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4月10日の日記で紹介したサンセベリア・スタッキー、もともとは3年前に購入したもので、夏は直射日光下に置き、冬は寒い玄関に置いていた。そんな厳しい育て方をしていたせいか、葉先が枯れ込んだり黄色くなったりしてところどころ傷んでいた。そして今年の冬にハプニング発生。 今年の1月に台所のガス工事があり、その日は玄関に置いていたスタッキーを外に出していた。ところが、夜になって取り込むのを忘れてしまい、おまけにそんな日に限って雪が降ったので(笑)、哀れにもスタッキーは雪まみれに。ただでさえ元気がなかったスタッキーはさらに傷んでしまった。というわけで、健康な葉っぱを葉挿しすることにした。 4月10日にも書いたとおり、現在スタッキーと称して売られているものには「カナリキュラータ」や「キリンドリカ」などの別種がかなり混入している。ネット上の噂によると、現在出回っているスタッキーの100パーセント近くが偽物だとか。私が持っている株は、一部の葉にはスタッキーの特徴である「溝」が入っているのだが、まだ本物と言う確証はない。この画像の葉は溝が入っているので、新芽にも溝が入るかどうかが楽しみである。 8月9日追記 スタッキーとして入手したこのサンセベリア、鑑定の結果、ニセモノだということが判明。園芸店には依然としてニセモノの自称スタッキーが出回っている。そろそろ園芸業者も気付いて欲しい・・・。
2006.05.15
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7月8日に続いて今年のドウィアナ開花報告第2弾。今日紹介するのは、ブログ初登場となるC. dowiana aurea (C.ドウィアナ・オーレア)の普通個体。昨年2月の東京ドームの世界らん展の即売場で、南米の業者から購入したもの。この個体の由来を尋ねたら、山木を株分けして増殖したものだとのこと。遥々南米からやってきたということで購入した当時はちょっとくたびれていたが、その年の春から成長が良く、案外早く開花が見られるのではないかと期待していたところ、1年5か月でめでたく開花した。1花茎3輪咲きで、大きさもほぼ本来の大きさ。 オ~ゥ、素晴らしい(^^)。選別個体ではないのに、この美しさ。本当にドウィアナが開花するたびに惚れ惚れしてしまう。香りも強くて、特に昼間の方が強い。多くのカトレア趣味家を虜にするのも頷ける。実は私が20歳の頃、南米から輸入された山木を購入し、1回開花させただけで枯死させた苦い経験があるので(汗)、今度こそは大事に育てたい。今年はドウィアナがあと3個体4株が開花する見込みなので、非常に楽しみだ。
2017.07.13
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貸農園の片隅に植えてあったカンザキアヤメ(寒咲き菖蒲)が開花した。文字通り、寒い時期に開花することからこの名がある。原産地は地中海沿岸地方とのことで、学名はIris unguicularis。 さて、このカンザキアヤメ、私の畑では1月ごろには早くもつぼみが次々と上がってきたのだが、さすがに当地の寒い気候では無理があったのか正常に開花せず、3月に入って気温が上がり、ようやくここにお目見えした。背丈は15~20センチとかなり小さいのだが、冬枯れの畑の中にはこの青い花が良く目立つ。さっそく貸農園のお隣さんから珍しがられ、ちょっといい気分になった(^^)。
2009.03.09
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昨年12月29日のツリシュスラン自生地に続いて、帰省中に見た野生ラン第2弾。今回登場するのはフウランである。私は今までフウランの自生地は一度も見たことがなかったのだが、今回、自生?らしきフウランを1株だけ見つけた。 それを見つけたのは和歌山県北部のとある山間部の集落。画像中央にカキの木が植わっているが、その実の形からすると、野生のカキと思われる。その近辺はカキの産地なのだが、野生のカキの木もよく見られる。野生のカキは実が小さく、味も渋いので食用に適さない。私は見つけたフウランは、このカキの木の川にせり出した細い枝に付いていた。 おお、まさにこれこそ間違いなくフウランである。細い枝にしがみつくようにして生きている。ランというものは、たいてい1株見つければその周辺にも自生株が見られるはずだが、その近辺ではっきりとフウランと確認できたのはその1株のみ。和歌山県山間部では、庭木にフウランを着生させて楽しんでいる人をたまに見かけることがあるので、もしかして私が見つけたものも、誰かが人為的に着生させた可能性も考えたが、その木の枝の位置は高く、しかも川にせり出しているため、わざわざその細い枝にフウランを付けたというのも考えにくい。 もう一つの可能性としては、その近辺で栽培されていたものから種子が飛んでその枝に着床したことも考えられる。しかし、その近辺のわずか数軒の民家を見る限り、フウランが栽培されている様子もない。ということは、これは自然の種子が飛んできて芽生えたもの、つまり本当の野生株ではないかと淡い希望を抱いている。その近辺の民家の方に尋ねることも考えたが、高齢化・過疎化が進んでいる上に、年末ということもあってか、人がいる気配が感じられない。また、いきなり見ず知らずの人が訪ねてきてフウランの質問をされるのも驚かれるだろう。 ちなみに、その周辺にはカヤランが自生していた。ということは、この環境が着生蘭の生育に適しているのだろう。カヤランの自生は関東でも見たことがあるので、着生蘭がどんな環境に自生しているのかが分かってくるようになった。いつか、本物のフウランの自生地を見てみたいものである。
2015.01.02
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7月13日の日記に登場したコールラビ。2012年に買った種子の余りを冷蔵庫に保存し、9年ぶりに蒔いて育てたもの。9年経っても発芽率がほとんど落ちていなかったのは前回書いた通り。その後の生育も順調で、先日、緑のコールラビを先に収穫した。 コールラビは、なんといっても形が面白く、しかも生育が非常に早いので、家庭菜園にお勧め。あまり一般に出回らない野菜なので、作り甲斐がある。種子を蒔いたのが6月13日なのに、約2か月でこの通りに。 調理する際の注意点としては、皮を厚めに剥くこと。緑色の部分が残っていると、ちょっとスジっぽくなる。早速ビーフシチューに入れて美味しくいただいた。出来立てを食べるより、冷ましてから一晩冷蔵庫で寝かせた方がコールラビに味が染み込み、柔らかくなる。生で食べると味がダイコンに似ていて、食感はダイコンを固くしたような感じなので、次に食べるときは、大根おろしならぬ「コールラビおろし(笑)」にしてみようと思ったりする。 紫のコールラビは、以前作った時と同様に、緑よりも生育が若干遅いが、こちらも収穫間近だ。この宝石のようなみずみずしさにうっとり。
2021.08.12
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貸農園に植えてあるカンザキアヤメ(寒咲菖蒲)が今年も開花。前回の紹介は2009年3月9日。その名の通り寒い時期に花が咲くアヤメの仲間だ。このカンザキアヤメ、12月ごろから次々につぼみが上がってくるのはいいが、寒さのためになかなか正常に開花してくれず、今日になってようやくその美しい花にお目にかかることが出来た。 カンザキアヤメの色はこのように日本のアヤメのような青紫色が標準なのだが、白花の品種もあるらしい。いつか入手してみたいものだ。
2010.01.31
