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2013.03.17
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カテゴリ: I experienced

昨夕、営業中に兄からメール連絡がありました。

「お母さんと連絡が取れない。何かあったら、こちらに連絡がほしい」

と。

前日(金曜日)、兄と母は電話で口喧嘩をした模様。

母がおかしなことを言うので、兄がたしなめただけですが、

母はそういうことを拡大解釈するタイプなので、

きっと、世をはかなんで自殺未遂(自殺はできないのですが、

それに似たようなことをする人です)でもしているのだろうと思いました。

幸い、姉が母の元に向かってくれたようなので、

私は引き続き営業することに。

19時くらいに姉から連絡が。

「家の灯りが消えている。鍵もかかっている」

と。兄が近くの職場で当直しているので、兄が持っている鍵を

もらいに行くように言いました。道順を教えて電話を切ったのですが、

方向音痴の姉は、15分ほどの距離の場所に1時間ほどかかって行き、

戻るのにも1時間要した模様。再度連絡があり、

「預かった鍵が入らない」

何のこっちゃ。兄が鍵を間違えて渡したようで、仕方なく

「いまから行くから30分ほど待っていてほしい」

と、結局私が出向くことに。

母の家に到着したのが22時くらい。

鍵を開けて入ろうとすると、チェーン錠がかかっている上、

家の中は真っ暗。何度も声をかけると、中から声がするのですが、

変な声。ろれつも回っていない。

睡眠薬を多量に飲んだのではないかと、予想できました。

チェーン錠を外してほしいと何度も言いましたが、

一向に出てこないので、立てないのだと察知し、

救急車と、消防車(チェーンを切断してもらうため)を要請しました。

家の中に入ると、おかしな場所におかしな格好で仰向けに寝ている母。

意識はもうろう。言葉もおかしい。

「睡眠薬を多量に飲んでいるかもしれません」

と救急隊に言ったのですが、

血圧や脈拍は正常のよう。体温は少し高かったですが。

背中が痛いと言うし、その場で粗相している(そんな事態は初めて)ので、

「とにかく、病院に連れていってほしい」

と言ったのですが、母が頑にいやと言っています。

救急隊は、

「本人の承諾がなければ強制的に運ぶわけにいきません」

と引き上げようとします。

「本人って、要介護認定を受けている認知症の老人です。

家族が希望してもだめなんですか?」

と10分ほど食い下がりましたが、ダメでした。

「後でやっぱり病院に行かなければならない事態だとわかったら?」

「ご家族がタクシーか自家用車でお連れしてください。

病院は、119番に電話していただければお教えします」

……何かおかしい。これって、事なかれ主義の最たるものじゃないでしょうか。

『本人の承諾がなければ、搬送しない』

最優先事項でしょうか。

結局、着替えをさせて布団を整えて眠らせ、

姉と一緒に引き上げました。兄に「明日の朝、様子を見に来てあげて」

と頼むしかできません。睡眠薬が切れるまで、眠り続けるでしょう。

当直明けの兄が母のとろこに行ったら、

意識ははっきりしているものの、背中が痛くて動けないということで、

結局救急車を要請して近くの病院に搬送してもらい、入院しました。

二度手間。

あれほど言ったのに。あの痛がりようだと、背中か腰に

打撲や骨折の疑いがあるかもしれないって。

昨日運んでもらっていたら、姉も私もきょうじゅうにいろんなことを

済ませられ、仕事に差し支えない状態になったのに、

明日、私が兄のところに行って入院に関する書類を引き取り、

病院に出向いて手続きしないといけない。

兄も姉も平日は動けません。結局私が動くことになり、

営業に差し支えます。

何かおかしい。

救急隊がおかしなことを言う背景には、因縁をつけたり、

何事をも他人のせいにする市民・国民のあり方があるのだと思います。

責任回避のためには、そうするしかないということでしょう。

いずれにしても、大騒動でした。

2年以上辛抱した母との神経をすり減らすつき合いが

まだまだ続くのだと思うと、気が重いですが、

こんなことがあるのが人生だと思って、こういうことができる相手がいるのは

幸せなことだと思って、日々対処していこうと思っています。

厄介なことですが。






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Last updated  2013.03.17 18:53:39
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