となく忘れていました。 昨日は鍋に合わせたロゼワインを探しに行こうと思っていたのですが、ロシアのウクライナ侵攻のニューズを見ているうちにすっかり気持ちも萎えてしまって・・・今日は気分を変えて鍋に合う「ロゼの女王」を超えるワインを探しに行くつもりです。
2022.02.26
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友人からヴァレンタインプレゼントで頂いたオレゴン州のフラグシップワイン「Domaine Serene(ドメーヌ・セリーヌ) Pinot Noir(ピノ・ノワール)」2011年 アルコール度数13.1%は先週2日間で完飲しました。 開ける時は流石にドキドキしましたが、コルクからピノ・ノワール特有の香りが漂いナチュラルコルクを使用しているというコルクに描かれたデザインも何だか高貴に見えます(裏側には電話番号の刻印も)そして最近気になっているコルクの長さは5㎝でした。本当に6㎝の長さのコルクってあるのだろうか? 1口目はブルゴーニュ産のピノ・ノワールとはちょっと違うパワフルさとタンニン(渋み)がありましたが敢えてデキャンタージュをせずに渋みも楽しみました。 1日目に合わせた料理はアメリカ産の牛肉のすき焼きでしたが、割下の甘さがワインの味に邪魔をする感じになってしまい相性としては今一つでした。ただフランスルイ16世も愛したと言われるチーズ「Brie de Meaux(ブリー・ド・モー)」とは抜群の相性でした。 2日目はイタリア食材店の「ビーフ・ラザニア」でレンジでチンしただけですが、これぞ「マリアージュ」という感じでした。ボトルの重量感といい、底の窪みといい、あと数年間ナチュラルコルクを通して呼吸しながら寝かせて飲んだら更にふくよかな味わいになっていたのかなぁと想像します。 2022年になってそろそろ2ヵ月ですが、今の段階では私にとって今年飲んだ「最高の1本」に間違いありません。
2022.02.22
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昨日友人から「頂き物のワインがあるけれど、私も主人も飲まないのでバレンタインプレゼントとしてどちらか1本選んで」と写真付きでメールが届きました。 写真を見てまず目を引いたのはワインではなくワインショップ「OAKS」のワインバッグで「OAKS」はシンガポールでは髙島屋デパートに入っている日本の「エノテカ」と同じくらいほぼ高級ワインのみを扱っています。 何となくボルドー左岸のパワフルなワインより「Pinot Noir(ピノ・ノワール)」を飲みたい気分だったので、左の1本を遠慮なく頂きたいと返信しました。葡萄名がラベルにあるのでフランス産ではないことは分かってもこの「Domaine Serene(ドメーヌ・セリーヌ)」は新興国のうちどこのワイン?とワクワクしながら、昨日夕方受け取りに行きました。 今朝、調てみると「ドメーヌ・セリーヌ」はブルゴーニュワインに心酔した「Evenstad(エヴァンスタッド)夫妻」がアメリカのオレゴン州のダンデイ・ヒルズの自社畑でブルゴーニュを超えるワインを目指してワイン造りをしているとありました。 栽培する葡萄はピノ・ノワールとシャルドネの2種類に限定して収穫量を抑え、手摘み、樽熟成14-18ヵ月と拘り抜いた中でも、この「エヴァンスタッド リザーブ」は特にフラグシップワインらしいです。おまけにヴィンテージ2011年は私には涙物です。 最近気になっているコルクについても「ナチュラルコルク」使用と説明があり、開けるのがとても楽しみです。 久し振りに和牛すき焼きに合わせようかと考えています。チーズもピノ・ノワールに合わせてウオッシュ・タイプが良いかなぁとか・・・ワインについて調べている時やこのワインに合わせてどんな料理をと考えている時が至福の時間です。
2022.02.13