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昨年12月2日の日記で、タマネギの苗が霜柱で浮き上がるを防ぐために、マルチの代わりにバークチップを敷くことを紹介したのだが、残念ながらあまり効果がなかったようだ(笑)。 まず、こちらがマルチなしで冬を越したもの。11月に苗を定植した時とほとんど大きさが変わっていない。 こちらが、バークチップを敷いたものだが、苗の大きさはバークチップ無しのものとほとんど同じ。真冬の朝に何度か畑に来てみたが、バークチップ程度のものでは霜柱に軽く持ち上げられて、ほとんど効果がないらしい。 そして、こちらがセオリー通りにポリマルチを張ったもの。やはり今のところポリマルチが最強のようだ。とはいっても、張るのが面倒(笑)なのと、なるべく人工素材を使いたくない気持ちがあるので、次回は稲わらを敷くか、「生分解性マルチ」を使うことを検討している。
2018.03.25
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昨年の7月28日に、ボンファイヤー(ボナンザ紫葉)という矮性のモモを紹介したことがあった。当時、果実が5個成っていたのだが、うち2個は収穫期を逃して落下してしまい(+_+)、あと3個は無事に収穫を迎えた。お味の方は、まあ、ちょっと甘みが足りなかったが確かにモモの味であった。甘みが足りなかったのはその品種そのものの特性なのか、それとも初成りだったために木に十分栄養が蓄えられていなかったからなのか、それはこれからも栽培して確認したい。 さて、自称(笑)園芸研究家としては、この品種の2代目がどんな姿になるのかが非常に興味深かった。そいうわけで、この時収穫した3個の果実から、しっかりと種子を採種し、庭に埋めて保存しておいたのが去年の秋の話。しかし、春になったら掘り上げて鉢に蒔くつもりだったのに、冬の間に庭のどこに埋めたのか忘れてしまい(笑)、そのまま春を迎えてしまった。と、ふと庭の片隅を見ると、なんと種子が発芽しているのを発見。 おお、親のボンファイヤーの赤い葉っぱはしっかりと子供に遺伝しているではないか。よく、果物の種子を蒔いても親と同じものは育たないと言われるが、このボンファイヤーに関しては、少なくとも葉の色は遺伝するようだ。今後、それぞれがどのような樹形に育つのかが非常に楽しみだ。そして、親木のボンファイヤーは、開花期を過ぎ、黒紫色の葉を展開している。なお、昨年はすぐそばにボナンザピーチと川中島白桃を植えており、これも同時に開花しているので、もしかするとボンファイヤーと交雑しているかもしれないが、それはそれで楽しみだ。 ところで、前回この品種をブログで紹介したときに、この品種は業者によって異なる名称で売られており、混乱を避けるためにも名称を統一してほしいと書いたが、業者がこのブログを見てくれたようで(まさかそれはないだろ・・・^^;)、今年から大手業者ではボンファイヤーという名称に統一されたようだ。やはりこの「かがり火」という名称の方がこの品種には良く似合う。果樹苗 モモ ボンファイヤー 1株価格:3,800円(税込、送料別)
2014.04.06
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昨日の日記では、台湾国際蘭展2018に行ったことを書いたが、今日はその蘭展からランを持ち帰った話を紹介したい。海外から植物を持ちこむには、海外の病害虫が国内に蔓延するのを防ぐために植物検疫を受けなければならないのだが、ラン科植物の場合はさらにワシントン条約にも引っかかるため、ハードルが非常に高くなる。が、有り難いことに、台湾国際蘭展には臨時の植物検疫所が開設されている。過去に、海外からランを取り寄せたことが何度かあるが、法的手続きは全て業者任せだったので、今回は個人でのランの輸入手続きに初挑戦することにした。 とは言っても、日本の洋蘭展や洋蘭園では、世界中で流通するランの大半が入手可能なのと、旅行中にあまり荷物を増やしたくないのとで、なかなか購買意欲の湧くランがなかった。が、その中でじっくりと時間をかけて選んだのがこれ。 パフィオ原種のPaph. delenatii albumの実生苗2株である。かつて私も育てたことがあり、2006年4年23日の日記でも紹介したことがあるが、あえなく枯れてしまった。台湾国際蘭展の即売場に売られていたものは、見本の写真を見る限りでは、私が育てていた個体よりもはるかに形が良い。というわけで、この2株でランの個人輸入に初挑戦することにした。 まず、購入前に、臨時の検疫所に日本にランを持ち帰ることができるかどうか確認を取り、お目当てのランがある店へ向かい、ランを日本に持ち帰ることを店員に告げた。幸いにも、店員さんは片言の日本語と英語が話せた。すると、支払いが済んだ後に、領収書と店の名刺を渡してくれた。これをランと共に植物検疫所へ持ち込んだ。 職員に購入したランと領収書と店の名刺を渡し、職員の指示通りに書類に必要事項を記入する。なお、この時、パスポートをお忘れなく。検疫所の職員とのやり取りは英語だった。そして、職員によるランの検疫が始まる。すると、職員から、植込み材(軽石)の表面に付いているコケを取るように指示があった。2株のうち1株は職員が、もう1株は私がコケを取った。 こっちは職員がコケを取った方の株。ん・・・、まだ結構コケが残っているような気が・・・(笑)。 で、こちらは私がコケを取ったもの。私は、大胆に軽石を一層分丸ごと取り去った。私はパフィオの性質は熟知しているので、これぐらい軽石を取り去っても問題ないのは知っている。 めでたく検疫に合格。すると、「輸出植物検疫証明書」が発行される。この書類は、日本に帰国した時に、日本の空港の検疫所で回収される。 こちらが、ワシントン条約に該当する植物の輸出入に必要なCITESの輸出許可証だ。これは日本の空港の税関で回収される。めでたく検疫とCITESをパスしたら、手数料を払う。 手数料は400元也。ただ、これが手続き1回に付き400元なのか、1株200元×2株で400元なのかは聞きそびれてしまったが。ともかく、これにて手続きは完了。時間は30分ぐらいだっただろうか。待ち時間の間、職員さんたちと英語と片言の日本語、さらに筆談も交えていろいろとお話をさせていただいた。 そして、帰りの飛行機では大事に機内へ持ち込み、前の座席の下へ置いた。もちろん、離着陸時は飛んで行ってしまわないように手と足を添えていた。機内で税関申告書が配られるが、「植物を持ち込んでいる」という項目にチェックを入れる。 そして、成田空港に到着し、入国審査が終わり、手荷物受取所のそばの動植物検疫のカウンターへ行く。買ったランと書類を見せ、ここでもめでたく検疫は合格し、台湾で発行された検疫証明書はここで回収される。合格したら、合格印の押された札のようなものを袋に貼られる。ちなみに、その紙の品名欄には「ホヤ、ラン」と書かれているが、実はこの時、台北の園芸市場で買ったホヤも持ち帰っていた。その輸入手続きについても後日紹介する予定。 続いて税関へ向かい、係員に税関申告書を見せて植物を持っていることを告げると、今度は税関の窓口へ行くように指示される。そこでも審査は合格し、CITESの輸出許可証が回収されるが、私はコピーをもらった。余談だが、検疫所と税関で、「今日はランを持ち帰る人が多いですね」と言われたのだが、もしや台湾の蘭展から持ち帰った人が多かったのかもしれない。 というわけで、初めての個人でのランの輸入手続きはめでたく終了。自分で手続きして持ち帰っただけに、なんだか愛おしく感じられる。ただ、荷物を抱えて歩き回る旅行だったので、やはり荷物が増えるのはちょっと大変ではあったが(笑)。なお、当然ではあるが、現地からランを持ち帰るためには、言葉が通じるということが大前提である。また、せっかく買ったランが現地で、または帰国時に審査を通らないという可能性もなくはない。なので、購入前に検疫所と店の両方で確認した方が無難と思われる。ちなみに、タイから植物や種子を持ち帰ったことが何度かあるが、帰国時の検疫で審査が通らず、没収されたものがいくつかある(笑)。
2018.03.04
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今から約5ヶ月前の4月14日の日記で紹介したサボテンの珍宝閣。その名前といい形といい、なんとも妖しげな(笑)サボテンである。当時紹介した画像がこちら。あれから5ヶ月。あの珍宝閣はどうなったかというと・・・全然変わってない(笑)。 購入してからすでに1年半にもなるのに、どういうわけかまったく成長した様子がない。ただ、鉢の底を見ると細い根が出ているので、根は活動しているらしい。ともかく、どこが成長点でどこからどんな芽が出てくるのか見当が付かない。とりあえず緑の置物(?)として管理している。
