Welcome  BASALA'S  BLOG

Welcome BASALA'S BLOG

PR

×

Calendar

Comments

ske芭沙羅 @ Re[3]:孤独の虫けら(03/27) harmonica.さんへ ご心配させてしまったよ…
harmonica. @ Re[2]:孤独の虫けら(03/27) ske芭沙羅さんへ 4月はただでさえ疲れや…
ske芭沙羅 @ Re[1]:孤独の虫けら(03/27) harmonica.さんへ 珍しく、体調がおかしく…
harmonica. @ Re:孤独の虫けら(03/27) 加齢とともに孤独に強くなりますね。 幼…

Keyword Search

▼キーワード検索

2024.12.06
XML
カテゴリ: I whisper


きょうは7回目の治療日。

6回目の治療で劇症があったので(食道)、
そのことを怖い主治医に聞くのは必至だったが、
他にもいろいろ聞いた。

病院に行く前は、
「今後の治療(3ヵ月間)の目的」のすり合わせと
劇症に関する質問だけと思っていたのに、
怖い主治医の顔を見た途端、
口からいろいろ出てしまった。

多分、怖い主治医の機嫌が少しいいようだったのと、
もう何度も会えないだろうから、
少しくらい時間延長(計算では、平均一人10分)しても
許されるだろうという算段が働いたのだと思う。

結構面白い会話もできた。


虫「食道の炎症は、副作用として起こるものですよね」

虫けら、食道の劇症を説明。
5時間ほど横になれなかったことや、
締め付けられるような違和感を事細かに再現。

怖「んー、そうやね。胃液が上がって来んかったら、
  違和感が上がったり下がったりはせえへんねんけどね」

虫「次の日は、心臓が痛かったんです」

怖「え? そんなこと言わんといてや……」

怖い主治医の顔が泣き顔になる。

怖「狭心症、あるん?」

怖い主治医の説明では、副作用で狭心症になる患者もいるらしい。

虫「ないです。心臓の異常はこれまでありません」

そんな重大な病名が虫けらについていたら、
怖い主治医に伝わるものではないのか?
この人は、ちょいちょいそういう質問をする。
病院のシステムの問題か、
それとも、電子カルテの問題か、
はたまた、怖い主治医自身の問題か……。

その謎が解明できるときは来るのか。。


虫「46時間の点滴ですが、
  これまで早く終わることがあっても、
  遅れることがなかったのに、今回は5時間も延長しました。
  原因は何でしょうか」

怖「一番の原因は、温度です。気温が低いと、
  バルーンの縮み方が弱くなるので、時間が伸び気味です」

虫けらが日中過ごす部屋は、南側が全面窓になっているせいで、
日中は、冬場でも20℃以下になることが少ない。
もちろん、雨や雪の日はこの限りではないが、
前回の治療の2週間を見てみても、
極端に寒い(室温の低い)日はなかった。
寝室に点滴を持ち込む就寝時は、
点滴を掛け布団の中に入れていた。

しかも、寝室も南側が掃き出し窓になっているので、
昼間に上がった室温が夜になっても多少は保たれている。

虫「まだ、極端に室温が低いことはないと思います。
  これまでと、家での過ごし方も同じでした。
  前回と今回の差がそんなにあるとも思えませんが」

怖「カテーテルの詰まり……、ま、あんまりないと思いますが、
  ポート周辺の問題もないことはないけどね」

実は、虫けらは「ポートの異変」を疑っている。
治療室で点滴を始めたとき、ポート周辺がチクチク痛かった。
看護師さんに無理を言って、針を刺し直してもらった。
チクチクは収まったのだが、今度は胸筋を動かすと
ヂクー! と痛みが走った。
家に帰って、サージカルテープで胸筋が動かないように固定したら、
ヂクーはなくなった。

そのことも話したが、怖い主治医は「ポート」に触れるのがいやらしく、
またしても「様子を見る」で決着してしまった。
(ポートの不具合の話になると、虫けらがすぐ
「先生が執刀してくださらなかったから」と言うのを
嫌っている模様)


