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本のタイトル・作者流浪の月 [ 凪良 ゆう ]本の目次・あらすじはじめに、お父さんが死んだ。そうして、お母さんが消えた。素晴らしく素敵だった3人の暮らしは、そこで終わった。伯母の家に引き取られた更紗は、ひたすら祈る。助けて、ここから誰か、連れ出して。もうあの家に帰らなくていいように。―――帰りたくない。公園で声を掛けてくれた男の人に、更紗は付いて行く。文(ふみ)。19歳の大学生だった彼と、更紗の奇妙で楽しい暮らしが始まり―――そして、終わる。少女誘拐事件の、加害者と被害者として。それから15年―――。引用あの日、谷さんを混乱させた弱さがわたしにも、文にも、このレビューを書いているすべての人たちにもあって、誰かを指さしながら、みんななにかに怯えていて、赦されたいと願っているように感じてしまう。一体誰に、なにを赦されたいのかわからないまま。感想2021年255冊目★★★2020年本屋大賞受賞。うーん、でも私はあんまり好みではなかった。相手のその傷を見つめたふたりが、分かちがたく結びついて、離れない。そういう話だった。被害者であることがネット上に残っていつまでもそこから逃れられない主人公。ものを増やすことが苦手で、何かを買っても「溶けてなくなればいい」と言う。その気持ち、分かるなあ。「自分がここにいること」を肯定することが苦手だからなのだろうか、あれは。集めて、巣のように取り囲んでも、寒い風が吹く。むなしさだけが残る。ならば最初から、何もなければいい。失敗した巣を、すぐに捨てられるように。失敗をなかったことに出来るように。自分と言う失敗を、なかったことに出来るように。誘拐事件の女の子、ってそんなみんな覚えているものなのかな。他人に興味がないので、人の名前もろくろく憶えないから、わからない。ただ、知人が名刺を貰った人をネットで検索しているのを見て、うすら寒くなったことがある。何だこの人、怖い。私は、その知人に対してそう思った。だって、その人がどういう人かなんて知って、どうするの?どこに住んでいるか、家族構成は、出身学校は、なんて調べて、どうするの?これまでの関連レビュー○2021年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本・滅びの前のシャングリラ [ 凪良ゆう ]・すみれ荘ファミリア [ 凪良ゆう ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.31
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本のタイトル・作者自分で名付ける [ 松田 青子 ]本の目次・あらすじ1章 「妊婦」になる2章 「無痛分娩でお願いします」3章 「つわり」というわけのわからないもの4章 「理想の母親像」とゾンビたち5章 「妊娠線」は妊娠中にいれたタトゥー6章 「母乳」、「液体ミルク」、「マザーズバッグ」7章 「ワンオペ」がこわい8章 「うるさくないね、かわいいね」9章 「ベビーカーどうですかねえ」10章 「名前」を付ける11章 「電車」と「料理」、どっちも好き12章 「保護する者でございます」引用それに、何も妊婦じゃなくたって、そんな風に毎日無理をして働き、暮らしたいだろうか。そうしなければ生きていけないのは、私はこればっかり言っている気もするが、この社会の「普通」の設定が無茶すぎるのだ。妊婦じゃなくたって、心身のバランスを崩したら、一瞬でその「普通」からこぼれ落ちてしまう。「普通」のハードルが高すぎる。感想2021年254冊目★★★夫婦別姓など、共感するところが多かった。著者が読んでいる本も、「それ私も読んだー!」というものが多くて嬉しかった。インドネシアのマカッサルでの文学フェスティバルって、あれかな?と思ったらやっぱり Makassar International Writer's Festival だった。著者は2016年に参加していらした。自分が子どもを産む前(妊婦だった時)は、怖いもの見たさというか、予習的な感じでこういう育児子育て暴露エッセイ本を読んでいた。今はあの時の自分を重ねて読む。そうすることで、過去の子どもとの日々も思い出されて、なんだか懐かしいような、かなしいような気持ちになる。入籍しないで子供を産む。母子手帳に鉛筆で名前を書いておいてはどうか、と訊かれる。かりそめのなまえ。それが自分なのだ、と気付く。「名前を奪われる」というのは、体験したことがないと分からない「ひどさ」なのだと思う。それが何でもないことなのだと言うなら、男も変わってみればよいのだ。選択肢があるじゃないですか、ふたりで選んだことでしょう?と。非対称をあたかも正当なこと、自然なことのように語ることに、私は強い憤りを覚える。著者が『ミステリと言う勿れ』の漫画を引用している部分、家族のイベントにメジャーリーガーたちが立ち会うために休む、参加したいからだ、という話。私もいま同じことを思っている。現在、我が家は私がフルタイムで係長。残業も多い。夫は時短勤務に切り替えた。子どものイベントごとも夫が出席することが多い。そうしたらね、羨ましい。参加できる夫が。私も、3歳半検診、行きたかった。子どもと一緒に公園いきたかった。あとで話を聞いて、写真を見せてもらって、でも大事何かを取りこぼしたような気持ちになる。参加したかったのだ、と分かった。それが当たり前のように「私の担当」だった時には思わなかったこと。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.30
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本のタイトル・作者月に3冊、読んでみる? [ 酒井順子 ]本の目次・あらすじ1 生きる2 女3 男4 性5 家・家族6 作家7 趣味・好み8 旅・鉄道9 学校・スポーツ10 社会・時代・思想感想2021年253冊目★★東京新聞・中日新聞に掲載されていた、ひとつのテーマに沿って3冊選書して紹介する「3冊の本棚」の書籍化。テーマで3冊選んで読むのって、面白そうだな。ちょっとは知識も身に着くし、違った考えに3冊ぶん触れるのも良い。この本で紹介されていた前半は読んでみたい本があったけど、後半はあんまりなかった。私は古典を読まないからな…。読んでみたいと思った本一発屋芸人列伝 (新潮文庫) [ 山田ルイ53世 ]きょうも誰かが悩んでる 「人生案内」100年分 [ 読売新聞社 ]目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書) [ 伊藤亜紗 ]文庫 漂うままに島に着き [ 内澤旬子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.29
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本のタイトル・作者日々是混乱 これが私のニューノーマル [ 地曳 いく子 ]本の目次・あらすじ第1章 生き方とこころを見つめよう!第2章 おしゃれは永遠の楽しみ!第3章 BBAこそ旅を!第4章 令和のニューノーマル引用いまできるのは、何か心の頼りになること、言ってみれば「浮き輪」を見つけて、自分を整えること。周りの状況を予測したり、コントロールすることはできませんが、せめて自分自身の心身を少しずつ整えておきたい。こうした時期、気持ちを上げるのは難しいので、整えようと考えるようにしています。感想2021年252冊目★★『服を買うなら、捨てなさい』の地曳いく子さん。何か簡単に使える気軽で身軽なバッグが欲しいなあ、と思っていた時、ムック本で地曳さんのバッグのセットがいいなあと思っていた。365日使える エブリデイバッグBOOK by地曳いく子この本でご本人を始めて見て、「あれ、ちょっと思ってた人と違う」となった。還暦を迎えて、楽しく元気に趣味に仕事にと充実した人生を送る著者のエッセイ。紹介されていた「アニヤ・ハインドマーチ」のハンドバッグが素敵だった。小さな斜め掛けのバッグ、可愛くていいなあと思う。しかし私のバッグはハードカバーの本が入らないといけないので、どうしても大きくなってしまうのであった…。【公式ドクターシーラボ(Dr.Ci:Labo)】リフトアップマッサージャー ※USB充電式 シーラボ マッサージ器 頭皮マッサージャー ヘッドマッサージャー 頭 顔 凝り コリ マッサージ機 フェイスローラー 小顔ローラー 電動 かっさ 美顔器 コロコロ 【drcilabo_dl】これもおススメされていた。頭と首までほぐれるらしい。著者は足や太腿にも使用。私も首凝りひどいからやってみたい。でも、マッサージの習慣が身に着かないのよね。還暦間近でのドミトリー&カプセルホテルデビューも素敵。海外だとドミトリーに一人旅のおばあさんが泊まっていたりする。私もそういうおばあさんになりたい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.28
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本のタイトル・作者夢を叶えるための勉強法 [ 鈴木 光 ]本の目次・あらすじ・はじめに・序章 探る 勉強目標・計画を立ててみよう・第1章 知る 問題を解くための「考え方」を身につけて勉強を始めよう・第2章 憶える 知識を自分のものにしよう・第3章 整える 勉強を続けられる環境をつくろう・第4章 正す 結果を振り返ってやり方を修正してみよう・第5章 突破する 科目別の攻略法・終章 さまざまな学ぶ場・おわりに引用ただ、人と比べることで、「自分はダメだ」とか「勉強ができない」とモチベーションを失ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?そもそも人と競うことが嫌いな方もいらっしゃるかもしれません。そういう方に一番伝えたいことは、結果が人と比べてどうだったのかは全く重要ではないということです。本当に大事なことは「今の自分がこうなりたいという姿に近づいているか」という1点だけです。人は人、自分は自分です。人と比べてどうだったのかということよりも、目標と比べて今の自分がどうなのか、自分を基準に評価しましょう。感想2021年251目★★★「鈴木光」という名前から男性だと思っていて、表紙の女性は写真用のモデルさんかな、と思っていたらご本人だった。国立筑波大学附属高校、東京大学文科1類(推薦現役合格)、在学中に司法試験予備試験合格。クイズ番組「東大王」出演。いやいや元から頭ええやん…ついでに可愛いやん…。この本は、社会人よりは高校生向けの勉強方法(大学受験方法)がメイン。でも、勉強に対する姿勢は読んでいて参考になった。(参考になったこと)・ちょっとした楽しみを見つける→短期的な目標から少しずつ引き上げる・体験型プログラムに参加してみる(無料の国際交流プログラムもある)・予定より1.5倍程度の時間がかかると想定して勉強の「小目標」をたてる・問題やプリントを緑のマーカーやオレンジのペンで加工し、問題形式で記憶する・タイマーを使って自分の集中時間を測る・知らない英単語に出会ったら、①つづり②発音記号③使われていた文章④意味を記録する体験型プログラム、いいですね。娘も息子も、まだ何一つ習い事をさせたことがなく、世界が狭くなってしまうのでは?とちょっと気になっている。以前は休日に1日だけの体験イベントみたいなものに参加していたんですが、コロナでそれもなくなっちゃったしね…。フィリピン人の知人が、大学生の時にものすごくたくさん海外の短期滞在系プログラムに参加していて、「お金のあるとこの子なんやろうな」と思っていたら違った。コミュ力×英語力で、ありとあらゆる無料の政府主催のプロジェクトに応募していたのだった。「日本だったら、文科省の○○っていうので行ったよ~」みたいな感じ。そしてそういう子は、同じように研修プログラム参加者で出来上がったネットワークがあって、「次この国でこういうの募集しているよ」と訊いてはまた応募していて、いろんな国に行っていた。その時、「やろうと思えば何だって出来るんだな」と思ったし、「私は何をしていたのか」とちょっと愕然とした。そんなもの、調べようともしなかった。あることも知らなかった。いや、言い訳なのかな。だって、日本でぬくぬく学生していたほうが、楽だもの。自分の子供たちが何を選ぶのかは別として、世界を広く見せてあげること、その先まであることを当たり前にして示すこと。そしてその先に自分で辿り付ける力を鍛えてやること。難しいな、親。まずは私から、頑張ろう。これまでの関連レビュー・ムダにならない勉強法 [ 樺沢紫苑 ]・大人の「勉強」大作戦 [ 日経WOMAN ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.27
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本のタイトル・作者テスカトリポカ [ 佐藤 究 ]本の目次・あらすじメキシコ、クリアカン。兄を麻薬密売人(ナルコ)に殺された17才のルシアは、街を出て、流れ流れ日本へたどり着き、男の子を産む。息子のコシモは、氷(イエロ)と呼ばれる覚醒剤の一種、メタンフェタミン中毒になった母にネグレクトされて育った。メキシコ、ヌエボ・ラレド。ベラクルス出身のカサソラ兄弟の「ロス・カサソラス」と、新興勢力「ドゴ・カルテル」の麻薬戦争が始まって二年。三男のバルミロは一人生き残り、流れ着いたジャカルタで、一人の日本人と出会う。闇の心臓外科医の末永。彼は提案する。血の資本主義ーーー日本の無戸籍児童の「心臓」を、売るのだ。 引用われらは彼の奴隷(ティトラカワン)、夜と風(ヨワリ・エエカトル)、双方の敵(ネコク・ヤオトル)、どれも同じ神を指していた。永遠の若さを生き、すべての闇を映しだして支配する。煙を吐く鏡(テスカトリポカ)。感想2021年250冊目★★★★第165回直木賞受賞作品。表紙とタイトルから、「第二次世界大戦中、東南アジアの現地遺跡に潜伏し化学兵器を開発していたチームが…」みたいな話かと思ったら違った(表紙から中身捏造し過ぎ)。麻薬と抗争と臓器売買のダークな話。とにかく暴力とグロい表現が連続するので、苦手な人は止めた方がいい。ほんま悲惨というか凄惨なシーンが多い。ギャングの話がリアル(なように感じた)で、「もしかしてこの作者はギャングのひとなのでは…!」と馬鹿なことを思いながら読んだ。アステカの話がどう絡んでくるのか、553ページと分厚いけれど、気になってどんどん読んだ。バルミロが組織を作り上げていくところは面白かった。そして、「この子、どうなるのかな」と思っていたかわいそうなコシモ。「え、これどうなるの?あとこんなけしかないのに?」と残りを気にしながら読んでいたら、拍子抜けするような終わり。どんな暴力も、酸素には勝てないんだな…?結局アステカは何だったんだ?最後のおばあちゃんの語り掛けは何を意味していたのかなあ。これまでの関連レビュー○メキシコが舞台の作品・女であるだけで [ ソル・ケー・モオ ]・おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う [ ガブリ・ ローデナス ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.26
