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3月終わりから5月にかけて、ブログの世界ではイチハツの開花報告が多いのだが、どうもジャーマンアイリスやその仲間のニオイイリスをイチハツと誤って紹介される方が非常に多い。私はそういったブログを見つけると、間違いを指摘して差し上げたこともあるのだが、あまり人様のブログに茶々を入れるのもおこがましいので、自分のブログで見分け方を紹介することにした。なお、イチハツとニオイイリスの見分け方については2007年5月17日の日記を参照。 まず、こちらが本物のイチハツ。中国原産で基本的に花の色は青紫。まれに白花もある。アヤメ類の花はそれぞれ3枚の内花被片と外花被片から成り立っており、イチハツの内花被片は斜め上にピンと伸びる傾向がある。そして、下側に垂れる外花被片の付け根には、白いとさか状の突起があるのが大きな特徴。 そして、こちらがイチハツと誤って紹介されることの多いジャーマンアイリス。イチハツが中国原産なのに対して、ジャーマンアイリスはヨーロッパ原産のイリス・ゲルマニカ(Iris germanica)などを中心として品種改良されたもの。別名「虹の花」とも呼ばれ、花の色はほとんどの色があると言っていいぐらいに実にバラエティーに富んでいるが、この画像の青紫色の品種がよくイチハツと混同されている。品種名は不詳だが、民家の庭先で咲いているのをよく見かける。 3枚の内花被片が上に湾曲しながら伸びて、お互いに抱え込むような形になっている。そして、外花被片はイヌのビーグルの耳のようにべろ~んと垂れ下がり、その付け根にはブラシ状の「ひげ」があるのが大きな特徴。これにちなんで英語ではビアデッド・アイリス(Bearded Iris ひげのアイリス)と呼ばれ、あまりジャーマンアイリスという名前は使われないらしい。 こちらはそれぞれの花を真上から撮影したもの。上がイチハツで下がジャーマンアイリス。こうして真上から見ると、内花被片の形の違いがよく分かる。イチハツは、真上から見るとシャガやヒメシャガに似ているように思う。 そして、両者には葉の形態の違いもある。イチハツの葉の色は黄緑色に近く、根元から斜め上に葉が伸びて、その先端が垂れ下がる傾向にある。葉の形に限って言うと、シャガやヒメシャガの葉の形に似ている。 ジャーマンアイリスの場合、葉はイチハツよりは濃い緑色で、根元から直立する傾向にある。また、葉全体が白いろう質のようなもので覆われていることが多い。 というわけで、これで少しでも世間の誤解が解ければと思っている。そっくりで見分けが付かないことのたとえに、「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるが、今回の場合は、「いずれイチハツかジャーマンアイリス」と言ったところか(笑)。
2008.05.10
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4月下旬から5月上旬にかけて、4回にわたって神奈川県の某山域に山登りに出かけたところ、コイワザクラの自生地にお目にかかった。コイワザクラとは、サクラソウ科サクラソウ属の植物。神奈川県では絶滅危惧種扱いされているが、目立つところに多数の株が自生していて、思う存分にその可愛らしい姿を観察させてもらった。 御覧の通り、小さな株の割には大きくて目立つ花を咲かせ、それが岩や斜面の上に群生している姿が非常に可愛らしい。標高の高い奥地に自生しているため、ここにたどり着くのが非常に大変なのだが、そんな疲れた体と心を癒してくれる実に可愛らしい花だ。聖子ちゃんの歌を思い出すなあ。♪あ~~~、わた~し~の~コ~イワ~・・・ナンチャッテ☆
2021.05.09
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サクラの園芸品種、市原虎の尾(イチハラトラノオ)が開花した。これは神奈川県在住時の昨年の春に、いわゆる棒苗を買って鉢植えにしていたもの。以前、桜の収集で有名な東京都八王子市にある多摩森林科学園で実物を見たことがあり、ぜひとも育てたいと思っていた品種である。 この画像を見る限りでは、単なる白花の八重桜にしか見えないのだが、実はこの品種は成木の樹形に大きな特徴がある。横に伸びた太い枝から、節間の短い小枝が上に向かって伸び、その小枝に白い八重咲きの花が固まって咲くという、一種独特な樹形となる。と、言葉で説明してもわかりづらいので、興味のある方は画像検索されたし。 ところで、サクラは棒苗から開花まで何年かかるのかというと、鉢植えにして栽培方法や環境が適切であれば、翌年に開花することが多い。'90年代後半に、私はサクラの鉢植えに凝ったことがあり、10鉢ほど育てていたが、その半数以上が苗を買った翌年に開花したと記憶している。ただし、転勤の関係で処分してしまったのが非常に惜しい。 また、サクラを鉢植えで長年育てるのは案外難しい。サクラは大木性であるため、先へ先へと枝を伸ばすのだが、鉢植えのサクラはある程度枝が伸びたところで突然枯れてしまうことが多い。ソメイヨシノなどの鉢植えや盆栽が出回らない理由はそこにあると思われる。その辺のところは4月2日の日記にも書いている。で、今回購入した市原虎の尾だが、このまま鉢植えで育てても、あの一種独特な樹形は再現できないかもしれない。もしかして職場の許可が下りれば、職場の敷地に移植しようかと思っている。 なお、この時期になると園芸関係の質問サイトなどでサクラの鉢植えの育て方についての質問が見受けられるが、ネットでの回答を見ただけで育てられるほど簡単なものではないと私は思う。というわけで、本を買った方が早い。NHKから出版されている『サクラ[改訂版](NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月)』がお勧めである。
2016.04.16
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9月7日の日記で今年のタマネギの播種について紹介してから約40日。現在、畑と自宅のそれぞれで順調に苗が育っている。で、今回は9品種も種子を蒔いたわけだが、実は今年買った種子は一つもない。すべて昨年以前に買い、冷蔵庫に保存しておいたものだ。うち3品種は開封済みだが、目立って発芽率は落ちていない。 一般に、ネギやタマネギの種子は、野菜種子の中では寿命が短く、常温では1~2年しか持たないと言われている。しかし、私の経験では、良い種子なら冷蔵庫に保存しておいて毎年必要な分だけを取り出すようにすれば、少なくとも3年は使える。が、実は今回蒔いた種子の中には6年前の2008年の種子がある。その品種は「大阪丸玉葱」。当時は、早生、極早生、超極早生のみに力を入れていたために、中~晩生種の大阪丸玉葱は、買ってはみたものの結局蒔かないままでいた。その間、未開封のまま冷蔵庫に入れていたのだが、驚いたことに発芽率が落ちていない。 これがその大阪丸玉葱の現在の様子。6年前の種子とは思えないほどの発芽率だ。これほど発芽率が良い理由は、おそらくこの種子がプラスチック袋に密封されていたからだと思われる。実は、昨年も大阪丸玉葱を蒔いたのだが、その時の種子は2008年産の種子が残っていることを忘れて新たに買い足したものだ。そう言えば、大阪のタマネギ農家から、20年前の「吉見早生」という品種の種子の缶詰が大量に発見され、めでたく発芽したという話がある。 ただし、これは種子そのものが良く、保存状態が良かった場合の話。過去に、屋外に陳列されていたネギの種子を買ったのに、1つも発芽しなかったことがある。よって、種子を買う時は屋内陳列されているものに限る。で、実はまだ2008年に買って未開封の種子が残っている。それは「今井早生」だ。これが発芽するかどうか、来年試してみたいと思う。ちなみに、その画像の奥に見える根元が赤い品種は、2年前に買い、昨年開封して蒔いた後に残りを保存しておいた「アーリーレッド鈴平」である。こちらも発芽率が落ちていない。 ところで、最初に書いた通り、今回蒔いたタマネギの種子はすべて昨年以前に買い求めたものである。近年、次の年に蒔く種子をあらかじめ買っておく習慣が身に付いてしまった(笑)。なぜそんなことをするかと言うと、その年によって種子が不作になり、欲しい品種が手に入りにくくなることがあるからだ。そんなわけで、今年もすでに来年用の種子をいくつか購入している。タマネギの種子の寿命が意外に長いことが分かれば、怖いものはない(笑)。タマネギの種子が短命などというのは、園芸業者が種子を売りたいがための宣伝文句である(笑)。ただし、絶対的な保証はできないので、確実に発芽させたい方は屋内陳列されている新しい種子を買うべし。
2014.10.16
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10月10日に、千葉県某所で山歩きをしてきた。その目的は、10月16日の日記で紹介した、富士登山へ向けての足慣らしのつもりであった。が、しかし、千葉県は高い山がほとんどなく、全都道府県の中で「もっとも最高峰が低い県」であり(笑)、その最高峰が標高わずか408mの愛宕山なのだ。しかも、その山頂は航空自衛隊の敷地となっており、無許可で立ち入ることができないのだ。というわけで、千葉県は山登りが好きな人にはちょっと物足りない県である(失礼)。 これが山歩き中に見た山々の光景。今一つ起伏に乏しい・・・と言っては失礼だが、なだらかな山々が連なっている。画像では分かりにくいが、その山々の向こうには太平洋が見える。で、私が歩いた道も、激しい起伏があるわけでもなく、富士登山への足慣らしとしてはほとんど意味がなく、実際、16日の富士登山では足を痛めてしまった(笑)。 とはいっても、植物に関しては実に多種多様なものが見られて、なかなか興味深かった。特に、今回の大きな収穫は、シランの自生地が見られたこと。上の画像がそれだが、紛れもなくシランだ。シランは日本の野生蘭の中ではもっとも性質が強く、民家の庭先で放任状態で育っているのをしばしば見かける。カンカン照りの乾燥した場所や、少々日当たりが悪い林の中でも育つほど強健だ。が、自生状態では一度もお目にかかったことがなかった。それが、ほんの数本立ちの株だが、手の届く位置に自生しているのを見て心が躍った。 ちょっと意外だったのは、その自生地の環境。シランは、一日中直射日光が当たる乾燥した場所でも育つほど性質が強いが、その自生地は水が染み出るような岩場で、分厚いコケの中に根を下ろしていた。その近辺の岩場には、ダイモンジソウの変種で、葉に毛が多い「イズノシマダイモンジソウ」が着生していたほか、イワヒバなども自生していた。これは意外だった。 ただ、そのシランが生えている場所の日当たりが悪いのか、花が咲いた跡が一つもないのが残念だが、その近辺にもまだ自生している可能性がある。登山というには物足りない場所だが(笑)、これで、またこの場所に来る楽しみが増えた。いつか、自生地で開花している姿をカメラに収めたい。
