愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

2004.01.26
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映画にはキャッチコピーがある。
広告媒体でその映画がどんな映画であるかを端的に表す言葉である。

チラシなどに1行もしくは2行くらいで表記されるアレである。
このキャッチコピーで「観たい!」と思わせられることも少なくない。
短い言葉で心をグッと掴まれる、まさに「キャッチ」コピーである。

私が気に入ったキャッチコピーをいくつかご紹介。

○『生き残るのは 死んでも無理』
これは2003年公開のアメリカ映画『デッドコースター』のキャッチコピーである。『ファイナルデスティネーション』の続編。
不思議な予知夢のおかげで飛行機事故の惨事を免れた高校生たちが、「死ぬはずだった運命」から逃げられないまま次々と無残に死んでいくショッカー映画である。
私はオカルト映画は好きだがスプラッタ系は苦手なので未見だが、このキャッチコピーはトンチが効いてて気に入った。

○『あんたなんか5分でつぶす』
こちらは2003年に日本公開された、スペイン・フランス・イタリアの合作映画『ウェルカム!ヘブン』のキャッチコピー。
地上界のあるボクサーの魂を巡って、天国の使者と地獄の使者が対立する話である。
このDVDのジャケットは、地獄の使者であるペネロペ・クルスと天国の使者であるビクトリア・アブリルがメンチを切っている。そこにこのキャッチコピーがドンと表記される。
このコピーは劇中でペネロペ・クルスによって発されるセリフである。こんな強気な発言を繰り返すペネロペ・クルスが非常にカッコいい映画である。

○『わたしのあたまはどうかしている』
これはディビッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』のコピーである。
現実と妄想が錯綜し、どこが境界線なのか誰の妄想なのかもわからないこの映画は誰が観ても混乱する。しかしそれでもグイグイと惹きつけられてしまう不思議な映画である。ディビッド・リンチの独特の美学が炸裂したこの映画にふさわしいキャッチコピーだと思う。
全部平仮名で表記されているのもインパクト大である。

○『女は自らを地獄に堕とした』
1994年公開の日本映画『夜がまた来る』のキャッチコピー。
石井隆監督、夏川結衣主演のこの映画は、殺されてしまった麻薬Gメンだった夫の無念を晴らすために辛酸を舐める女の話である。
レイプ・シャブ中・軟禁と、清楚なイメージの夏川結衣が文字通り「体当たりの演技」を見せる。そこに繰り広げられるシーンの数々は陵辱に満ちた、まさに地獄である。そんな地獄を経て、ラストシーンで夏川結衣は女神のような存在に昇華する。エロスとバイオレンスを独特の世界観で描ききる石井隆監督の最高傑作であると私は思う。
夫の無念を晴らすために復讐の女神となった主人公が自ら飛び込む地獄の世界。卑俗でありながらも高尚である。
そんな映画にピッタリのキャッチコピーだ。


もちろん映画のキャッチコピーだけを信用したら痛い目に遭うかもしれない。しかし映画を選ぶ際の取っ掛かりにはなるだろう。面白い映画が出来ることと同時に、ウィットに富んだキャッチコピーが現れることを期待する。





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最終更新日  2004.01.28 00:01:19
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