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[続き3回目]金曜日病院から帰って実家に泊まった。夜、弟がカフェオレとラフランスを部屋に持って来てくれて少し話した。ゴルフスウィングで左腰が流れないためにはどうすべきか、とか。笑ケホケホ咳しながら。もちろん、不整脈で病院に行ったことも。そんなこんなで12時前には床に着いた。深夜、ゲホゲホと咳が出て目を覚ました。いつもより激しい。いつまでも止まらない。体の向きを変えても収まらない。呼吸が浅く荒い。息苦しい。胸を押さえ付けられるような圧迫感がある。こりゃ今までとは違うぞ。苦しさの種類が違う。単なる咳の苦しさではなく、心臓だ…と認識できた。そして、こうやって人は死ぬのか…と思わされた。すでに朝方になってる。救急車を呼ぼうか。いや、まず自分の状態を知ってるK病院へ連絡してみよう。K病院の救急に電話した。昨日からの事情を話したらすぐ来てくださいとのこと。自分で運転しようかなと思ったけど途中で意識を失ったら大変なので弟を起こし、連れて行ってもらった。弟は、ゆうべの不整脈の話を聞いて万が一をも考えてたのかもしれない。すぐ準備して快く乗せてってくれた。病院にて。救急処置室で心電図とレントゲンを撮る。電話しといたので昨日のデータとすぐ比べられた。昨日のレントゲンでは何ともなかった肺が今朝の写真では水が溜まって真っ白になっていた。「こりゃ苦しいわ」と救急担当の先生が言った。「心臓も弱ってるしほっといたら死んでたよ」とも。そのまま即入院。点滴の針を2本刺されていろんな薬を24時間点滴。胸には簡易心電図が付けられ24時間リモート観察。数値はまだまだ悪いが点滴のおかげか心臓の痛みや苦しさは和らいだ。時々出る咳が苦しいぐらい。とりあえず命の危険は無いということなのでひと安心してベッドに横たわってるのだった。後から先生に言われた。「我慢して取り返しがつかなくなる前に、よく来てくれました。素晴らしい判断でした」と。ふぅ、よかった…。入院して1週間。今日、リバビリ担当の人と話した。「私、退院したら、またスキー出来るようになりますかね?」即答してくれた。「はい、もちろん大丈夫ですよ♪」2021年、一番嬉しかった言葉大賞に決定だ。笑ということで、入院までのいきさつってことでこのシリーズはお終いっ!^_^
2021.12.11
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[前回からの続き]K病院に着いた。建て替わって立派になったもんだ。というのも大学時代に自然気胸という肺が潰れる病気でここに1ヶ月入院したことがあったのだ。当時はボロっちくて病室まで行くのに霊安室の脇をギシギシ廊下を軋ませながら歩かなくてはならなかった…。そんな雰囲気は微塵もなく明るくなったロビーで受付をする。意外と混んでないこれはスムーズに終わるかも。その後、2Fの循環器科の受付に行く。エスカレーターを上っていくと…どっひゃー!待合室に人が溢れ返ってる。立ってる人もたくさんいる。そーゆーことね。混雑の場はここなのね。受付すると今日は混雑してるので時間がかかります…と言われた。はい。見た瞬間に覚悟を決めておりました。しばらく待って名前を呼ばれる。まず検査を受けて来いという。ファイルを渡されて3ヶ所で受けて来るようにと。心電図と血液検査と、あと何だったっけ?こないだのことなのに忘れちゃった。笑痴呆の検査だったかな?んなわけない。笑まあ、その3つの検査もそれぞれ長〜い待ち時間があった。ちょっと疲れ気味で循環器科受付へ戻りファイルを提出。もちろんそれからもしばらく待たされてやっと診察となる。「12の28番のドジボさーん6番の診察室にお入りくださーい」と放送される。ちなみにこの番号は患者の誕生日だ。個人の特定をハッキリさせるためなのだろう。なので私の誕生日は暮れも押し迫った12月28日なのだ。仕事納めで、みんな正月休みに目が向いて誰も気づいてくれない…。と、そんなことはどーでもよく。診察室に入ると若い医者が唸っていた。「ドジボさん、数値が悪いです…」血液検査のBNPという数値が高いらしい。BNPとは心臓を守るホルモンで心臓が弱ると分泌される。逆に言うと、BNPがたくさん分泌されてるとそれだけ心臓が弱ってることになる。数値として18以下が正常な目安らしい。私の場合、なんと、460あったのだ!ネットで見ると200以上になると心不全の可能性が高いとある。「ドジボさん、動悸とか息苦しさとかの自覚症状はありますか?」「いえ、まったくありません。咳が止まらないだけです」昨日の医者もみんな心臓のことばっかり言うけどとにかく咳を止めてほしいのだ。