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「ワイン・コネクション」へ「豆乳鍋」用のイタリアの白を買いに行った時、スタッフのジャンさんとコルクについて話をしました。スクリューキャップはコルクの病気「ブショネ」の心配も無いし、ワインオープナーも必要ないので便利だけれど瓶内熟成はゼロでやはり寝かせたワインを楽しむためにはコルクは必要と力説していました。 そして「1年寝かせでコルクを通して呼吸した物と比べて欲しい」と薦められたワインがボルドーのオーメドック地区にある「Chateau Haut Beyzac(シャトー・オ―・ベイザック)」で、手にしてみるとやはりボトルの重量感がずしりとあります。「Cru Bourgeois(クリュ・ブルジョワ)」2018年 メルロー/カベルネソーヴィニヨン ラベルにある「クリュ・ブルジョワ」は初めて見たので調べてみると、2007年に一旦使用禁止になったものの2009年に復活した「メドック格付け」に対抗する認証のことでした。5年毎に2年前のヴィンテージに対する評価をが行われ品質保証的な意味合いを持っているそうです。 「シャトー・オ―・ベイザック」はメドック格付け2級に登録されているシャトーがある「St-Estephe(サン・テステフ村)」に隣接するヴェルタイユ村にあり、2020年の評価(2018年のヴィンテージ)ではこのシャトーは249のうち2番目だったそうです。 ラベルに葡萄品種「メルロー」と「カベルネソーヴィニヨン」が表示されていて「AOC」ワインだったら表示はないはずと良く見ると「AOP(原産地呼称保護ワイン)」で「P」はProtegeeの意味でした。特定の産地で生産される上級ワインを指し、地域や葡萄品種が細かく定められていると説明があります。2009年に始まった呼称なので新しい物ではないようですが、ワインも日々進化していてアンテナを張っていないと置いて行かれるのを実感します。 アルコール度数14.5%のこのワインにはラムステーキを合わせたいと思いますが、満足のいく味であればもう1本買って(値引きで2600円ぐらい)何とか我慢して寝かせて1年後に飲みたいと思っています。
2022.01.30
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日本から友人が送ってくれた茅乃舎の「豆乳鍋のだしとつゆ」に合うワインを検索したところ「イタリアの濃厚な白」が出て来ました。白の「フルボディ?」「アルコール度数は高め?」とか考えながらいつもの「ワイン・コネクション」に探しに行きました。「Vermentino Di Sardegna(ヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ」2020 簡単に豆乳鍋を説明して「濃厚(rich)」なイタリアワインとリクエストしたところ3種類のお薦めがあり、定番の「ピノ・グリージョ」ではなくアルコール度数が13.5度の2本の中から1本選びました(2500円くらい) 「サルデーニャ」はコルシカ島の南にある「サルデーニャ島」のことで、この地方で造られるワインも葡萄品種「ヴェルメンティーノ」も初めてです。調べてみると「ミネラルは感じるが突飛な特徴がない葡萄品種だけれども収量を抑えた葡萄からは体躯(ボディ)の豊かな素晴らしいワインが出来る」とあります。 「豆乳鍋」はお薦め具材にある通りに「豚ロース(鹿児島産)、白菜、白ネギ、しめじ、水菜、豆腐」を用意しました。作り方通りにわずか10分ほどで出来上がりです。シンガポールで豆乳鍋は初めてです。 肝心のマリアージュは・・・ほぼ完璧でした。決して濃厚とは言えないワインですが豆乳スープと凄い良い相性です。さらに焼き海苔を鍋に入れると美味さが増しました。残っていたセミハードチーズ「トム・デ・サヴォア」とも抜群の相性です。ボトルの裏のラベルに「Primo Bianco(最高の白」」の表示もありました(神の雫のイタリア長介を思い出します) 更に「濃厚白ワインに必要な3つのこと」というのを見つけました。①温暖な産地 ②果実の凝縮感 ③樽熟成 このワインが樽熟成をしているのかどうか次回聞いてみようと思います。今回はスタッフのジャンさんとタイミング良く話も出来て気になっている「コルクの長さ」の事を聞いてみましたが、6㎝のコルクは見たことはないということでした。「葡萄品種によってコルクの長さが・・」で話が途切れてしまいましたが「コルクを通して呼吸させ寝かせたワインはやはり味が違う」と力説してくれました。「ワインについては毎日学ぶことがある」ととても楽しそうで、私もコツコツとワインのことを学んで行こうという気持ちを新たにしました。
2022.01.27
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一昨年の11月に香港在住の経験があり香港飲茶をこよなく愛する知り合いに連れて行ってもらったオーチャード・ロードの「Forum」というショッピングモールに入っている「Social Place」です。 どちらかというと創作よりもシンガポールのチャイナ・タウンや台湾の「Din Tai Fung(ディンダイフン)」のような昔ながらの飲茶の方が好みで創作飲茶を食べに行くのは私には稀な経験です。ワインの前にあるのが「Crispy Charcoal Tofu(黒方豆腐)」 ワインは赤、白6種類ありその中からオーストラリアビクトリア州Yarra Valley(ヤラ・ヴァレー)にあるワイナリー「De Bortoli(ディ・ボトリ)」のSauvignon Blanc(ソーヴィニヨン・ブラン)がリストの中にあったのでこれを選びました。2004年に友人夫妻をメルボルンに訪ねた際に連れて行ってもらい、人生初のワイナリー訪問で当時の事を懐かしく思い出しながら飲みました。 ワインは私が選んで料理は香港通の彼女に全て選んでもらいました。前菜の「生姜ソースを絡めた温野菜ケール」、黒いキュービック状の「Crispy Charcoal Tofu」は見た目とは全く違い上品で芳ばしい味で、中の柔らかな絹豆腐に乾燥ニンニクを載せて食べると美味しさが一層引き立ちました。 左は一見、果物の「マンゴスティン」ですが、中にロブスターの海老肉が入っていて下に敷いてあるゴーヤも丸ごと食べられます。右は表面はどう見ても完璧なシイタケですが「Truffle Shiitake Buns(トリフュ・シイタケ・バン)」の名前の通りパンの中にトリフュが入っている逸品です。 赤い小籠包は初めて見ました。食紅で染めていると思いますが中にシンガポール名物の「チリクラブ(蟹)」が入っていてちょっとだけ辛目ですが、これもなかなかの逸品です。 今年の旧正月は2月1日、2日で街はもう赤い飾りで溢れていますが、何だか久々に創作飲茶を食べたい気分になってきました。 次回用にとメニューを断って貰って保存していますが、改めて見てみるとデザートに「Mahjong Jelly(麻雀ジェリー)」とかあって何だか遊び心も一杯のお店のようです。
2022.01.25
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ボトルの重量感と底の窪みの深さに惹かれて買ったイタリアの葡萄品種「プリミティ―ヴォ」を昨日開けました。これだけ重量感があるボトルは熟成を進めるコルクも長いのではと思い期待を込めて開けましたが4.5㎝でした(コルクの絵柄は素敵です) 2019年のこのワインは一口飲んでその力強さに圧倒されました。葡萄品種「カベルネソーヴィニヨン」を多用するボルドー左岸の未だ若いワインで硬く開いていないような感じがありました。果実味もあまり感じないけれど私にはそれはそれで美味しく飲めたのですが、これは出来れば数年寝かして飲んでみたいと思わせるワインです。 牛筋、にんにく、玉ねぎ、にんじん、しいたけをトマトソース&デミグラスソースで簡単に煮込んだ料理とも相性は良く、白カビチーズ「ブリード・モー」、手作りの鳥レバパテにもしっかりマリアージュでした。 今日は「ワイン・コネクション」で貰った「簡単デキャンタ―」を使って飲んでみるつもりです。ワイングラスの上に置きワインを注ぐと「ゴボゴボ」と不思議な音を出しますが効果を期待します。 果たして6㎝のコルクというのは長期熟成を考えてフランスのブルゴーニュの「ロマネ・コンティ」やボルドー左岸で一番力強いワインを造ると言われているポーリャック地区の「ラフィット・ロートシルド」のような本当の最高級ワインに使われているのかと夢想するだけでも楽しくなってきます。横45㎝x縦58㎝ 2007年にオーストラリアのパースに住む友人夫妻を訪ねた時に、お家の中にコルクボードやコルクを鏡のフレームに利用しているのを見て触発され初めて作ったコルクボードです。今はコルクの色は良い感じに変色していますが、大切に飾ってあります。改めてじっくり見てみると、残念ながら5㎝が最長でそれより長いコルクはやはりないようです。