2016.10.24
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4月26日火曜日、車で出勤する途中で気になる花を見つけた。1枚目の画像の中央付近に写っているピンク色の花、私は実物を見るのは初めてだったのだが、自称(笑)園芸研究家としての勘で、この位置からも花の正体が分かった。信号待ちをしている間にすぐにスマホで撮影し、帰宅時にももう一度立ち寄って花を撮影した。そう、その花の正体は、日本ではあへん法によって栽培が禁止されているアツミゲシである。 以前からテレビやネットで、アツミゲシが日本各地で野生化しているという話は知っていた。毎年この時期になると、アツミゲシが生える地域では保健所や警察が駆除しているという。とは言っても私自身はまだ実物を見たことがなかったのだが、今回、ついに自分の身近なところにも来たかという思いだった。早速、保健所へ連絡したところ、すぐに調査するとの回答があった。 この日記を書いている5月4日に現場へ行ってみると、すでに除草剤が撒かれていたようで、葉が枯れかかっていた。ただ、ケシの繁殖力を考えると、地道に駆除を続けても、もはや手遅れのような気がしないでもないのだが。。。
2016.04.26
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6月8日に引き続いて今年のニンニク収穫第2弾。今日は電車とバスで神奈川県の貸農園に出向いてホワイト六片と福地ホワイト六片を収穫した。千葉県成田市の自宅を出発したのが午前7時40分ごろ、帰ってきたのが午後8時30分ごろで、まさに一日がかりの収穫(笑)となった。 まず、こちらがホワイト六片。種球の生産地は島根県。昨日の10月に植えつけたもので、なかなか良い具合に育っている。球の大きさそのものは前回紹介した中国産に比べてやや小さいものの、一つ一つの鱗片の粒の大きさが大きく、何よりも香りが強いのが特徴。国産ニンニクの醍醐味は、やはりこの粒の大きさと香りだ。 そして、こちらがニンニクの本場、青森県から取り寄せた福地ホワイト六片。植えつけたのは昨年の11月。本来ニンニクは当地では9月ごろには植え付けなければならないのだが、それでもこちらもかなりの出来栄え。もちろん香りも素晴らしい。そして収穫したニンニクはビニール袋に入れ、さらにリュックに詰めて電車とバスを乗り継いで持って帰って来たわけだが、収穫したばかりでまだ水分をたっぷり含んでいるためにズシリと重く、そして何よりもニンニク独特のあの臭いが周囲に広がらないかかなり気を遣った(笑)。 ところで、昔からニンニクの定番品種と言えばホワイト六片なのだが、前々から気になっていたのは、この「ホワイト六片」と「福地ホワイト六片」の関係。「福地ホワイト六片」というのは、あくまでも青森県の福地で栽培された「ホワイト六片」のことを指すのか、それとも別品種としての「福地ホワイト六片」というものが存在するのか、その真相は私は知らない。が、両者を栽培してみた限りでは、色も形も大きさもかなり似ている。 今まで何度かニンニクに挑戦してきて、まともに収穫できたのは実はこれが初めてだ。今までは品種の選定や植え付け時期、栽培方法などがまずかったのかも知れない。今回の成功に気を良くして、今年もまた挑戦してみたいと言いたいところだが、ニンニクは栽培期間が非常に長いのがネックなのだ。9月に植えつけて翌年の6月に収穫するわけであるから、真夏を除いてほぼ一年中畑を占領することになる。そういうわけで、今年も植えつけるかどうかは未定。 さて、神奈川在住時に借りていた貸農園は、今年の7月一杯までの契約となっており、すでに7月から成田で別の農園を借りることが決まってる。神奈川の農園を借りたのが2006年4月のことで、このブログを始めたのもちょうどその頃だ。あれから5年余りわたってこの農園で野菜作りを楽しんできたが、あともう少しでお別れなのかと思うと寂しくもある。次に借りる人のためにも、きっちり整備して明け渡したいものだ。
2011.06.19
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このブログの開設当初から時々ここに登場するサボテンの珍宝閣。そのちょっと怪しい風貌にしてこの名前(笑)。2005年の春ごろに購入したものの、どういうわけかまったく成長する気配もなく月日は流れ、およそ3年余り経った2008年5月8日になってようやく根元から新芽がお目見え。あれから1年3ヶ月。あの珍宝閣は驚くべき成長を遂げた。 入手以来3年以上も生育の兆しがなかったのにも関わらず、一旦生育を始めるとなんとその生育の早いことか。本体の数倍もの大きさに成長している。一時期は、あまりにも生育する気配がないので、○○○グラでも注入してやろうかと思ったが、その必要はなかったようだ。当たり前か(笑)。
2009.08.15
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今日はバイクで山にお出かけ。もちろん目的は自然探索。実は、関東某所に着生蘭が自生していそうな森を見つけ、目星を付けていた場所があるのだが、以前は時間がなかったのでじっくり観察できなかった。そして今回改めて訪問してみたのだが、予想は見事に的中。着生蘭のカヤランが多数自生していた。 カヤランの自生地といえば、昨年(2006年)5月22日の日記で紹介したが、あの時は木のかなり高いところに、わずか数個体がかろうじて肉眼で確認できる程度しか見つからなかった。が、今回は自生量はおびただしい数とまでは行かないが、注意して見ると比較的多くの個体が見られ、驚いたことに手が簡単に届くところにもいくつも自生していた。最も低い場所では、なんと私の腰ぐらいの高さに着生していて、その野生の姿を思う存分カメラに収めることが出来た。 着生蘭の自生地を見たのは昨年が初めて。今回は、間近にたくさん見ることが出来たので、しばし時が経つのを忘れて楽しいひと時を過ごした。カヤランは沢沿いの苔むした木に多く着生している。湿度が高くてやや薄暗いところを好むらしい。風通しが良くて夏はひんやりしてそうだ。自生地と同じ環境が再現できないと、栽培は難しのかもしれない。ご多分に漏れず、残念ながらカヤランも乱獲によって数が減っている。こういうものは眺めて楽しみたいもの。そういえば、カヤランといえばこちらも有名。 それは「カラヤン」だろ~!お後がよろしいようで・・・(^^;)。久々にギャグをやってしまった(笑)。
2007.04.22
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昨年の6月16日の日記で、過去に2回、台湾クマガイソウの栽培に挑戦したという話を書いた。ただ、その2回とも、クマガイソウにとっては日照量が強すぎで活着しなかった。さらにカミングアウトすると、2年前と3年前にも苗を買って庭に植えていたのだが、やはり失敗してしまった。で、昨年も、買った苗が小さかったとはいえ、これも失敗。何とも、お恥ずかしい。。。まあ、国内で流通している台湾クマガイソウの苗はすべて人工増殖品のはずなので、自生地が乱獲されるということはないはずだが、これでは園芸業者を儲けさせるだけではないか。とうわけで、昨年、またもや懲りずに(笑)台湾クマガイソウの苗を購入して庭へ移植。今度こそは寒冷紗で十分に遮光して育てた結果、昨年の秋遅くまで葉が枯れずに済んだ。 そして、峠を過ぎたとはいえまだまだ寒い日が続くわけだが、今日、庭の草むしりをしていると、なんと台湾クマガイソウの新芽が顔を出しているのを発見。当地では日本クマガイソウは4月に芽が出てくるのだが、台湾クマガイソウがこんなにも早く芽が顔を出すとは思わなかった。しかも、健康的なふっくらとした芽だ。これは開花が期待できそうだ。今まで、クマガイソウはエビネやシュンランと同じような感覚で育てて失敗していたのだが、クマガイソウはさらに暗いところを好むらしい。とにかく、植え付けた最初の夏をいかに越させるかがカギだ。今回は十分に遮光したのが功を奏したようだ。というわけで、せっかく活着したこの台湾クマガイソウ、今度こそは「最後に購入した株」になってほしい。
2017.02.05
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昨日のササバギンランに続いて、今回はキンランの自生時のご紹介。キンランを紹介するのは昨年の5月11日に続いて2回目。その時紹介した自生地は、私の当時の職場の敷地内の雑木林にあったもので、しかも開花時期にGWに突入してしまったために撮影のタイミングを逃してしまった。今回紹介するのは、以前住んでいた千葉県成田市のアパートの至近距離にある森の中にあるもの。こちらも昨年見つけていたのだが、あいにく今年4月に神奈川県に転勤になってしまい、今年の開花は見られないと思っていたが、成田の市民農園の手入れに行ったついでに見に行ったら、ササバギンランと共に満開の姿にお目にかかることができた。 おお、素晴らしい(^^)。実は今まで何度かキンランの自生株を見たことがあるものの、完全な満開の姿にお目にかかったのはこれが初めて。自生量は多くはないが、薄暗い森の中でこの黄色い花は遠目にも目立つ。豪華キンランたる・・・じゃなくて(笑)、豪華絢爛たる雰囲気はないが、小さいながらも非常に目立つこの花を、よくぞキンランと名付けたものだと思う。一部はササバギンランと混生していたが、ササバギンランの方がやや暗い場所に生える傾向があるようだ。神奈川県でもキンランの自生地を確認しており、こちらの方がやや大柄な傾向があるので、タイミングが合えばブログで紹介したい。