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本のタイトル・作者麦本三歩の好きなもの 第二集 [ 住野 よる ]本の目次・あらすじ麦本三歩は寝るのが好き麦本三歩は焼売が好き麦本三歩は蟹が好き麦本三歩はプリンヘアが好き麦本三歩は辻村深月が好き麦本三歩は東京タワーが好き麦本三歩は女の子が好き麦本三歩は角が好き麦本三歩はパーティが好き麦本三歩は楽しい方が好き麦本三歩は復讐ものが好き麦本三歩は明日が好き引用寝坊や遅刻やずる休みはあろうと、一度とて一生出勤しないでいることをよしとしていない。三歩はそんな自分をすごいと思っている。前にそのことを先輩に話すと、みんなそうなんだよと言われたけど、それならみんながすごいってことだろうと三歩は思う。三歩はそんな自分とみんなを誉めてあげたいと思う。感想2021年249冊目★★★「ぐうっは」「ぶっふぁ」とおかしな声を漏らしながら読みました。三浦しをんのエッセイに通じるものがある。おもしろおかしい。電車のなかで読まない方がいい。危険。ぶぉつふぉい!と咳き込んだふりをして誤魔化さねばならず、時節柄いやぁな目でみられることでせう。一巻めから一年後。ものすごく出来た後輩ちゃんが入ってきたり(年下キャラ奪われる!)、うるさい友人とピクニック合コンしたり、こわい先輩が結婚したり、二日酔いに苦しんだり。ついに三歩に春が?蟹クリームコロッケの殿方は、たいそう素敵なお方。いいひとだなあ、うまくいくといいなあ。三歩に双子の弟が!!「双子の弟」って、弟がいて、それが双子の男子なのかと思った。名前はなんというのだろう。このシリーズって、キャラクターに固有名詞が、ない。「麦本三歩」っていう主人公のインパクト大な名前以外。それって、三歩の脳内風景でもあるんだろう。すこしファンタジーかかっていて(二つ名をつけがち)、自分のことにかまけて一所懸命すぎて、ほかのひとなんてどうでもいいんじゃないか、ほんとは。最後のお話で、利用者に「土下座しろ」って言われるシーンがある。私、まさに学生時代アルバイトをしていたときに、正社員の人と、応対していたスタッフが土下座させられたのを見たことがあった。そのとき、すごく、傷付いたのだ。そのことを思い出した。理不尽なクレームを受けたのが「自分じゃなくて良かった」という卑怯な気持ちと、「頭下げりゃ終わるんだから」とさっさと床に膝をついた年配の女性のそれでも潤んだ目と。あのとき私は、びっくりして、悲しかったんだ。人の尊厳を傷つけられることが、簡単に行われること。相手を踏みつけることが、喜びになる人間がいること。そしてそれを、社会人の一員として受け入れないといけないこと。毅然とした対応を取った先輩は偉い。すごい。今、部下のかわりに出ていって謝る立場になって、それを思う。頭下げておけばいいんだから、って、終わらないこと。これまでの関連レビュー・麦本三歩の好きなもの [ 住野よる ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.25
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本のタイトル・作者さざなみのよる [ 木皿 泉 ]本の目次・あらすじ三姉妹のまんなか、ナスミ。43才でこの世を去った彼女が残したもの。投げ込んだ小石が波紋を広げるように、世界は。引用時間もお金も、自分のためだけに使ったことなんて一度もない。あったとしても、もったいなくて使えない。いつだって自分だけが空回りしているような、この感じはなんだろう。(略)自分は小さくちびた石鹸で、ただただ消耗してゆくだけの人生のような気がする。感想2021年248冊目★★★2019年本屋大賞第6位。著者は、「和泉 務(いずみ つとむ)と妻鹿 年季子(めが ときこ)夫婦脚本家」(Wikipediaより)。「野ブタ。をプロデュース」を書いている人だった。夫婦脚本家ってどういうことなんだろう。ふたりで、書くの?すごいなあ。亡くなる人が時限爆弾や悪戯、謎かけをしていく話が好きなので楽しく読めた。人の死ってなんなんだろうな。いままでそこにいた存在がいなくなる。世界には残滓のようなものが残される。ふとした時に思い出す。記憶のなかで、オルゴールの蓋を開けたみたいに曲がなる。くるくる回る人形。同じシーンを繰り返し。私にとってそれは、曾祖父と夏の甲子園中継だったり、祖父の納豆入りお好み焼きだったりする。灼熱のグラウンドを見るたびに、ソースのにおいを嗅ぐたびに。思い出す。私もいつか、そうなる。カフェオレにふりかけたシナモンの香り。本をめくる、かさかさとした音。そんなものと一緒に、思いだしてほしい。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.24
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本のタイトル・作者死物語 下 [ 西尾 維新 ]本の目次・あらすじ詐欺師・貝木泥舟と、死体死神・斧乃木ちゃんに拉致られ、西表島に向かうことになった千石撫子。臥煙伊豆湖からの依頼は、『なぜ洗人迂路子は西表島に本陣を構えているのか?』の調査。ファーストクラスで島に向かっていた撫子だったが、飛行機が墜落。気づけば、無人島にすっぱだかで漂着していた。引用「無知だって、知ろうとする限りは、罪じゃないでしょ」感想2021年247冊目★★★★時系列的には『死物語 上』より前。パンデミック前。こちらはコロナのことは忘れて楽しく読める一冊。そして西表島について詳しくなれる…。私、登場当時、撫子のこと嫌いだったんですよ。ぶりっこのかわいこちゃん。弱さを前面に押し出して、守って、助けて、とアピールしてくる。でも、失恋後の撫子のこと、けっこう好きになった。過去を受け入れて、その痛みを抱えて生きていくと決めた。今回なんて、無人島でサバイバルしてましたからね。強くなったなあ、撫子。守って、助けて。泣いて、縋って、恨んで、呪って。そして私は、助けてもらったから。今度は、私の番だよ。漫画家を目指しているという後付け設定も、今となっては「絵にかいたものを具現化できる」というチート能力に発展。斧乃木ちゃんとの掛け合いも好き。この二人のコンビ、いいですよね。p128上段の「皐夔稷契(こうきしょくせつ)、何の書をか読むべき。」が分からなかったのですが、調べると「十八史略」曾先之の「安石欲行青苗法」が出典らしい。本ばっか読んでても駄目だねってことなの…??これまでの関連レビュー・扇物語 [ 西尾維新 ]・死物語 上 [ 西尾維新 ]・人類最強のsweetheart [ 西尾維新 ]・掟上今日子の設計図 [ 西尾維新 ] ・ヴェールドマン仮説 [ 西尾維新 ] ・デリバリールーム [ 西尾維新 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.23
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本のタイトル・作者死物語 上 [ 西尾 維新 ]本の目次・あらすじ新型コロナが感染拡大している折、大学2年生となった阿良々木暦は、暴力陰陽師・影縫余弦から招待を受ける。ちょっと今からルーマニアに来てくれない?…かくして、式神・斧乃木ちゃんの『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』で、うつくし姫の呪いによって滅んだアセロラ王国へ向かった暦と忍。吸血鬼だけが感染し、死に至る感染症。『死体城』には、呪われし「うつくし姫」を、吸血鬼「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」に変えた張本人・デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターが、瀕死で身を横たえていた。引用「コロナ禍を物語に取り入れるかどうかっていうのは意見の分かれるところだよね。現実が舞台である以上、あたかもコロナウイルスが存在しないがごとく描くのはともすると欺瞞であるかのようだけれど、読む人によっては、パンデミックが小説にまで侵食してきたと、暗い気持ちになることもあるだろう。読書を楽しんでいるときくらい、自粛ではなく自由でありたいと思うのは当然だ。そんなかたにお勧めなのが下巻だよ」感想2021年246冊目★★冒頭で面食らった。だって!『化物語』(15年前)で高校生だった阿良々木くんが、大学2年生(4年後?)にパンデミックのコロナ禍にいるんだもの。時空捻じれてるやんけ。いや、捻じれてはないのか?まあ、西尾維新作品ですから…うん…。ルーマニアになっかなか出発しなくて、うだうだしていたのでそこらへんぼーっと読んでいた。飛んでからもそんなにパキパキ話が進まず。これはあれよな、ところどころに散りばめられたネタと過去作品を回顧するための間…。エピローグが二年後の世界で、私は夢落ちかと思ったけど夢じゃないの?夢だけど夢じゃなかったの?だって東京で夢を叶えた千石と仲直りして、羽川と同棲してますけど。これまでの関連レビュー・扇物語 [ 西尾維新 ]・人類最強のsweetheart [ 西尾維新 ]・掟上今日子の設計図 [ 西尾維新 ] ・ヴェールドマン仮説 [ 西尾維新 ] ・デリバリールーム [ 西尾維新 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.22
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本のタイトル・作者結 妹背山婦女庭訓 波模様 [ 大島 真寿美 ]本の目次・あらすじ水や空種浄瑠璃地獄月かさね縁の糸硯引用「その種を、だいじに育てたり。ええか、捨てたらあかんのやで。ほったらかしにして枯らしたってもあかん。というて、世話しすぎてもあかんのやな。これがむつかしい。うまいこと、土、かぶせて寝かせとくんや。たまに水やりしてな。するとしらんまに育ってくる。そしたら書ける。時がくるまで辛抱や、へたにいじくりまわすのはご法度やで。だいじにせえ」感想2021年245冊目★★★★『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』の続編。人気浄瑠璃作家となった近松半二の娘・おきみ。「妹背山婦女庭訓」に魅せられた造り酒屋・松屋の平三郎。同じく「妹背山婦女庭訓」にのめり込み、ついには半二の弟子になってしまった、娼家・大枡屋の跡取り徳蔵。三人を軸に、展開していく物語。あいかわらず上方ことばが素敵。私の祖母の世代はまだ、こういう話しかたが残っている。「~やさかい」ええですよね。「あんじょうやっときいな」とか。私にとってはネイティブ言語(ちょっと古い)という感覚なのですが、これって他の地域の人が読むとどう感じるのだろう…。登場人物がどれも肉厚で、「ああ、このひと、おったんやろな」と感じた。ここに、おったんやろな。むかし、生きとったんやろな。歌舞伎や人形浄瑠璃に読み本を取り入れるの、今でいうメディアミックスですね。原作があって、アニメ化して、ドラマ化して、映画化して。なるほど、この時からもう、そういうことがあったんだ。おきみと徳蔵の恋の行方、浄瑠璃の行く末が気になって、一気読み。私は「松へ」「耳鳥斎」こと平三郎が好き。するする、水が流れるように、風が吹くように生きていくひと。てらいなく、掉ささず。しかし、おきみ視点も読みたかったなあ。人形浄瑠璃がすきですきで、せやかておなごやし書くわけにもいかん。おきみちゃん、柳太郎を操って書かしとるんや。人形を操るみたいにしてな。最後、おきみは自分で書く、と決めたのだ。彼女が何を書いたのか、気になるなあ。これまでの関連レビュー・渦 妹背山婦女庭訓 魂結び [ 大島真寿美 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.21
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本のタイトル・作者琥珀の夏 [ 辻村 深月 ]本の目次・あらすじ私も、あの夏、あそこにいた。静岡県で見つかった女児の白骨死体。かつて、そこで活動していた<ミライの学校>。親元を離れ、神聖な「泉」のそばで子どもたちの力をはぐくむ。崇高な理念のもと、行われていたことは何だったのか―――。弁護士・近藤法子は、見つかった女児が孫かを調べてほしいという依頼を受け、<ミライの学校>の事務局を訪れる。あの夏の思い出。閉じ込めて、沈めて。永遠に続く夏の記憶。引用あなたは何も、悪くない。感想2021年244冊目★★★★カルト集団(というのだろうか、これは?)の中で育てられた子どもたちの物語。そしてそこに、サマーキャンプの形で1週間参加した「部外者」の子どもたち。死んだ女児は、誰だったのか。なぜ、彼女は死んだのか。その死を、隠されなくてはならなかったのか。続きが気になって一気に読んでしまった。チトセ。ノンコ。ミカ。ヒサノ。ユイ。サヤ。アミ。それぞれが、それぞれに、痛みを抱いたまま、大人になったんだろう。ちいさな子供を親から離して預けるなんて信じられない、と思っていた法子。弁護士として働く彼女は、幼い娘を無認可保育園に通わせている。そこには、2歳児クラスまでしかない。一次選考は全滅。春からの預け先はない。彼女が娘を迎えに行き、ひとりで夕食の支度をするシーンが、一番胸がぎゅっとなった。・坂の途中の家 [ 角田光代 ]を思い出した。はやくお迎えに行かなくちゃ。はやく家に帰らなくちゃ。はやくごはんを食べさせなくちゃ。はやくお風呂にもいれないと。はやく寝かせないと。はやく、はやく、はやく。ごはんの炊飯を忘れた。娘が牛乳パックを倒す。フライパンの中のハンバーグが焦げている。その時の気持ちが、分かる。叫びだしたい。こんなはずじゃ、なかったと。ぼろぼろ涙を零しながら、泣きわめきたい。どうして私が、こんなめにあわないといけないのか。子どもを愛している。愛しているのに、辛い。よい環境を、よい教育を。そのために、子どもたちを<ミライの学校>に入れた大人たち。自分の手を離すことで、彼らは安堵しなかったか。その責任を逃れたことを。子どもは、子どものままではない。きれいなままの思い出は、隠され、覆われている。琥珀の中に閉じ込めたように、とろりと甘い、はちみつのような色の記憶。けれどそこから出よう。遥か彼方まで、と祈りを込めて、願いを込めて。ふるさとを憎みながら、そこで育った自分から、どうしようもなくそこから逃れられなくても。逃げて逃げて、振り払って振り払って。振り返る。これまでの関連レビュー・かがみの孤城 [ 辻村深月 ]・傲慢と善良 [ 辻村深月 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.20
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本のタイトル・作者ひっそり暮らし [ なち ]本の目次・あらすじ1 私の小さな家計管理2 小さな住まいと収納3 小さな食事の楽しみ方4 小さな暮らしと家事5 小さなワードローブ6 身軽を叶える持ち物7 物選びのルール8 引き算の美容9 減らす、やめる10 防災は日常の中に感想2021年243冊目★★★著者は、平成生まれの会社員。中古マンションを購入し、リノベーションして猫と暮らしている。不思議だなあ、と思うのが、「ミニマリスト」系の人って、それぞれ単体ではユニークで世の中のスタンダードからは外れているんだけど、「ミニマリスト」カテゴリで言うとみんな同じ型枠に填まっていく。家じゅうの専用洗剤は、せっけん一本に。みたいな。著者はファイナンシャルプランナーの資格を持っていらして、医療保険と生命保険には加入していないそう。これ、悩んでいるところ。保険は、掛け捨ての月1800円のものに入っているけど、貯蓄があれば不要じゃない?やめる?夫に相談したら「割戻金あるから年に16,000円くらいやろ?あと30年かけても50万円いかんやん。かけときや」と言われてしまったんですが。著者が愛用しているイッタラティーマの21センチプレートと15センチボウル。この2つ、我が家も使っていますが本当におすすめです。最近は21センチばっかり使っている。うちでは、晩御飯はこれにワンプレート盛りです。洗って、朝は洗い籠からとってそのお皿にトーストをのせる…。笑同じく著者愛用ツールの、柳宗理のステンレス片手鍋も、我が家で活躍しています。電気湯沸かしポットがないので、お湯はいつもこれで沸かす。注ぎ口が両方に付いているし、蓋をずらして湯ぎりも出来るので便利。お鍋を栁宗理で揃えているんですが、両手鍋も注ぎ口このかたちにしてほしいよ…。著者は揚げ物もやってるんですね。こういうステンレス片手鍋で揚げ物する発想なかった。しかし注ぎ口と深さがあるから、揚げ物に向いてるんだ。私は、焦げ付いたときは過炭酸(粉末酸素系漂白剤)で煮ています。服が冬服9着、夏服6着の合計15着ってすごい。冬服…トップス3、ボトムス3、ワンピース1、アウター1、小物(ストール)1モノトーンではなく、グレージュっぽい色み。夏服…トップス3、ボトムス3、ワンピース3こちらは紺色やグレーが多め。モノトーンだとコントラストがキツいし、どうしても「お仕事」感が強いので、グレージュや紺を取り入れるのいいですね。アクセサリーは3つ。ダイヤのリング、ダイヤのネックレス、パールのネックレス。はー。押さえるところ押さえてるって感じ。私は貰い物を適当に付けているだけなので、もう少し持ってる。靴は3足。パンプス(黒)、スニーカー(ライトグレー)、レインブーツ(黒)やっぱりレインブーツを1足入れておくのいいな。今、私はバレエシューズ(黒)コンフォートシューズ(黒)スリッポン(グレージュ)の3足なのですが、雨の日が結構染みてくるのでレインブーツ欲しい。著者は専用のハンドソープをやめ、ボディーソープを希釈して使用。我が家も液体せっけんを希釈して泡で出てくる容器に入れて使ってます。コロナで手洗いの頻度が増え、ビオレを使っていたら手がボロボロになった。というわけで固形石鹸に戻し、それがなくなったので液体せっけんに。手が荒れない。うちの洗剤は、今「過炭酸(酸素系漂白剤)」と「液体せっけん(洗濯用)」のみ。漂白と洗濯は過炭酸で。せっけんは、洗濯の部分洗いや靴洗い、たまに掃除に使うほか、希釈して食器洗い、手洗い、ボディソープ(洗顔)に使用。どちらもネットで購入するので、ドラッグストアに滅多に行かなくなりました。著者が基礎化粧品としてオールインワンローションを勧めていたけど、これ使ってみたいな。現在わたくし、化粧水(ハトムギ)のみ、でして。乾燥が気になっていたのは、大豆プロテインを飲み始めてからなくなりました。それでもカサカサしたらワセリンを塗ってます。「記憶だけでそこにあるものを書き出す」って面白い。思い出せないものは、使っていないものである可能性が高いもんね…。定期的にこういう本を読むと、「っしゃー!モノを減らして身軽に生きていくぞー!」と発奮するのでよし。これまでの関連レビュー・ミニマリストな暮らしのつくり方・ミニマリストな暮らし方 ・スマホひとつで暮らしたい [ 飯島彩香 ]・モノを減らすと幸せがやってきた [ エリサ ]・社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。 [ 静慈彰 ]・寂しい生活 [ 稲垣えみ子 ]・ゆるミニマルのススメ。[ 阪口ゆうこ ]・ミニマリストの持ちもの帖 家族5人これだけで暮らしています [ 尾崎友吏子 ]・ミニマリストの愛用品 [TJMOOK]・ものは捨てても、ワタシは「好き」を捨てられない [ mami ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.19
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本のタイトル・作者八月の銀の雪 [ 伊与原 新 ]本の目次・あらすじ八月の銀の雪海へ還る日アルノーと檸檬玻璃を拾う十万年の西風引用地球の中心に積もる、鉄の雪―――。僕のなかにも芯があるとしたら、そこにも何か降り積もっているだろうか。少しずつでも、芯は大きくなっているだろうか。感想2021年242冊目★★★★2021年本屋大賞(第18回:2020年11月〜2021年4月実施)第6位。表紙とタイトルから、勝手に江戸時代~大正位の人情物を想像していたら違った。(おそらく髙田郁『銀二貫』のイメージがあったのかも)著者は「伊与原新(イヨハラ・シン)」さん。専攻は地球惑星科学。さもありなん。本にその知識がぐっと詰め込まれている。小説を読んでいるのに、いろんな「へえ」という発見があった。「八月の銀の雪」は、大学を留年し就職が決まらない主人公・堀川が、元クラスメイトの清田にねずみ講的な怪しい商売の片棒を担がされそうになるが…という話。いつも行くコンビニでバイトしている、日本語がおぼつかない外国人グエン。内心バカにしていた彼女が、大学院で地震を研究していると知り…。「海へ還る日」は、ひとりで2歳9カ月の娘を育てる母親が主人公。上野自然史博物館「海の哺乳類展」を訪れる。知り合った宮下さんは、高校卒業後非常勤職員として博物館に勤め、挿絵を描くようになり、ついに展示会を開くまでになった。―――この人は、わたしとは、ちがう。なにが、ちがうのだろう。「アルノーと檸檬」は、かつて新聞社で伝書鳩として使われていた鳩の末裔の話。俳優を志し、瀬戸内海の檸檬農家を家出同然で出てきた正樹。夢かなわず、家に変えることも出来ず、今はマンション建設のために住人を立ち退きさせることを仕事にしている。住人の一人がベランダで保護していた鳩の飼い主を探すことになるが…。「玻璃を拾う」は、珪藻を並べて作ったアートの話。瞳子がSNSに投稿した写真に「その写真は、僕の作品です。削除してください」というコメントが寄せられる。「休眠胞子」と名乗る人物は、友人・奈津のはとこ、野中だった。「十万年の西風」は、原発と風船爆弾の話。原発の協力企業で保守点検を専門にしてきた辰朗。ありかたに疑問を抱き、職を辞したばかりだ。辰朗は、長浜海岸で凧をあげる年配の男性に出会う。彼は、第二次世界大戦で亡くなった父を弔うために、凧を上げているのだと言う。父がここで作っていた、「風船爆弾」。この中では、「玻璃を拾う」が好きかな。伊与原新さん、ほかにもたくさん書いてらっしゃる。どれも理系知識満載なのかしら。ほかの作品も読みたくなりました。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.18
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本のタイトル・作者シンプルなコツでうまくなる魔法のイラスト帖 描けばみんなに笑顔が広がる! [ ちょ ]本の目次・あらすじ1 自分を笑顔にするイラスト2 あの人を笑顔にするイラスト3 かんたん!かわいい!手書き文字ルール4 季節をたのしむシーズンイラスト感想2021年241冊目★★★すごく不思議なのが、この手の本ってずーっと一緒の絵柄なんだよな、ということ。誰が描いていても、見分けがつかないくらい似ている。それは、簡単に描けるように○△□がベースになっているということもあるんだろうけど…。というわけでたまにイラストの本を見て練習をする。可愛い絵を気軽に描けるようになりたいのだ。手帳に書くまでは至らないのだけど。娘もお絵描きが好きなので一緒にお絵描きした。子どもがフルーツの被り物しているの、かわいいなー。これまでの関連レビュー・かんたん、かわいい!ボールペン手帳イラストレッスン帖 [ 竹永絵里 ]・ノート・日記・手帳が楽しくなる ゆるスケッチ[ corekiyo ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.17
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本のタイトル・作者メモ活 [ 上阪徹 ]本の目次・あらすじ第1章 「メモ活」の基本原則第2章 とにかくすぐに記録する「段取りメモ」第3章 A4ノートに記録する「要約メモ」第4章 速く、正確に記録する「スピードメモ」第5章 思考を加速させる「アイデアメモ」第6章 文章力の決め手「素材メモ」感想2021年240冊目★★★メモをとれ、なんでもとにかくメモをとれ、という1冊。取り立てて目新しいことが書いてあるわけではないのだけど、定期的にこういう本を読むことで気持ちを新たに出来るので読む。(この本で「へえ」と思ったこと)・著者はなんでも赤ペンで記入する(赤が好きだから)・スケジュール帳(ウィークリーレフト式)もノートもA4推奨・TODOリストは終了したものを上にあげていくだけ(下に未完了が残る)・小さな約束事もメモする・質問は5W2Hを意識する・読書メモはふせんを貼るだけ。そこから5か所だけノートに転記。・3行日記(一番失敗したこと・一番感動したこと・明日の目標)・夢や目標は実は知識。知っていることしか夢にできない。・文章は素材から成る。素材は「事実」「数字」「エピソード(コメント、会話)」から成る。・素材に目を向けるためには、「形容詞を使わない」こと。著者が言うメモを取る→自分用の仕事マニュアルを作る→効率がアップするというこの方程式、本当にそうだと思う。今年度から私はセリアの368ページノートを仕事用にしていて、とにかく何でもそこにメモ。とったメモは貼り付け。資料は縮小して切り取って貼り付け。…と、していると検索性が乏しくなってきたので、タイトルやキーワードに蛍光ペンでマーカーを引いて、ぱらぱらめくった時に目立つようにする。何度も参照するページにはインデックスを付けた。TODO、「手順書」もそう。私、新しい業務にあたったときは、その業務を学びながらマニュアルを作るんですよ。自分が信じられないくらい忘れっぽいから。来年に同じこと出来ない自信がある。ファイルならキーワードで検索も出来るし、次やるとき頭を使わなくて良い。引き継ぎ書の新規作成も不要。業務を担当して1年経つと自然とマニュアルが完成しているから、そこに「今担当している案件はこれで、この状態」と示すだけでいい。…でもこれ、他のひとはやらないんですよね…。だからその人の業務を受け持つとめちゃくちゃ苦労する…。これが謎過ぎて。マニュアルじゃなくてもいい。TODOリストのレベルで良い。みんな手順書作ってくれてたら、こんなことにならないじゃない?何なの毎年?馬鹿なの?って言って部下を凍り付かせました。はい。メモとったほうがいいよ、ほんと…。これまでの関連レビュー・やりたいことを全部やる!メモ術 [ 臼井 由妃 ]・ノート・手帳・メモが変わる「絵文字」の技術 [ 永田豊志 ]・メモの魔力 [ 前田裕二 ]・ロジカルメモ 想像以上の結果をだし、未来を変えるメモの取り方 [ 村本篤信 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.16
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本のタイトル・作者声をあげます (チョン・セランの本) [ チョン・セラン ]"목소리를 드릴게요"(I'll give you my voice)by 정세랑(鄭世朗,2020)本の目次・あらすじミッシング・フィンガーとジャンピング・ガールの大冒険十一分の一リセット地球ランド革命記小さな空色の錠剤声をあげます七時間めメダリストのゾンビ時代引用もしかしたら、愛の一目人であるみたいに。あぶくになる覚悟を決めた人魚みたいに。「声をあげます」感想2021年239冊目★★★★あいかわらず不思議な…何なんだろうこれ、ファンタジー?SF?ロマンチックでコメディで、ダークで諧謔に富んでいて。ちょっと村上春樹っぽくもある。短編集。はじめ、タイトルから「圧政に声を上げる」などの「声をあげる」だと思っていた。おそらく抑圧された女性たちが声をあげる物語なのだろうな、と。違った。「声を与える」という意味の「声をあげる」だった。表題作の「声をあげます」は素敵な物語。「ミッシング・フィンガーとジャンピング・ガールの大冒険」は、指が消えちゃう人と、その指から過去にタイムスリップする人の話。「十一分の一」は、サークルでひとりだけの女子だった私が、行方知れずになっていた先輩を探す話。「リセット」は、巨大ミミズに襲われ、都市が壊滅する話。「地球ランド革命記」は、テーマパークの広報として地球から拉致された人が、愛した天使のために創始者を殺しに行く話。「小さな空色の錠剤」は、認知症を防ぐ薬が発明され、人類が依存する話。「声をあげます」は、声に特性があり、自分の教え子が人を殺してしまう教師が収容された場所でほかの「怪物」たちに出会う話。「七時間め」は、世界の1/3が死に絶えたあとの世界の話。「メダリストのゾンビ時代」は、オリンピックを目指すアーチェリーの選手が、ゾンビで満たされた世界で細々と生き残る話。…いやもう、あれじゃないですか。説明されても「は?」ってなるよね、このあらすじ…。かなり好き嫌いは分かれそうだけど、私は面白く読みました。韓国の女性作家というと、フェミニズム色が強い作品が多いイメージ。でも、この作品の中では、プラスチックをはじめとする環境問題、人口増加、動植物に対する責任(肉食や動物園、絶滅)について繰り返し描いている。これから、『シソンから』『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』といった未邦訳作品が刊行されるそうで、楽しみ。既刊の『フィフティ・ピープル』も読んでみたいな。(このタイトルも、村上春樹の「TVピープル」を思い出す。)ところで、チョン・セランさんの本の装丁が苦手な私。韓国版はもっとポップなのに…!なぜ…!なんかこの表紙、陰鬱な気持ちになるんだよう。とげとげした表面の吹付の、ザラザラした壁面に触ったみたいな気分。これまでの関連レビュー・屋上で会いましょう [ チョン・セラン ]・保健室のアン・ウニョン先生 [ チョン・セラン ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.15
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本のタイトル・作者宝石商リチャード氏の謎鑑定 輝きのかけら (集英社オレンジ文庫 宝石商リチャード氏の謎鑑定シリーズ) [ 辻村 七子 ]本の目次・あらすじ結晶の姫君龍の季節楽しい日エドワード・バクスチャーの数奇な半生悪魔を憐れむ歌Ca, c'est Paris輝きのかけら引用「『あなたがいる私』と『いない私』のパフォーマンスを比較するために、あなたをしばらくどこかにやって、私に一人で仕事をさせれば、ことはより明確になるかもしれませんね。しかしシャウルは、わざわざ仕事の効率を下げるような真似を決して許しはしないでしょう。あなたはマスコットというより、むしろ私という馬の燃料です。背筋を伸ばして、堂々としていなさい。道を間違えないように」感想2021年238冊目★★★短編集。「龍の季節」と「エドワード・バクスチャーの数奇な半生」はWebマガジンCobalt掲載。「楽しい日」はサイン会参加予定者特典。これらは読んだことがあった。あとは書きおろし。主人公2人はあまり登場せず、サイドストーリー的な一冊でした。よく考えたらこれ、日本語で書かれているけど原文英語だよな…と考えたりする。(いや日本語なんだけど。 ジェフリーとヨアキムさんの会話も英語だし、リチャードとジェフリーも英語。 ヴィンスとリチャードの会話は中国語?英語?)理科の先生になった谷本さん。その生徒視点での「結晶の姫君」。女の子が理科が好きなんて、おかしい?という彼女と、素敵な先生になった谷本さん。第三者視点の物語好きだから、これとても良かったです。「龍の季節」は、香港時代のヴィンス視点。読んでいて「うあああああ」ってなる。辛かっただろうなあ、この時。ヴィンセントも、リチャードも。ジェフリーも…みんな。捻くれて、捻じれて、どうしようもなくなった自分。自分が憧れるその人にとって、自分が必要でないものであったこと。助けたい相手の、助けになれない存在であること。ヴィンスさんと再会した時のことを思い出す。まあ、この後日本でリチャードは「幸せのもと」に出会うのでオーライ!「楽しい日」はアルバイト時代の、まだ余所余所しいリチャードと正義。正義視点で、楽しみにしていたライブに行けなくなってがっかりへにょりん、の話。この時の正義、まだ仔犬ちゃんしていて可愛い。「エドワード・バクスチャーの数奇な半生」は、あの、くだんの占い師の偽名がどこからきたのか、という話。リチャード視点で、過去の回想。スイスの寄宿学校に入っていた彼が、休みに抜け出して、ジェフリーと会う。この二人、すごく仲が良かったんだよねえ…。涙。リチャードと正義、専属秘書時代にもまたこの「バクスチャー先生」と「山田君」コンビでなんかやってたりしてね。見たい。「悪魔を憐れむ歌」は、今回のメインのようだと感じた。ジェフリーとヨアキムさんの出会いを、ジェフリー視点で。この2人がどうやって出会ったのか気になっていたので、読めてよかった。私、ヨアキムさんはその風貌から、ハイブランドのトップモデルとか、デザイナー、バレエダンサーあたりを想像していたんです。