2022.01.17
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南オーストラリアの銘醸地「バロッサ・バレー」でテーブルワインから高級ワインまで高品質のワインを造る「Grant Burge(グラント・バージ)」ですが、ラベルに数字が入ったものはシンガポールでは政府系のスーパー「Fair Price(フェアー・プライス)」でのみ見かけます。 面白いのは数字に関係なく通常32ドル(2500円ぐらい)がプロモーション(値引き)だと22ドル(800円くらいの値引き)になるので、その時に纏めて買うようにしています。 単純に「gb」の後ろの数字の意味は?と思い取り合えず「 32 シャルドネ100%」を買ってみたのがきっかけで、裏のラベルにその数字の説明がありました。 「グラント・バージ」を1988年に設立した5代目のグラント氏が長年所属していたフットボールチームでの背番号ということでした。そして「88 カベルネソーヴィニヨン100%」の88は設立した年に因んで付けたようです。 32シャルドネは円やかだけれど濃厚な味わいで文句なく「美味しい」という感じで、開けた後何日かセラーに置いておいてもその濃厚な味わいが続きます。 88カベルネソーヴィニヨンも円やかで渋みがほとんどなく甘味があり、麻婆豆腐のようなチリを利かせた中華料理にも相性は抜群です。 「gb56 シラーズ100%」は昨年末、友人との忘年会で四川料理店に持ち込んでみましたが、これはまずまずの相性というところでした。88の方が相性としては良かったかもしれません。因みに「56」は1956年に南オーストラリアで発生した大洪水の事を忘れないようにということのようです。 ところで年末に日本から友人が送ってくれたサプライズプレゼントの中にワイングラス用のスポンジが入っていました。「ワインの小瓶?」と本当にサプライズでした。早速使っていますが、ふと考えたのはスポンジに洗剤をつけて洗うのが一般的かどうかということです。今まで洗剤を付けていましたが、たまにグラスから「あれ、この匂いは?」ということがあり、洗剤をつけずにこのスポンジで丁寧に洗ってみるとその匂いが今のところ全くないように思います。グラス洗いも何だか楽しくなってきました。
2022.01.15
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1月の「ワイン・コネクション」のプロモーション(値引き)のワインからイタリア南部「プーリア州のマンドゥーリア」で造る赤ワイン「Gran Maestero」を選びました。「Primitivo(プリミティ―ヴォ)Di Manduria」2019年 アルコール度数14% 29.9ドル(2500円くらい) 葡萄品種「プリミティ―ヴォ」と言えばこちらで個人的に一押しのイタリアンレストラン「Caruso」でブラータチーズと生ハム&水菜のピザに合わせるワインとしてシェフ兼オーナーに薦められて飲んだのが初めてで、このピザとの相性はいつ飲んでも抜群です。 チェリーやベリーの香りが強く濃厚で余韻の長い「プリミティ―ヴォ」の意味はイタリア語で「最初の」という意味で、他の葡萄に比べて早熟で発芽から開花までの成熟のプロセスが速いそうです。カリフォルニアでは「ジンファンデル」と呼ばれています。 このワインを手にしてすぐ選んだ理由はボトルを持った時の重量感と底のくぼみが深いことでした。ここまでズシンと重いボトルは久々です。来星した当初ワインを買う際のヒントとして長期保存ならボトルが重いこと、澱をためるためボトルの底のくぼみが深いこと、コルクが長いことというのを教えてもらいました。 何年も寝かせて飲むというのは経験がないので、これは私にはあまり意味がないのかもしれませんが・・。 今回のワインはまだ開けていないのでコルクの長さは分かりませんが、検索すると通常3㎝ぐらい、高級ワインで5.5cm、6㎝以上であれば最高級ワインという記事も見つけました。そう言えばコルクの長さって測ったことが無かったなぁと思ってルイ・ジャドの赤のコルクを測ってみると4.8㎝でした。 開けるのが楽しみです。合わせる料理は勿論イタリアンかなと思いますが、最近嵌っている「牛筋のトマトソース&ワイン煮込み」にしようかなと思っています。
