愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2003.12.30
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日本アカデミー賞の優秀賞・新人俳優賞が発表になったようだ。

この日本アカデミー賞は新高輪プリンスホテルで授賞式が行われ、その様子は日本テレビ系列で放送される。ちなみにこの授賞式の入場券の価格は1人40000円である。高ぇー。

今年度の司会は関口宏と宮沢りえ。毎年司会は男女ペアだが、ここのところ男性の司会はずっと関口宏のような気がする。関口宏はまさに日本アカデミー賞の御大である。

去年までは日本テレビアナウンサーの福澤朗と脚本家の市川森一の実況がついていた。市川森一がいちいち最優秀賞を予想するのだが、かなりの確率でハズしているのが印象的。さすがに日本アカデミー賞では変なセーターは封印してタキシードに身を包んでいる。

しかし去年からはみのもんたによるスタジオ録画が挟み込まれることになった。日本テレビといえばみのもんたということなのか、やたらと視聴者を煽る非常に下世話な進行で品位が落ちたような気がする。まあ元々この日本アカデミー賞に品位なんて在って無いようなものであるが。

今年の優秀賞は以下の通り。
○優秀作品賞
 ・『阿修羅のごとく』
 ・『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』
 ・『スパイ・ゾルゲ』
 ・『壬生義士伝』

○優秀監督賞
 ・塩田明彦『黄泉がえり』
 ・篠田正浩『スパイ・ゾルゲ』
 ・滝田洋二郎『壬生義士伝』
 ・本広克行『踊る大捜査線~』
 ・森田芳光『阿修羅のごとく』

○優秀主演男優賞
 ・織田裕二『踊る大捜査線~』
 ・中井貴一『壬生義士伝』
 ・西田敏行『ゲロッパ!』
 ・藤原竜也『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌《レクイエム》』

○優秀主演女優賞
 ・上戸彩『あずみ』
 ・大竹しのぶ『阿修羅のごとく』
 ・竹内結子『黄泉がえり』
 ・寺島しのぶ『赤目四十八瀧心中未遂』
 ・観月ありさ『ぼくんち』

○優秀助演男優賞
 ・浅野忠信『座頭市』
 ・佐藤浩市『壬生義士伝』
 ・中村獅童『阿修羅のごとく』
 ・三宅裕司『壬生義士伝』
 ・柳葉敏郎『踊る大捜査線~』

○優秀助演女優賞
 ・大楠道代『座頭市』
 ・中谷美紀『壬生義士伝』
 ・深津絵里『踊る大捜査線~』
 ・深津絵里『阿修羅のごとく』
 ・八千草薫『阿修羅のごとく』

○新人俳優賞
 ・市原隼人『偶然にも最悪な少年』
 ・オダギリジョー『あずみ』
 ・藤木直人『g@me.』
 ・石原さとみ『わたしのグランパ』
 ・上戸彩『あずみ』
 ・長澤まさみ『ロボコン』


ほかにも様々な優秀賞があるが、特筆されるのはここらへんか。

日本アカデミー賞というのは選考基準がメジャー作品に限定されているような気がしてならない。
『赤目四十八瀧心中未遂』や『ぼくんち』は単館系ではあるが、そのほかはだいたいがメジャー系で上映された作品ばかりである。つまりは日本アカデミー賞は「権威ある賞」というよりは「権力に弱い賞」であるように思える。その年に吉永小百合や高倉健が主演した映画が上映されれば、作品の出来がどうであれ必ず賞を与えている。本当に良質な作品が評価されているのか疑わしいところである。それは本家のアカデミー賞でも言えることかもしれないが。

今回はやけに『壬生義士伝』と『阿修羅のごとく』の名が目立つ。
『壬生義士伝』は優秀作品賞・優秀監督賞・優秀主演男優賞・優秀助演男優賞・優秀助演女優賞などにノミネートされている。
『阿修羅のごとく』は優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞・優秀主演女優賞・優秀助演男優賞・優秀助演女優賞などにノミネートされている。

日本アカデミー賞だけに「日本らしさ」が前面に出ている作品が評価されやすいのか。
『阿修羅のごとく』は未見なので何とも言えないが、『壬生義士伝』はそんなに評価されるような作品ではないと思う。たぶん『たそがれ清兵衛』の2匹目のドジョウを狙ったのだろうが、あまりにもお涙頂戴的な作風にかなり辟易した。
高年齢層には受けがよかったようだが。

日本アカデミー賞は作品の善し悪しを評価する場ではなく、芸能人が豪華にも一同に会するその雰囲気を楽しむべきなのかもしれない。

しかし藤木直人新人俳優賞って。
『花より男子』に出演していたことは無かったことになっているのか。

ちなみに私が毎回注目しているのは、「誰がノミネートされるか」ということよりも「誰がプレゼンターとして登場するのか」ということである。三橋達也や司葉子といった日本映画界を代表する重鎮が登場する中、なぜか三船美佳が胸元バックリのドレスで登場したりする。このあたりも権力に弱い日本アカデミー賞らしさといえるかもしれない。

森繁さんは今回は出演するのだろうか。先日テレビで森繁さんが出演する映画の撮影風景を取材していたが、記者たちの質問をそっちのけに「飯はまだか~?」と言っていた。
なんとなく『恍惚の人』を彷彿とさせるその言葉がなんだかリアル。とうとうボケたか?

間もなく公開される『半落ち』という映画も、来年度の日本アカデミー賞にノミネートされることは間違いない。日本アカデミー賞はこういう映画好きそうだから。
私はこの『半落ち』というタイトルが気になってしょうがない。なにが『半落ち』なのか。オチが落ちきってないということなのか。『半落ち』という言葉と『ややウケ』という言葉にどことなく類似性を見出しているのは私だけであろうか。

今年は日本映画はおろか、あまり映画を観られなかった。
そんな中で私のベスト日本映画は『六月の蛇』である。この映画で文字通り身体を張った黒沢あすかに賞をあげるくらい、日本アカデミー賞も度量を大きくしてほしいものである。






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最終更新日  2003.12.31 19:02:01
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