ストリップのダンサーだったんだ…そしてあんな過去が…。不器用なふたりが幸せになろうとする物語、すてき。「Ca, c'est Paris」は「悪魔を憐れむ歌」の後日談。くっついた2人のはじまりの物語。ラブラブかよ…!「輝きのかけら」は、専属秘書になったばかりの正義の話。冒頭の「結晶の姫君」の内容に触れ、その1年後であることが分かる。こういう円環になる構成、大好きです。リチャードの専属秘書だ!と、しゃかりき頑張っちゃう正義(リフレクソロジーまで…?)。ヴィンスさんに相談して(息子さんの誕生おめでとうございます)、ヨアキムさんとジェフリーも登場して。しかしリチャードはもうあれです。正義がいるだけでいいんです。その存在に意味があるので。「お前以外のためにはこんなに頑張れない」と言わしめてるけど。ミーティングも兼ねて食事はできるだけ一緒に、て。ふうふか。はいはいごちそうさま!!よかったねリチャード末永くお幸せに!という砂吐きエンドです。はー、尊い。このシリーズは、どっかでエンドなのかな。まだ続くのかな。ここで終わってもきれいなんだろうな、と思う。みんなの心に残る、きらきら輝く宝石のかけら。プレイリストSpotifyで作ったプレイリスト→「宝石商とパートナー」また追加しました。今回の「Ca, c'est Paris」でRADWIMPSの「最大公約数」。「龍の季節」で米津玄師「眼福」。「悪魔を憐れむ歌」で米津玄師「シンデレラグレイ」。あと「あの歌なんだっけ…ものすごい闇落ち正義っぽいやつ…」のタイトルを思い出したので追加。RADWIMPS「へっくしゅん」。これまでの関連レビュー・宝石商リチャード氏の謎鑑定・宝石商リチャード氏の謎鑑定 エメラルドは踊る・宝石商リチャード氏の謎鑑定 天使のアクアマリン ・宝石商リチャード氏の謎鑑定 導きのラピスラズリ・宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット・宝石商リチャード氏の謎鑑定 転生のタンザナイト・宝石商リチャード氏の謎鑑定 紅宝石の女王と裏切りの海・宝石商リチャード氏の謎鑑定 夏の庭と黄金の愛・宝石商リチャード氏の謎鑑定 邂逅の珊瑚・宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀 [ 辻村七子 ]・宝石商リチャード氏の謎鑑定 公式ファンブック エトランジェの宝石箱・忘れじのK 半吸血鬼は闇を食む [ 辻村七子 ]・マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年 [ 辻村七子 ]・あいのかたち マグナ・キヴィタス [ 辻村七子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.14
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本のタイトル・作者めぐりんと私。 [ 大崎 梢 ]本の目次・あらすじ神奈川県、種川市。横浜市に接する人気のベッドタウンを、移動図書館「めぐりん」は走る。宇佐山団地、吉田町公民館、児童公園、住宅街、ワーキングエリア…。本と人の出会いを乗せて。○本は峠を越えて昼下がりの見つけものリボン、レース、ときどきミステリ団地ラプンツェル未来に向かって引用読めずに終わっても、つまらなくてがっかりしても、返却すればリセットできるのが図書館のいいところだ。親の意見もいらない。お小遣いも減らない。今日は何があるかな、どれにしようと、宝探しの気分で棚を見るのが楽しかった。感想2021年237冊目★★★本の表紙から「これは移動図書館の本だな!」と鼻息荒く読んでみた。(図書館や書店が出てくる小説が凄く好きなのだ。)移動図書館と、それを利用する人々。そしてその人たちが抱える日常の謎解き。これ、シリーズ2作目だった。本バスめぐりん。 (創元推理文庫) [ 大崎 梢 ]1作目はこれ。でも、知らなくても2作目から違和感なく読めました。好きな雰囲気。この著者の本、はじめて読んだかも。著者の大崎梢さんは、元書店員。これまでの作品も本をテーマにしていて、読みたい。図書館って、いいですよね。子供の頃から、ひとりで図書館に通い詰めていた身としては、なくてはならない存在。私は一人暮らしを始めるときも、「図書館がどこにあるか」をまず調べた。今も、自分が住んでいる町と、会社がある町の2か所の図書館を利用している。何ていえばいいんだろう。図書館に足を踏み入れると、いつも不思議な感じがする。「ここにあるものぜんぶ」を与えられている、というか。すべてに開かれた扉というか。そしてそれを、貸出カードの鍵ひとつで開くことが出来る。それは書店にはないもの。金銭の多寡は関係ない。年齢も、人種も、性別も。(関係あるとすれば、住民票の場所と、収集している書籍の言語か。)ものすごく豊かな森に足を踏み入れたような。どこへでも行けるんだよ、と言われているような気がする。空港でどの飛行機に乗るかを選べるみたいに。これまでの関連レビュー・この本を盗む者は [ 深緑野分 ]・店長がバカすぎて [ 早見和真 ]・お探し物は図書室まで [ 青山美智子 ]・戦場の秘密図書館 シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.13
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本のタイトル・作者タタール人少女の手記 もう戻るまいと決めた旅なのに 私の戦後ソビエト時代の真実 [ ザイトゥナ・アレットクーロヴァ ]本の目次・あらすじ日本のみなさまへ第一話 祖父の軽四輪馬車と祖母の山羊たち第二話 党の兵士第三話 タシケントの田園暮らし第四話 出戻りのステルリタマク、失った家訳者あとがき感想2021年236冊目★★表紙とタイトルから想像していた内容と違った。なんか…延々とおじいさんの話だった…。自費出版の手記&自動翻訳に手を入れました、みたいな…。タタール人って何だっけ?とか(ウィキペディアで調べた)作中の地図を見て「フィンランドってロシアと地続きなんだ?!」となったり。無知だなあ。私にロシアの歴史についての知識がないので、時代背景もよく分からず。そもそも社会主義下の体制と生活がいまいちピンとこなかった。(ここらへんもまた、これから知りたい事だ。)ただ、すごく大変な時代を生きてきたのだな、ということが分かった。著者は1945年生まれ。赤ん坊の頃に祖父母に引き取られ、育てられる。祖父母が体験した2つの革命、3つの戦争、1920年代の飢餓と欠乏生活。子供時代の話は、『大きな森の小さな家』を読んでいるようだった。たまに驚くのは、これらがほんの少し前の話だ、ということだ。わずか数十年で世界は大きく変わった。そして今もまた、変化の中にいるのだろう。その流れの中にいるときは、今が「なに」なのか、分からないまま。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.12
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本のタイトル・作者不機嫌のトリセツ (河出新書 河出新書) [ 黒川 伊保子 ]本の目次・あらすじ第1章 不機嫌を生まない対話術第2章 女の不機嫌には理由がある第3章 不機嫌の根源は、脳の違いにある第4章 この世の不機嫌にメスを入れる引用私は、息子の小学校の入学式の日に、彼にこう告げた。「あなたはこれから、いろいろな教科を学ぶことになる。(略)そのすべては、この世の見方を学ぶことなの。いくつもの見方を学校は教えてくれる。やがて、そのうちの一つか二つかで、人は世の中を見ていく。(略)小さいうちは、どれがその人に合うかわからないから、学校はすべてを教えてくれるの。ものの見方を豊かにすること。問題解決の仕方を知ること。勉強は、そのためにする」感想2021年235冊目★★★タイトルがもはや内容とリンクしていない。これまでのトリセツシリーズの内容と同じことが繰り返し書いてあり、なんだろこれ。エッセイ?でもまあ、このひとの考え方が嫌いじゃないんだろうな、それでも読む私…。スマホ授乳に対する否定的見解は、うーん…。私めちゃくちゃやってましたし、たぶんそうでもしないと正気を保てなかったと思うんだけど。昔も授乳しながら上の子の相手したりラジオ聞いたりテレビみたり本読んだり新聞読んだりしてたやろ、と言いたくなる。その子たちは今どうなったん。もっと前の赤ん坊なんて、畑仕事の間かごに入れられてあぜ道に置かれててんけど。引用部分の、著者が愛息の小学校入学時にかけた言葉が素敵。「なぜ勉強するのか」という問題に対する答えって、何なんだろと思う。私は、「せずにはおれないから」だと思うのだけど…。「知りたいという思い」って、人間の根幹にある欲求じゃないのかなあ。与えられていると、気付かないだけで。ちなみに私は、来年小学校に入学する娘に「小学校へ行くか?」と訊きました。「行かんでもええの?」と問われたので、「行かなくてもいいよ。自分で勉強せなあかんけど」と伝えました。娘はしばらく考えて、「じぶんでやるのたいへんやから、とりあえずいくわ」と言ってたけど。私が娘に言いたいのは、「学校に行く」というのは方法の1つでしかない、ということ。私はそこがすべてだと思ってほしくない。そこに絶対いないといけないわけじゃない。そこは、ただの場所だ。だから、選べる。そこにいるかどうか。決めるのは自分だ。その責任を取るのも。そのことを覚えていてほしい。これから先どこに行っても、何をしていても。(今回「へえ」と思ったこと)・「いいね」ボタン=心の動き(いちいち言語化しなくて良い)→「をかし」「カワイイ」と同じ・角田忠信『日本人の脳』…日本人(母音主体)と欧米人(子音主体)の脳の聞こえ方の違い「左脳(ことば)で聴く音、右脳(機械・信号)で聴く音」が違う→日本人は自然界の音を左脳(ことば)で聴く。=蝉の声は左脳、エアコンのファン音は右脳。(母音は自然音と音の構造がよく似ている)・人工知能は「しあわせになる」ことが出来ない→AIが発達した後、人に残るのは「しあわせになること」これまでの関連レビュー・妻のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・夫のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・家族のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・娘のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・息子のトリセツ [ 黒川伊保子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.11
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本のタイトル・作者本好きの下剋上第五部「女神の化身5」(5-5) [ 香月美夜 ]本の目次・あらすじ領主会議に呼ばれたローゼマイン。地下書庫で古い言葉で書かれた石板をせっせと書き写していたが、ひょんなことから貴族院の敷地内にある祠を見つけ…。そこを巡ると、神の言葉が授けられーーー次期ツェントに?!こうなったら商人聖女として、取れるものを取れるだけ取るしかない!王族になってグルトリスハイトを手に入れよう。目指せ、フェルディナンド様の待遇改善&連座回避!感想2021年234冊目★★★ひさびさに読むと内容を忘れてしまっている。とくにカタカナ固有名詞が多いから、「誰だっけ?」となる。ずーっとこれまでグリストハイトだと思ってたらグルトリスハイトだったわ。ジギスヴァルトとアドルフィーネの星結びの儀式はまあ、いつも通りとして。祠巡り、急にRPG感出てきたな。そしてローゼマインがチート過ぎて一瞬でコンプリート…。今回はフェルディナンドさまはお便りのみのご登場。残念。ヴィルフリートも全然出てこなかったし、王族だらけの巻でした。いやはや、貧しい平民の「身食い」だったローゼマイン。それが、ついに次期ツェント候補に…。下剋上だなあ。本好きはベースにあるけど、もはや本読んでる時間なくない?王族との結婚条件にあげた図書室も却下されるし。出版事業は今回登場せず。残念。ジギスヴァルト王子、ローゼマインと喋っているときは、「王族だから」と自然と流していたけど、アドルフィーネ視点で地の底まで評価落ちたわ。最低か。アーレンスバッハのフェルディナンドさま、元気かな…?次でいっぱい出てきてほしい。これまでの関連レビュー第一部2019.11.11 本好きの下剋上 第一部「兵士の娘」(1) 2019.11.15 本好きの下剋上 第一部「兵士の娘」(2) 2019.11.18 本好きの下剋上 第一部「兵士の娘」(3) 第二部2019.11.20 本好きの下剋上 第二部「神殿の巫女見習い」(1) 2019.11.21 本好きの下剋上 第二部「神殿の巫女見習い」(2) 2019.11.29 本好きの下剋上 第二部「神殿の巫女見習い」(3)2019.11.30 本好きの下剋上 第二部「神殿の巫女見習い」(4) 第三部2019.12.06 本好きの下剋上 第三部「領主の養女」(1) 2019.12.11 本好きの下剋上 第三部「領主の養女」(2) 2019.12.28 本好きの下剋上 第三部「領主の養女」(3) 2019.12.31 本好きの下剋上 第三部「領主の養女」(4) 2020.02.18 本好きの下剋上 第三部「領主の養女」(5) 第四部2020.02.22 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(1)2020.02.27 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(2) 2020.04.07 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(3) 2020.04.09 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(4) 2020.04.18 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(5) 2020.06.12 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(6) 2020.06.14 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(7) 2020.06.28 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(8)2020.11.23 本好きの下剋上 第四部「貴族院の自称図書委員」(9)第五部2020.11.25 本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(1)2020.12.21 本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(2) 2021.03.03 本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(3)2021.06.01 本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(4)外伝2020.06.15 本好きの下剋上 貴族院外伝一年生 短編集2020.11.20 本好きの下剋上 短編集1 ↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.10