明日スキーに行けるように。笑咳さえ止まれば行けると思ってるバカちんだ…。ただ実際の話、心臓も気になる。「ではドジボさん、レントゲン撮って来てください」また検査か。もちろんレントゲンも待たされた。そして2回目の診察。「ドジボさん、心臓がちょっと肥大気味ですね」はぁ。なぜか頭に浮かんだのは肝臓肥大してるフォアグラだった。フォアグラ、あんまり好きじゃない…。「どうしようかなあ」先生は治療方針を迷ってるらしい。私にすれば咳を止めてスキーに行けるような治療方針でお願いしたいところだ。(この後に及んでもまだ行く気なのか…)心電図検査の結果、心拍数が多いことも分かった。正常だと90以下なのが、150あった。しかもリズムがめちゃくちゃな不整脈。「ちょっと、心拍数を抑える薬を点滴してみましょう」てことで、今度は点滴が始まった。こりゃまた時間がかかるな…。会社にLINEして午後の外回りのキャンセル連絡を頼んだ。明日のスキーもヤバイかなと半分思った。(まだ半分諦めてない…)点滴終了。心電図を測る。看護師さんに聞いてみた。「数値、下がりましたか?」「120。ほんの少しだけですね」そっか。ここでスキーは諦めた。3回目の診察。状態は良くないけど自覚症状がないということで薬を飲んで1週間様子を見ることになった。会計を終えるとすでに17時半を回っていた。疲れた。ずっと病院にいてなんか、かえって具合悪くなったかも。明日はゆっくり体を休めるか。会社に戻り、残った仕事を片付け20時すぎに退社した。そしてその夜、容態は急変した。次回「がびーん即入院」へと続く。このシリーズは特にオチは無く備忘録代わりとしてただ時系列に書き綴った記事なので期待しないでね。
2021.12.10
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ケホケホ、ケホケホ、ゴホッゴホッ…。すぐ止まるだろうと思った咳がもう1週間も続いていた。土曜日に初スキーを控えてるので念のため病院に行っておこうと思った。滅多に病院に行かないのにスキーが絡むと違うもんだな、と自分でも笑えた。笑木曜日、会社近くの呼吸器科を検索して当日ネット予約した。予約時間に行って受け付けすると待合室ではなく別室へどうぞと言われた。え、VIP待遇?笑案内されたのは、治療室の隅っこに置いてある椅子。座ると周りをパーテーションで囲まれた。これ、VIP待遇じゃなく……隔離処置じゃね?笑この病院のコロナ対策なんだろうか。しばらくポツンと待たされて診察室に呼ばれた。「せんせ、咳が止まらないんです」どれどれと言いながら聴診器を当てる先生。いきなり「あれ?」っと呟いた。え?あれって何ですか、せんせ?ビビらせないでください…。何度も聴診器を当てしまいにゃ「う〜ん」と唸り出した。な、何が起きてるんだ…。私は咳を止めてほしいだけなんです…。土曜日にスキーに行きたいだけなんです、せんせ〜。「ドジボさん、心電図を撮りましょう」そして心電図を撮った後の再診察。「ドジボさん、脈拍がとても速くて、不整脈になってますね」ほう、そうなんだ。ま、それくらいならスキーには影響ないだろ。「紹介状を書くのでK病院に行ってください」K病院は、仙台で有名な循環器系の総合病院だ。なるほど、じゃ、ま、来週にでも行こうかな。と思ったら「今日は受け付け終わっているでしょうから、明日行ってくださいね」と言われた。え、そんなに急を要するの?てか、せんせ咳はどうなってんですか?「咳はまぁ、たぶん風邪から来てるんでしょう。咳止めを出しておきます。それより、明日必ず行ってくださいね」うーん、この先生にとっては咳なんかより不整脈が気になるようだ。だって出された咳止めが漢方薬。いや、漢方薬を否定してるわけではない。ただ、漢方薬って効き目が穏やかってイメージがある。もっと、飲んですぐ咳が止まるっていう薬がほしかったのだ。あるかどうか知らんけど。案の定、漢方薬は大して効かなかった。…やっぱりな。てか、漢方の問題じゃなく咳の原因が違ってたんだからショーガナイ。先生があんまり行け行けと真剣に言うもんだから翌日、外回りを早めに終わらせて11時ぐらいにK病院に行ってみた。と、ここまできて、スマホで書くのが疲れたので次回「総合病院で過ごす時間」に続く。入院生活は、ひまこなのでつらつらと書き始めてみた。スキーの話題でもなく楽天ブログはスマホからはランキングバナーを貼れないのでランキング関係ないところで密やかに書き綴ってみる。飽きたら突然おしまいにするけど。笑
2021.12.09
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