2019.05.12
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サトイモ科の山野草、ユキモチソウ(雪餅草)が開花した。これは今年の1月に球根を買ってアパートの北側の庭に植えていたもの。実はユキモチソウは2007年4月6日の日記にも登場しているが、そちらは神奈川県秦野市在住時代のもので、植えた場所が乾燥気味だったせいか、いつの間にか消えてしまった。 前回登場時にも書いたが、ユキモチソウという名の由来は、花(仏焔苞)の中にある付属体と呼ばれるものが、白いお餅のように見えることによる。で、私はこの付属体を見るとついつい触りたくなってしまう(笑)。というわけで今回もそっと触ってみた(笑)。やはり見かけによらず案外しっかりした感触だ。なお、前回のユキモチソウの付属体は真っ白だったが、今回はカビが生えたお餅(笑)みたいになっている。来年はもっと真っ白に咲かせてみたい。
2016.04.17
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インドゴムノキと言えば、昔から観葉植物の定番中の定番である。近年は斑入り品種も多く流通するようになったが、どうも類似した複数の品種がごちゃ混ぜになっている感が否めない。というわけで、ここに現在流通している品種をまとめてみることにした。 まずは、白い斑が美しい「デコラ・トリカラー」。インドゴムノキの代表品種「デコラ」の枝変わりで、オランダから導入されたという(『朝日園芸百科27』より)。しかし、ネットで検索しても、外国のサイトでこの品種がほとんどヒットしないのが謎だ。斑の面積が大きく観賞価値が非常に高いが、葉緑素が少ないために生育はやや遅く、そのためか流通量は少ない。 こちらは国内で昔から知られている品種の「アサヒ」である。デコラ・トリカラーの枝変わりで、斑の面積は狭くなり、覆輪状になる。デコラ・トリカラーよりは葉緑素が多いだけに、斑入り品種としては性質は強く、夏の高温時の生育は速い。なお、ネット上では、「アサヒ」として紹介されていても「デコラ・トリカラー」に酷似した画像も見られる。栽培環境によってそこまで斑が変化するのかどうかは未確認。 そして、こちらが斑入り品種では現在もっとも流通量が多いと思われる「ティネケ」(Tineke)である。来歴不祥。ネットで'Tineke'のキーワードで検索したところ、どうもオランダあたりによくある女性の名前らしい。ということは、やはりデコラ・トリカラーの枝変わりとしてオランダから入ったのだろうか? いつごろから流通し出したのかは知らないが、私の記憶では初めてこの品種名を園芸店で見かけたのが平成7年である。アサヒと同様、斑入り品種としては性質が強い。また、ネット上では「ティネケ」として紹介されているものでも、「デコラ・トリカラー」に酷似した画像も見受けられる。 こちらはたまに園芸店で見かける「ブラジル」という名の品種である。来歴不祥であるが、やはりデコラ・トリカラー系と思われる。画像を見比べてみてお分かりの通り、アサヒ、ティネケ、ブラジルの三者は、同一品種かと思うほど酷似しており、判別が非常に難しい。ブルーミングスケイプのサイトによれば、アサヒに比べて節間が詰まっているとのことで、そう言われてみればそうも見えなくもないが、これが品種の性質によるものなのか栽培環境によるものなのか、今後も観察して確かめてみたい。 さて、これまでは良く似た品種が登場したが、今度ははっきりと別品種だと分かるものを紹介したい。まずこちらは最近出回るようになった「ベリーズ」(Belize)である。来歴不祥だが、やはりデコラ・トリカラー系か? 画像でお分かりの通り、葉に赤い色素が乗って大変美しい。特に、葉が若いほど赤い色素が濃く、古くなるにつれて色素が抜ける性質がある。 こちらも赤い色素が乗った葉が非常に美しい、その名も「ルビー」(Ruby)という品種。アメリカのサイトで見つけた品種だが、何とか日本でも入手できないかと考えていたところ、昨年入手することができた。ベリーズと同様、若い葉は色素が濃く、葉が古くなるにつれて色素が抜ける。来歴不祥だが、ベリーズに酷似しており、同条件で栽培するとまったく見分けが付かないほどよく似ている。まさか同一品種だろうか? その他、同系統と思われる斑入り品種に「シルヴィー」(Sylvie)がある。ネット上の画像を見る限りは、斑の面積が広く、デコラ・トリカラーに似る。 というわけで、少なくともこれだけの類似品種が世に出回っているわけだが、お互いに酷似していて判別が難しいために、果たしてすべて正しい品種名で出回っているのかどうかが気がかりでもある。特定の品種名を表示せずただ単に「斑入りゴムの木」として売られることも多い。私がが所有するものはすべて品種名を確認した上で入手したのだが、その品種名がすべて正しいという前提でここに紹介した。なお、「その2」では、また別系統の斑入り品種を紹介予定である。
2011.08.13
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ギボウシの仲間にイワギボウシという名前のものがある。その名の通り岩に生えるのだが、その生え方がすごい。 ほとんど垂直の断崖絶壁にびっしりと生えている。こんなところにどうやって種が定着して根を張ったのか本当に不思議だと思う。この写真を撮るのはまさに命がけ・・・ではなく(笑)、そばに橋があったのでこんな迫力のある写真が撮れた。これを撮ったのは2004年4月30日のこと。今はまだ新芽が出ている時期。開花期はそれはもう見事の一言に尽きる。 夏になるのが楽しみだ。
2006.04.16
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春から初夏にかけてのこの時期は、毎年園芸作業で非常に忙しい。メインで育てているカトレアは、この時期は貸温室から自宅庭への移動、そして植え替え、株分けなどで大忙しである。が、本音を言えば、このところ余暇の時間の大半を園芸に費やすことに負担を感じつつある。で、今までも飽きたものは廃棄処分にしたり、大きくなった株は株分けしてバッサリ小さくしたりしていたのだが、それでも残った株がどんどん大きくなるため、場所に余裕がなくなるし、株の世話に時間を取られてしまう。というわけで、今年は思い切って大幅に廃棄処分にすることにした。 処分したものは、飽きてしまった品種(個体)で冬咲きのものが多い。以前も書いたことがあるが、冬は狭い貸温室に株を詰め込むため、冬咲きのカトレアは日照不足で上手く咲かないことが多い。そういうわけで、冬咲きであまり希少でない品種には、丸ごと処分したものがいくつかある。貴重な品種は、トップの2,3バルブのみを残してあとは処分した。処分した量は、この画像の5,6倍は優に超えるかもしれない。ともかく、今年はいつになく思い切って処分した。 こういう話を書くと、もったいないと思われるかもしれない。が、狭い場所に多くの株を詰め込み過ぎて中途半端な出来映えになるのも意味がないのだ。時には趣味家にはこういった思い切った決断が必要なのだ。と、正当化してみたり(笑)。今回の大量処分が功を奏して、自宅庭の洋ラン棚は例年よりも若干余裕ができた。が、残った株がどんどん大きくなるため、数年もしないうちに元に戻るだろう。 また、カトレアだけではなく観葉植物や草花類なども一部処分した。とにかく、園芸に熱中しすぎてあれこれと植物を集めたがために、世話に取られる時間が増えてしまい、趣味が負担になってきているのが実情だ(笑)。楽しいはずの趣味もほどほどにしないと、ストレスが溜まって本末転倒である(笑)。
2015.05.31
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6月7日、モモの春雷(しゅんらい)という品種を収穫した。え? も、も、もうモモの季節なの(笑)?と驚かれる方もいると思うが、これは6月に収穫できる超極早生の品種である。モモと言えば、川中島白桃が何度かブログに登場しているが、春雷は初登場である。これは昨年の春に棒苗を購入して鉢植えで育てていたもので、昨年の9月に当地に転勤してきたときにそのまま庭へ移植したもの。川中島白桃は地植えのものを移植したので傷みが大きかったが、春雷の方は特に植え傷みもなく、苗を購入して1年余りで早くも2個収穫することができた。 これが6月5日に撮影した春雷の果実。超極早生なだけに果実は小さく、細長くて変わった形をしているが、もうこの時点で甘~いモモの香りが漂っていた。ただ、収穫時期が早い品種は糖度が低いことが多いので、もうしばら木に付けたままにするつもりだったが、6月7日に小さいほうの実を触ったところ、いとも簡単にポロッと取れてしまったので、収穫するにはちょうどいいタイミングだったようだ。もう1個の方も同時に収穫することにした。 これが春雷の果実。重さは右が80gで左が70gとかなり小ぶり。カタログ値では150gぐらいとなっているが、初成りなので収穫できただけでも良しとしよう。 これが果実を包丁で切ったところ。超極早生品種なので、核(種子)が成熟する前に収穫期を迎えることになり、核が柔らかくて包丁でいとも簡単に割れてしまう。また、皮も剥きやすく、包丁で少し切れ目を入れただけで、あとは手で簡単に剥けた。気になるお味の方だが、初成りで超極早生品種ということもあり、糖度が少ないのは致し方がないが、酸味はなく、確かにモモの味がした。果実のお尻の方は糖度が高く、その部分だけはしっかり甘みを楽しむことができた。核が小さいだけに、果実の大きさの割には可食部は多く感じた。来年はもう少し大きく、糖度の乗った果実が収穫できることを期待したい。 さて、モモというものは不思議なもので、品種によって収穫時期が6月から10月と、なんと5か月もの幅があり、収穫時期が遅くなるほど果実は大きく糖度が高くる傾向があるが、栽培難易度も高くなる。特に手間がかかるのが袋がけ。果実を木に付けている期間が長いだけに、台風や病害虫の対策が大変だ。その点、春雷は袋がけなしで栽培できるのが大きな長所である。しかし、さすがに6月収穫というのも無理があったようで(笑)、果実が球形でないのは致し方ないところだろう。あとは、いかに糖度を上げる栽培をするかが腕の見せ所。来年が楽しみだ。【春雷】1年生接木苗※12月中旬以降発送予定シュンライ・モモ[果樹苗木・桃・もも]価格:2160円(税込、送料別)