2022.01.14
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昨年の12月初旬に久々に受けた「健康診断」のレポートが郵便で届き「肝・膵・脾・腎臓」に「異常ありません」のコメントを見て、休肝日を設けていない私はホッと胸を撫でおろしています。細かい点では総コレストロール値にはちょっと注意が必要ですが、さらにバランスの取れた食事、適度な運動をこれからも続けて行こうと初春の抱負のような朗報となりました。 レポートの肝機能のALP等のアルファベット3文字で特に※記号(基準範囲外)の付いている項目はじっくりネット検索しました。 その中の「血液一般」の「MCH」の基準範囲は27-32pgで、私のには※が付いて34です。基準範囲外は全てNGかと思い調べてみると、赤血球1個に含まれるヘモグロビン量で31pgぐらいが適量というサイトもありました。ヘモグロビンと言えば鉄分とタンパク質で出来ていて、不足すれば貧血の原因になるというぐらいの知識はあります。日本にいた時は貧血気味だったので、ヘモグロビンが多いというのは驚きですぐ思い浮かんだのは「パセリ」です。昨年パセリの美味しさを再認識し、栄養価の高さ(特に鉄分はほうれん草の3~4倍)というのを知って出来るだけ取るようにしていました。 食べ始めて半年ぐらいですぐ効果というのは俄かには信じがたいですが、以前に「今食べている物は3ヵ月後の体作りのため」というのをテレビで見て、今回も励みになり昨日またパセリを買って来ました。日本産は400円ぐらいで高値ですが「鰯の頭も信心から」で信じて食べることも必要かなぁと・・。因みにヘモグロビンの値が高すぎるのも葉酸やビタミンB12不足があるそうです。 袋の裏に「パセリの美味しい召し上がり方」がいくつかあって「パセリジュース」が紹介されています。『リンゴとパセリ(茎まで全部)をジューサーにかけて最後にレモンを絞って出来上がり。アイスクリームを載せるとお子さんのデザートにも』今まで牛乳や豆乳、リンゴ、黒ゴマ、きな粉にハチミツを入れて作っていたドリンクにパセリを加えてみようと思っています。
2022.01.06
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お正月用に買っておいた「Cotes de Bordeaux(コート・ド・ボルドー」の「Chateau Le Doyenne(シャトー・ル・ドワイエネ)2014年」をオーストラリア産の「ラムヒレ」とフランスのブルーチーズ2種類と合わせました。 飲む前にワインを検索して「シャトー・ル・ドワイエネ」は漫画「神の雫」で一躍有名になった「シャトー・モンペラ」と同じ生産地、同じ醸造学者「ミシェル・ロラン」が関わっていることが分かりました。 記念すべき「神の雫 第一巻」に登場し、それまで日本では無名だったシャトー・モンペラはすぐに品切れになるほどの人気ワインとなり今もその人気は続いているようです。 神咲雫が一口飲んで、伝説のミュージシャン「クイーン」をイメージするシーンです。 『パワフルでそのくせとろけるような甘味とキュンと来るような酸味がグワっと迫ってくる感じだ。それこそあのクイーンのボーカルの甘くてハスキーな声を分厚いギターや重たいドラムで包みこんだような・・なんつーか、クラシックみたいなんだけどそうじゃない。こいつはもっとモダンな、やっぱクイーンっすよ』 そう言えばクイーンのボーカル「フレディ・マーキュリー」の2018年公開の伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見逃していたので見たくなりました。残念ながらシャトー・モンペラのワインを飲んだことがないけれど、シャトー・ル・ドワイエネでも同じクイーンの曲が流れるかなぁと・・・。 一巻目の巻末に3氏よるシャトー・モンペラの試飲の様子が載っています。ボルドー左岸「メドック地区」の格付け1級に5つのうち3つも名前を連ねる「Pauillac(ポイヤック)」地区のワインにも引けを取らずコスパ抜群のこのワインを一押ししています。 私自身は年齢と共にパワフルで渋みも強いカベルネ・ソーヴィニヨン種多用のワインより円やかなメルロー種を多用するワインに好みがどんどん傾いて来ているので、しばらくはコート・ド・ボルドーのワインから目が離せないかなと思います。兎にも角にも15年ぐらい書棚の片隅にあった「神の雫」第1巻を久々に読み直すきっかけが出来て嬉しいの一言です。
2022.01.03
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前回「ブルーチーズ」に合うワインを「ワイン・コネクション」で薦めてもらったところ、2番目のお薦めが「Bois Chantant」で羊乳のフランスチーズ「ロックフォール」との相性がとても良かったので、「晴れの日」用にスタッフから一押しと薦められていた「Le Doyenne(ル・ドワイエネ)」45ドル(3600円くらい)を購入しました。生産地はどちらも「Cotes de Bordeaux(コート・ドゥ・ボルドー)」でボルドー右岸のサンテミリオンのようにメルロー種を多用しているため渋みが少なくまろやかなワインです。 ネットで検索するとル・ドワイエネは「シャトー・モンペラ」と同じ産地、コンサルタントの下で葡萄品種も比率もほぼ同じで造られているようです(メルロー80%)さらに調べていくと2001年まで日本ではほとんど無名だったシャトー・モンペラを有名にしたのは漫画「神の雫」に取り上げられたからと説明がありました。これから何巻目に登場したのか44巻まで調べるのが楽しみです。 合わせるチーズはフランス(牛乳)の「Saint Agur(サンタ・ギュール」を用意して昨日一切れ食べてみましたが、ブルーチーズとは思えない塩味の少ない円やかなチーズでした。1988年に登場したこのチーズは消費者のブルーチーズは「味が濃すぎる」というクレームのもとに造られたチーズだそうです。合わせる料理はラムのTボーンステーキかなと考えていて、これをお正月三が日のどの日にと今から楽しみです。 ローカルの知人からクリスマスプレゼントとして頂いたフランス「アルザス」の白です。裏のラベルの相性料理に「Sushi」とあって嬉しくなりました。明日の大晦日はやっぱりお刺身に合わせてこの白をと思っています。
2021.12.30
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ラベルにある「Cotes De Gascogne(コート・ドゥ・ガスコーニュ)」がフランスのどの地方なのか知らず試しにと思って購入した「Domaine de Miselle 2020」です。アルコール度数は12.5%と高いけれど濃い黄金色で甘口なのだろうなぁとまず一口飲むとまるで「ソーテルヌ」のような甘口でした。 取り合えず最初はデザートに買ってあった吉兆庵のどら焼きと合わせると最高の相性でした。 次の「黒ゴマ豆腐にハチミツ」にもピッタリです。最後の飲み残しはシンガポールにも出店している芦屋のケーキショップ「アンリシャルパンティエ」のマンゴ&パッションフルーツケーキに合わせて飲み干しました。 「ワインコネクション」で今月の値引きになっている1本で23ドル(2千円ぐらい)です。ネットで調べてみると「コート・ドゥ・ガスコーニュ」はフランス南西部のブランデーの名品「アルマニャック」を作る地方にありました。 ラベルには「Domaine de Miselle」は「Chevalier(シェヴァリエ)家」がこの土地の葡萄畑を1998年に購入してワイン造りを始めたと説明があります。 葡萄の品種は「Petit Manseng(プティ・マンサン)100%」で私は初めての品種でした。本来は「酸が強く細く硬さがある」ようですが、プティ・マンサンの横に書かれているMoelleux (モワルー)という言葉は辞書で調べると「優しい」という意味なのでこれが甘口を意味しているのかもしれません。 柔らかでフルーツやハチミツの甘い香りが漂うこの白は食前酒として、また相性料理は焼き魚、甘塩料理、フルーツのデザートに合わせてとあります。 フランス「ソーテルヌ地区」の葡萄品種「セミヨン」を使った超高級甘口ワイン「シャトー・ディケム」の味は分かりませんが、このプティ・マンサンで本当にプティ(ちょっと)シャトー・ディケム気分でした。
2021.12.25
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久々にブルーチーズに合わせてワインが飲みたくなって食材店「プロヴィドール」で「世界3大ブルーチーズ」の1つ、フランスの「Roqueort(ロックフォール)羊乳」を買って来ました。運賃の値上げのせいか少しずつ値段も上がっていて、本当に高級チーズになっています。 味見をすると匂いはかなりきついですが、塩分は抑えられ常温で適度にとろけ絶妙な味わいです。早速チーズに合うワインを薦めてもらいにワインコネクションに行きました。 「ロックフォール Xavier Dvid France」 17.5ドル(1400円くらい)/100g オランダ人スタッフのジャンさんが凄いなぁと思うのは「即答」でワインを薦めてくれるところです。最初にブルーチーズであればと、ボルドー右岸でメルロー種を多用するこのワインが一押しということでした。Chateau Le Dayenne (シャトー・ル・ドワイエネ)2014年 45ドルは流石に「晴れの日用」の値段なので次回のために写真にだけ撮ってもう一ランク安いのを薦めてもらいました。 次のお薦めは同じくボルドー右岸の「Chateau du Bois Chantant(シャトー・デユ・ボワ・シャンタン)」2018年 14.5% 26.90ドル(2200円ぐらい)です。 ブルーチーズとの相性はというと正しく完璧でした。フルボディながらメルロー種86%(ブチ・ヴェルド6%、カベルネ・フラン5%、カベルネ・ソーヴィニョン3%)らしい滑らかで飲みやすいワインでした。 このワインを検索してみると、何とヴィンテージ2018年は「パリ農業コンクール 2020年の金賞受賞」でした。美味しいはずです。相性料理は牛肉のタルタル、ウサギのロースト、そしてブルーチーズの盛り合わせとしっかり書かれていました。 45ドルのワインのためのブルーチーズは・・世界3大ブルーチーズではなくアイルランドで初めて作られた「キャッシェル・ブルー」を久々にと思っていますが、これが最近はいつも売り切れています。お店のスタッフ曰く「美味しいチーズはすぐ売り切れてしまうの。来る前に電話であるかどうか確認して!」ということでした。さてさて年内に購入して晴れの日ご飯の一品に出来るかどうか・・・。
2021.12.07
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友人から「お洒落なフレンチカフェに行ってきました」とメールが来て、早速先週の日曜の昼下がりに読書がてら私も行ってきました。既に3店舗展開している中のチャイナタウンにほど近い、以前によく中華を食べに行った「Tiong Bahru(ここではチョンバルと呼んでいます)店」に行きました。「Merci Marcel Tiong Bahru店」 ワインは白が14種類、赤が13種類でロゼやシャンパンも勿論ありますが、グラスで出してくれるワインが限られているため「Chablis(シャブリ) AOC Domaine des Malandes 2020(15ドル/グラス)とキャロットケーキを注文しました。シンガポールの年中30度以上の気温ではキリキリに冷やした白は格別に美味しく感じます。お水のグラスが「evian」とロゴ入りというだけで束の間フランスにいるような気分になりました。 そして今日になって、ずっと以前にこのカフェの近くにある市民に人気の「チョンバル市場」内で生牡蠣とワインが楽しめるお店があると聞いたのを思い出しました。次回このカフェに行った時は市場の中も覗いてみようかと思っています。 というのはシンガポールで高級和食店を除いてスーパーなどで生牡蠣をここ数年見たことがなく、徐々に生牡蠣の存在も忘れているほどでした。 そして思い出したのが漫画「神の雫」の第4巻の後ろのページにある「今夜使えるワイン談義」の第20回「シャブリと生牡蠣を大検証」です。 作者の1人「亜樹」さんと漫画家の「オキモト」さんがブラインドでシャブリを飲んで生牡蠣と一番相性の良い物を選ぶというものです。拡大コピーをして自分のワインノートに貼って保管していました(汗)A:「ヴェルジェ」の1級畑 2003年B:「ルイ・ジャド」の村名 2002年C:「ウィリアム・フェブル」の1級畑 2003年D:「ヴァンサン・ドーヴィサ」の村名 2003年E:「オリヴィエ・ルフレーヴ」の1級畑 2000年(漫画の発行年は2005年) 軍配は「B」のシャブリにしては一番手頃な「ルイ・ジャド」で、それはシャブリが2つのタイプに分かれるからと説明があります。所謂1級畑で作る高級シャブリは「厚みがあって果実味が強く、バターの風味を持つタイプ」で生牡蠣とは合わず、「ミネラル感が強くドライなタイプ」が合うようです。 「ルイ・ジャド」のシャブリはシンガポールのスーパーのワインコーナーで常時40ドル台で売っているので、機会があれば再度試してみたいです(Bに赤丸まで付けているので一度はシンガポールで試したのかと思いますが、記憶が・・) カフェで飲んだシャブリは一体、どちらのタイプだったのか、私にはちょっと甘すぎでボリュームたっぷりのキャロットケーキと妙に相性が良く幸せ感がありました。
2021.12.01
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「ロザパッソ」 「ネロパッソ」 「Biscardo Rosapasso(ビスカルド・ロザパッソ)」はワインコネクションで今月のプロモーション(値引き)になっているワインの1本で、ラベルのワイン名とワイナリーの名前を見てすぐ何度か買っているイタリアの赤ワイン「Biscardo Neropasso (ビスカルド・ネロパッソ)」がパッと浮かびました。 「ビスカルド」はイタリア東北部の「Veneto (ヴェネト州)」にあるワイナリーで、この州は「陰干し葡萄」で作られる高級ワイン「Amarone(アマローネ)」で特に有名です。このアマローネに使われるヴェネト州の限られた地域で栽培される葡萄品種「Corvina(コルヴィーナ)」にメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンの葡萄3種類をミックスして作られたワインがビスカルド・ネロパッソでこの地方の特徴である「甘さがほどよくコクがある」ワインはイタリアンにも刺身にも合う万能選手のようなワインです。 イタリアのロゼを飲んだ記憶があまりなく、23ドル(1800円ぐらい)とシンガポールでは手頃な値段なのと細長のお洒落なボトルのデザインに惹かれて購入しました。 イタリア北部で生産が多い「Pinot Nero(ピノ・ネロ)」100%のロゼでブルゴーニュの高級ワインを造る「ピノ・ノワール」と同じ品種です。フランスのシラー100%のロゼやプロヴァンスロゼのようなすっきりした辛口ではなく、程よい甘味が口の中に長く残るようなワインです。 お店で魚介類の料理と特に相性が良いですよとアドバイスをもらい、簡単に冷凍シーフードミックスを使ったクリームシチューに合わせましたがなかなかのマリアージュとなりました。 昨夜の日本シリーズでオリックスのもう1勝を願って「ハレの日ご飯」として用意したワインですが、延長戦の末ヤクルトスワローズが日本一に!でも野球ファンを満足させる熱戦に相応しいワインとなって満足・満足という感じでした。
2021.11.28
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