虫「前回、聞きそびれてしまったんですが……」

怖「はい。何ですか?」

怖い主治医がちょっと姿勢を正す。
虫けらの顔が真剣だったのだと思う。

虫「前回、3ヵ月の治療結果を『皮だけになった』とおっしゃいましたが、
  『縮んだ』という認識でいいんですね」

怖「はい。しぼんだ、とか、カスカスになったとか、
  人の体のことやのに、失礼な言い方をしましたが……」

虫「次の3ヵ月の治療は何を目指して?」

怖「もっと縮むこと、です」

虫「前回、『ここで治療をやめたとしたら、2ヵ月くらいは
  この状態を保てる』とおっしゃいましたが、
  それが過ぎると、急に成長するんじゃないですか?」

怖「そう。この抗がん剤は、抑え込む力が強い分、
  その抑えがなくなったら、がんの成長は早いです」

虫「そうですよね。せっかく3ヵ月延命できても、
  やめたら成長が早くて、結局1年で死んだら、
  何もしなかったと同じになりますよね」

怖「この治療は、できるだけ長くやることに意義があるので」

虫「延命のためには、ですね」

怖「延命……、ま、そういえばそうやけど」

虫「わかりました」

何がわかりました、よ。
言うことがあったのに。
「次の3ヵ月の結果で、治療終了を考えています」
と言わんかいな。

診察室で言わないといけないことを忘れていたことに
後で気づいた。
「がん相談支援センターに行く」
ということを、怖い主治医に言うつもりだったのだ。

なぜ、それを言う必要があるかというと、
治療以外の相談事があるという現状を理解してもらうためだ。

もちろん、怖い主治医に聞いてもらいたいと思っている。
治療方針にも大きく影響する虫けらなりの要望や
意思を伝える必要があるからだ。

が、怖い主治医には、そんな相談を受ける時間がないのだ。
これは、どの病院でも起こっている問題だ。
がん治療の「主治医」は、たくさんの患者を抱えている。
治療に関することは常に考えているが、
それ以外のこと(報酬に結びつかないこと)に
対処する時間も意識もないのだ。

怖い主治医は「緩和ケア医」でもあるのだが、
事実上、緩和ケアに関わっている感じはしない。
外科医だけに、「手術」が第一の仕事で、
術後の患者のケアや治療が第二の仕事。

新しい抗がん剤や治療法を勉強したり、
医療機器に関する情報や学会の論文を読んだりと、
治療に付随することも溢れるほどあるだろう。

ありふれたがん患者の一人にだけ、
特別に時間を割くことなどできない。
そういうときに利用できるのが、
「がん相談支援センター」なのだ。

で、何を相談するか。
別にない。
虫けらが希望する今後の方針を実現するには、
どうすればいいかを相談するくらいだろうか。

ま、治療ができるとしたら、年内はあと1回のみ。

年明けに言っても問題ないだろう。


虫「前回、眉毛が太くなったということを言いましたが、
  デカドロンの副作用ですよね」

怖「あ、まぁ、そうかな」

虫「副腎に異常があったら嫌なので、調べてみたら、
  コルチゾールですよね、デカドロン」

怖「よく勉強されて。そうですね」

虫「これ以上太くなったらどうしよう」

怖「デカドロン、減量する? 2錠を1錠にしてもいいけど」

虫「……治療を始めたころ、お昼まで飲むのを忘れたことがあって、
  そのとき、ちょっと気持ち悪い? って感じでした」

怖「そう。効いてるってことやね」

虫「規定量を飲みます。毛が濃くなるのは致し方なしですね」

怖「切ってください。抜いてください」

虫「……他人事やと思って……」

怖「じゃ、僕が切ってあげます。責任を持って」

えー、ほんまか?
そりゃ嬉しいぜい!
増毛剤でも塗りに塗って、もっと太くしよう!
「センセ、切ってぇ〜」って頼んだら、
切ってくれるんやな!
ほんまやな!
期待してるぜ。


という、何とも不真面目な診察室の会話だった。


虫けらが言うと、真面目な話が不真面目になる。

こういう人間性というか、雰囲気が
怖い主治医に嫌われる所以だと思う。
しかし、どうしようもない。
そういう人間なのだ。

いや、広告関係の仕事をしていたときは、
実に真面目でシャキッとした人間だった。
下ネタ大嫌い、人の悪口大嫌い、仕事大好き、の
クソ真面目な仕事人間そのものだった。

仕事にはとことん厳しく、
協力会社には優しい
若き女性社長だったのだ。

いつからこんなフニャフニャの人間になったのだろう。

死ぬまでにもう一度、人様から信用され、
頼りにされ、愛されるキャラクターに戻りたい。


そうすれば、怖い主治医にも少しは認められるだろう。

ま、妄想物語の中の話だな。

今夜のネタがまたできた。


                  妄 言





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.12.13 20:30:33
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: