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先日の昼下がり、国際交流のボランティアをしている奥様Tさんに誘われて、イラン人記者Mさんとお会いした。日本の家庭を垣間見、民間人とふれあいを持つ時間をと、お世話役がコーディネートされた数時間。Mさんは、ハンサムな紳士、宗教的にも規律に忠実な方で、お会いしていた数時間の中でも1度お祈りの時間を取られた。まず洗面所で手と足を清め、和室に案内されるとメッカに向かってお祈りをーーー。何処でもお祈りを始めるイスラム教徒の方に、違和感を感じる人もいるのかもしれないが、見方を変えれば、素晴らしい部分もある。不勉強を承知で感覚的に言わせてもらえば、食べ物を命を頂くこととしてとらえ、お祈りして清めてから食べるというのはそれなりの理屈があるように思えるし、お祈りの時間の為に太陽の位置や方角を気にしするのも、忙しくビルの谷間を歩きまわる都会人が忘れてしまっていること。合理的発想に支配されている現代社会にどっぷりと浸かっていると、なんだか独特のゆったりムードすら感じてしまった。何処にいても、一つの方角を意識しているなんて、方向音痴の人には苦労なことかもしれないけれど(笑)。自意識が強く相手に合わせがちな日本人からすれば、強いアイデンティティを感じる。「相手に合わせる柔軟性があるところが日本人の素晴らしいところ」と語るのは、通訳のAさん。日本在住15年で、今回Mさんの訪日では付きっきりでお世話しておられる。気さくな親日派の彼は、「いつどこで日本語を勉強したの?」「宗教的にはどうなの?」・・・もうこれまで何度も尋ねられたであろう質問にも快くユーモラスに答えてくれた。「イスラム教の人たちは、悲しいかな食べ物の制約がコミュニケーションの壁になっている。一緒に食事をしてこそ和みの空気が生まれるものと」感じているAさんは、なんでも頂き、お酒もたしなむことにしているそうだ。最も、それなしには成り立たない職務ゆえ割り切らざるを得ない立場とそれが許されるバックグラウンドもあるのだろうから、比較はできないけれど。Mさんがお祈りをしている間、だれがしゃべっても常に通訳に追われ、出されたモノにも殆どハシがつけられないAさんに「やっとお茶が飲める時間ができましたねえ(笑)」と、私達は、お茶とお菓子を勧めた。雑談の中で教えてもらったイランと日本の意外なつながり。「コタツ」は、そのままイラン語(ペルシャ語)にあるのだそうだ。長い手足を「コタツ」につっこみ暖を取るイラン人の姿を想像すると、なんだか笑ってしまうが、コタツ文化がシルクロードを通って伝わったのだろうか。トップのテーブルが、モザイクだったりして。)))また、「いい加減な」を意味する「チャランポラン」はペルシャ語で、そのまま同じに使われているのだとか(!)。パックン並の日本語でジョークを連発するAさんだから、最初はすっかりジョークだと思って聞いていたが、ホントなんだって。これまで私の中では、イランという国が中東の一国としてのイメージでしかなかったけれど、昨日はテレビでイランの報道を見ながら、お二人の顔が浮かんだ。国名を聞いたとき、誰かの顔が浮かぶこと。これが国際交流の意義なのかなぁと、一寸思った次第。一人、ひとりの顔が思い浮かべば、戦争などできるはずもないでしょう。外国のお料理、ライフスタイル。合理的で楽しいものが沢山あるので、積極的に受け入れてきたが、自国のことを知っていること、日本人らしさを持っていることが、インターナショナルへの近道なのでは?? 最近そんなことを意識するようになった。「 "外へ目を向ける" というのは素晴らしい日本の文化。宗教も過激でもなく無頓着でもないレベルがいいですね」と、MさんAさん。アメリカに正面からモノ申すイランのアフマディネジャド首相やベネズエラのチャベス首相を、ちょっと羨ましく思う今日この頃。
2006.09.24
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台風一過。これから一雨ごとに、空は高く、山は秋色を増していく。一年で一番好きなシーズン。淡くなったスカイブルーを見上げると、ブランコに乗りたくなる。エンジや茶色の服を来たくなるし、花瓶には、木の実の付いた小枝などを・・・・))))。そして、何よりも、やたらとお腹が空いてくる季節なのだーーー。(毎年この時期は「私は冬眠するのだろうか・・・」と、錯覚してしまう食欲なのであります。)脂の乗ったサンマの塩焼きが、何より美味しそう。つやつや炊きたての新米があったら、もうそれだけでし・あ・わ・せ。 お米の国に生まれて、よかった。お菓子も、香ばしく焼き上がったパイが出始める。マロンパイ、アップルパイ、パンプキンパイ。シナモン、ナツメグ、クローブの香り))))。スパイスを聞かせたパン・ド・エピスの味は、ブルゴーニュの風。ワインも、赤、それもスパイシーでズシッと重量感のある赤がいいねえ)))。南仏の・・・シャトーヌフ・デュ・パプなんか、いいねえ))))。チョコレート系のボルドーもいい。はぁ~~~))))。連休最後の昼下がり。今晩何にしようかなぁ。
2006.09.18
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ヴィラ・マリア、美味しい!2004年なのに、なんでこんなにまろやかなの?4,5年はしてそうな熟成感。ちょっと控えめで育ちのよさそうなお味。よく行くイタリアンレストランで、スタッフのお一人が入籍したとのこと。食事に呼び出した友人は「実は私も今日は結婚記念日なの・・」と、ちょっとお祝いムードになったので、ワインをボトルで注文し、みんなで一杯ずついただくことになった。イタリアンレストランだと必ずといっていいほど置いてあるワインもイタリアワイン。ピノ好きの私としては、そこが唯一の不満だった。あー、気軽なイタリアンを頂きながら、ブルゴーニュが飲めたら))))。料理とワインのマリアージュをてんで無視した発言なのかもしれないが、食べるほど飲みたく、飲むほど食べたくなるワイン・・・というと、私の頭には「ブルゴーニュ」とインプットされてしまっているのである。おそるべし先入観。(ハイ、自覚してマス。)でも! このヴィラ・マリア、ニュージーランドだっていうじゃない!?ニュージーランドのピノって、かなりいい!??(そういえば、この前飲んだ、ケーブル・ベイのカーリーも、かなりイケた。ヴィラマリアとはちょっと違うタイプだったけど、家計に優しい千円台で、この色、この風味(!)と思った。)ヴィラ・マリアのピノ、ケース買いして、デイリーに飲みたい赤。さりげなくしっかり美味しいピノ・ノワールで、お料理もちょっと追加注文・・・・・となったとさ。
2006.09.10
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昔苦手だったけど、食べられるようになった食べ物。メロン、リンゴ、ふき、イカの刺身、鶏の皮、チーズ・・・。(そういえば、プリンスメロンって、最近見かけない気がする。)なり口に近いところに苦みがあってダメだったプリンスメロン。(キュウリが苦手だった人って、このウリ科の実特有の苦いアクのせいではないかと思っています。新鮮取れたての証拠なんだけど。)リンゴは、給食に皮ごとでるのがジューシー感が無くざらざらした食感で、その上切り口がトレーにぺったりくっついていたりして気持ち悪くて苦手になりました。ふきは、一応食べていたけれど「大人の味」で苦手でした。イカの刺身、特に紋甲イカの刺身が、ベタベタしている上に、醤油を浸けても浸けても、噛んでるうちに味が無くなるのでダメでした。(今考えたら、お正月の刺身盛り合わせのイカが鮮度が落ちていたからだと思うのですが。)にぎり寿司のイカも、口の中に最後にイカだけ残るのがいやだったのです。鶏の皮も、ぶにゅぶにゅしてて、苦手))))。チーズ(=あの頃はプロセスチーズだった)も、口の中がネトネトになるのでドァメ。ああ、子供の頃から何でも食べていたつもりでも、思い出すだけでこんなにある・・・。大人になってからも、コリアンダーの葉っぱ!、あの南京虫の匂い、いや臭いが、どうも苦手で、ちょっと食べただけでも、食事の後味がコリアンダー一色になって(上がってくるゲップがコリアンダー!)で苦手~。それがなんと今は、いずれも転じて大好物になっちゃったんです。なんでかな。どうやって克服したんだっけ?と、思い出してみました。メロンは親戚の結婚式でデザートに出た高級マスクメロンで、メロン観が変化。リンゴは、中学になって、お弁当にふじりんごが入るようになってOK。蕗も、お弁当に入っていて、お腹ペコペコで食してOKに。イカは結構最近だけど、透き通るような新鮮な水イカの刺身を食べて、イカ好きに。(活きの良いのに出会うと、予定していた献立を覆してでも買ってしまいます。)チーズ・・・熟成エメンタールを食べて、目からウロコ。鶏の皮、これはケンタッキーフライドチキンが皮まで食べられたのと、やっぱりお腹ペコペコで臨んだ食事で一転。(昨今ではコラーゲン美容法(?)でみそ汁の出汁にまで・・・皮。)コリアンダーは・・・といえば、出張先のロンドンで、タイ料理屋に連れて行かれ、ハーブをふんだんに使ったトムヤンクンを食して、180度、いや540度転換。(南京虫のゲップも出なかった!)今やコリアンダーは、I crave な野菜として、ベランダ栽培に至っています。な~んだ、上手に作ってあれば、食べられるじゃない! それから、お腹が空いてたら、なんでもおいしいじゃん!ついでに、嫌々ながらも食べ続けたアタシは偉い!!何でも美味しく食べられるって、なんて幸せなことなんでしょう。私のささやかかつ唯一の取り柄だと自負しているわけであります。旅行と結婚は、好き嫌いの無い人と。(これって結構重要です!)どうせ半分は残すのに、私の前に苦手な料理を並べ続けたおばあちゃん、ありがとー!しつけと思っていたかどうかは怪しいところだけど、一応両親にも感謝。なんでも食べられる体で生まれたこと、大感謝。成長期の頃ほどの「ペコペコ」で臨む食事はほとんどありませんが、お茶とおにぎりが「美味しいっ!」と思えるような労働のある日々がずっと送れることがささやかな目標です。
2006.09.05
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「中国人は、財産はお胃袋に入れるんです。」中国を旅行をした際お世話になった中国人が、食事のとき笑いながらいった一言。広い国土を何時身一つで移動しなければならなくなるか分からない時代が続いた中で「胃袋に入れる」という考えになったそうですが、健康で強靱な体があれば、どんなことがあってもなんとかできるということなんですね。成功し何もかも手に入れた人が最後に求めるのは健康と長寿。「強いモノを食べれば強くなる」「長生きの生き物を食べて長生きする」という発想も、ちょっと迷信がかったところはあるものの、生きることへの執念が感じられます。さて、財産を胃袋に・・・の究極ですが、一昔前までは漢方薬局にも「虎の肝を入れて作ってくれ」といて、何百万も出す客がいたのだとか。今時でいうバイアグラ的発想だったのかもしれませんが、生命力を維持したいという強い願望は昔から同じなのかもしれません。虎の肝はもはやタブーですが、先日の漢方講座では、高貴薬といわれる、ジャコウ、クマノイ、ゴオウについてお話を伺いました。●ジャコウ(麝香)狐と鹿の中間のような麝香鹿の雄の睾丸にある香のう分泌物(匂い袋)を乾燥したもの。で1g=1万円ぐらい。雲南省のチベット近くに生息する麝香鹿は、絶滅危惧種にもなり、ワシントン条約で規制され、輸出入できないので今はもうありませんが、この日は、それ以前に入手していたものを見せて頂きました。麝香はフェロモンなので、気付け薬的効能はもちろん、塞がっているものを開く働きがあるそうで、心筋梗塞や脳梗塞、自閉症などの精神障害にも用いられるのだそうです。漢方薬局では、乾燥させた睾丸の匂い袋のみを使用するので、皮は使いません。それを、芸子さんなどがもらいに来て、和箪笥に入れて着物に香りを付けていたとか・・・。お香や香水などmusk(英)、musc(仏)というのがよくありますが、あれは麝香のことで、マスクメロン、マスカットなど、香りのよいものにもよくmusk/musc とついています。ワインの香り鑑定の訓練に使われる香りのサンプル「Le Nez du Vin」にもMusc(仏)というのがあるので、拝借して匂いを比べてみましたが、な~んか・・・違う)))。ホンモノは、もっと獣臭といいますか、動物的な匂いで、少し離して嗅がないと、いい香りに感じられません。ちなみにCivette(麝香ネコ)ってのもありますが、これは全然異質のニオイで、はっきり言っておしっこ臭でした。更に、辞書でしらべたら、Musk Turtle(ニオイガメ)とか、Musk-ox(ジャコウ牛)とか、musk shrew(ジャコウネズミ)とか、いろいろ出てきました。なんか、いい匂いも臭いニオイもひっくるめて、強い匂いのものに付くようです。●クマノイ(熊胆)熊の(胃袋ではなく)胆のう。1g=卸値3~4千円。偽物も多く出回っているらしいですが、良質のものは、琥珀色で、冬眠前の食べ物を沢山食べ体が胆汁を沢山出している頃の熊の胆汁がいいのだそう。(最近は、熊を殺さずに、注射針で胆汁だけを取り出し加工する手法がとられているらしいです。)熊胆には、消炎、鎮痛、鎮静効果があるそうですが、昔から胃けいれんや胆石などにはよく使われていたそうです。そういえば、昔、黒い小さな粒の苦い胃薬を飲まされたことがありましたが、「熊なんとか丸」って名前だったなあ)))。●ゴオウ(牛黄)牛の胆石。1g=卸値6千円ぐらい。1千ー1万頭かに1頭みつかるか否かという胆石は、たいへん貴重なもので、かつては牛を屠殺し、肉は男達が売りに行き、女達で内臓を食用にきれいにしている際、時々見つかり、これを売ってが女衆はへそくりをしていたとか。人間の胆石とはちがって、牛の胆石は胆汁の塊なのだそうです。牛黄は、脳卒中や高血圧症、動脈硬化、心臓、肝臓の機能の増強、解熱、鎮痙などの効能があるそうですが、これを服用すると内臓全体が活性化され、元気になるのだそうです。水戸黄門の印籠の中にも、いわゆる「救心」として、ゴオウが入れられていたのだということです。富山の○○(なんとか)マンキンタンや「六神丸」など、ゴオウなどの高貴成分を含むお薬は、今もがあるそうで、スポーツ選手で処方してもらっている方もいるそうです。そういえば、ゴオウは、ユンケルにも入っていますね。でも、ユンケルにはゴオウとしての効能が発揮出来るほどの量も入っておらず、貴重な薬剤をいたずらに無効な使い方をするのはナンセンンスだと、講師先生。牛黄については、私も出張が多かった頃、漢方薬局で勧められて「清心丸」という薬を持ちあるいていましたが「もうダメ」というほどの極度の疲労の時、これを舌の下に入れて、舐めると、ホントにもう半日なんとかなれていました。疲労時は、胃腸もくたびれているため、飲み込むより、舌からも吸収させるといいのだそうです。これが「良薬口に苦し」なのですが、効果は立証済みです。NGO支援活動でパキスタンを訪問された方にも、餞別代わりに差し上げましたが、悲惨な状況を目の当たりにし心も体も疲れ果てダウンしたボランティアの学生に飲ませて「助かった」とのお礼を頂きました。毎度ながら、漢方講座のお話を伺っていると、人間が生きるためのあらゆる知恵と工夫の集約であることを痛感します。今回の高貴薬ものお話も、金より高価な高貴薬も、お金で変えない健康の象徴のようですらありました。漢方の講座で、最初にお話されたこと、それは医食同源のコンセプトです。食べ物、植物または動物は、同時に薬でもあり、なるだけなら食品という形で摂取するのが好ましい。それでもコントロール出来ないほどバランスが崩れた時は、薬で補ってやる。漢方の先生方は、一様に、サプリメントに批判的です。自然の中で生きて、生かされているということを忘れないで欲しいと、しばしば説かれるのも、私達の生活が、生きるために食べるという当たり前のことから少し遠ざかっているように感じられるからかもしれません。「事始めにまずごはんを食べよう!」というのは、実は、真理なのであり、単純明快な基本。子供が一番に教えらてきたことなのでした。あの中国人の、まるで「次はいつごはんにありつけるかわからない」とでも思っているかのようにパクパク料理を口に運ぶ姿を思い出し、また、おもちゃで遊ぶ感覚で食事をする昨今の子供達を思い、ふと、日本人、大丈夫かなぁ)))と思ったのでした。【写真:睾丸を取り除いた後の麝香】
2006.09.02
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秋風が吹くようになった今日、もどりがつおよりも、さんまよりも、先に季節を知らせてくれたのは、青みかん。みかんなんて、たとえ青くても青リンゴのように初恋の味ともよばれないし、正月ごろになると「またみかん」「みかんしかない」「腐る前に食べてしまえ」なんて言われ、冷遇さる果物だけれど、この時期のミカンは、庶民派秋一番なのだ。パリ万博で薩摩藩が温州みかんを出展したことから、ヨーロッパでは「サツマ(Satsuma)」と呼ばれていました。アメリカではあまり聞かなかったなあ))専ら「マンダリンオレンジ」と言ってたような・・・。着物や刀、茶器と共に、国を代表して海を渡ったフルーツさまを「またみかん」なんて言ってはいけませぬなぁ。)))日本でフロリダオレンジがわんさか食べられているみたく、海外にもっと「さつま」を普及させることはできないのでしょうか。豊作貧乏なんて、罰当たりな現象、なんとかならないものか・・・。あーもったいない、もったいない。みかんといえば、昨年は暮れに、友人から農薬を一切使っていない(手入れもほとんどしていない)みかんを沢山頂きました。「祖父の偉大なる遺産」みかん畑を受け継いだ友人いわく「剪定もなーんにもできなかった」畑のみかんは、小振りで、皮表面には、茶色っぽい斑点(バクテリアらしい)がたくさんあり、売り物にならない代物。しかーし!このダンボールいっぱいのみかんは、最後まで酸味が抜けず、腐りもせず、ラスト1ヶになるまで美味しく美味しくいただけたのです!皮は適当にベランダに干して(最後の頃は、剥くまえから干し上がっていましたが(笑)みかん風呂にしたり・・・・。(農薬散布のみかんの皮では、農薬風呂になってしまいますからねXXX)ほんとにフル有効活用でした。Yさん、今年もどうか放置農法で、野性味あふれるみかんをお送りくださいませ!
2006.09.01
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