2006.09.13
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10月2日の日記ではサンセベリアの枝変わりの話を紹介したが、今日はドラセナ・デレメンシス・ワーネッキー・コンパクタ(Dracaena deremensis cv. Warneckii Compacta ・・・長い^^;)の枝変わりらしきものを紹介したい。 ドラセナのワーネッキーと言えば、園芸店でよく見かけるあの観葉植物である。このワーネッキーは枝変わりを生じやすいようで、ここから様々な品種が生まれている。その中の1つにワーネッキー・コンパクタという、その名の通りワーネッキーの矮性品種がある。斑の入り方は親のワーネッキーとほぼ同じで、葉が短くて節が詰まってコンパクトな姿となる。 私がたまに出かける園芸業者の温室にそのワーネッキー・コンパクタが地植えにされているのだが、今年の5月ごろにその中から斑の入り方が異なる枝を見つけ、そこの社長さんに交渉して譲っていただいた。その画像がこちら。 葉の中央部にくっきりと白い斑が入り、コントラストがはっきりしていて観賞価値が高い。この画像のものは5月に挿し木した直後のもので、現在は根付いているものの、葉緑素が少ないためか成長は非常に遅く、大きさは当時とあまり変わっていない。なんとかこの斑を固定させたいものである。
2006.10.04
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このところ日記の日付に執筆日が追い付かない状態が続いているが(笑)、ようやく2018年、平成30年の日記に突入。今回の冬休みは、大阪と和歌山へ帰省し、さらに母方の本家のある島根県へ足を伸ばした。普段、なかなか行けないところに行って楽しみなことの一つは、やはりその土地に自生する植物を見ること。というわけで、今回はフウランの自生を見ることができたのでここに紹介したい。 そこは樹齢の長く、幹にコケが生えた木が繁る森。どこかにフウランが着生していないかと探していたら、早速小さな個体を発見。逆光になるために撮影がしづらかったのだが、はっきりとフウランと分かる姿の撮影に成功。 こちらは、幸いにも日光が当たっている場所で、はっきりとその姿を撮ることができた。シダのノキシノブが周囲に生えていることから、湿度が高い場所であることが分かる。 そして、さらにこちらは、多数のノキシノブと混生している状態。この画像の中に、少なくとも6株のフウランが着生しているのだが、どれがフウランだかお分かり頂けるだろうか? こちらはかなり高いところに着生している個体で、私のデジカメではきれいに撮影するのが難しかったのだが、なんとかその姿をはっきりと捕えることに成功した。 こちらは、今回見かけたフウランの中では、最も近くで撮影できたもの。真冬なのに青々としている。 こちらは、枝などの障害物がなく、はっきりと2つの個体が張り付いている様子が良く撮れた。また、比較的日当たりが良い場所と思われ、あまり苔は生えていないが、その分。フウランは水分を得るために自分で根を八方に伸ばしている姿が興味深い。 今までは、フウランなどの着生蘭の自生地になかなかお目にかかることが出来なかったが、今回、比較的多くの個体が自生している環境を見て、フウランがだいたいどのような環境に自生しているかが良くわかった。できれば、開花期に訪れてみたいと思うが、なにぶんにも千葉県からは非常に遠くて行くのが困難なのが残念。フウランの自生地の環境の特徴を覚えておけば、今後、他の場所でフウランの自生地を探す時の参考になりそうだ。ちなみに、フウランの自生地と言えば、3年前の2015年1月2日に、和歌山県の山間部で1個体だけ見つけた話を書いたことがあり、今回の帰省の際にもその場所に行ってみたが、今でもしっかりとそのフウランはカキの木に付いていた。いつか、関東近辺で、フウランが自生地で開花している姿を見てみたいものだ。
2018.01.01
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2月5日の日記にて、種名不詳のプヤを紹介。もともとそれは、プヤ・ベルテロニアナ(Puya berteroniana)として2年前に種子を入手して育てたもの。ところが、どうも別種らしいと気付いたのは以前書いたとおり。実は、私は3年前にも別の業者からP. ベルテロニアナの種子を取り寄せて育てている。こちらが現在の画像。 屋外で育てているが、こんなに寒くなっても青々としているし、とげも非常に鋭い。左側にチラッと写っているのは、以前紹介した種名不詳のプヤ。両者を並べると、その違いがはっきりしている。今回紹介したものが本物のベルテロニアナだと信じているが、左側のニセモノ?もどんな花を咲かせるか非常に楽しみにしている。 ちなみに、このベルテロニアナは発芽率が良くて苗がたくさん出来たのだが、最初の年に冬越しに失敗してしまい(泣)、生き残ったのはこの一株だけ。寒さに強いと聞いていたので油断したのが原因だった。しかし、ここまで大きくなればよほどのことがない限り大丈夫だと思う。
2007.02.08
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先日、通販でノシバ(野芝)を買い、庭に張ってみた。成田時代にも、庭にノシバの種子を蒔いて育てていたのだが、ようやく芝生らしくなってきたころに例の転勤話。で、もちろん神奈川でも庭付き物件を借りたのだが、雨の日の泥はね防止のためにこちらでもノシバを張ることにした。当初は種子を蒔いてみたのだが、発芽率は良いものの、初期生育が遅いため、苗を購入することにした。 芝生といえば、当地ではコウライシバ(高麗芝)がよく出回っているが、私はあえてノシバを選んだ。その理由は、なんといっても日本原産であるために性質が非常に強く、葉の色がコウライシバより濃いからだ。ただ、葉の幅はコウライシバよりも広いため、粗い印象を受けるが、それでも性質の強さを優先してノシバを選んだ。 なお、かつて西洋芝を種子から育てたことがあるが、生育が非常に速くて頻繁に刈込をしないと美観を維持できないし、暑さに弱いために夏は水やりを十分にしないと弱ってしまう。日本の一般地以南で西洋芝を育てるのはなかなか手入れが大変である。結局、その時は除草剤をかけて一旦全滅させて(笑)、あとでコウライシバに張り替えてしまった。 そして、今回張ったノシバの様子。張ってからちょうど2週間が経ち、いい感じに芽吹いている。葉はコウライシバに比べて粗い印象を受けるが、葉の色が濃いところが好きだ。性質は非常に強いが、上を踏んで歩けるようになるまではもうシバらくかかりそうだ(←わかるかな? ^^;)。★芝生 野芝★(日本芝) 1平米 環境適応能力の高い芝生SS05P02dec12価格:682円(税込、送料別)
2013.07.13
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1月2日の日記では、デンドロの原種、ノビル(Den. nobile)の耐寒テストについて紹介。この冬は屋外の軒下にずっとぶら下げていたのだが、あれから特に痛んだ様子もなく、現在も青々としている。が、実はそのデンドロのそばに、カトレアもぶら下げていたのだが、なんと今でも生きていて、しかも新芽まで出ている! この写真を見ると、「え? 枯れてるんじゃないの?」と思う方がほとんどだと思う。実はこのカトレア、狭い貸温室にずっと閉じ込めていたために、すでに1、2年前には病害虫にやられてこんな惨めな姿になっていた。昨年のGWに温室から自宅に持ち帰り、環境を良くして病状が回復するのを待っていたが、一向に回復する気配がなく、ダメもとで軒下にぶら下げていた。ところが、いつまで経っても枯れる気配がないばかりか、新芽まで出てきて非常に驚いている。画像では、日光の関係でバルブが黄色く枯れているように見えるが、実物はもう少し緑色をしていて、明らかに生きている。 ちなみに、このカトレアの品種名は、Lc. トウキョウ・マジック・`ブリリアント・イエロー`(Lc. Tokyo Magic `Brilliant Yellow`)。交配親は、レリアの原種ブリゲリー(Laelia brigeri)と、園芸店でも見かける有名品種Lc. アイリーン・フィニー(Lc. Irene Finney)。おそらく寒さに強い理由は、片親のL. ブリゲリーの性質を受け継いでいるからだと思われる。 本音を言ってしまうと、もうこのカトレアは回復の見込みがなかったので、捨てようかと思っていたほど。普通の趣味家ならこんなに作落ちした株は捨てることがほとんど。しかし、この品種がここまで生命力が強いと知り、いとおしくなってきた。春になったら植え替えて、再びきれいな花を咲かせてあげられるように世話をしたい。
2007.03.05
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1932年(昭和8年)に登録された往年のカトレア交配種、たC. Shirayuki(C. シラユキ)が開花した。2016年12月24日に続いて4回目の登場。 前回紹介した時は、「今までの中では大きく咲いてくれた」と書いたのだが、今回はさらに大きく良い花が咲いた。リップの奥まで白い花はやはり新鮮に映る。もっと作りこめば、さらにいい花が咲くのではないかと期待しているが、場所が狭いのときめ細かい手入れをする余裕がないのがちと悩みどころ。
2018.12.09
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カトレア原種のC. dowiana aurea が開花。これまでdowiana aureaは何度もブログに登場しているが、今回登場するのは、4年ぐらいに買った実生苗が開花したもので、今回は初登場となる。カトレア原種の中でも一番のお気に入りで、毎年これが咲くと本当にワクワクする。栽培が難しいと言われる割には、小さな実生苗から案外早く咲いたと思う。C. dowiana aureaが開花。4年前に2.5号鉢で買った小さな実生苗がめでたく開花。あと他に4個体持っていて、そちらもつぼみが上がっていて、この夏が楽しみ。#カトレア #洋蘭 #カトレア原種 pic.twitter.com/ILcnLDyru0— 園芸侍 (@engeisamurai) July 13, 2020 一方で、私の手元で上手く行かないのがC. violacea。ほとんど開花株サイズのメリクロン苗を買ったのに、年々小さくなって枯れてしまった。。。何とかして栽培をマスターしたいところだが。
2020.07.13
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先週末に、市民農園で育てていた赤ショウガを収穫した。今年の春に国華園の通販で購入したもので、皮が赤い品種だとか。カタログにも、皮が赤っぽいヒネショウガの写真が載っていた。しかし、届いた種ショウガはパッと見たところ普通の生姜と変わらない。ホントに皮が赤い品種なのかよと疑りつつ(笑)、栽培すること約半年、ようやく収穫の時を迎えた。 おお、赤い! 今までに何度もショウガを栽培しているが、こんなに色鮮やかなショウガは初めてだ。この感激はショウガい・・・じゃなくて(笑)、生涯忘れないだろう。早速、一部は職場の人におすそ分けした。種ショウガの保存が上手く行けば来年も栽培してみたいとろだが、当地では畑に埋める方法では越冬できないし、室内での保存も温度管理が難しそうだ。ま、熱帯植物だからショウガないか(笑)。
2014.10.24
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昨年の10月15日の日記で、中古の一軒家を買ったことをきっかっけに、これからは果樹に力を入れたいという内容の日記を書いた。ブログを始めた当初から、果樹を含めて様々な植物の栽培について紹介してきたが、果樹に関しては苗を植えてから安定して結実するまでに少なくとの数年はかかり、今までに転勤が多かったために、果樹栽培は上手くいかなかった。ようやく結実が始まったかと思いきや、転勤の繰り返し。というわけで、今度こそは果樹栽培を軌道に乗せたい。 一軒家とはいっても、庭の面積には限りがある。そこで、小学生の頃からずっとやってみたいと思っていたのが、1本の木に複数の品種を継ぐ「多品種接ぎ」だ。過去にも桃の芽接ぎに成功したことはあるが、転居して移植したときにダメにしてしまった。そして、昨年はリンゴの芽接ぎに挑戦。「ふじ」に「こうとく」を芽接ぎしたのが昨年9月18日。 接いだのはたった2カ所だが、その両方から芽が出てきた。ということは成功率100%?ということになる。今後、大事にその枝を育てていきたい。他にも所狭しと果樹をいろいろ植えているので、多品種接ぎにして面積の節約を目指したい。
2024.05.21
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2006年に貸農園を借りて以来、タマネギ栽培は今回が4回目となる。その定植は昨年(2009年)11月8日と15日に完了。が、過去3回の栽培ではマルチをしていなかったがために、厳寒期に霜柱で苗が浮いてしまい、苗が衰弱することがあった。私がマルチをしない理由は、人工素材を使うことに抵抗があるのと、張るのが面倒だから(笑)。が、はやり何らかの防寒対策をしないと収穫量にも影響してしまう。というわけで、今回はモミガラ薫炭でマルチをしてみることにした。 これが12月半ばごろに実際にモミガラ薫炭を敷いた状態。撮影したのは12月27日。風で飛ばされることも考慮して厚めに敷いてみた。ただ、薫炭はカリ肥料でもあるので、こんなに分厚く敷いたら肥料過多になるのではないかという懸念もあるが、まあ有機肥料なのでそこは何とかなるだろうと思ってこの厚さにした。 これが1月23日に撮影した画像。やはりというか、風でかなり飛ばされてしまったらしい。それでも、霜柱によるダメージはかなり軽減できたようだ。この画像の一部の苗がいじけたように見えるのは、霜柱の影響というより、苗作りがいまいちだったことが原因だと思う。とりあえず、この日は追い肥として鶏糞を撒いておいた。このモミガラ薫炭マルチの効果が収穫時にどれぐらい現れているのかが楽しみだ。
2010.01.30
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7月15日に紹介したC. ドウィアナ・ロジータ 'フィッシャーズ'(C. dowiana rosita 'Fischer's') に続いて、今年のドウィアナ開花報告第2弾。今回紹介するのはC. ドウィアナ・オーレア・マルモラータ ’リオ・プレト’の自家交配実生株(C. dowiana aurea marmorata 'Rio Preto' x self)である。このブログに登場するのは2回目である。「え? 初めて見るけど?」とお思いの方もおられるかと思うが、実は昨年8月3日に紹介したC. ドウィアナ・オーレア(C. dowiana aurea)と同一個体なのだ。こちらがその当時の画像である。 まず、この実生苗は、C. dowiana aurea marmorata 'Rio Preto' x selfとして3、4年ほど前に購入したもの。その業者には親株の'Rio Preto'の写真があったが、黄色いペタルに赤い筋が網目状に入るという、文字通り異色な個体であった。変種名のmarmorataとは、ラテン語で「大理石模様の」という意味らしい。その個体の自家交配実生苗ということで、親に近い花が咲くものと期待して買ったのだが、初めて咲いた花はご覧のとおり普通のドウィアナ・オーレアとまったく変わらない花。もしかして私が買った苗はハズレだったのかと思い、当時は普通のドウィアナ・オーレアとして紹介した。しかし、株を作りこめば本来の色が出るのではないかと期待を込め、さらに1年間しっかり作りこんだ結果、花の色に変化が現れた。 おお!ペタルにしっかりと赤い筋が入っているではないか(^^)。親のリオ・プレトはもっとはっきりと筋が入っていたが、それでも今回開花した花は確かに普通のドウィアナ・オーレアとは違うということが分かる個体だ。花のサイズも、昨年より確実に大きくなっている。そして、芳香も素晴らしく、特に開花初日がもっとも強かった。ドウィアナは栽培が難しいと言われるが、今のところこの株は順調に年々大きくなっているので、もっと作りこめば親株のような色彩に近付けるのではないかと期待している。 ちなみに、近日中にドウィアナ開花報告第3弾を執筆予定である。こちらも「異色」な個体なので、お楽しみに(^^)。
2013.08.16
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このところキノコネタが続いているが、12月2日の日記に続いて、今年のキノコ栽培報告第5弾。今回はキノコの中でも定番中の定番、シイタケののご紹介。昨年の春にコナラとシラカシに種駒を植えて、職場の敷地内の雑木林で養生してきたもの。この秋、ようやく本格発生が始まった。 実は、20年ほど前に、シイタケの原木栽培に挑戦したことがある。神奈川県のある観光施設でシイタケの栽培教室が開催され、そこで自分で原木に種駒を打ち込み、自宅で養生してシイタケの発生に成功したことがある。品種は「にく丸」であった。その名の通り、肉厚の大きなシイタケが発生し、その濃厚なお味を堪能した。が、その後、仕事の都合で転居することになり、その原木は人に譲ってしまった。いつかまたあの品種を栽培してみたいと思っていたのだが、このたびようやく実現。 おお、我ながら素晴らしい(^^)。実は、私は保育園児(!)だったころからキノコに興味があり、それだけにキノコが発生する様子を見るのは実に楽しい。1枚目の画像はシラカシに生えたもので、2枚目がコナラである。シイタケは比較的多くの樹種で栽培可能だが、商業的に最も使用されているのはコナラである。それだけに、やはりコナラに生えたシイタケの方が色が濃くて大きい。しかし、シラカシの方も、スーパーに売っているオガクズ栽培ものに比べて大きくて分厚い。家庭栽培ではシラカシでも十分楽しめる。 そして、そのお味の方だが、大型なのに味は決して大味ではなく、旨みがあって傘が分厚いだけに食べごたえも良い。今回はお鍋にしておいしくいただいた。この品種は春にも発生するので、来年の春が楽しみだ。自家栽培に挑戦される方に超お勧め。シイタケ種駒【しいたけ種駒100個】 [しいたけ菌/椎茸菌/しいたけ栽培/シイタケ栽培/椎茸栽培] 日本で一番売れてます!価格:574円(税込、送料別) (2018/12/15時点)楽天で購入
2018.12.15
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私は2年前に、沖縄からパイナップルのゴールドバレルという品種の果実を取り寄せたことがある。これは沖縄で育成された品種で、私が今までの人生で食べたパイナップルでは最も甘い。他にも、沖縄からピーチパイン、ジュリオスター、ハニーブライト、黄金パイン、ティーダパイン(=黄金パイン?)を取り寄せたことがあるが、ゴールドバレルが断トツで甘い。 で、自称(笑)園芸研究家の私としては、この品種をぜひとも手元で結実させてみたいということで、「冠芽」を挿し木して鉢植えで育てていた。ところが、今年の夏あたりから少しずつ葉の色が赤みを帯びてきた。最初はあまり気にしていなかったのだが、秋が深まるにつれて赤みが増して、今ではこんな姿になってしまった。 まるでアナナスの園芸品種のように鮮やかな色合いである。これが栽培環境によるものなのか、突然変異なのかはわからないが、ともかく食用パイナップルとは思えない色鮮やかさ。パイナップルが栽培中に変異?した事例としては、2016年12月3日に、斑入りパイナップルが全面斑入り葉になった例を紹介している。なお、その品種は現在も依然として全面斑入り葉のまま固定している。ともかく、葉っぱが赤く染まったこのゴールドバレル、来年は開花促進処理をして結実させてみて、冠芽も同じ色になるか確かめてみたい。
2019.11.24
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12月20日の日記では、畑の敷きわらについて紹介した。その時の画像がこちら。 そして今日は週末だということで畑の手入れに行ったのだが、とんでもない異変が起こっていた。それは・・・敷きわらがぬゎ~い??? 一体どういうことなのか??? 風での飛散防止のために石を置いた部分を除き、ほとんど跡形もなく見事に消えていた。風で飛ばされたのだろうか? しかし、周囲には飛び散った形跡がない。考えられるのは、鳥が巣を作る材料として持ち去ったこと。が、それにしても不思議なことがもう一つある。それは、畝の上に敷いたわらだけが消えていて、通路に敷いたものはなぜかほぼそのまま残っていたこと。 鳥が巣の材料として持ち去ったとしたら、やはり通路の汚れたわらよりも、畝の上のきれいなわらの方が欲しかったんだろうか??? 謎はますます深まるばかり。 実は、1月11日の日記で紹介したが、敷きわらをする部分としない部分とで、作物の生長がどう違うかを実験していたのだが、これで計画がパーに・・・(泣)。敷き直したとしてもまた持ち去られると思うので、敷かないことにした。ああ、野菜作りって本当に難しい・・・。
2007.01.13
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3月20日の日記で紹介した通り、大胆にも今年は中古の一戸建てを買った。家を買ったら是非やってみたいと思ったことが一つある。それは、昔ながらの裸電球の門灯を付けること。昭和50年代以前によく見られた、あの丸い傘の付いた裸電球の街灯である。私が幼少時に山間部に住んでいた時に、あのタイプの街灯をいくつか見た記憶がある。すでに昭和50年代後半には、市街地では蛍光灯の街灯に置き換わっていて、裸電球の街灯はほぼ姿を消していたと記憶している。ところが、驚いたことに今もなお裸電球の街灯が製造販売されていると知り、10年ほど前に購入してずっと押し入れにしまっておいた。そして、この度、家を買ったことにより日の目を見ることとなった。 購入したのは、笠松電機製の「A型ブラケット 251」と「外灯型 セード 91」。現在、大手メーカーが相次いで白熱電球の生産を止めている時代に、今もなおこの器具が製造販売されていることが本当に驚き。しかも、お値段もいかにも昭和なお手頃価格。 そして、今日、電気工事業者に依頼してその取り付け工事が終わり、めでたく点灯式。おお、なんという感動・・・と言いたいところだが、昼間だと今一つ気分が出ない。ということで、夜まで待つことに。 おお、これだ! 私が幼少時に見た街灯がまさにこれ。使っている電球は、フロスト球といって、球体がすりガラスになっているもので、火の玉がポワ~ンと浮かんでいるような光が特徴。私が幼少時にはこのタイプの電球を時々見かけたが、現在は姿を消した。ただ、取り扱っている業者がわずかにあり、通販ではまだ入手できる。 試しに、現在普及しているシリカ電球に変えてみたが、今一つ気分が出ない(笑)。やはり、フロスト球の方が似合う。現在、フロスト球も入手が難しくなりつつあるので、今のうちにストックしておこうと思う。また、本体とセードも、予備としてもう一組ストックしてある。というわけで、これからはこの明かりを見るたびに温かい気持ちになれそうだ。笠松電機製作所 A型ブラケット 251 口金E-26 セード取付径46mm価格:1100円(税込、送料別) (2022/5/22時点)楽天で購入笠松電機製作所 外灯型 セード 91 寸法穴径46mm価格:430円(税込、送料別) (2022/5/22時点)楽天で購入
2022.05.22
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今日はバイクで山にお出かけ。もちろん目的は自然探索。実は、関東某所に着生蘭が自生していそうな森を見つけ、目星を付けていた場所があるのだが、以前は時間がなかったのでじっくり観察できなかった。そして今回改めて訪問してみたのだが、予想は見事に的中。着生蘭のカヤランが多数自生していた。 カヤランの自生地といえば、昨年(2006年)5月22日の日記で紹介したが、あの時は木のかなり高いところに、わずか数個体がかろうじて肉眼で確認できる程度しか見つからなかった。が、今回は自生量はおびただしい数とまでは行かないが、注意して見ると比較的多くの個体が見られ、驚いたことに手が簡単に届くところにもいくつも自生していた。最も低い場所では、なんと私の腰ぐらいの高さに着生していて、その野生の姿を思う存分カメラに収めることが出来た。 着生蘭の自生地を見たのは昨年が初めて。今回は、間近にたくさん見ることが出来たので、しばし時が経つのを忘れて楽しいひと時を過ごした。カヤランは沢沿いの苔むした木に多く着生している。湿度が高くてやや薄暗いところを好むらしい。風通しが良くて夏はひんやりしてそうだ。自生地と同じ環境が再現できないと、栽培は難しのかもしれない。ご多分に漏れず、残念ながらカヤランも乱獲によって数が減っている。こういうものは眺めて楽しみたいもの。そういえば、カヤランといえばこちらも有名。 それは「カラヤン」だろ~!お後がよろしいようで・・・(^^;)。久々にギャグをやってしまった(笑)。
2007.04.22
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以前、スーパーで買ってきたパイナップルの頭を切り取って挿し木し、5年がかりで結実にまでこぎつけたことを紹介したことがあった。2010年9月20日のことだ。あのパイナップルは、ほとんど放置状態でまともに世話をしていなかったのだが、ともかく挿し木から5年がかりで結実に成功した。これをもっと早く結実させることができないか、いつか実験したいと思っていたのだが、ついに昨年から今年にかけて実行に移し、結実に成功した。 使用した品種は、デルモンテのゴールドパインである。例によってスーパーで買ってきたものを、頭を切り離して挿し木したのが昨年の7月7日。その後、順調に生育し、室内で越冬に成功。そして今年の3月、リンゴを使った開花促進処理を行った。 ご覧の通り、大きなビニール袋にパイナップルとリンゴ1個を入れ、袋の口を閉じ、窓際の明るいところに置き、1日に1回空気を入れ替え、これを1週間続けるのみ。この手法で、観賞用や斑入りのパイナップルの開花にも成功している。 それから待つこと3か月。まだ挿し木してから1年も経っていない6月頃にはさっそく花芽が上がってきた。そして8月に入った現在、小さいながらも確実に結実している。というわけで、パイナップルを挿し木してから、最短でわずか1年で花芽が上がってくることが確認できた。皆様もお試しあれ。
2014.08.02
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ドラセナといえば観葉植物の定番で、様々な品種が園芸店の店頭に並んでいるが、今日ご紹介するのはあまりお目にかかれないドラセナ・ドラコ(Dracaena draco)の実生株。昨年の夏に種子を蒔き、1年あまり経ったもの。 ドラセナ・ドラコは大西洋に浮かぶカナリー諸島原産。ドラセナの中でも最大種で、非常に寿命が長いことで知られている。『朝日園芸百科27 観葉植物』によれば、カナリー諸島のテネリフェ島にはかつて推定樹齢6000年の個体があったが、1868年に強風で倒れたという。しかし、単子葉植物は年輪を作らないので、本当に樹齢が6000年なのかは疑問だということを何かの本で読んだ記憶があるが。 さて、このドラセナ・ドラコにはリュウケツジュ(龍血樹)という和名がある。幹を傷付けると血液のような赤い樹液が流れ、塗料や薬用などに利用されるという。いつかそれを実験してみたいと思っているのだが、このサイズで実験すると、出血多量で枯れるかも(笑)。
2006.10.18
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以前、南米チリ原産のパイナップル科の植物、プヤ・ベルテロニアナ(Puya berteroniana)を紹介したことがあった(2007年2月8日の日記参照)。で、私はそのプヤ・ベルテロニアナと称するものを2株栽培しているわけだが、それぞれ入手先が異なり、株の姿もかなり違う。 まず、こちらは2004年春に実生して育ててきたもの。多肉植物のアガベのように葉が硬く、トゲも非常に鋭い。 で、こちらが2005年春に実生したもの。葉がかなり長く、弓なりに湾曲している。しかし、その華奢な姿に似合わずトゲは非常に鋭く、手に刺さりやすい。 そして、これがその2株のツーショット。ご覧の通りこんなに姿が違う。今まで、私はこの画像の左側の葉が広い株の方が本物だと思っていたが、ネット上で見られる原産地の画像では葉が細長く見えるものもあり、結局どちらが本物なのか、あるいは両方とも本物なのか私には分からない。 とにかく、プヤに関する情報はプア(poor=乏しい)なので(笑)、花が咲くまで気長に待つしかなさそうだ。ちなみに、性質は非常に強く、夏の高温多湿にも耐えるし、当地では冬は水遣りを控えれば軒下の陽だまりになる場所で越冬できる。
2008.11.26
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昨年の3月6日と7日の日記で、台湾国際蘭展2017に行った話を書いたが、その時にすっかり台湾が気に入ってしまい、今年も台湾旅行を兼ねてこの蘭展に行くことにした。前回は2泊3日の慌ただしい日程だったが、今回は3月1日の深夜近くに台北に到着し、3月5日までの「4泊4日」の日程で台湾旅行を楽しんだ。 台湾国際蘭展の開催地は、台湾南部の台南市である。台北からは、台湾高速鉄道の高鐵嘉義(Chiayi)へ行き、そこで路線バスの「黄9」線に乗り換えて在来線の後壁(Houbi)駅へ向かう。本数は1時間に1本。時刻表はネットで検索すると出てくる。漢字が読めれば何とかなる(笑)。今回の旅行でも、自分が「漢字の国」に生まれたことの有り難さをひしひしと感じた。 高鐵嘉義から後壁駅までの料金は、3月3日現在61元だが、バスには両替機がない上に、運転手に行先を告げて切符を買わなければならないため、「悠遊カード(悠遊卡)」というICカードを使うと超便利。このカードは台湾の公共交通機関で幅広く使えるので、今回の旅行ではこのカードが超・大活躍してくれた。後壁駅から蘭展の会場までは、無料のシャトルバスが出ている。 というわけで、会場へ到着。入口のゲートは、去年の方が豪華だったかも(笑)。開場後間もない頃に入ったせいか、比較的空いていて、すんなりと会場入りすることができた。 開場へ入れば、豪華絢爛たるランのディスプレイがお出向かえ。お国柄、コチョウランやバンダ系の花が多く、しかも、日本で見られるものよりも華やかな品種が多い。 私は、蘭展ではディスプレイそのものにはあまり興味がないのだが、それでもじっくり見ていると、「オッ!」と思うランを見つけることが時々ある。今回見つけたのは台湾クマガイソウだ。日本で出回っている個体よりも色が薄いのが興味深い。日本では山野草専門店で広く出回っているが、台湾では標高2000~3000mの高地の限られた場所にしか自生しておらず、今や絶滅危惧種らしい。しかし、日本では一般地で何の問題もなく育つ。実際、私の自宅庭にも植わっていて、現在新芽が動き出している。 洋蘭趣味家の私としては、やはり洋蘭展で面白いのは、個別出品部門だ。まだ混雑する前だったのでじっくりと観覧することができた。カトレアやパフィオなどでは特に日本と台湾の好みの差をそれほど感じなかったが、コチョウランはその差が非常に顕著で、日本では見られない鮮やかな品種が多かったのが印象的。なお、観覧中に所々でテレビの撮影があったので、もしかして私の姿が台湾のテレビに映っていたかもしれない(笑)。 で、蘭展の一番お楽しみは何と言っても即売場だ。しかも、臨時の植物検疫所が設営されているため、植物検疫やワシントン条約の手続きをすれば日本にランを持ち帰ることができる。ただ、日本の蘭展でもほぼ世界中のランが買えるし、旅行中に荷物を増やしたくなかったため、特に欲しいと思う品種はなく、昨年は購入を敬遠していた。しかし、やはり自称(笑)園芸研究家としては、ランの輸入を体験してみたいと思い、今回はランの輸入に挑戦することにした。実際には、過去に何度か海外からランを取り寄せたことがあるが、法的手続きは全て業者任せだったので、今回は初めての個人での手続きに挑戦してみた。結論から先に言うと、無事、ランの持ち帰りに成功。それについては後日紹介予定なので、お楽しみに。
2018.03.03
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昨年の10月の終わりごろ、市民農園に日本ホウレンソウの種子を蒔いた。ホウレンソウでは一番好きな品種である。2012年の秋に購入して蒔き、余りを冷蔵庫に保存していたもので、発芽率は落ちていなかった。ただ、蒔きどきが遅かったせいか、あまり大きくならないうちに寒さが到来。それでも、寒さの中、着実に生育していたので、なんとか大きくなってくれないものかと思っていたのだが、2月に入った頃からヒヨドリの食害がひどくなってしまった。 1枚目の画像は1月25日のもので、この時点では無傷であった。ところが、今日に行ってみたら、見事に食べられていた・・・(+_+)。他の区画を見ても、ホウレンソウだけでなく、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜もことごとく食い荒らされている。冬の市民農園は、作物があまり成長しないこともあってか手入れに来る人も少なく、作物がヒヨドリに食べられまくっている。なるべく防鳥網などで防御をしてほしいものだが、なかなか手間がかかるのが難点。または、畑の作物は、速やかに収穫してしまうか、食べきれないものは潔く処分でもしないと、ヒヨドリが腹を肥やし、さらに大繁殖してしまいかねない。市民農園を借りていてしばらく畑に行っていない方、今一度ご自分の区画を確認されたし。 ちなみに、自宅庭ではツタンカーメンのエンドウをヒヨドリにやられており、それは1月6日の日記に書いている。近年のヒヨドリは凄まじいとしか言いようがない。近年、スズメが減ったと言われるが、どうもヒヨドリは増えているような気がしてならない。奴らに餌を与えないように、人間も少しは頭を使わねば。。。なお、今回の日本ホウレンソウはすべて処分した。今年の秋は、もっと早く種子を蒔いて、ヒヨドリの被害が大きくなる前に収穫したい。
2015.02.08
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8月16日に続いて今年のカトレア・ドウィアナ開花報告第3弾。今回は、C. ドウィアナ・オーレア ’ヤングス・ヴァー’(C. dowiana aurea 'Young's Var.')をご紹介(Var.は、variety=バラエティ、変種、品種の略)。今年はドウィアナの’異色’な個体を2回紹介してきたわけだが、今回紹介する個体もまたドウィアナの中でもちょっと変わり種なのだ。通常のドウィアナはセパルとペタルが黄色で、ビロードのじゅうたんのような真っ赤なリップに黄色い脈が無数に入る。ところが、この'Young's Var.'は、そのリップの色が非常に独特なのだ。 なんと、ビロード状の真っ赤なリップに2つの黄色い目がくっきり入るのだ。もう見事としか言いようがない。この個体が開花して以来、毎日朝晩に何度も眺めては一人で悦に入っている(笑)。2年前に入手してから初の開花だが、1花茎に4輪も咲いてくれた。ただ、美人薄命とはよく言ったもので、この暑いさなかに開花したためもあってか、この日記を執筆中にすでに花が傷み始めているのがちと残念。ドウィアナはカトレア原種の中でも栽培が難しいと言われ、その上に花の寿命も短いため、それだけに無事に開花してくれた時の有り難さは格別だ。 この個体は、実は過去にも所有していたことがある。まずこの個体の存在を知ったのが平成元年(1989年)の某洋蘭雑誌にて。その後、平成8年(1996年)の秋に某業者で分け株が売られているのを見て迷わず購入。平成10年(1998年)と平成11年(1999年)の真夏に開花し、中でも平成11年に開花した時の状態が最高で、本当にあの素晴らしさは脳裏に焼き付いている。ところが、平成12年(2000年)に欲張って3~4株に株分けしてしまい、さらにその年の秋に転居の都合で手持ちのランを狭い貸温室に閉じ込める羽目になり、これが仇となって株分けしたものが全滅してしまった・・・(+_+)。しかも、この個体を買った業者はすでに廃業、ネットで検索してようやく見つけた業者では売り切れ。それでも粘り強く探していた結果、2年前に取扱業者を見つけ、再び入手することができた。 そんなわけで、執念で手に入れたこの個体、今度の今度のこそは下手に株分けせずに大事に育てたい。ドウィアナは栽培が難しいとは言われるが、成株なら基本的に普通のカトレアと同じように育てていれば枯れることはなさそうだ。しかし、細かく株分けしたり栽培条件が悪いと枯れることがあるらしい。ちなみにドウィアナとの交配種であるC. Hardyana semi albaも株分けして枯らしたことがある。なお、この'Young's Var.'は、その年によってリップの「目」の入り方が異なるようで、平成10年(1998年)に開花したときには株分け後の初開花だったせいか、目がぼんやりとしか入らず、今一つインパクトに欠ける色となった。今回も株分け後の初開花なのでどうなることかと思っていたが、ご覧の通りくっきりと目が入ってくれたのでニンマリしている(^^)。
2013.08.18
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自宅アパートの北側に植えているガクアジサイが開花中だ。このガクアジサイ、普通のものとちょっと違う。「がく」に絞り模様が入り、葉も少し奇形になるというもの。 ご覧の通り、「がく」が青と白の絞り模様になり、その枚数も3枚から5枚と、その花によって異なる。また、葉にもわずかであるが奇形が入るという二芸品だ。これは静岡県の伊豆半島で見つけた個体で、4年前に枝を挿し木して育ててきたもの。2年前に千葉から現在の神奈川県への転勤があった関係もあり、なかなか開花しなかったが、昨年から目を覚ましたかのように生育が早まり、ようやく多数の開花が実現した。 たった1本の、葉が2枚しか付いていなかった枝が、わずか4年でこんなにも成長した。現在、奇形葉が現れる確率は少ないのだが、なんとか奇形が良く現れている枝を選抜して、性質を固定できないものかと思っている。
2015.06.13
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日本人に、「日本の最高峰は?」と聞けば、誰もが富士山と答えるだろう。では、神奈川県民に、「神奈川県の最高峰は?」と聞けば、果たしてどれぐらいの人が答えられるのだろう。正解は標高1673mの蛭ヶ岳である。 この蛭ヶ岳、標高は富士山には遠く及ばないが、丹沢山地の真ん中に位置するために、どのルートを通っても距離、時間共に長く、また駐車場の整備されていない登山口も多く、ある意味で富士山よりも登りにくい山である。そんなわけで、いつか行きたいと思いつつもなかなか実現しなかったのだが、12月14日(土)にようやく実現した。今回使ったルートは、秦野市大倉から大倉尾根を登って塔ノ岳(1491m)、丹沢山(1567m)を経由するルートで、往復24km、標準時間12時間30分という、超ロングルートである。それを日帰りで行くことにした。 一般にこのルートは日帰りは困難で、健脚者向きとされている。しかし、成功した今だから言えるが(笑)、私には勝算があった。まず、今年4月に今の職場に転勤して以来、毎日片道30分の徒歩通勤をしている。そして、今年は富士山の日帰り登山を7回実現、その合間に塔ノ岳2回、丹沢大山(1252m)に1回登っている。そして、11月30日(土)には鍋割山(1272m)と塔ノ岳、12月8日(土)には再び鍋割山に登っている。これだけ鍛えておけば大丈夫だろうということで、満を持して・・・と言えるかどうか分からないが、ともかく蛭ヶ岳の日帰り登山に挑戦することにした。 大倉登山口にある「山屋 SLOW」の駐車場を出発したのが午前6時11分。塔ノ岳に到着したのが午前9時3分。ここまでの休憩込みの所要時間が2時間52分。