2016.06.07
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先日、神奈川県某所に山登りに行ったときに、キクザキイチゲの満開の姿にお目にかかることができた。キクザキイチゲ(菊咲一華)とは、キンポウゲ科の植物で、学名がAnemone pseudoaltaica、つまり、アネモネ属の植物。以前も山で見かけたことがあるが、今回は長距離の山登りだったので、実に多くの個体にお目にかかることができた。 御覧の通り、春の光を浴びて多くの個体が一斉に開花している。アネモネ属の植物だけに、アネモネ・ブランダにも似ている。このキクザキイチゲの不思議なことは、花の色や形が、実に変化に富んでいること。 実に美しい青色の個体。色の濃さには個体差が大きく、ほとんど白に近いものから、かなり濃い色のものが混在する。 こちらはピンクの個体。面白いことに、葉もかなり赤みを帯びている。 そして、こんな濃い色の個体もあって驚いた。聖子ちゃんの歌を思い出すなあ。♪あゝ、私の濃いわ~・・・あ、違うか(笑)。ともかく、野生種で全く人による改良の手が加わっていないのに、驚くほど多様な色の変異があり、長くて疲れる登山の間、目を楽しませてくれた。
2021.04.24
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私の職場には雑木林がある。で、実はその雑木林の中に、キンランが自生していることに気付いた。気付いたのは4月初めごろで、まだ芽出しの時期だったが、自称(笑)園芸研究家としての直感で、それがキンランだとすぐわかった。4月17日に仕事の合間に撮った画像がこれ。 おそらく20本ほどは自生していたと思うが、その時開花していたのはこれ1株のみ。しかも、まだ完全に花が開き切っていない。なんとなくいつもの画像と画質と違うのにお気付きだろうか? 実はこれは職場に置いている自分のサブのデジカメで撮影したもの。後に、一斉に開花したところをいつものメインのデジカメで撮りたかったのだが、ついつい職場に持って行きそびれていたのと、GWは丸々一週間お休みをいただいていたのとで、見事にタイミングを外してしまった(笑)。 こちらは5月11日に撮影したもの。見事に花が終わってしまっている。また、環境の問題だと思うのだが、そこに自生するキンランは全体的に小さな個体ばかりで、花数も少ない。それでも、こんな身近なところにキンランが自生していると知ってうれしくなった。来年に期待したいと思う。 元々、キンランは比較的身近な場所に自生していることが多いようで、神奈川県の市街地近くの山でも自生を見たことがあるし、横浜市にも自生があると聞く。今の成田の自宅の近くの林にもたった1本だけ開花株があるのを先日見つけた。ただ、キンランは土壌中の共生菌との関係が非常に強いらしく、掘り取って来ても人工栽培が極めて難しいらしい。なので、こういうランは自生を見て楽しむだけにとどめたいものだ。そう言えば、キンランと言えばあの歌を思い出す。♪キンランどんすの帯締めながら♪花嫁御寮はなぜ泣くのだろう 違うがな(笑)。しかも古い(笑)。またしょーもないことを言ってしまった(笑)。
2018.05.11
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12月20日の日記では、畑の敷きわらについて紹介した。その時の画像がこちら。 そして今日は週末だということで畑の手入れに行ったのだが、とんでもない異変が起こっていた。それは・・・敷きわらがぬゎ~い??? 一体どういうことなのか??? 風での飛散防止のために石を置いた部分を除き、ほとんど跡形もなく見事に消えていた。風で飛ばされたのだろうか? しかし、周囲には飛び散った形跡がない。考えられるのは、鳥が巣を作る材料として持ち去ったこと。が、それにしても不思議なことがもう一つある。それは、畝の上に敷いたわらだけが消えていて、通路に敷いたものはなぜかほぼそのまま残っていたこと。 鳥が巣の材料として持ち去ったとしたら、やはり通路の汚れたわらよりも、畝の上のきれいなわらの方が欲しかったんだろうか??? 謎はますます深まるばかり。 実は、1月11日の日記で紹介したが、敷きわらをする部分としない部分とで、作物の生長がどう違うかを実験していたのだが、これで計画がパーに・・・(泣)。敷き直したとしてもまた持ち去られると思うので、敷かないことにした。ああ、野菜作りって本当に難しい・・・。
2007.01.13
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今年の2月12日に、偶然見つけたヨウラクラン(瓔珞蘭)の自生地を紹介したことがあった。その時はまだ開花していなかったが、先日、ついに開花している姿を捕えた。 ご覧のとおり、何本も花序を伸ばして小さな花を多数咲かせている。・・・と言いたいところだが、ヨウラクランは日本の野生蘭の中で最も花が小さいと言われ、花径がわずか1mm前後で、肉眼でなんとかラン科の花だと分かる程度。それでも、やっと開花した姿が見られて感激。その場所は人里からやや離れているとはいえ、個体数が少ないので、いつまでもそこでそっと生きていてほしいと思う。ところが実は、前回見つけたこの自生地以外にも、近隣にも何か所か自生地があることが分かり、そのうちの一つを見てきた。 こちらの方は自生量が非常に多く、しかも手が届くところにかなりの個体が見られた。日本の野生蘭、特に着生蘭は乱獲のために手の届くところに自生しているのを見るのが難しいが、ヨウラクランは地味(失礼)なことが幸いして、本当に多くの個体が手の届くところに着生していた。そして、個体数が多いがゆえに、個体差による違いもかなり大きかった。 こちらはやや乾燥した環境に生えている個体。花序が赤みを帯びた個体だ。日照量も比較的多そうな場所だ。 こちらは、葉が赤みを帯びた個体。そのすぐ上に生えている幼苗の葉が緑色なので、葉の色が違うのは生育環境のためではなく、もともとの個体差のようだ。このような赤みを帯びた個体は他にもいくつかあった。 こちらは、茂みの中の細い枝に着生している個体。着生蘭は、樹齢の長い大木に着生していることが多いが、ヨウラクランに関しては、環境さえ合えば大木だけではなく小さな枝にも着生するようで、その近辺の茂みの中にも多数自生していた。 そして、一番驚いたのがこれ。なんと木の根元に着生している個体もあった。手の届く場所どころか、足の届く場所(笑)にも生えているのは本当に驚いた。 と、生えてる環境や、葉や花序の色が違うものなど、ここに紹介したもののほかにはるかに多くの個体にお目にかかることができ、実に充実したひと時であった。実際には、大木の高いところにも大株がいくつも群生している光景も見られたのだが、私のデジカメではきれいに撮影できなかったのが残念。そろそろもっと良いデジカメが欲しいと思う今日この頃である。
2018.05.09
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カトレア原種、C. trianaei coerulea 'Sulla' (C. トリアネー・セルレア ’スラ’)が開花した。3,4年ほど前に入手した小さな小さなオリジナル分け株を大事に育ててようやく開花したもの。もちろんブログには初登場。トリアネーのセルレアは長い間ずっと欲しいと思っていただけに、今回の開花は感激もひとしおだ。 もともとラン科植物には空の色のような青系の原種が皆無に近い。それでもカトレア等に「紫青色」の変種が出現することがあり、「セルレア」と呼ばれて非常に珍重されている。私が高校生だった頃はまだカトレア原種ブームの前で、トリアネーのセルレアは全く幻の花そのもので、写真さえなく、どの業者に尋ねても相手にされないほどに入手困難な代物だった。その後、カトレア原種ブーム到来と共に、どこに雲隠れしていたのか続々とセルレア個体が日本の洋蘭界に登場、しかし、値段は途方もなく高価なものだった。それでも、セルレア個体を用いた実生苗も出回り始め(それでも高価!)、私は大枚はたいて購入したのだが、実際に咲いてみるとセルレアとは程遠いピンクの花だった。やはり本物のセルレアを入手するには、オリジナル分け株を買うしかないのだが、なにせ値段が非常に高い。 と、そんなある日、トリアネー・セルレアの中でも最高峰と言われる'Sulla'の非常に小さな分け株がお手頃価格?(でもやっぱり高い ^^;)で売られているのを発見。その小さな苗を奮発して購入し、このたびめでたく開花となった。 見よ、この端正にバランスの整った花を(^^)。色と言い形と言い、申し分のない個体だ。ただ、今回は分け株の初花ということで、花の大きさはミニカトレアのように小さい。とは言っても、本当に嬉しくてしばしその花に見入って悦に入ってしまった(笑)。なお、この時期はカトレアを貸温室に預けているため、業者が水やりをした時に花に水がかかってしまい、黒い斑点が出来ているのがちと残念ではあるが、ともかく、私が高校生の時からあれほど探し求めていたトリアネーのセルレアが目の前で開花しているのを見るのは本当にワクワクするものだ。もちろん、今後ももっと株を大きく育ててさらに良い花が咲かせられることを期待したい。
2017.01.15
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1月はカトレア原種のトリアネー(C. trianaei)が開花を迎える時期で、洋蘭関係のサイトやブログではトリアネーの開花報告でにぎわっている。そして、私のトリアネーも2鉢開花しており、今日はそのうちの1つを紹介。 これはトリアネーのアルバ(白花)個体同士のシブリング株で、13年前のちょうど今頃、開花している花を見て購入。アルバのシブリングということだが、実際には完全な白花ではなく、リップにわずかに赤が入る。今まで何度も開花しているが、このリップの赤の入り方はその年によって異なり、ごくかすかにしか入らないこともあれば、この画像のようにはっきり入ることもあり、いろんな表情を見せてくれるところが気に入っている。 しかし、ここまではっきり赤が入ったのは今まで育てていて初めて。ウイルスでなければいいが・・・。