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本のタイトル・作者アンと青春 (光文社文庫) [ 坂木司 ]本の目次・あらすじ百貨店のデパ地下に入る和菓子店「みつ屋」。高校を卒業した杏子がそこでアルバイトをはじめて、1年がたった。―――私、このままで、いいんだろうか?空の春告鳥女子の節句男子のセック甘いお荷物秋の道行き引用歴史上の人物と、同じ風景を分かち合う。それはなんだか、すごく不思議な気分。でも私は、この感じに覚えがある。そう、和菓子だ。『源氏物語』の中に出てくるお菓子を、今でも食べることができる。それは歴史上の人と、同じ味を分かち合うこと。それに気づいたとき、私はようやく京都の魅力がわかった気がした。きっとこの街は、和菓子と同じだ。見るだけでも楽しい。食べればおいしい。でも、その意味を知ったら、もっともっと楽しくておいしい。知れば知るほど、面白くなる。京都は、和菓子に似ている。感想2021年233冊目★★★『和菓子のアン』の続編、シリーズ2作目。今回はアンちゃんの京都旅行や、洋菓子店Kの出店(柏木さん登場!)、立花さんの金沢逃避行など。和菓子については、後味の悪い謎解きが多かった。福島についての話とかね。3作目で気になっていた「K」の人、1作目のあとに「どのようにして立花さんはアンちゃんに恋心を抱きしか」が書かれていて、ニマニマしてしまう。いやあーいいねえ!アオハルだね!しかし立花さんの和菓子の謎解き、重すぎるからね!立花さんが生意気だとお客様に嫌われる話。椿店長が、それは「妬ましいから」だと言う。若く、可愛くて、大学に通い、これから先は明るい未来がある。自分にはないもの。なかったもの。失われたもの。だから、羨ましい。妬ましい。そしてアンちゃんは気付く。自分が客商売に向いているのは、このぽっちゃり体系が安心感を与えるのだと思っていた。でもそうか、私は「妬ましい」存在ではないからだ―――。私からしたら、アンちゃんのほうが眩しくて妬ましいですけどね。真っ直ぐな心根で、こんなピカピカの子が近くにいたら、辛いわ。私は逆立ちしたってそうはなれない。この子はきっと、うんと愛されて育ってきたんだろうなあ、と思うだろう。世界を疑わないほどに。1・2作目を読んだ後で3作目を振り返ると、いろいろ「そういうことだったのか」と分かって楽しいですね。しかし進展してないじゃん!立花!柏木!これまでの関連レビュー・和菓子のアン [ 坂木司 ]・アンと愛情 [ 坂木司 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.09
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本のタイトル・作者和菓子のアン (光文社文庫) [ 坂木司 ]本の目次・あらすじ何をするわけでもないまま、高校を卒業した梅本杏子。18歳、身長150cm、体重57kg。ちょっと太めの女の子。食べるのが大好きな杏子は、ある日デパ地下で販売員募集の貼り紙を見て応募する。和菓子店「みつ屋」―――ここなら、私が制服着てても浮かないよね。バリバリ仕事が出来る店長の椿さん。クールなイケメン男子の立花さん。大学生アルバイトの桜井さん。地味な和菓子を売るだけ、の仕事は、謎に満ちていて…?和菓子のアン一年に一度のデート萩と牡丹甘露家辻占の行方引用「これは僕が修行してた店の師匠が言ってたことなんだけど、和菓子は俳句と似てるんだ」「俳句?」「そう。俳句は短い言葉でできた詩の中から、無限の広がりを感じることができる。でも知識がなくても言葉の綺麗さは伝わるし、知識があったらその楽しさはもっと広がる。ね、似てるでしょ?」感想2021年232冊目★★★アンと愛情 [ 坂木司 ]を先に読んでしまい、これがまさかの3作目だったので、急いで1・2作目を読んだ。いやあ、面白かったです。そしてやっぱり、めちゃくちゃ和菓子食べたくなる。とくに上生菓子。詩歌(しいか)を詠むのに似てますねえ。風流。ぱくぱく食べてしまっては惜しい。「松風」の「松風の音ばかりで浦が寂しい」→「待つばかりでうらさびしい」なんて、ロマンチック。本1冊で、四季折々、1年間。揺れ動く18歳のアンちゃんが可愛い。百貨店ネタも興味深い。しかし、『アンと愛情』を読んでいて、ぽっちゃりネタが多いので、お探し物は図書室まで [ 青山美智子 ]の小百合さんサイズを想像していたら、アンちゃんはそれより2まわりくらい小さかった。そして、立花さんはもう少し年配の人を想像していたら、若いイケメンだったのね…。想像以上に言動が乙女で「やーん(はーと)」とか言っちゃう人だったんだ…。いまいちこの二人が恋仲になることが想像つかないので、どうなるのか(何があったのか)気になるな。これまでの関連レビュー・アンと愛情 [ 坂木司 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.08
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本のタイトル・作者三人の女たちの抗えない欲望 [ リサ・タッデオ ]"THREE WOMEN"by Lisa Taddeo (2019)本の目次・あらすじ8年にわたる取材を通じて描く、3人の女性のノンフィクション。リナ夫にキスしてほしい。それだけの願いが叶えられず、別居に踏み切った主婦。高校時代の恋人と再会し、不倫関係を続けている。スローンレストランを経営する裕福な育ちの美しい女性。夫から第三者をあてがわれる性生活を続けている。満たされた環境にいるが、自分の存在を確かなものと思うことが出来ない。マギー高校生のとき、既婚の教師に弄ばれ、捨てられた。苦痛に満ちた数年のあと、相手を告発する。しかし周囲は彼女の被害妄想、金目当ての訴訟と決めてかかる。引用自分の幸せを見せてはだめよ。母は小声で言った。誰に?みんなに。母はうんざりしたように答えた。やっぱり私には通じないとあきらめたかのように。それから付け加えた。とくに、ほかの女性たち。感想2021年231冊目★★★ブリティッシュ・ブック・アワード受賞、ニューヨーク・タイムズのベストセラー1位、etc...。著者はジャーナリスト。タイトルから女性3人を主人公にした小説かと思ったら違った。(三人の逞しい女 [ マリー・ンディアイ ]のような感じかと思っていた。)これは…なんというか…すごいな。小説であってもすごいのに、実話なんだもの。官能的なシーンが多いのと、それぞれが破滅に向かっているようで、なかなか読み進められなかった。手負いの獣のような彼女たち。打ちのめされて、台無しにされて、どう生きていけばいいのか分からない。スローンが言っていたことが、すべてなんじゃないかと思った。生死を分ける大事故にあったとき、彼女の家族は誰も、彼女に「生きていてくれてよかった」と言わなかったのだ。生きていて良い、ここにいて良い。そのままで良い。存在を肯定されることがない彼女たち。だから、探している。もがいている。泥沼のなかに足を突っ込んで、そこから抜け出せなくなって。不倫、3P、教師との恋愛。世間的に非難されるべきことであるけど、3人を見ていると、そればかりではないと感じる。聖なるズー [ 濱野ちひろ ]を思い出した。愛は、人それぞれのかたちをしている。愛している、愛されている、と感じること。それがそのひとにとっての真実であれば、ほかの誰が何と言おうと、それは「愛」なんだろう。ただ、どうしてもそこに、「もっとほかの道があったのではないか」と思ってしまうのだけど。物語は彼女たちの視点で続いていく。私はマギーは教師を好きになったんだから、相手は薄情な奴だったけれど、それでいいんじゃないかと思っていた。エピローグで、マギーは教師にもてあそばれたのだ、と著者は書く。彼女には他にたくさんの可能性があった。未来があった。けれど教師は弱い彼女を狙い、とらえ、食い荒らして捨てた。狡猾な大人。そこを読んだとき、ほかの2人も同じなのだと思った。かぶりつかれ、屠られ、血を流している。物語は終わるけど、人生は続いていく。いつか彼女たちは、欲望にしたがった代償を払うのだろうか。もうすでに、抱えきれない負債を抱えて。愛されたかった、それだけなのに。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.07
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2021年9月に読んだ本まとめ194.青森の八戸にある小さな本屋さんの 猫がかわいいポップの本 [ ポプ担 ]195.暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]196.このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野唯我 ]197.ミレニアム・ファルコンを作った男 [ 成田昌隆 ]198.目覚めの森の美女 森と水の14の物語 [ ディアドラ・サリヴァン ]199.団地のコトリ [ 八束澄子 ]200.鬼滅の刃 しあわせの花 [ 吾峠呼世晴 ]201.家にいるのに家に帰りたい [ クォン・ラビン ] 202.代理母、はじめました [ 垣谷美雨 ] 203.料理と利他 [ 土井善晴×中島岳志 ]204.伝える準備 [ 藤井貴彦 ]205.星落ちて、なお [ 澤田瞳子 ]206.主夫をお願いしたらダメですか? [ 弓家キョウコ ]207.グリーンピースの秘密 [ 小川糸 ]208.戦場の秘密図書館 シリアに残された希望 [ マイク・トムソン ]209.14歳から考えたいレイシズム [ アリ・ラッタンシ ]210.リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ [ こまつあやこ ]211.三人の逞しい女 [ マリー・ンディアイ ]212.13歳からのイスラーム [ 長沢栄治 ]213.猫のお告げは樹の下で [ 青山美智子 ]214.大人の「勉強」大作戦 [ 日経WOMAN ]215.鬼滅の刃 片羽の蝶 [ 吾峠呼世晴 ]216.ものの見方が変わるシン・読書術 [ 渡邊康弘 ]217.なんか勝手に人生がよくなるやめることリスト [ 本田晃一 ]218.「会社がしんどい」をなくす本 [ 奥田弘美 ]219.袋小路くんは今日もクローズドサークルにいる [ 日部星花 ]220.アンと愛情 [ 坂木司 ]221.今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多さおり ]222.父ちゃんの料理教室 [ 辻仁成 ]223.ドムドムの逆襲 39歳まで主婦だった私の「思いやり」経営戦略 [ 藤崎忍 ]224.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(10) [ 山口悟 ]225.永遠の家 [ エンリーケ・ビラ=マタス ]226.暮らしをまわす [ 本多さおり ]227.スケッチジャーナル 自分の暮らしに「いいね!」する創作ノート [ ハヤテノコウジ ]228.世界史と時事ニュースが同時にわかる 新地政学 [ 祝田秀全 ]229.ジェンダーと脳 性別を超える脳の多様性 [ ダフナ・ジョエル&ルバ・ヴィハンスキ ]230.オレは、センセーなんかじゃない! [ おかざきさとこ ]9月に読んだ本は、37冊でした。…月に25冊読んだら年間300冊だね~とか言ってなかったか。レビューが押していたので、9月のレビューは1日2回更新にしていましたが、10月からもとの1日1更新に戻ります!いやほんまこれ、本を読むスピードにレビューを書くスピードが追い付かない。レビュー書いてなかったらもっと読めるんだけどな…。そこらへんのジレンマ。アウトプットを高めたいと始めたが、はたしてこれ、意味あるのか…。(ブログをいちおう昨年末でいったん閉めた、ので、今年1年レビューだけ続けて、来年はどうしようか考え中。)本屋大賞や芥川賞や直木賞の本を読んでいて、面白いんだけど、「自分のために書かれた本だ」という感じがしない。で、自分にとってのそれは何か?と考えていた。子供の頃好きだったのは、海外児童文学。新しい世界を見せてくれた物語たち。というわけで、海外YAやジュブナイルものを積極的に読んでいきたい。これから読みたい本清少納言を求めて、フィンランドから京都へ [ ミア・カンキマキ ]朝日新聞書評で紹介されていた本。謙虚なリーダーシップ 1人のリーダーに依存しない組織をつくる [ エドガー・H・シャイン ]日経womanで紹介されていた本。結 妹背山婦女庭訓 波模様 [ 大島 真寿美 ]直木賞の「渦」の続編。こういう出会いがあるから、○○賞受賞、という読み方をやめられない、のもあるんだけど。2021年に読んだ本○2021年1月に読んだ本まとめ/これから読みたい本001.後悔病棟 [ 垣谷美雨 ]002.希望病棟 [ 垣谷美雨 ]003.恐ろしくきれいな爆弾 [ 越智月子 ]004.ひと [ 小野寺史宜 ]005.三体 [ 劉慈欣 ]006.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(4) [ 山口悟 ]007.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(5) [ 山口悟 ]008.同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか [ 鴻上尚史/佐藤直樹 ]009.宝石商リチャード氏の謎鑑定 久遠の琥珀 [ 辻村七子 ]010.オタク女子が、4人で暮らしてみたら。 [ 藤谷千明 ]011.扇物語 [ 西尾維新 ]012.最後の晩ごはん 閉ざした瞳とクリームソーダ [ 椹野道流 ]013.自由もお金も手に入る! 勝間式超スローライフ [ 勝間和代 ]014.Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる [ 近藤麻理恵 ]015.子育てはもう卒業します [ 垣谷美雨 ]016.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(6) [ 山口悟 ]017.一人称単数 [ 村上春樹 ]018.去年の雪 [ 江國香織 ]019.そして、バトンは渡された [ 瀬尾まいこ ]020.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(7) [ 山口悟 ]○2021年2月に読んだ本まとめ/これから読みたい本021.男ふたりで12ヶ月おやつ [ 椹野道流 ]022.汚れた手をそこで拭かない [ 芦沢央 ]023.エデュケーション 大学は私の人生を変えた [ タラ・ウェストーバー ]024.本好きの下剋上 第五部「女神の化身」(3) [ 香月美夜 ]025.〈あの絵〉のまえで [ 原田マハ ]026.百年と一日 [ 柴崎友香 ]027.最後の晩ごはん 地下アイドルと筑前煮 [ 椹野道流 ]028.なんで私が適応障害!? 暗闇の中で光を見つけた私。 [ 乃樹愛 ]029.本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ [ コウケンテツ ]030.がんの記事を書いてきた私が乳がんに!? 育児があるのにがんもきた [ 藍原育子 ]031.ぼく自身のノオト [ ヒュー・プレイサー ]032.火のないところに煙は [ 芦沢央 ]033.medium 霊媒探偵 城塚翡翠 [ 相沢沙呼 ]034.マンガ&あらすじでつかむ!60分でわかるカミュの「ペスト」 [ 大竹稽 ]035.デイリーすごろくノート術 毎日を「理想の1日」にする! [ 原麻衣子 ]036.モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]037.英語独習法 [ 今井むつみ ]038.忘れじのK 半吸血鬼は闇を食む [ 辻村七子 ]039.女性差別はどう作られてきたか [ 中村敏子 ]040.子育てがプラスを生む「逆転」仕事術 [ 小室淑恵 ]041.これが私の生きる道! [ 世界文化社 ]042.ほぼ日手帳公式ガイドブック2021 [ ほぼ日刊イトイ新聞 ]○2021年3月に読んだ本まとめ/これから読みたい本043.世界と僕のあいだに [ タナハシ・コーツ ]044.言葉が思いつかない人のための「語彙トレ55」 [ 近藤勝重 ]045.子どもも自分もラクになる「どならない練習」 [ 伊藤徳馬 ]046.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(8) [ 山口悟 ]047.