頂上の尊仏山荘で、休憩も兼ねてコーヒーとカップラーメンを頂く。 塔ノ岳到着直後はガスが出ていたが、9時29分に丹沢山に向けて出発する頃にはすっかり晴れて富士山がお目見え。ただ、この日は風がやや強くて気温が低く、もしかして途中で引き返すかも・・・なと弱気なことも考えていた。 塔ノ岳と丹沢山の間は、このようにササが生い茂る中を歩く場所もあり、この区間はササっと歩ける・・・というわけでもなく(笑)、アップダウンがあって、登りはやはりきつかった。 午前10時22分に丹沢山に到着。ここには2007年1月1日にも登っているので、およそ13年ぶりに来たことになる。 7分の休憩の後、10時29分に丹沢山を出発。上の画像の矢印があるところが蛭ヶ岳なのだが、その前に神奈川県で2番目と3番目に標高が高い山である不動ノ峰と鬼ヶ岩ノ頭を越えていくため、画像で見る以上に遠く感じる。しかし、非常に見晴らしが良く、絶景が楽しめる。なお、大倉~塔ノ岳~丹沢山までは登山者が非常に多かったのだが、丹沢山から蛭が岳に向かうルートではすれ違う人が非常に少なく、ほとんど一人で歩いているような状態で、素晴らしい景色を満喫しながら歩いた。 午前11時56分にようやく蛭ヶ岳に到着。大倉からここまでの所要時間は休憩込みで5時間45分。当初は蛭ヶ岳山荘で食事を取る予定はなかったのだが、このデカデカと揚がったのぼりを見て、吸い寄せられるように(笑)山荘に入り、カレーを賞味した。お値段は1000円也。こんな物資の運搬が非常に困難な場所で、このお値段で美味しいカレーが食べられるのは非常にありがたい。 この天気は一日中ほぼ快晴で、360度の景色が楽しめた。ただ、風がやや強く気温が低かったのと、帰りの時間が心配だったので、滞在時間は31分。12時27分には蛭ヶ岳を後にして丹沢山、塔ノ岳へと戻った。 塔ノ岳から大倉への下山を開始したのが午後3時23分。塔ノ岳には2006年に初めて登り、その後、2008年と2009年にも登っているが、当時はまだ本格的な山登りに馴染がなかったので、いずれも下山中に脚が痛んで非常に苦戦を強いられた。しかし、今回は痛みもなく、蛭ヶ岳山荘で食べたカレーが効いてきたのか、今回の下山は非常に快調で、1時間37分後の午後5時に山屋 SLOWに帰着。 登山開始が午前6時11分、帰着が午後5時で、所要時間が10時間49分。これまでにしっかり準備していたのが功を奏して、特にトラブルもなく、またこのルートで登ってみたい、と思うほどに程良い疲労感と充実感があった。ただし、この日の唯一の失態は、実はライトの充電を忘れていたこと(笑)。いや、笑いごとじゃないか・・・。冬至に近くて日照時間の短いこの時期に、どうにかライト無しで蛭ヶ岳への日帰り登山を成功させて、自分もなかなかやるなあと思ったりもするが、下山中に脚を痛めていたら笑いごとでは済まされないので、今後は注意したい。 さて、今回このルートでの蛭が岳への日帰り登山が成功したのは、事前に準備していたからであって、普段、山登りに馴染のない方にはお勧めできない。ステーキではないが(笑)、いきなり登ると間違いなく脚が悲鳴を上げる。まずは他の山に登るなりして、しっかりと準備をしてから挑戦されたし。
2019.12.14
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2017年10月21日の日記で、Brassavola acaulis を紹介したことがある。もともと、1996年10月に小さな実生苗を買って育ててきたもので、2000年初夏に一度開花したことがあるものの、その後、永らく開花していなかった。それが、先日ついに開花してくれた。実に22年ぶり。 今までなかなか開花しなかった理由は、性質が弱いからというわけではなく、ただ単に私の育て方の問題だと思う。以前はヘゴ板に着けて栽培していたが、2年前にコルクに付け替えたので、それが功を奏したのかもしれない。毎年開花が楽しめるように気合を入れて育ててゆきたい。
2022.06.05
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2023年、令和5年の元日は、神奈川県にある標高1491mの塔ノ岳に初日の出を見に行ってきた。何度も登ったことがある山で、登頂までの所要時間も分かっているので、初日の出まであまり待たなくて済むように時間を逆算して3:46頃に大倉登山口を出発した。結果、晴天に恵まれて見事な初日の出を拝むことができた。みなみに、1枚目の画像の左側中央付近に写っているのは、昨年の初日の出を見た大山である。 西側には、富士山を始め西丹沢や南アルプスの山々がはっきりと見えて、実に幻想的な光景を楽しんだ。このような非現実的な光景が楽しめるのが登山の面白いところで、特に2019年頃から登山に行く頻度が上がっている。しかし、実はそれがブログの更新頻度が下がっている原因でもあるのだが(笑)。 元々、私の登山のきっかけは、野外で植物を観察することでもあり、奥地へ行けば行くほど希少性の高い植物に出会えることが分かり、それが登山の原動力にもなっている。今後も、様々な山へ登って、植物観察をしてみたい。なお、今回の登山の詳細については、ヤマレコにアップされているのでそちらを参照されたし。
2023.01.01
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2023年3月20日の日記で紹介した通り、中古の一軒家を購入し、居住を始めてから1年半以上の月日が経った。あれから、庭の整理は着々と・・・とまではいかないが、少しずつ自分好みの庭になるように手入れをしている。そして、家を買ったらぜひ力を入れてみたかったのが、果樹栽培。ブログ開始以来、今までに何度も果樹栽培に挑戦し、そのことをブログで紹介してきたが、苗を植えてようやく結実が始まったタイミングで転勤、という繰り返し。そんなわけで、家を買ったらまず力を入れたかったのが果樹栽培で、すでに狭い(笑)庭にいくつか果樹苗を植えている。 こちらはリンゴ。千葉県成田市在住時代に結実に成功したことがあるが、その翌年に転勤となったため、栽培を断念せざるを得なくなった。今回は、ふじ、こうとく、ルビースイートの3品種を植えている。栽培が軌道に乗ったら、1本の木に多品種接ぎをしてみたい。 こちらはキウイフルーツ。2015年の神奈川県座間市在住時代に、モンティと香緑F1(=ニュー・エメラルド?)の苗を買い、転勤のたびに移植を繰り返して苗を維持してきたもの。そして、今年は新たにブルーノの苗を購入。今のところ棚を作らず、そのまま伸び放題にしている。生活が落ち着いたら棚を作りたい。 こちらはオリーブ。神奈川県座間市在住時代にも植えていたが、2015年に千葉県成田市に転勤した時に処分してしまった。今回植えた品種は、マンザニロ、ミッション、バロウニ、バルネアの4品種。なお、ミッションは開花時期が遅く、マンザニロなどとは開花時期が合わず受粉しにくいらしいのだが、当面はこの4品種で様子を見ることにする。 こちらはフェイジョア。神奈川県座間市在住時代の2013年にアポロとトライアンフを植えたことがあるが、2015年の千葉県成田市への転勤時に移植し、ある程度大きく育ったが、さらに2019年の神奈川県海老名市への転勤が決まり、移植が困難なために処分してしまった。今回植えた品種はアポロとジェミニ。 こちらはモモ。これも神奈川県座間市在住時代から何度も挑戦しているが、ようやく結実が始まったと思いきや転勤、という繰り返しで、今度こそは栽培を軌道に乗せたい。植えた品種は、大久保、白桃、黄金桃、ボナンザピーチ、ボンファイヤー実生2世、そして、座間市時代から移植しながらずっと維持している矮化台木の川中島白桃。それにしても、今年はシンクイムシの被害がひどいなあ。。。他に、ポポーのミッチェルとマンゴーとサスケハンナも植えてある。 という感じで、庭が狭い(笑)にもかかわらず、欲張っていろんなものを植えてしまった。今後、様子を見ながら育てにくいものを淘汰するか、多品種接ぎで1本の木にまとめるか、いろいろと試してみたい。
2023.10.15
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