2007.01.07
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かれこれ8年以上前のことになるが、ドラセナ・デレメンシスの「ロンギー」と「コンパクタ・バリエガータの枝変り」を紹介したことがある。2006年12月28日のことである。いずれも葉の中央に太くて白い斑が入るという珍しい品種だ。が、その後どうなったのというと、それぞれ性質が弱い上に成長が遅く、数年ほどはなんとか持ちこたえたが、寒さに弱いためか冬が来るたびに小さくなり、いずれも力尽きてしまった・・・(+_+)。やはり斑の面積が大きく葉緑素が少ないために、栽培は難しいらしい。 と、思っていたら、3年ほど前に園芸店で珍しい品種を発見。その名はマライカ(Malaika)。デレメンシス・コンパクタに黄緑色の中斑が入ったような観賞価値の高い品種で、一目ぼれして速攻で買った。当時は、どうせロンギーみたいに性質が弱くてすぐ枯れるだろうと思っていたが、案外丈夫で今も生きている。 丈夫とは言っても、やはりドラセナは寒さに弱く、下の葉が枯れこんでいるが、上の葉は比較的きれいである。また、ロンギーは葉の主脈が弱いためか、葉がだら~んと垂れ下がるが、マライカは葉が弓なりに曲がる姿がかっこいい。生育は非常に遅いが、今後もじっくり育てたい。しかし、また機会があったらロンギーを入手したいものだ。枯れてしまったのが本当に悔やまれる。。。
2015.01.27
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2006年に貸農園を借りて以来、タマネギ栽培は今回が4回目となる。その定植は昨年(2009年)11月8日と15日に完了。が、過去3回の栽培ではマルチをしていなかったがために、厳寒期に霜柱で苗が浮いてしまい、苗が衰弱することがあった。私がマルチをしない理由は、人工素材を使うことに抵抗があるのと、張るのが面倒だから(笑)。が、はやり何らかの防寒対策をしないと収穫量にも影響してしまう。というわけで、今回はモミガラ薫炭でマルチをしてみることにした。 これが12月半ばごろに実際にモミガラ薫炭を敷いた状態。撮影したのは12月27日。風で飛ばされることも考慮して厚めに敷いてみた。ただ、薫炭はカリ肥料でもあるので、こんなに分厚く敷いたら肥料過多になるのではないかという懸念もあるが、まあ有機肥料なのでそこは何とかなるだろうと思ってこの厚さにした。 これが1月23日に撮影した画像。やはりというか、風でかなり飛ばされてしまったらしい。それでも、霜柱によるダメージはかなり軽減できたようだ。この画像の一部の苗がいじけたように見えるのは、霜柱の影響というより、苗作りがいまいちだったことが原因だと思う。とりあえず、この日は追い肥として鶏糞を撒いておいた。このモミガラ薫炭マルチの効果が収穫時にどれぐらい現れているのかが楽しみだ。
2010.01.30
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「斑入りドクダミには2種類ある!?」のタイトルで日記を書いたのが、2006年9月28日のこと。あれから2年近くが経ち、庭に植えた2種類の斑入りドクダミはいずれも健在。それぞれにはっきりと特徴が違うので、やはり現在出回っている斑入りドクダミには2種類あるようだ。 まず、こちらは原種に近いハート型の葉っぱに黄色い斑が入る系統。濃い緑色の葉に黄色い斑がよく映えて美しいのだが、どうも夏の暑い時期になると斑が消えてしまう傾向があるらしい。すでに、この画像の株の下葉は斑が薄れつつある。 そして、こちらはちょっといびつな小型の葉っぱに乳白色の斑が入ったもの。上に挙げた黄色い斑が入る系統とは違い、日陰に植えても日向に植えても斑が消えないのが大きな特徴。日向に植えたものは斑が赤みを帯びてさらに観賞価値が増す。 こちらがその乳白色の斑が入る系統を日向に植えたもの。葉が赤く色付いていて非常に愛らしい。また、こちらは原種に比べて葉の形がかなり変形している。 というわけで、斑入りドクダミには2種類あるらしいということが分かった。もともと、現在出回っている斑入りドクダミは、かつて海外に輸出された斑入りドクダミが、「カメレオン」の品種名で逆輸入されたものだとされる。では、この2種類のうち、どちらがその「カメレオン」なのかということだが、園芸業者で「カメレオン」として売られているものは黄色い斑が入る系統のようだ。また、さらに最近では「アンチドーテ・トリカラー」という名の品種もあるようで、こちらは画像を見た限りでは「カメレオン」に似ているような気がするのだが、もしや斑入りドクダミは3種類あるのだろうか?と思ったりもする。機会があれば「アンチドーテ・トリカラー」の方も入手してみたい。
2008.06.30
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2月5日の日記で、台湾クマガイソウが早くも発芽した話を書いた。それまで、苗を買っては何度も失敗を繰り返し、ようやく活着に成功し、発芽した芽も大きく立派なものだったので、開花を期待していた。ところが、残念なお知らせをしなければならない・・・。 オゥ・マイ・ガッ! 葉が虫食いになっている上に、なんとつぼみが取れているのだ。。しかも、手前側の葉っぱは付け根が食われたのか、切れかかっているように見える。まあ、私も違う意味で「切れかかった」のだが(笑)。というか、笑い事を言っている場合ではない。一体なぜ? 犯人(?)は誰? 薬剤を撒こうにも、その食害の現場を見ないことには対策のしようがない。とあるブログの情報では、ヨトウムシが葉を食うことがあるらしいので、家庭菜園用に買っていたネキリエースを撒いておいたが、果たして効くのか? ともかく、クマガイソウがデリケートな植物であることは分かっていたが、こんなにもあっさり害虫にやられるとは思っていなかった。今年も何とか葉を枯らさずに育てて、来年こそ開花が見られるといいのだが。しかし、本当に害虫にはむかつく(怒#)!
2017.04.15
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2年前の7月23日の日記で、サトイモ科の観葉植物、キサントソーマ・アトロビレンス・アルボマルギナータム 'アルボマルギナータ' (Xanthosoma atrovirens 'Albomarginata')を紹介したことがあった。あれからそれなりに成長はしてくれたのだが、どうも鉢植えでは調子が悪く、あまり大きくなってくれない。というわけで、今年の5月に思い切って庭に植えることにした。 結果は、庭植えして大正解。まるで水を得た魚のように生育が活発になり、サトイモのヤツガシラと同じぐらいに大きくなっている。とはいっても、これは熱帯植物。越冬するには最低でも10℃は必要だが、それでも地上部が枯れてしまうほどの耐寒性の弱さ。とりあえず、庭植えで大きく肥培して塊茎を太らせ、冬越しのための体力を付けさせたい。
2019.08.03
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コロナ渦が1年に渡って続く中、密を避けてというわけではないが、関東某所に野生蘭探索に出かけてきた。とは言っても、この時期に開花している野生蘭は関東にはないはずだが、なぜこの時期に行ったかというと、その地域は夏はヤマビルの密度が異様に高く、とてもまともに近寄れないからでもある。そんなわけで、まだヤマビルが活動を始める前の気温の低い時期に、野生蘭探索に出かけることにした。 こちらは自生のナツエビネ。花は咲いていないが、この葉の形は間違いなくナツエビネ。今回の一番のお目当てがこれ。実は以前、その山域でナツエビネの自生を見たことがあり、今回はもっと自生株がないかと探しに行ったのだが、以前見つけた株は盗掘されたのか姿がなくなっており、さらに奥深く山に入るとめでたく数株ほど自生を見つけた。が、沢筋の湿った場所なので、おそらく開花期はヤマビルだらけで近寄るのが困難と思われる。 こちらはミヤマウズラ。後述のシュスランやアケボノシュスランに比べて、沢から離れたやや乾燥気味の場所に自生してる。 これはシュスラン。葉が美しい。沢筋の岩に生えたコケの中に根を下ろして生育している。自生量が比較的多くてかなり目を楽しませてくれた。 こちらはツユクサ科の植物のように見えるが、ラン科のアケボノシュスラン。面白いことに、シュスランとほぼ同じ場所に生えており、一部両者が混生している箇所があった。もしかして自然交配種も存在するのではないかと淡い期待を抱いている。ネクタイのようにびろーんと伸びている葉は、シダのイワヤナギシダと思われる。また、ちょっとわかりにくいが、画像の左上の角にもナツエビネがちらっと写っている。 こちらはコクラン。花が地味なことが幸いしてか、それほど乱獲されることは少ないようで、野生蘭としては案外身近なところでも見られることがある。この画像の左後ろにもシュスランが写っている。 ほかに、数は少ないがカヤランやヨウラクランも自生が見られた。こちらもヤマビルが多い地域なので、乱獲を免れているのかもしれない。 というわけで、一日の探索で多くの野生蘭にお目に書かれて、収穫の多い一日であった。ほんとに”収穫”したわけではないので、念のため(笑)。開花時期に訪れてみたいとは思うのだが、いかんせん、夏はヤマビルが多くて近寄りにくいのが難点。せめてナツエビネぐらいはなんとか自生地でも開花にお目にかかりたいと思っている。
2021.02.20