スペースエイジ・インテリア [ グラフィック社編集部 ]048.Seven Stories 星が流れた夜の車窓から049.今夜 [ 小野寺史宜 ]050.乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(9) [ 山口悟 ]051.かがみの孤城 [ 辻村深月 ]052.要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑 [ F太 ]053.彼女の名前は [ チョ ナムジュ ]054.推し、燃ゆ [ 宇佐見りん ]055.かんたん&かわいい!和気文具の手描き文字レッスン [ 今田里美 ]056.ジブン手帳公式ガイドブック2021 [ 佐久間英彰 ]057.ブルースだってただの唄 黒人女性の仕事と生活 [藤本和子]058.「グレート・ギャツビー」を追え [ ジョン・グリシャム ]059.欲が出ました [ ヨシタケシンスケ ]○2021年4月に読んだ本まとめ/これから読みたい本060.デリバリールーム [ 西尾維新 ]061.この本を盗む者は [ 深緑野分 ]062.会社で「生きづらい」と思ったら読む本 [ 岩谷泰志 ]063.ママも子どももイライラしない 親子でできるアンガーマネジメント [ 小尻美奈 ]064.今日の人生2 世界がどんなに変わっても [ 益田ミリ ]065.ものは捨てても、ワタシは「好き」を捨てられない [ mami ]066.お金とモノに支配されない暮らしかた [ リムベアー ]067.マナーはいらない 小説の書きかた講座 [ 三浦しをん ]068.オルタネート [ 加藤シゲアキ ]069.羊は安らかに草を食み [ 宇佐美まこと ] 070.ある男 [ 平野啓一郎 ]071.暮らしのムダをなくしてシンプルに なくす家事 [ マキ ]072.面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本 [ 内藤誼人 ]073.捨てない片づけ術 [ 宙花こより ]074.傲慢と善良 [ 辻村深月 ]075.やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。 [ 梅田悟司 ]○2021年5月に読んだ本まとめ/これから読みたい本076.新築戸建て買っちゃった!年収300万 しあわせ生活 かのんこ家の家事と家計の工夫 [ かのんこ ]077.「ねぇ、これ捨ててみない?」 ふたり暮らしの片付け&掃除物語 [ ゆるりまい ]078.少ない物ですっきり暮らす [ やまぐちせいこ ]079.「書くだけ」で夢を引き寄せる!家事ノート&手帳術080.揺れ動く今 みつけたい わたしの真ん中 [ Emi ]081.ミニマリストの部屋づくり [ おふみ ]082.ほぼ日手帳公式ガイドブック2021 [ ほぼ日刊イトイ新聞 ]083.無意識のバイアス 人はなぜ人種差別をするのか [ ジェニファー・エバーハート ]084.心淋し川 [ 西條奈加 ]085.小学生のおかたづけ育 子どもも私もラクになる暮らしのヒント[ Emi ]086.詩人になりたいわたしX [ エリザベス・アセヴェド ]087.ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ [ アンジー・トーマス ]088.娘のトリセツ [ 黒川伊保子 ]089.店長がバカすぎて [ 早見和真 ]090.天使と悪魔のシネマ [ 小野寺史宜 ]091.本好きの下剋上 第五部「女神の化身4」 [ 香月美夜 ]092.どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術 「たった1つの習慣」で人生が変わる [ ダナ・K・ホワイト ]093.52ヘルツのクジラたち [ 町田 そのこ ]094.「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。 [ 藤吉豊 ]095.ハグとナガラ [ 原田マハ ]096.社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか? [ 池上彰 ]097.旦那が突然死にました。 [ せせらぎ ]098.時間がなくてもやりたいことがすぐに叶う! CITTA式 人生が輝く手帳タイム [ 青木千草 ]099.東大理3 スピード読書術 超一級の思考力&情報処理力を身につける [ 佐々木京聖 ]100.小説版 韓国・フェミニズム・日本 [ チョ・ナムジュ ]○2021年6月に読んだ本まとめ/これから読みたい本101.滅びの前のシャングリラ [ 凪良ゆう ]102.デルタの羊 [ 塩田武士 ]103.8割捨てて、すっきり暮らす [ 筆子 ]104.児童文学の中の家 [ 深井せつ子 ]105.毎日に幸せを見つける ひとり暮らしの作り方 [ KADOKAWAライフスタイル編集部 ]106.なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術 [ 徳岡晃一郎 ]107.落日 [ 湊かなえ ]108.「山奥ニート」やってます。 [ 石井あらた ]109.掟上今日子の鑑札票 [ 西尾維新 ]110.すみれ荘ファミリア [ 凪良ゆう ]111.女ふたり、暮らしています。 [ キム・ハナ ]112.花の子ども [ オイズル・アーヴァ・オウラヴスドッティル ]113.キッズファイヤー・ドットコム [ 海猫沢めろん ]114.ダチョウ博士の人畜無害のすゝめ ダチョウのおかげでガクチョウになった! [ 塚本康浩 ]115.働く女子の仕事力アップTips大全 わたしらしく楽しく長く働くために必要なこと [ SHE ]116.1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる [ 伊藤羊一 ]117.息子のトリセツ [ 黒川伊保子 ]118.時間をもっと大切にするための小さいノート活用術 [ 高橋拓也 ]119.空芯手帳 [ 八木詠美 ]120.Story for you [ 講談社 ]121.銀の夜 [ 角田光代 ]122.失われた賃金を求めて [ イ・ミンギョン ]123.ズボラさんでもできる! はじめての断捨離 [ やましたひでこ ]124.母親を失うということ [ 岡田尊司 ]125.線は、僕を描く [ 砥上裕將 ]126.「よそ者リーダー」の教科書 [ 吉野哲 ]127.ミニマリスト、41歳で4000万円貯める [ 森秋子 ]○2021年7月に読んだ本まとめ/これから読みたい本128.非日常の謎 ミステリアンソロジー129.犬がいた季節 [ 伊吹有喜 ]130.アフリカ人学長、京都修行中 [ ウスビ・サコ ]131.むしろ、考える家事 [ 山崎ナオコーラ ]132.ミ・ト・ン [ 小川糸 ]133.むかしむかしあるところに、死体がありました。 [ 青柳碧人 ]134.お探し物は図書室まで [ 青山美智子 ]135.日本人が知らない世界標準の働き方 [ 谷本真由美 ]136.主婦業9割削減宣言 [ 唐仁原けいこ ]137.ロジカルメモ 想像以上の結果をだし、未来を変えるメモの取り方 [ 村本篤信 ]138.マグナ・キヴィタス 人形博士と機械少年 [ 辻村七子 ]139.ノースライト [ 横山秀夫 ]140.あいのかたち マグナ・キヴィタス [ 辻村七子 ]141.男ふたり夜ふかしごはん [ 椹野道流 ]142.ザリガニの鳴くところ [ ディーリア・オーエンズ ]143.エンド・オブ・ライフ [ 佐々涼子 ]144.わたし、定時で帰ります。 ライジング [ 朱野帰子 ]145.心は孤独な狩人 [ カーソン・マッカラーズ ]146.「超」英語独学法 [ 野口悠紀雄 ]147.本と鍵の季節 [ 米澤穂信 ]148.今夜もホットフラッシュ 更年期越えたら人生パラダイス [ 青沼貴子 ] 149.ぼくのお父さん [ 矢部太郎 ] 150.中学生から使える!東大女子のノート術 成績がみるみる上がる教科別勉強法 [ みおりん ]151.世間とズレちゃうのはしょうがない [ 伊集院光×養老孟司 ]○2021年8月に読んだ本まとめ/これから読みたい本152.人生改造宣言 成功するためのセルフコーチングプログラム [ タレン・ミーダナー ]153.老後レス社会 死ぬまで働かないと生活できない時代 [ 朝日新聞特別取材班 ]154.ただいま神様当番 [ 青山美智子 ]155.夜空に泳ぐチョコレートグラミー [ 町田そのこ ]156.Numbers Don't Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ! [ バーツラフ・シュミル ]157.わたしのノートの使い方 [ KADOKAWAライフスタイル統括部 ]158.やめる時間術 24時間を自由に使えないすべての人へ [ 尾石晴(ワーママはる)]159.親子の整理収納 [ 梶ヶ谷陽子 ]160.50歳からの私らしい暮らし方 [ 柿崎こうこ ]161.古い家ではじめた、新しい暮らし [ 主婦の友社 ]162.最後の晩ごはん 初恋と鮭の包み焼き [ 椹野道流 ]163.なぜ妻は「手伝う」と怒るのか 妻と夫の溝を埋める54のヒント [ 佐光紀子 ]164.出会いなおし [ 森絵都 ]165.面倒くさがり屋の僕が3ヶ月で英語を話せるようになった唯一無二の方法 [ 須藤元気 ]166.英語の多動力 世界でビジネスするホリエモンの英語術 [ 堀江貴文 ]167.オードリー・タン 日本人のためのデジタル未来学 [ 早川友久 ]168.ムゲンのi(上) [ 知念実希人 ]169.パパのトリセツ 2.0 [ おおたとしまさ ]170.女であるだけで [ ソル・ケー・モオ ]171.ムゲンのi(下) [ 知念実希人 ]172.ふたりが遺したラブレター [ リディア・フレム ]173.コロナの時代の僕ら [ パオロ・ジョルダーノ ]174.おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う [ ガブリ・ ローデナス ]175.サイダーのように言葉が湧き上がる [ イシグロキョウヘイ ]176.みんな知ってる、みんな知らない [ チョン・ミジン ]177.絶対に面白い化学入門 世界史は化学でできている [ 左巻健男 ]178.毎日がもっと輝くみんなの文具術 [ 日本能率協会マネジメントセンター ]179.あなたの24時間はどこへ消えるのか [ スワン ]180.ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 [ 永井康徳 ]181.ドラゴン桜 超バカ読書 [ 桜木建二 ]?182.麦本三歩の好きなもの [ 住野よる ]183.六人の嘘つきな大学生 [ 浅倉秋成 ]184.狭い家でも「ゆとりある暮らし」は仕組みが9割 [ みくろママ ]185.木曜日にはココアを [ 青山美智子 ]186.スタンフォード式 世界一やさしいパラレルキャリアの育て方 [ 江端浩人 ]187.零の晩夏 [ 岩井俊二 ]188.日本の女性がグローバル社会で戦う方法 [ 谷本真由美 ]189.あたしだけ何も起こらない [ ハン・ソルヒ ]190.海外の有名大学に、リモートで留学する [ 姫松冬紫 ]191.暮らしを変える書く力 [ 一田憲子 ]192.鎌倉うずまき案内所 [ 青山美智子 ]193.保健室のアン・ウニョン先生 [ チョン・セラン ]2019年・2020年に読んだ本2020.01.02「2019年に読んだ本213冊まとめ/ベスト10冊2021.01.11「2020年に読んだ本255冊まとめ/ベスト10冊↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.06
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本のタイトル・作者オレは、センセーなんかじゃない! (感動のお仕事シリーズ) [ おかざきさとこ ]本の目次・あらすじ東大主席卒業、イケメンでスポーツ万能。幼い頃から神童と呼ばれてきた鈴木優太郎は、就職した会社で躓いてから6年、引きこもりのニート生活を送っていた。ある日、ライフラインの母が倒れて入院し、叔父が経営する保育園で働くことになった優太郎。そこは、未完星人・園児たちの惑星だった!引用「親は、何十年と生きてきた中で、いいことも、悪いことも知っています。『子どもには、できるだけいいことがたくさんありますように』『悪いことが起こりませんように』……親はみんな、そう思いながら、子どもを育てます。それを、『期待』と言うなら、子どもに期待しない親なんていないと思います。ただ、親だって神様ではありません。たかだか何十年か生きてきただけの人間です。いいこと、悪いこと、すべてを知っているわけではありません。間違ったり、勘違いしたりすることだってあります。結果として、子どもを悲しませたり、苦しませたりすることもあります」感想2021年読書:230冊目おすすめ度:★★★タイトルの感じから、「この主人公すげぇ先生(※)っぽいな…」と思って読んだらほんまに先生みたいな主人公やった。※先生…漫画『ばらかもん』の主人公・半田 清(雅号は「清舟」)。新進気鋭のイケメン書道家だが、中身は残念な大人。難しい漢字にはふりがながふってあり、一章ずつも短くて、小学生から読める。コミカルな進行で、マンガっぽい。『フリーター、家を買う』よりライトな感じ。ドラマにしたら面白そう。と思っていたら、著者はアニメやドラマ、映画の脚本を書いている方だった。ニートの主人公の成長がゆっくり。最後に、これまで頑張って来たのが、父親亡き後に母親に「すごい」と言われたかったから、というのが垣間見えてちょっと切なくなったけど。ミートスパゲティひっくり返されたらキレるわ、私やったら…。子どもの手を離さないこと、を、保育主任の麗子像が言う。引用部分の、子供への『期待』。これ、難しいですよね。お前に期待なんてしない、ということだって、子供にはキツイ。生まれる前に祈っていたことは、ただ無事に生まれてきてくれること。生まれてからは、ただ健やかに育つように。勉強も運動も、その子が幸せに生きていけるように。自分の力で幸せになって欲しい。幸せであることを気付ける人になってほしい。どんな時も幸せを見つけられる人になって欲しい。辛いこと、苦しいことがこれからたくさん起こるだろう。それでも、幸せに生きていってほしい。期待を一身に背負わせて送り出す。いつか世界に残していくと知っているから。お守りをぶら下げるように、たくさんの期待を。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.06
