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ske芭沙羅 @ Re[1]:成城石井という食品店(11/23) elsa.さんへ ポテトサラダには気づかなか…
elsa. @ Re:成城石井という食品店(11/23) あまり食欲がなくても行けば行ったで何か…
ske芭沙羅 @ Re[1]:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) harmonica.さんへ 何年経っても、何度経験…
harmonica. @ Re:ブログ消滅! ぬかっとったー!(11/17) 最近度々メンテナンスが入るようになった…

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2009.07.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「エコカー減税」の追い風を受けて、トヨタのプリウスが爆発的に
売れているらしい。

ETC車載機よろしく、購入予約してもなかなか手に入らないという事態を
引き起こしている。

そんな中、「待たねばならない新車」より、「すぐに手に入る中古車」を
求める消費者が押し寄せ、第一世代、第二世代のプリウスの中古車に
高値がついているというのだ。


プリウス異常事態 中古価格が新車上回る

中古車情報サイトでも高値が多い
 新車販売ランキングで1位を記録し、納車待ちが続いている3代目「プリウス」をめぐり、思わぬ現象が起きている。中には、値下げされた2代目の新車を上回る価格の2代目中古車も出ている。今注文しても、新車が手に入るのは2010年3月。「それなら、すぐ手に入る旧型の中古車の方がいい」という人も増えているのだという。

■6月末の段階で20万台超える注文が殺到

 3代目のプリウスは2009年5月18日に発売。最も安いモデルの価格が、2代目よりも約30万円安い205万円に設定されたことが話題を読んだ。政府による「エコカー減税」の効果もあり、日本自動車販売協会連合会が09年7月6日に発表した新車ランキングによると、09年6月に販売されたプリウスは2万2292台(その内3代目は2万1192台)。軽自動車を含む総合ランキングで、初のトップに躍り出た。

 2代目については、新グレード「EX」として、189万円に値下げした上で新車販売が継続されているものの、中古車市場での人気が高い。

 3代目プリウスは、6月末の段階で20万台を超える注文が殺到しているとされ、品薄感が広がっている。さらに、「EX」も1月の販売台数は2000台にとどまっている。そのため、「2代目」を中古車市場で求める動きが広がっているというのだ。

 中古車チェーン店を運営するガリバー・インターナショナル(東京都千代田区)の「ガリバー自動車研究所」では、

「『2代目』の中古車市場での価格は、08年前半は原油価格が高騰していた関係で上昇していたのですが、後半は『新モデルが出る』という情報が出たことから、下落に転じました。ところが、09年に入ってからは、値崩れがしにくい安定した状況が続いています」

と話す。

【CASTニュース 7月14日19時35分配信】


これは、自動車メーカーのみならず、傘下にいる無数の部品メーカーにとって
由々しき事態だ。

「新車市場」と「中古車市場」は、“車を買う”という行動を見てみれば、
買う側にとってはさほど変わりはないが、生産者側には雲泥の差がある。

「中古車市場が繁栄するのは、不況のとき」とも言えるし、
「中古車市場が繁栄すれば、自動車メーカーは不景気に陥る」とも言える。

これまで日本は、工業製品を生産して国内外に売り、利益を上げることで「GDP」を押し上げてきた。

その一つが自動車で、日本の主軸産業といっても過言ではない。

新車が売れれば、トヨタ、ホンダ、マツダといったメーカーの売上や利益が
上がると同時に、傘下にいる無数の中小企業の売上や利益を押し上げる。

が、中古車が売れると、中古車販売会社のみの利益で終わる。
もちろん、整備や修理といったメンテナンスにかかわる企業の利益も多少上がるが、
性能のいい国産車の場合、よほど年数がたっていなければメンテナンスの
必要も余りあるまい。

つまり、トヨタは、自らの傘下にある無数の中小企業の経営改善を阻止したことに
なる。

どうしてこんなことになるのか。

「トヨタ方式」などといって、ムダのないギリギリの生産ラインや部品調達システムを
築き上げることで、最大限の利益を上げようとしたことに問題があったのだ。
新潟の大地震のとき、一社独占に近い部品メーカーが被災したことで、
自動車メーカー各社の生産ラインが数日とまったことがあった。
このことが物語るのは、自動車メーカー(トヨタなど)の生産ラインに乗る寸前に
製品(部品)を納入させるという、下請けいじめとも言えるようなことを
常態化させていたことだ。
自分は在庫を持たない。が、分刻みの納品対応をさせるために、下請けには
在庫をたんまり持たせる。

大企業の横暴そのものだ。

そんな生産体制が、急激な需要の伸びに供給が追いつかない状況を生んだ。

それは、「そんなものだろう」というところだが、メーカーの計算ミスのために、
下請け企業は、ようやくどん底景気から光明が見えた矢先に、見す見す経営改善の
チャンスを逸することになった。

この責任はだれが取ってくれるのだろう。

派遣切り(秋葉原の事件を思い出す)、下請けいじめ、工場閉鎖、工場移転……
メーカーの合理主義と横暴と計算ミスの陰で、多くの企業が、地域(工場所在地)が、
労働者が大泣きするハメになっている。

兆のつく経常利益を上げる企業に、何の責任もないというのだろうか。





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Last updated  2009.07.15 10:54:24
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