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昨年(2009年)11月15日に定植したタマネギのうち、5月1日にジェットボールと春いちばん、そして同4日に愛知白早生(愛知早生白玉葱)を収穫した。今回は苗作りが上手くいかなかったのと春の気温の上昇が遅かったのとで、当ブログ史上4回目のタマネギ栽培は今ひとつという結果に終わりそうだ。 まずは超極早生のジェットボール。過去2回の栽培ではなかなかの出来栄えだったのだが、今回は苗の生存率が悪く、また形もいつもはきれいな球形に近いはずだが、今回は形がいびつでサイズも小さめ。変な形になったのは深植えが原因? こちらが今回初挑戦となった超極早生の春いちばん。一見して大きさの揃ったタマネギが採れているかのように見えるが、実は玉がかなり小さい。それをごまかすためにアップで撮影しているが(笑)。ただ、今回のジェットボールに比べて苗の生存率は良かった。 そしてこちらが今回で3回目の栽培となる愛知白早生。上の2品種が不振だったのに対し、愛知白早生は今までで一番出来が良い。早速サラダにしておいしくいただいた。水に晒さなくても生でおいしく食べられる品種だ。ちなみに、冷蔵庫で冷やしてからスライスしたものにツナ缶を混ぜて、ごまだれドレッシングをかけて食べるのがお気に入りの食べ方。 さて、超極早生の品種としてはほかにチャージIIという品種も植えていたのだが、こちらは冬の間にほとんどの苗がいじけてしまい、残念ながらブログでお見せできるようなものが収穫できなかった。ただ、超極早生タマネギの名誉のために言うと、どうもこの系統は寒さに弱いのか、私の借りている畑では毎年寒さでいじけてしまうことが多い。それでも、超極早生は収穫時期が早く、夏野菜の植え付け時期と重ならないのがメリットなので、今後も継続して作る予定だ。次に作るときは、播種時期を早めたり肥料を十分やったりして大き目の苗を作ってみようと思う。
2010.05.05
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観葉植物としておなじみのドラセナのなかでも、ちょっと変りだねを紹介したい。その名はドラセナ・デレメンシス・ロンギー(Dracaena deremensis cv. Longii)。園芸店に広く出回っているあのワーネッキーの枝変わりから生じたとされる品種で、葉の中央にくっきりと白いラインが入るのが特徴。斑の面積が広くて葉緑素が少ないためか、生育はかなり遅い。 この画像の右にあるのがロンギーで、左にあるのは10月4日の日記で紹介したワーネッキー・コンパクタの枝変わり。こうして並べてみると、大きさは違うものの斑の入り方が良く似ている。今後の生育を楽しみにしている。 ちなみに、春から秋にかけて外で育てていた観葉植物は、一部は貸温室に入れ、一部は屋外越冬、そして大半は自分の部屋の中に入れている。そんなわけで今は部屋が狭くなっているのがちとつらい(笑)。
2006.12.28
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鉢植えでずっと育ててきたパイナップルに花芽が上がってきた。これは2005年の夏に近所のスーパーで買ってきたパイナップルのクラウン(頭についている葉っぱの部分)を、挿し木して育ててきたもの。品種は果汁100%ジュースでお馴染みのメーカー、Doleの「スウィーティオ」。 従来の品種に比べて柔らかくて甘味が強く、生食用としてよく出回っている。 私はパイナップルの栽培は小学4年生以来何度か挑戦しているのだが、いずれも冬の寒さでダメになって挫折してばかり。現在は洋ラン用に貸温室を借りているため、冬はこのパイナップルも一緒に貸温室に入れていたのだが、場所を無駄に占領するばかりで一向に開花する気配がなく、前回の冬は温室には入れずに自宅室内で越冬させることにした。 すると、やはりというか、寒さでかなりやられてご覧の通り実に情けない姿に(笑)。その鉢も風化してボロボロになり、フチの部分が割れて取れてしまった。ここまで枯れ込んでしまうと回復にかなり時間がかかるだろうし、場所に限りがあるのでもうそろそろ処分しようかと思っていた矢先、ふと株の中心を覗き込むとぬゎんと花芽が上がっているではないか。 というわけで、5年も育ててやっと花芽が上がってきたこのパイナップル、ちゃんと植え替えて甘~い果実の収穫を目指したい。
2010.06.19
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2年前に自宅庭に植えておいた台湾クマガイソウがついに開花した。実際には昨年開花しそうになったのだが、まさに開花するその直前、何者かに花茎を切られるという、災難に見舞われた。 これがその時の画像で、当時のことは昨年の4月15日の日記に書いてある。あの時は本当に落胆した。そして気を取り直して肥培を続けること1年。1月の終わり頃には早くも新芽が地表に現れたのだが、何と2本に増えていた。そしてまだかまだかと開花を待っていたら、ついに開花の日を迎えた。 と、その前に、これが台湾クマガイソウが植わっている場所の環境。フラワースタンドの下に植え、寒冷紗で四方を囲っている。万が一のために、つぼみが上がった頃からネキリムシ対策の薬を撒いておいた。 そして、これが待望の台湾クマガイソウの御尊顔だ。何とも愛おしい。今まで、苗を買っては活着に失敗してばかりで、せっかく活着したと思ったら昨年のあの悲劇に見舞われ、それだけに今回の感動は大きい。1芽だった苗が2年で2本に増えたということは、栽培環境は合っているということだろう。今度の今度こそは枯らさないように大事に育てたい。 余談だが、台湾クマガイソウと日本クマガイソウは、芽出しの時期がかなり違う。台湾クマガイソウは今年は1月末には新芽が確認できたが、同じく庭に植えた日本クマガイソウは今日になってやっと新芽を確認した。芽出しが遅いので枯れたのではないかと心配したが、こちらも開花を楽しみにしている。
2018.04.03
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近年、ブームと言っていいほど街中で見かけることの多くなってきた皇帝ダリア。これまでに、原種と思われるピンクの一重のものに加えて、ピンクの八重咲きも出回っている。そして、去る12月6日の日記で、白花八重咲きの皇帝ダリア「カリフォルニア・エンジェル」を紹介したのだが、これは2010年春に国内でも販売開始予定だそうな。 というわけで、ピンク一重、ピンク八重、白八重と、皇帝ダリアの品種が徐々に増えつつあるわけだが、何かひとつ忘れてはいないだろうか? そう、「白の一重」の品種だ。まだ白花の一重さえ出回っていないのに、一足お先に白花八重が登場したことになるのだ。が、実は、ここに皆様にちょっとお見せしたい画像がある。 ぬゎんと、純白色の一重の皇帝ダリアなのだ。花弁が白いだけでなく、茎や葉っぱも赤い色素が抜けて鮮やかな緑色をしている。こんな品種がなぜ今まで出回らなかったのか? ・・・というのは冗談。何のことはない、あの八重咲きの「カリフォルニア・エンジェル」の先祖返りなのだ。 昨年は100パーセント八重が咲いたのだが、今年はどうしたわけか一部の枝に一重の花が咲いたのである。もしかして枝変わりの可能性もあるので、この枝を採取して育成すれば、完全な一重の白花皇帝ダリアの形質が固定できるかもしれない。 ただし、この一重の白花には大きなデメリットがある。もともと母体がカリフォルニア・エンジェルなので、開花時期が非常に遅いのである。一重のピンクに比べて、3~4週間ほど開花時期が遅い。したがって、早く霜が降りる地域では開花せずに枯れてしまう運命にある。そういうわけで、せっかく形質を固定したとしてもデメリットが大きいため、あえて選抜育種する意欲があまり涌かないというのが私の本音だ。 しかし、地球は広い。いつしか、ピンクの一重と同じ時期に咲く純白色の一重が出現するのを心待ちにしている。
2009.12.13
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5月11日は、以前住んでいた千葉県成田市の自宅近くのササバギンランの自生地を見に行ってきた。ササバギンランといえば、昨年の5月13日に自生地を紹介したことがあった。その自生地は、当時の自宅から車で40分ほどの距離のところにあった。ただ、せっかく見つけた自生地も、その時はタイミングが合わなくてあまり良い花が紹介できなかったのが残念。しかし、その後、当時の自宅から歩いて行けるところにも自生地があることが判明。次の年は是非その美しい姿をカメラに収めたいと思っていたところに、今年4月に神奈川県にまさかの転勤。で、5月11日に、成田に借りている市民農園の手入れに行ったついでに、ダメ元でササバギンランの自生地に行ったところ、ちょうどタイミングが合ってその美しい姿の撮影に成功。 この小さいながらも純白の花は、暗い森の中ではよく目立つ。来てみた甲斐があった。昨年見た姿は、ほとんど開花が終わっていて、たまたま大柄な個体だったために、お世辞にも美しいとは思えなかったのだが(失礼)、今回見たものは実に清楚な面持ちだ。もしあのまま成田に住んでいれば毎年見れたのだが、まあ、これは致し方ない。さらに、この日はその近くでキンランの満開の姿にもお目にかかっていて、この日はちょっと良い気分で帰途に就いた。キンランについては後日紹介したい。なお、神奈川県でもキンランとササバギンランの自生地の存在は確認していて、さすがに今年は行く余裕がないが、こちらもタイミングが合えば紹介したい。
2019.05.11
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カトレア原種のラビアタ・セルレア(C. labiata coerulea)が開花した。2007年8月20日に次いでここに登場するのは2回目。いや、実際には昨年にも開花しているのだが、ブログに紹介しそびれてしまった。 しかし、カトレア愛好家の方ならご存知の通りラビアタは本来は秋咲の代表種で、9月から10月にかけてが最盛期となる。が、例年この個体はなぜか開花が早い。一昨年は8月に開花、昨年もそれぐらいに開花したと記憶している。そして、今年は7月中旬に開花してしまった。栽培環境の問題なのか、あるいは個体差なのか? まさか交配種?