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本のタイトル・作者ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性 [ ダフナ・ジョエル ]"GENDER MOSAIC"by Daphna Joel and Luba Vikhanski本の目次・あらすじ1 性別と脳第1章 覚醒第2章 ねじ曲げられた事実の歴史第3章 脳の性差が積み重なると第4章 生まれか育ちか2 人間はモザイク第5章 変化する脳第6章 性別がすべてではない第7章 脳のモザイク第8章 現れては消えるわけ第9章 ブラインドデートに何を期待する?第10章 脳のタイプーー典型的な脳と稀な脳第11章 ストレス下の女と男第12章 健康のモザイク第13章 心のモザイク3 ジェンダーの何が問題か第14章 男女というバイナリーから多様性のモザイクへ第15章 ジェンダーという幻想第16章 バイナリーの洗脳4 ジェンダーのない世界へ第17章 ジェンダーという神話にどう対処するか第18章 混ざりあうジェンダー第19章 ジェンダーフリーの教育第20章 子どもたちをジェンダーから解放する第21章 ジェンダーへの気づき第22章 行動に移す第23章 未来の展望原注参考文献索引謝辞感想2021年読書:229冊目おすすめ度:★★★黒川伊保子さん(脳機能論とAIが専門)の本を読んで、「男脳女脳っていうのはなくて、それぞれ使う部分が違う」みたいな話だったな…とこの本を読んでみた。昔、「地図が読めない女」みたいな本あったじゃないですか。男女の能力の差は、脳の機能によるものなんだ、みたいな論調。だから私も漠然と、そうなのだと思っていた。この本はそれを真っ向から否定する。人の脳は「男」「女」で二分されない。それは、その人それぞれのモザイク。「女らしい」「男らしい」とされるものの組み合わせ。そしてそれは、習慣や経験により変化する―――社会的「性」がそれを強化している。だとしたら、いったい「何ができるか」「できないか」を「男」と「女」で分けることに一体何の意味があるのか。読了メモ。科学が性差が「あること」を証明するために使われてきたの、人種差別の本でも読んだ。やっぱり、同じだな、と思う。人を人の下に置くために、上に置くために、必要とする。理由を。宗教を、その名を代えた科学を。でも、「理由」が必要な時点で、それはもう「理由」でないのではないか?子どものオモチャのコーナーは、ブルーとピンクの二色に分けられている。私もついつい、子どもを「性」でカテゴライズしてしまう。この本を読んでいて、赤ん坊が黄色や、性別の分からない色の服を着ていた時のことを思い出した。大人は戸惑う、のだ。その赤ん坊の性別が分からないことに。「可愛い赤ちゃん」の次に訊く。「男の子?女の子?」そして安心して話し始める。そこにはすでに「男」と「女」の型があるから、あてはめやすいんだ。なぜこんなにも性別は重要なファクターになるのだろう。その昔、私が子供だった頃にはまだ、「左利き」は矯正されるものだった。世の中の多数が「右利き」だから不便であるというのもあるのだろうけれど。でも今は、矯正するというのはほとんどない。右利きは右利きのまま、左利きは左利きのまま。そして誰でも、利き手とは逆の手で書いてみたことがあるのでは?それと同じことが、性別にも起こるのだろうか。私が物心つくころ、世界は二色対立だった。ランドセルは赤と黒。けれど今、世界はもっとカラフルになってきてる。そのモザイクを、見てみたい。「万華鏡のように」と著者はいう。色を変えていくモザイク。それはきっと、きれいだろうな。これまでの関連レビュー・妻のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・夫のトリセツ [ 黒川伊保子 ]・家族のトリセツ [ 黒川伊保子 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.05
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本のタイトル・作者新 地政学 世界史と時事ニュースが同時にわかる [ 祝田秀全 ]本の目次・あらすじ第1章 地政学を知る基礎知識第2章 地政学から学ぶ近現代史第3章 日本を取り巻く状況第4章 中国の覇権と東アジア第5章 「シーパワー大国」アメリカ第6章 対立続くヨーロッパとロシア第7章 思惑が絡む中東情勢第8章 エリア別に見る地政学感想2021年読書:228冊目おすすめ度:★★★★面白かったー!私は高校時代、ほとんどの授業を本を読んで過ごしていて、まともに授業を聞いていた記憶がほぼない。というわけで、歴史関係の知識もお粗末。最近、人種差別の本や、シリア内戦の本を読んでいて、自分の無知が恐ろしくなった。というわけで、一冊網羅的に学べる本を読んでみようと思って読んでみた。この本はフルカラーで、図解も豊富。大人向けの図録という感じ。高校時代に、テスト勉強でキーワードだけは聞いたことがある。ただそれが、点として存在しているだけで、流れの中でどう位置するのか、関係しているのかがまったく分からなかった。(私は位置関係や空間的にものごとを把握するのが苦手だ)この本は、地政学(地理的要因から歴史や政治を読み解く)なので、すごく分かりやすかった。これまでの「?」がぱーっと晴れた感じ。すぐ忘れるんだけど。忘れたらまた勉強すればいい。大人になって勉強するのって、楽しいんだな。自分が知らないことが分かっていて、知りたいことが分かっていて、それが分かるってめちゃくちゃ嬉しい。学生時代にこの境地に達していたならば…な…?(遠い目)読了メモ。社会科が苦手過ぎて、学生時代に「これを同時代に同時刻で、『一方その頃ヨーロッパでは…』みたいに見せてくれたらなあ」と思っていた。時間軸がばーっと進んでいく、育成ゲームみたいなイメージ。スローにしてそれぞれの事件なんかも見れて、興味のある国を追いかけてもいいし、世界全体の動きを見てもいい。そういうのがあれば、理解しやすいのになあって。これ、今ならアプリで出来そう。いいな、今の子は…。ああ、せめて学生時代にヘタリア(国を擬人化した漫画)があったならば、私の社会科の成績はもう少しまともなものであっただろうに。今回も、脳内でヘタリアのキャラに変換しながら読んだらすごく理解しやすかった。テーマ別だから理解が深まる日本史 (朝日文庫 だからわかるシリーズ) [ 山岸良二 ]エリア別だから流れがつながる世界史 (朝日文庫 だからわかるシリーズ) [ 祝田秀全 ]シリーズのこれも読みたいな。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.05
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本のタイトル・作者スケッチジャーナル 自分の暮らしに「いいね!」する創作ノート本の目次・あらすじ●準備するスケッチジャーナルは、身近な記録ツールとペンがあれば始められる。本格的な道具を必要としない手軽さも魅力のひとつだ。●始めるスケッチジャーナルの最も基本的なパターン、手帳のカレンダーページを使って制作する「マンスリージャーナル」にチャレンジしよう。2~3cmの小さなカレンダーのマスに、1日1ネタ埋めていくスタイルだ。●続けるスケッチに慣れてきたら、365日分の出来事を描く「デイリージャーナル」をトライ。描くだけでなく、紙素材を貼ったりハンコを押したりして1日1ページ分の記入スペースがあるデイリータイプの手帳を埋めていく。●極める最終ステップで挑戦するのは、自分の好きなテーマで作る「テーマ型ジャーナル」だ。ポケットサイズのノート1冊分を使って、個性が際立つ世界にひとつだけの作品に仕上げよう。・スケッチジャーナルの誕生ヒストリー・心の師匠に教わる創作のヒント(たかしまてつをさん、土橋 正さん、森井ユカさんインタビュー)・ハヤテノ門下生に聞くチャレンジ体験記・ハヤテノ愛用文具&画材/ハヤテノ愛読書感想2021年読書:227冊目おすすめ度:★★★★ボリュームがすごい。239ページのオールカラー。そしてこれでもか!と実際の著者のノートが惜しみなく掲載されている。手帳界隈の「それはもはや手帳と言うより芸術作品では?」と思っていた時のもやっとが解消された。この本では、講座を受講して描いている「門下生」が登場する。そうか、手帳と思うから違和感があるんだ。絵画教室に通うたぐいのもの。あれは、小型のノートに書いた絵手紙(ペン画、水彩画…)だ!著者は、サラリーマン。完全にイラストレーターの人の出した本だと思っていたので最後に副業について書いてあってびっくりした。すごいー!好きこそものの上手なれ。何事も続けることが一番強いのだ(そしてむずかしいのだ)と思う。この本は、自分のための自分の絵日記を描く。マンスリーの1マスを埋めていく、というの楽しそう。(しかしこれだと予定が書けないので、新たに手帳が必要だな。つまりここに、「手帳」と「手帳じゃない」の私の線引きがある。)テーマごとに描くのも素敵。読書レビューをイラストと文字で描いたら面白いだろうなあ。本の表紙を自分なりに簡単に模写して着色して…。しかしそれだとブログ書くのやめないと両方はできないなー。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.04
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本のタイトル・作者暮らしをまわす [ 本多 さおり ]本の目次・あらすじ1章 暮らしは段取りが9割 1日をスムーズにまわす小さな工夫2章 決めて暮らす 自分軸、家族軸を決めてブレない3章 収納は家事を助ける 家事の中心=水まわりが肝心4章 家族が家事に参加しやすい工夫 ガミガミ母ちゃんになる前に5章 いつも機嫌のいい自分でいるために 追われても気にしない“鈍感力"6章 心穏やかな日々を送るための心がけ 怒りの感情をコントロールする感想2021年読書:226冊目おすすめ度:★★★未就学児がいるワーキングマザーには参考になる一冊。1日のタイムスケジュールや、家事の工夫について。・子どもを入浴して遊ばせながらお風呂掃除・保育園の献立表を参考にする・子どもの朝食はワンパターン・鏡はアルコールスプレーで拭くあたりは参考にしたい。著者が勧めていたけれど、夜洗濯はうちでもやってます。ほんとお勧め。我が家は、帰宅→お風呂→ごはん中に洗濯→皿洗いをしないほうが洗濯物を干す→朝、乾いていなかったら外に出すというサイクル。リビングにでーん!と室内物干しを常駐させています。テレビを見ながら、子どもの相手をしながら干したり片づけたりできるし、タオルや服は2セットを交互にまわしているのでそこから着てます…笑これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]・今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.04
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本のタイトル・作者永遠の家 [ エンリーケ・ビラ=マタス ]"UNA CASA PARA SIEMPRE"by Enrique Vila-Matas (1988)本の目次・あらすじぼくには敵がいた別の怪物お払い箱底流古い連れ合いぼくが願っている死に方カルメン展望台の塔お話の効果師のもとを訪れる下着のままの逃走永遠の家解説引用「あらゆることを考え、手遅れになる前にあらゆることを試してみるんだ。死ぬまでに自分が誰なのかを知るようにつとめなければならない」感想2021年読書:225冊目おすすめ度:★★短編集。なんというかこう、「これなんなんだ…?」感がすごかった。雰囲気としては、ちょっと・掃除婦のための手引き書 [ ルシア・ベルリン ]と似ている、と感じた。同じ出来事を繰り返し、視点を変えて見ている。病的な主人公(腹話術師であることが多い)と、不条理な出来事。解説によると、著者はスペイン・カタルーニャ生まれ。前衛芸術的作風の『バートルビーと仲間たち』で「バルセローナ市賞」、フランスの「外国最優秀作品賞」を受賞。この『永遠の家』は当初酷評されたが、数年後フランスで評判となる。解説で、腹話術師=小説家というのを読んでハッとした。小説家は誰しも自分の声(すなわち、スタイル)を持ちたいと願っており、それを何とか身に付けたいと願っている。しかし、そこには落とし穴があって、幸運にも自分の声を手に入れると、それに馴れてしまってやがて語りはお決まりの単調で平板なものになってしまうのだ。そうか、そういうことか。腹話術師は、自らは口を閉じ、人形を操り多様な声音を真似る。あたかもその人形が話しているかのように。人はそれを見て、腹話術師がそこにいることを忘れる。人形が有名になり、その固有の声を手に入れて―――物語の中では、腹話術師は人形を介してしか喋れなくなってしまうのだ。書くことのテイスト。特有の声色。使い分けるうちに、自分の声を失ってしまう腹話術師―――小説家。それでも喋るのだ、流暢に。書けるのだろう、そのテイストで。けれどそれは自動筆記と大差ないのか。解説を読んだ後で読み返すと、印象が変わる。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.03
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本のタイトル・作者乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…10 (一迅社文庫アイリス) [ 山口 悟 ]本の目次・あらすじ闇の使い魔を従え、闇の契約の書を手にしたカタリナ。目下、古字で書かれた契約の書を解読中であるが―――マリアによると、本人でないと解読した魔法を使えないらしい?!急遽、闇の魔法を習得することになったカタリナは、かつて闇の魔法の使い手だったラファエルに教示を受けることに。道具をイメージをするよう言われ、悪役っぽいドクロのステッキが具現化してしまう。サイラス部署長が収穫した野菜を孤児院に届けるというので、同行することになったカタリナ(一行)だが、そこには澱んだ眼をした子供がいて―――。引用「ちなみに私はカタリナが好きで選んだ相手なら、誰であろうと応援するつもりだから、安心していいぞ」感想2021年読書:224冊目おすすめ度:★★★今回は二重視点がマシだった(ちょっとだけ)。同じシーンを視点を変えて描写されると読むのが辛い…。せめてその前後の変化とか、シーンに現れていない背景とか、ちょっとずらしてほしいんだ…。今回はカタリナが闇の魔法を練習し始めました。「え、それ練習で何とかなるんだ?!」って思った。人を生贄にしないといけない系のやつじゃなかったっけ。そんな簡単に習得できて良いのか…?ラファエルもソラも、多大な犠牲を払っているけど、公爵家令嬢にそんなことさせていいのか、魔法省?今回は、ラファエル多めで嬉しかった。アニメでは最後の方主役はってましたから!最近影薄かったけど、攻略対象のひとりだよ!あとは、キースが「僕も参戦していいんだ」とカタリナを諦めないことを再確認したり頭ぎゅっとされたり、ニコル様がお弁当作って来てくれたり頭ぎゅっとされたり、ジオルドが通常運転でストーカーしてたり、アランが乗っかられたり、ソラの誕生日が決まったり、マリアが体術習い始めたり…。サイラス部署長は、やっぱり、どこまでもマリアラブなんですね~。カタリナにみんな誑かされてほしいんだけどなあ。隠しキャラその2、は誰なんだろう?闇の黒幕もちょぴっと登場。シーズン2はどう決着するのかしら。これまでの関連レビュー・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(1) ・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(2) ・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(3)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(4)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(5)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(6)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(7)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(8)・乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(9)↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.03