2009.07.18
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今日は3鉢ほどカトレアの株分けをやった。株分けというものは分離手術(?)のようなものなので、手間もかかるし神経も使うが、私は永年カトレアを育ててきているのでそのノウハウは心得ている。下の画像の株は5月10日の日記で紹介したものの一つで、数年間植えっぱなしにしていたために根が伸び放題だったが、今日になってようやく株分けすることが出来た。 これだけ根が伸びていると、とても鉢の中に根を収めることが出来ない。無理に収めようとすると根がことごとく折れてしまう。というわけで、こういう場合はハサミでバッサリ切ってしまった方がいい。間もなく新しい根が伸びてくるので特に問題はない。が、こういう大胆なことが出来るのは、私が今までの経験からカトレアの性質を分かっているからであって、慣れていない方にはあまりお勧めできない。 さて、このブログを始めてから早3ヶ月。ほぼ毎日更新しているのに未だにカトレアの花の画像は紹介したことがない(笑)。実は事情があって業者の温室に数年ほど預けっぱなしで、仕事が忙しくて満足に世話もできなかったので作落ちした株が多く、枯れた株も多い(泣)。早く豪華な花を咲かせてここで披露できればと思っている。
2006.07.02
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今年の初夏に貸農園に帝王貝細工(ヘリクリサム)の種子を蒔いておいたのだが、それが今開花を迎えている。品種はサカタのブライトビキニ。従来の品種に比べて矮性なのがポイントで、私が育てているものは高さ30センチほどで開花している。 この花は、実に不思議な特徴がある。花に触れると、まったく水分が感じられず紙の様にカサカサしていて、それが「生き物」だという感覚がない。造花かなにかの人工物のような不思議な感触がある。そういうわけで、この花はドライフラワーにすることもできる。小学生の時にこの不思議な花に初めて触れて以来、実に○○年ぶり(^^;)のご対面。 ところで、この帝王貝細工の名前の由来だが、「貝細工」の部分は花の特徴から来ているのは分かるが、なぜ「帝王」なのだろう? 誰か教えてーおー・・・ナンテネ(笑)。
2007.09.16
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近年、市街地の空き地や線路脇などで、銀白色のビロード状の葉を付けた大きなロゼット型の植物を目にした方は多いのではないだろうか? あまりにも巨大であるがゆえに、近付きがたい異様な雰囲気を漂わせている。その正体はビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)。地中海原産の植物で、園芸植物として栽培されていたものが日本に帰化したもの。学名のバーバスカムという名で売られることもある。 この画像のものは神奈川県の湘南海岸で撮影したもの。左下の350mlの空き缶と比べれば、いかに大きいかがわかると思う。潮には強いようで、強風時には波しぶきをかぶりそうなところにたくさん生えていた。また、なぜか鉄道が好き?なようで、線路際にも生えているのが時々見られる。海と鉄道が好きだなんて、なんだか私に似ているような気がする。あ、関係ないか(笑)。 なお、近年は外来種が日本で帰化してしまうことが問題となっているため、ビロードモウズイカのように繁殖力が強い植物を育てる場合は、タネが実る前に花を摘み取った方がいいのではないだろうか。あと、タカサゴユリなども繁殖力が非常に強いので、野外に脱出しないよう気を付けていただきたい。
2006.11.06
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カトレアには原種、交配種を含めて多くの品種があるが、原種の場合は開花期がはっきりと決まっていることが多く、カトレア原種愛好家にとって1月と言えばカトレア・トリアネー(Cattleya trianaei)の開花シーズンということになる。そして今日、私が借りている貸し温室の中のカトレアの世話に行ったのだが、トリアネーが3鉢開花していた。 が、狭いスペースに数多くの株を詰め込んでいる上に、あまり世話をしていないために、本来の色と形が出ていないのが少々残念。というか、私のブログに登場するカトレアはみな中途半端な咲き具合なのがなんともお恥ずかしいのだが・・・(笑)。現在、私のブログは家庭菜園ブログと化しているが、実はもっとも力を入れていたジャンルがカトレアだった。今年は、停滞気味だったカトレア栽培を立て直すのが目標。 ま、とりあえず気を取り直してそれぞれの個体を紹介したい。まず、こちらがトリアネー’ザ・キング’(C. trianaei 'The King')。有名な個体で、パステル調の色彩が特徴。この画像の花はいちおう本来の色と形に近いが、1輪しか咲いていないし、花径も小さい。 こちらはトリアネー’グランド・モナーク’(C. trianaei 'Grand Monarch' FCC/RHS)。かなり古くから作り継がれている個体で、愛好家の間では大変有名・・・のはずなのだが、数年前に株を入手して今回が初の開花で、ペタル(左右の花弁)がだら~んとだらしなく垂れているのが残念。それと、花の色と形がネット上で見られる同個体のものとかなり違う。もしかしてこれは偽物???という疑念もちょっとあるが、カトレアはそのときの株の状態で咲き方がかなり変わるので、もう数年作りこんで様子を見たい。 そして3つ目がトリアネー・アルバ(C. trianaei alba)で、これは昨年(2007年)1月7日の日記に登場したものと同じもの。この個体は年によってリップの色が異なり、昨年は大きな赤い点が入ったが、今回はほぼ純白に近い色に咲いた。かつてはこの個体を都心のデパートの洋蘭展に出品するほど作りこんだものだが、現在はとりあえず生きているという状態。 というわけで、私のカトレアはなんとも情けない状態なのだが、今年は再起に向けて力を入れたいと思っているので、その成果に請うご期待・・・と言ってしまっていいのかとちょっと不安だったりもする(笑)。
2008.01.19
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ハクランという野菜をご存知だろうか? これはキャベツとハクサイを掛け合わせ、昭和33年に誕生した野菜である。キャベツとハクサイは同じアブラナ科の植物だが、縁が遠すぎるために掛け合わせても結実しない。そこをある特殊な技術を使って誕生したのがこのハクランだ。「ハク」は「千と千尋の神隠し」のハクではなく(笑)、もちろんハクサイのハク、「ラン」はキャンディーズのランではなく(笑)、キャベツの漢名の「甘藍(カンラン)」のランである。 私は、中学生の頃から園芸カタログにハクランが載っているの見ていたので、その存在は知っていた。ただ、どうもハクサイでもなくキャベツでもないその中途半端な姿(失礼)に興味が涌かず、育てようと思ったことがなかった。また、誕生が古い割には世間でもこの野菜が広く浸透した様子もない。 しかし、先日ふとこの野菜のことを思い出してネットで検索してみると、この情報網が発達した時代なのに、意外にも情報が極端に少なく、種子を扱っている業者も少ない模様。・・・と、ここで私の自称(笑)園芸研究家としての血が騒ぎ出したのだ。情報が少ないならぜひ私が育てて紹介しようではないか。というわけで入手したタネがこちら。 「岐阜交配 ニューハクラン」という品種だ。通常は7月に蒔いて11月から12月にかけて収穫するとのことだが、3月にハウス内で育苗し寒冷紗トンネルで栽培して6~7月に収穫するのも可能だそうだ。とりあえず私は3月蒔きで試してみるが、それで上手く行かなかったら7月にまた試してみたい。ただ、この種子袋の写真、結球が中途半端なハクサイかレタスにしか見えず、これではあまり売れないのではなかろうか? というわけで、私はカタログ写真にも使えそうな立派なものを収穫したい。
2011.11.19
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今から約7年半前の2007年2月3日の日記に、斑入りのテンジクスゲ(天竺菅)を紹介したことがあった。あれからどうなったかというと、実は上手く育たなくていつの間にか消滅してしまったのだ。。。原因は水不足だったと思われる。前回の画像を見ると、いかにも乾燥気味なところに植えているのが分かる。当時、ネット上ではこの植物の情報が少なく、性質をよく分かっていなかった。パピルスなどと同じカヤツリグサ科の植物なので、どうも水辺を好む植物らしい。で、いつかまた購入してみたいと思っていたところ、昨年秋に山野草専門店で青葉のテンジクスゲを発見。さらに今年の1月には、前回斑入りのテンジクスゲを買った時と同じ店で再び斑入りを発見、めでたく購入できた。それぞれアパートの北側の半日陰の場所に植えて、元気に育っている。やはりテンジクスゲは水を好むようだ。 ところで、その斑入りテンジクスゲだが、後で調べたところ、なんと日本生まれの品種らしい。それが外国に輸出されて「カレックス・スパークラー(Carex phyllocephala 'Sparkler')」という名前で流通しているようだ。で、今回再入手したものは、逆輸入品なのか名前だけが逆輸入なのか、「カレックス・スパークラー」として売られていた。なかなか良い品種名である。 さて、気になる耐寒性であるが、今年の2月のドカ雪の時に、神奈川県平野部としては珍しく50cm以上の積雪の下に埋もれたが、ほとんど傷みもなく、雪が溶けると茎が起き上がり、春になると新芽をたくさん吹いてきた。ということで耐寒性はあるらしい。テンジクスゲはスゲーなぁ・・・ナンチャッテ☆ ちなみに、ヤシの葉に似ているということで「ヤシガヤ」という別名がある。英語ではpalm sedgeと言い、日本語に訳すと「ヤシスゲ」になる。
2014.09.27
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今年は初めて貸農園を借り、いろいろな野菜に挑戦しているが、以前紹介したトウモロコシのピクニックコーンの成功に気をよくして(笑)、もう一度トウモロコシを育てることにした。トウモロコシは春に種を蒔いて夏に収穫することが多いが、品種によっては遅蒔きも可能らしい。そこで私が選んだのはトーホク交配のスーパーマロン85。 種を蒔いたのは7月23日。芽が出てからやはり成長が速い。ただ、これからトウモロコシを作ると秋の収穫期に台風でやられる可能性があるのがネック。そこは支柱を立ててなんとかしのごうと思う。 さて、例によって種が大量に余ってしまった。というわけで余ったものは冷蔵庫に保存して、来年の春に蒔こうと思う。しかしここで新たな問題が。ピクニッコーンの味に感激して来年も育てたいと思っていたのに、スーパーマロンを作ってしまったら、ピクニックコーンを作るスペースがなくなるかも知れない(笑)。しかもトウモロコシは他の品種と花粉が混ざると味が変わるというし・・・。さて、どうしたものか・・・。
2006.08.07
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自宅のアパートの庭に植えていたクマガイソウが発芽した。昨年の発芽の様子は昨年4月5日の日記に紹介している。このクマガイソウは2年前の夏に植えたものだが、その年はかろうじて夏越しに成功し、翌年(昨年)も発芽して成長してくれた。しかし、5月にアパートの塗装工事があり、その時に作業員にクマガイソウを踏んづけられた上に、外装をジェット噴射で洗浄したときに泥を被ってしまい、本当に気が気ではなかった。 結局、その踏んづけられたクマガイソウはそのままの姿で夏を越え、秋を迎え、やがて冬の休眠期に入った。そして、次の春に無事発芽してくれるかどうか気を揉んでいたのだが、今朝見たところ、なんと2本発芽していたのだ。 今までクマガイソウに何度も挑戦したのに、夏越しに失敗してばかりで活着した試しがなかったのだが、ようやく「増殖」に成功したようだ。昨年は開花はしなかったのだが、今年こそは開花が見られるのではないかと期待している。クマガイソウは一度活着してしまえば性質は強いはずなので、将来は大株に仕立てて豪快に楽しみたい。
2015.04.03
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以前、スーパーで買ってきたパイナップルの頭を切り取って挿し木し、5年がかりで結実にまでこぎつけたことを紹介したことがあった。2010年9月20日のことだ。あのパイナップルは、ほとんど放置状態でまともに世話をしていなかったのだが、ともかく挿し木から5年がかりで結実に成功した。これをもっと早く結実させることができないか、いつか実験したいと思っていたのだが、ついに昨年から今年にかけて実行に移し、結実に成功した。 使用した品種は、デルモンテのゴールドパインである。例によってスーパーで買ってきたものを、頭を切り離して挿し木したのが昨年の7月7日。その後、順調に生育し、室内で越冬に成功。そして今年の3月、リンゴを使った開花促進処理を行った。 ご覧の通り、大きなビニール袋にパイナップルとリンゴ1個を入れ、袋の口を閉じ、窓際の明るいところに置き、1日に1回空気を入れ替え、これを1週間続けるのみ。この手法で、観賞用や斑入りのパイナップルの開花にも成功している。 それから待つこと3か月。まだ挿し木してから1年も経っていない6月頃にはさっそく花芽が上がってきた。そして8月に入った現在、小さいながらも確実に結実している。というわけで、パイナップルを挿し木してから、最短でわずか1年で花芽が上がってくることが確認できた。皆様もお試しあれ。
2014.08.02
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4月10日に登場したサボテンの珍宝閣。この怪しげな形をしたサボテン、購入してから3年にもなるのにまったく成長しないと書いたが、実は成長が始まっていたことが分かった。ただ、問題なのはその成長した場所。 普通のサボテンのように頂上から成長すると思っていたのに、なぜか足元から芽が出てきたのだ。なんとひねくれ者なんだろう(笑)。しかし、今から改めて考えてみると、実は昨年の秋から成長する兆候があったのだ。 真上から見るとお分かりの通り、鉢が変形してしまっている。去年の晩秋あたりからなんとなく気付いてはいたが、最初は原因が分からなかったのでなぜだろうと思っていたが、春になって新芽が出てきて納得。昨年からひそかに地中の新芽が成長していたわけだ。というわけで、一時はあまりにも成長する気配がなかったために、肥料の代わりに○○○グラでもやろうかと思っていたが、それは杞憂に終わった(笑)。
2008.05.08
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先日、静岡県某所に、ヤマシャクヤクの自生地を見に行った。昨年の夏に、その近辺にヤマシャクヤクが生えているのを見つけたので、そろそろ開花時期ではないかと思って行ってみたら、見事に多くの開花株にお目に書かれた。 園芸品種のような派手さはないが、実に清楚な姿で、日本人の美意識に合っている花だと思う。自生のヤマシャクヤクと言えば、かれこれ16年前の2006年(平成18年)4月29日の日記にも登場しているが、その時はつぼみ付きのものをたった1株見つけただけで、永らくヤマシャクヤクの自生の姿にお目にかかれていなかった。ここ数年、山登りの頻度が上がり、行動範囲も広がり、それに伴ってあこがれの山野草にお目に書かれる機会も増えてきた。奥地へ行けば行くほど、希少種に出会える確率が高まるので、これが面白くて山登りはやめられない。なお、単独登山での遭難事故が報道されることが時々あるが、自分もニュースのネタにならないように気を付けたい。
2022.05.15
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カトレア原種、C. walkeriana semi alba 'Sancha' (ワルケリアナ・セミアルバ 'サンチャ')がブログ5回目の登場。前回の登場は昨年1月7日。そう言えば、過去に4回登場した時は、冬から春にかけての、貸温室に預けている期間に開花したのだが、今回は入手以来、初めてこの季節に自宅で開花した。1花茎2輪咲き。 自然の温度と光線下で開花したためか、今までに比べて花の形が良くなっているし、ペタルとセパルにわずかに色が入っている。そして、リップの赤も比較的濃い。今回は完全なセミアルバには咲かなかったが、花の形に関しては今までの中では一番良い。やはり、日照不足な貸温室の中よりも、自然の温度条件の方が本領を発揮できるのかもしれない。ただ、なぜ今回はこの季節に開花したのかは分からない。昨年の春に株分けをしたので、それが影響したのだろうか? 今後も自宅庭で開花してくれたら有り難いのだが。
2016.10.25
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カトレア交配種の中でも非常に有名な品種、Lc. アイリーン・フィニー ’ヨーク’(Lc. Irene Finney 'York' AM/AOS)が開花した。2010年の秋に入手したもので、その後、転勤したり作落ちしたり株分けしたりでなかなか開花しなかったのだが、今回ようやく初開花を迎えた。 が、残念ながら、まだ株の調子が良くないために、本来の色と形ではない。とはいっても、この品種(個体)の独特な雰囲気は出ている(ような気がする ^^;)。カトレア交配種では私の最もお気に入りの品種のBlc. Nai Thong Leng 'No.1' FCC/JOSにも通じる一種独特な色彩を放っている。株が健康な状態で咲いた花は、英語で言うと「ゴージャス」という形容詞が非常に似合う。このアイリーン・フィニーには様々な個体があるのだが、私はこの’ヨーク’が一番好きだ。 この個体はメリクロンとしては大量に出回ったが、私が入手したものはオリジナル株とのこと。今でもスタンダード系のカトレア育種を行っている某業者から入手した。現在、カトレア趣味家の世界は原種ブーム真っ盛りで、このようなごくスタンダードな交配種は趣味家に飽きられてしまって人気がないのが現状。しかし、その業者のオーナーは、スタンダード系カトレアの育種への情熱を実に熱く語ってくださる方だ。ちなみに、昨年の11月29日の日記で、私がカトレア育種に挑戦していることを書いたが、その種子の播種はその業者に依頼した。やはり、大事な種子の播種は、カトレア育種に情熱を持っている方にお願いしたいと思ったからだ。先日、その業者を訪れてフラスコ内で育っている苗を見せていただいたが、自分が交配したものが生育している姿を見るのは実にワクワクするものだ。さて、次回はこの個体をさらに格好よく咲いた姿を披露できればと思う。
2013.04.14
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矮性桃のボンファイヤーが開花した。前回開花を紹介したのは昨年4月6日の日記でのこと。が、昨年はカイガラムシが幹にびっしり付いて壊滅的な被害を受けてしまい、衰弱してしまった。いちおう2月から3月にかけてマシン油乳剤を2回散布はしたが、すでにカイガラムシに侵された枝は大半が枯れてしまった。 というわけで、今年は枝の大半が枯れ込んだために、非常にみすぼらしい姿になったのが残念。ただ、マシン油乳剤を散布してカイガラムシそのものはほとんど駆除できているはずなので、今年の生育に期待したい。 それから、例の実生2代目だが、前回は3本発芽と紹介したが、実は落下して腐った果実から採取した種子があと1個発芽に成功していて、合計で4本の実生苗がある。いずれも濃く赤い葉を展開している。今後、それぞれの個体差がどのように現れるのかが興味深い。上手く結実までこぎつけたら、食味の良い個体を選抜してみたい。親のボンファイヤーは、2013年に収穫した実を3個食べた限りでは、果実が小さく糖度がやや物足りない。 ところでこのボンファイヤー、国内で初めて売り出されたときは「ボナンザ紫葉」と、あたかもボナンザピーチの赤葉種であるかのような品種名で売られていた。が、ボナンザピーチと同時に育ててみた限りでは、別系統の品種のようだ。花も、ボナンザピーチは八重咲きだが、ボナンザ紫葉ことボンファイヤーは一重咲きである。ちなみに下の画像は3月21日にも登場したボナンザピーチである。 で、ずっと気になっていたのがボンファイヤーの由来。もしかして外国由来の品種かと思いきや、意外な事実が判明。英語で検索したところ、アメリカのサイトがヒットした。それによると、何と「筑波2号」という、日本で接木の台木用に育成された品種の自然交雑実生が由来だという。種子が採取されたのが1984年、播種されたのが翌年1985年、そして1988年にこの個体が選抜されたのだとか。実生が行われたのが日本なのかアメリカなのか定かではないが、ともかく意外だった。 さらにそのボンファイヤーの親の「筑波2号」がどういう品種なのか調べたところ、「赤芽」×「寿星桃ピンク一重」の実生から選抜されたもので、食用モモの矮化台木として使用されるらしい。寿星桃とは、極矮性のハナモモで、ピンク一重のほかに赤、ピンク、白、咲き分けの八重咲き品種がある。そうかあ、ボンファイヤーにはハナモモの血が入っていたわけか。どおりで果実が小さくて甘くないわけだ(笑)。 そして、現在育てているボンファイヤーの2代目は、今のところ4本とも矮性で葉が赤い。筑波2号から数えて3代目になるこの実生苗、それぞれ形質の違いがどのように現れるのか、ますます興味深くなってきた。あと、昨年の春に川中島白桃にボンファイヤーを交配し、収穫した種子を4個庭に埋めておいたはずだが、現在のところ発芽が確認できていない。大丈夫か?
2015.03.29
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私は物心付くか付かないうちから園芸に親しんできたので、園芸歴はかなり長いと自負している。が、実はずっと長い間勘違いしていたことがあるのにごく最近になって気付いた。それは雌雄異株の読み方。 私はこれはそのまま「しゆういかぶ」と読むと思っていたのだが、正しくは「しゆういしゅ」と読むらしい。今までこの言葉を何度も読み書きすることはあったが、日常生活では口にすることがなかったので、ずっと「しゆういかぶ」だと思っていた。そう言えば、パソコンで「しゆういかぶ」または「いかぶ」で入力しても正しく変換されないので、おかしいおかしいとずっと思っていた。「雌雄異株」という言葉は園芸ではよく使われるのに、何で変換できないんだろう? パソコンは園芸には冷たいのだろうかと思っていたが(笑)、やっと謎が解けた。「しゆういしゅ」で変換すると、一発で「雌雄異株」と変換できる。 では、ネット上ではどれだけの人が勘違いしているのかGoogleで調べてみたら結果はご覧の通り。しゆういかぶ の検索結果 約 4,110 件中 1 - 10 件目 (0.05 秒)しゆういしゅ の検索結果 約 1,200 件中 1 - 10 件目 (0.04 秒) つまり、「しゆういかぶ」と誤った読み方をしている人が圧倒的に多いことになる。いや、もしかして2種類の読み方があるのではないかと私の国語辞典で調べてみたが、確かに「しゆういしゅ」と書かれており、ほかの読み方は書いていない。 園芸研究家を自称しているのに正しい読み方を知らなかったとは、なんとお恥ずかしい・・・。と言うより、異株を「いしゅ」と読むなんて、ずいぶん強引だと思うのだが(笑)。
2007.01.10
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