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本のタイトル・作者ドムドムの逆襲 39歳まで主婦だった私の「思いやり」経営戦略 [ 藤崎 忍 ]本の目次・あらすじ第1章 政治家の妻として人付き合いを学ぶードムドム社長の原点第2章 109の店長となり商売の面白さにハマるー主婦から店長へ第3章 新橋の女将になり人気店をイチから作るーアルバイトから起業へ第4章 50歳を過ぎての新たな挑戦ーついにドムドム社員に第5章 火中の栗を拾うードムドム社長に大抜擢第6章 愛されるブランドの作り方ードムドムの逆襲第7章 50年後も愛されたいードムドムの未来引用大学で学ぶことが全てではありません。主婦でも、小さなお店の店長でも、学べることはたくさんあります。性別や学歴に囚われることなく、自信を持って歩んでいただきたいと思います。与えられた環境が学ぶフィールドに変化し、私は育てられました。与えられた環境、目の前にあるものを、しっかり見つめて下さい。今の自分にできること、学べることがたくさんあるはずです。そして、体験してみてください。それが経験となって力や自信に変わります。経験に勝る資産はないのです。感想2021年読書:223冊目おすすめ度:★★★夫がドムドムのファンなので読んでみた。ドムドム…ダイエーの中にあったよね…。子供の頃、はじめて自分一人で行ったファストフードがドムドムだった。いつもきまって、目に鮮やかなバニラアイスの載ったメロンソーダ。氷に付いて水っぽい味のアイスを、惜しみながら舐めて。そんな、思い出のドムドム。ホームページによると、昭和45年(1970年)2月に会社が設立された日本で一番最初のハンバーガーチェーンです。私たちドムドムは、”美味しい商品を価値あるサービスでスピーディーに提供する”をモットーにお客様を大切に、そして喜んで頂けるお店作りを目指して、日本全国に27店舗のお店をチェーン展開しています。というわけで、今はもう全国に27店舗しかない。行こうと思ってもなかなか行けない、レアなお店。この本は、「39歳まで主婦だった私の「思いやり」経営戦略」という副題もあり、おぼろげに以前テレビの特集で見た「主婦のアルバイトから社長に」というシンデレラストーリーなのだと思っていた。第1章で「いやいやいや('ω')ノ」ってなったよね。生家は煎餅店と不動産業、損害保険の代理店業を創業。祖父の代から地方政治家で、2人の兄は墨田区の区長と防衛大学の教師。著者は初等部から青山学院、在学中に夫(12歳年上の国会議員秘書で、のちに区議会議員)と知り合い、短大卒業と同時に結婚。その後は夫の選挙活動をサポート。…ここまで読むと、「主婦とはなんぞや」ってなりますよね。育った環境で身に着けた基本スペックが違うのでは。で、「この調子が続くなら、この本読み通すのしんどいな」と思ったんですが、第2章以降は怒涛の展開で、面白く一気に読みました。39歳、夫が選挙に落選。心筋梗塞を発症。働かざるを得なくなり、知人の母が経営する109のショップで店長に。…店長かーい!笑でもここでこの方が違うのが、もう初日から経営者目線でめちゃくちゃ分析して改善していくところ。「使われる」ことに慣れていると、それって出来ない。持って生まれたもの×環境なのかもしれないけれど、この方の性格というか、素地なのだと思う。「はじめてだから」「素人だから」「主婦だったから」「働いたことがないから」…いくらでも、言い訳できるじゃないですか、自分に。でも、しない。やれること、変えられることを見つけて、どんどん試していく。そして店は109でも売上坪効果トップ10に入るまでに。しかし店長を解雇され、今度は居酒屋でアルバイト。5か月目に自身で店をオープン。ドムドムの商品開発を打診され、顧問契約。そこからドムドムの社員へ。スーパーバイザー(統括エリアマネージャー)として東日本を飛び回る。しかし、現場の声が運営本部に届かない…。「私を、意見の言える立場にしてください」と専務に直談判。2か月後、代表取締役に就任。…はー!息つく暇もない八面六臂の大活躍。ほんと働くことが好きなんだろうなあ。能動的に、自分からどんどん動いて、周りを動かしていく。チャンスは自分でつかむもの。そのために積み上げることも忘れない。すごいなあ。私ならきっと、不平不満を口にして現状を甘んじて受け入れてしまう。そういうものだ、と諦めて。ドムドム、色々楽しいことをしているんですね。あまり外食しないので知らなかった。厚焼きたまごバーガー食べてみたい。丸ごとカニバーガー…食べにくいのでは…?しかし、面白い。この「わくわく」するこの感じ、大事。働く人も、お客さんも。SNSは「わくわく」を共有しているよな。感情が動く。人が動く。著者は、ドムドム人気には「絶滅危惧種を救おう」という応援の気持ちがあるのでは、という。それ、面白い。アプリを開発して寄付機能を持たせられたら、と仰っていたが、ドムドムと相性が良い気がする。ドムドム行きたいなあ、とホームページのメニューを見る。今は「丸ごと!!カレイバーガー」。すごいな、ヒレまで…。思い出のメロンソーダは…あれ?ソフトフロート?もしかして記憶違い?アイスを沈めて遊んだような気がしたのだけどな。それぞれの人が、それぞれに。みな、ドムドムの思い出を持っている。↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.02
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本のタイトル・作者父ちゃんの料理教室 [ 辻 仁成 ]本の目次・あらすじまえがきフランス風イカめしチキンときのこのクリームソースクロックマダムラモンおじさんのスパニッシュ・オムレツ牛肉のタリアータじゃがいもとベーコンのタルティフレット鶏もも肉のトマト煮込みチキンピカタ中華風蒸し魚ラタトゥイユスモークサーモンとほうれん草のパスタボロネーゼボンゴレ・ビアンコ有頭海老のパスタミントと松の実の蕎麦サラダ煮込みハンバーグポトフチキン・ココナッツ・カレー子羊のクスクスグーラッシュ、牛肉のパプリカ煮込みメンチカツ魚のポワレ、オレンジ塩かけキッシュ・ロレーヌロティ・ド・ポークトマトファルシとにんじんグラッセ鴨のくるみだれ蕎麦サーモンのパイ包みポム・ドーフィン濃厚抹茶のパウンドケーキ辻家のアメリカン・クッキーあとがきにかえて引用あのね、なぜ生きるのはこんなに大変なんだろうって、思うことあるだろ?(略)パパがなんで料理をするのかというと、料理をしていると嫌なことを忘れられるからだ。ついでに美味しいものが出来るからね。完成した時は嬉しいし、君が食べている姿を見ていると、よかったな、と思えて幸福になる。つまり、嫌なことを回避するのにキッチンは最適な場所なんだよ。感想2021年読書:222冊目おすすめ度:★★★★フランスで暮らす著者による、レシピと思い出のエッセイ。台所からもうすぐ巣立って行く息子へ、愛情をこめて書いた別れの手紙のような。幼い頃から今までの、アルバムをめくりながら語るような。そんな、素敵な一冊。シングルファザーになって、毎朝米を研いでいた時の話。とにかくこの子に食べさせなくてはいけない。作って、作って、作って。食べてくれた。美味しいと言ってくれた。元気になった。泣きたくなるような日常の積み重ね。登場するレシピは、どれもシンプル。でも、時間や手間がかかっている。写真もきれいで、とても美味しそう。作らなくても、見ていて、読んでいるだけで食べた気になる。この方は、ほんとうに料理が好きなんだなあ、と思う。なにかを作って、食べさせるのがすきなひとだ。そして、そういうひとが語る話は、とてもすてきだ。毎日ごはんを作ってきた人の自負。地に足がついている者の強み。料理は祈りだ、と『料理と利他』を読んだ時に思った。それと同じことを、この本を読んでも感じた。祈っている。朝に、昼に、夕に。作ることで。食べることで。どうか、私が、私の愛する者が、すこやかであるように。さいわいであるように。つつがなく、幾久しくあるように。日常のなかにあってそれは俗な「ケ」なのだけれど、聖でもある、気がしている。ミントと松の実と蕎麦なんて、どんな味がするのかしらん。きのこと栗の組み合わせは、美味しそう。試してみたい。玉ねぎの皮のむき方、片側は切り落とすときに少し残してべろっと剥がれるようにするというの、はじめて知った。今度やってみよう。レシピの中で一番作ってみたい!と思ったのが「辻家のアメリカン・クッキー」。ハイカロリーそうで常備おやつにするには危険そうだけど!最近クッキー作っていないから、作ろうかな。レシピのすごいところは、それが「再現可能である」ということだ。もちろん、材料が手に入るか、だとか、手法が道具が、ということはあるのだけれど。何かを本で目にしても、それは基本的には自分とは関係ないところにある。でも、レシピは、「自分でもそれを作り出すことができる」。どこでもドア?3Dプリンター?そういうものに似た興奮を覚える。私がその気になれば―――この美味しそうな料理をすべて、私が作って食べることができる!できる、と思うだけでも、楽しい。料理は苦痛だ。日々追われる労役。でも、それだけじゃない。これまでの関連レビュー・なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない [ 辻仁成 ]・料理と利他 [ 土井善晴×中島岳志 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.02
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本のタイトル・作者今の暮らしを快適に変える収納レッスン [ 本多 さおり ]本の目次・あらすじはじめに暮らしてからこそわかることがある。“もっと快適”に、貪欲に、今日もまた実験。(本多さおりさんの場合)第1部 家全体の収納動線を考える収納は、人の動きに合わせるもの(高橋まりあさんの場合)収納が、家を大好きな場所にする(加瀬弓枝さんの場合)第2部 収納を味方にして、暮らしをスムーズに片付けがきらいでも、収納が助けてくれる(近藤翔太さん(仮名)の場合)嵩のあるモノ、季節モノのしまい方(中島裕子さん(仮名)の場合)不便さに気づく、変える目を養う(田中早紀さんの場合)5軒のおうちを訪れておわりに引用収納の見直しが面倒なのは、まず「考える」から入らないと始まらないからです。モノだけでなく自分のいつもの行動と向き合って、「じゃあどうすればいいのか」を導き出す。(略)つねに、「ほかに方法があるのではないか」と考えてみる。すると、その方法を見つけたくなるし、見つければ実際に仕組みを変えてみたくなる。感想2021年読書:221冊目おすすめ度:★★★実際の整理収納アドバイスを紙面で体験できたような、そんな一冊。人の家がBEFORE/AFTERで変わるのを見るのが大っ好きなので、読んでいて楽しかった。・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]で中古マンションをリノベーションされたご自宅のその後も紹介されていた。不便と不満が解消されると、人の顔が晴れる。それだけでほかのことにも前向きになる。家族仲も良くなったりする。整理収納って、QOLを上げる。馬鹿に出来ない。ちょっとした「イラっ」「ムカっ」。モノを出し入れする時に、使う時に感じているプチストレス。それって、「日常」になってしまうと気付かなくなっちゃうんですよね。積もり積もっている、毎回更新されているのに。私は、池田暁子『必要なものがスグに!とり出せる整理術!』で「そっか」と思って、それからちょっとでも自分の中で引っ掛かりを感じたら変えるようにしています。この積み重ねがQOLを上げていくのだ…!何よりトライ&エラーで置き場所や動線を工夫するのが楽しい。(夫には「コロコロ方法を変える」と不評ですが)この本でも、「どうしてここにあるんですか?」という質問がされて、「何でなんだろう?」と考えるシーンが多くある。他者の目線で訊かれると、はたと気付く。使用頻度の高いものと低いものが混在している。同じ時に使うものがバラバラの場所に点在している。サイズがあってない、量があってない。これ、ここになくてもよいのでは?そもそも、必要?この視点、いるなあ。そして、「収納用品を買おうとしない」こと!モノが溢れる→収納用品を買うはNG。この本でも再三言われている。他の場所の家具を転用して、使い勝手を見てから必要かどうか、どんなサイズか選ぶこと。紙袋や段ボールを代用して、「もっとここがこうなら」とイメージを具体的にしてから購入すること。はい、ほんと、これ、大事。ついつい、「ここに棚があったら万事解決するのでは?」という視点に立っちゃう。ここで私の標語。モノを減らせ。話はそれからだ。最小限の最低限で、それでも収まりきらなかったら購入を考えること。来年は娘の入学でモノが増える。でも、今ある収納で乗り切ろう。不用品を手放して、スペースを開ける。そして新しいものを収める。この本では、「面を増やす」という表現で収納を増やすことを何度も述べられていた。うち、「面」が少ない。これ課題。今あるもので、と言ってもどうしても限界はある。必要な「面」がどうにも不足するなら、足そう。でもそれは「新しい棚」である必要はなくて、たとえば今のスチールラックに1段棚を増やすとか、そういうことでも対応できる。新しい環境!と思うと、ついつい新しいものを揃えてしまいがちだけど、「小学生になるからこれがいるかな」じゃなくて、実際に小学生ライフが始まって、問題点が見えてから考えよう。これまでの関連レビュー・家事がしやすい部屋づくり [ 本多さおり ]・もっともっと知りたい無印良品の収納 [ 本多さおり ]・モノが私を助けてくれる 10年先も使いたい暮らしに投資するモノ選び [ 本多さおり ]・暮らしやすい家づくり [ 本多さおり ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.01
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本のタイトル・作者アンと愛情 [ 坂木司 ]本の目次・あらすじ都心ターミナル駅にある東京デパートの地下一階。食品フロアの和菓子屋「みつ屋」でアルバイトをする20歳の杏子。美味しいものに目がない彼女は、和菓子の世界に魅了されていく。○甘い世界こころの行方あまいうまい透明不透明かたくなな冬を告げる豆大福引用「あっちもよかった、って思うんでしょうね」それは、シュークリームと大福みたいに?「でもね、それはそれでいいと思うんですよ。大きなお買い物ですし、これから大人になろうという方が迷うのは当然です。むしろたくさん悩んで、好きなものを選んでいただけたらと思います」悩んで、選んで、また悩んで。選び直して。そうやって、将来は決まっていくのかもしれない。感想2021年読書:220冊目おすすめ度:★★★★Twitterや書評でよく見かけるので読んでみた。そしたら、まさかのシリーズ3作目だった…。和菓子のアン (光文社文庫) [ 坂木司 ]一作目。アンと青春 (光文社文庫) [ 坂木司 ]二作目。登場人物やこれまでの出来事について触れられるので、「こういうことがあったのかな」と推測を働かせながら読んだのだけど、キャラクターが魅力的で面白かったので前の2作も読みたい…。おかしいと思ったんだ、「アンと愛情」って、表紙の写真から和菓子の餡とかけているのだろうけど、「赤毛のアン」をもじるにしても、なぜいきなり「アンと愛情」?って。とにかく和菓子がめちゃくちゃ食べたくなる一冊。私は甘いものが好きで、洋菓子ばかりに目がいっていたけれど、この本を読むと「和菓子、いいな」「季節感エモい」「どんなのがあるのか百貨店に見に行きたい」「高価な和菓子でお茶するのいいかも」と思った。知識と教養、季節感、言葉遊び。お茶請けにお出ししたら、話が弾みそう。きっと洋菓子には洋菓子の蘊蓄があるのだろうけれど。本の中で触れられていた「コーヒーに胡椒」やってみた。カフェオレにブラックペッパーをごりごり挽いてかける。うむ…すんげえ…胡椒だぜ。後味がいつまでも残る。おすすめはしない。坂木司さん、読んだことがあるようなないような?ほかにも色々食べ物系の本を書いてらっしゃるので、読みたいな。でもまずシリーズ前作から!立花さんが気になる!これまでの関連レビュー蘊蓄が好き、知らなかった世界を垣間見たい!・宝石商リチャード氏の謎鑑定 [ 辻村七子 ]美味しいお菓子の話が読みたい!・男ふたりで12ヶ月おやつ [ 椹野道流 ]日常系のぽやんとした話が読みたい!・麦本三歩の好きなもの [ 住野よる ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓
2021.10.01
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