2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全9件 (9件中 1-9件目)
1
先日、管理栄養士でいんやん(yinyan)倶楽部を主催している梅崎和子さんが、面白い見地から、食生活のお話をされました。人間には臼歯20本、切歯8本、犬歯4本がある。臼歯は、穀類や豆類を食べるためのもの、切歯は野菜や海草、犬歯は、肉、魚介用と考えて、この比率(5:2:1)で食事をするのが、生理的自然に沿った食べ方だというのです。栄養素がどうのこうのと数字をならべられるより、なんだかスポンと頭に入るわかりやすい発想だと思いました。でも、食事をしながら、よく考えてみたら、野菜だって肉だって、臼歯で噛んでるんですけど(笑)。まあ、一つの考え方の指標ですから。こういったへりくつ(?)はひとまず置いておいて、話を進めます。食べ物の陰陽をみたときも、穀類、豆類は「中庸」、野菜や芋、海草類は「陰」が多く、魚介や肉は「陽」が多いのだとか。体を冷やす食べ物と温める作用のある食べ物をバランスよく取るには、大まかにこの比率がいいのだそうです。さらに、肉の脂と魚の脂では、何故魚の方がよいのか。お肉に比べて、冷たい水の中にいるお魚の脂肪は、体温のある人間の体に入ったら、サラサラに溶け易く、体に溜まりにくいから。・・・なんとなく、イメージが伝わりませんか。コレステロールだの脂肪酸だの、いろんな科学的根拠はさておき、子供さんにお話するには、こんなふうに言って聞かせるといいなと思いました。『肉食の思想 ~ヨーロッパ精神の再発見』/鯖田豊之著 を読んでいると、「欧米人の主食は、パンではない」という興味深い下りがありました。たしかに、いわゆる欧米の食事には「おかず」みたいなニュアンスの言葉がないような・・・。日本人のいう「おかず」は、ごはんを食べる助けをする副菜みたいな感覚とはちょっと違う気がします。パンを食べるためのチーズやジャムというより、むしろチーズを乗せる為のパン、ジャムなどのプリザーブを食べる為のパン、肉汁の入ったソースを食べるため、口内の脂をぬぐい、口直しするためのパン・・・。(イギリスの薄くてカリカリのトーストを食べたとき、ハッとしました。だから日本人の朝の「トースト」は、とかく4枚切りの厚いのが多いのか・・・。)この解説に、著者は、戦争時の籠城の様子を出して、興味深い解説をしているのですが、この話はまたいずれ。世界中みても、パンなどに加えて、それ以上に豆や芋が主食の役割をしているところは確かに多いですね。欧米人と日本人、ひいてはアジア人とは、長年の食生活から遺伝子的に適応してきた多少の違いはあるでしょうが、人間が健康に生きていくには、だいたい穀類・豆類:野菜類:肉魚=5:2:1、それに、その土地土地の気候や季節に合わせた節目の乗り越え方を工夫することが望ま しいというお話でした。ヨーロッパの人々が世界にスパイスを求めたのは、そもそも肉の保存や胃腸薬などの薬としてーーー。そう考えると、やっぱり肉食過多には要注意でしょうか。(日本人の肉の食べ方など、まだまだかわいいものだと、鯖田氏はレポートしていますが。)ちなみに、日本の季節の乗り越え方は・・・●春・・・「風」の季節。春は持病が出やすいので、「苦味を守れ」といわれます。 山菜をしっかり食べることはとてもいいことなのです。●梅雨・・「湿」の季節。関節痛、浮腫、下痢などの症状が出やすい時期。 利尿効果のあるもの(小豆や梅、玄米など)を食べるようにするとよい。●夏・・・「暑」の季節。多汗による消耗、消化器の疾患などの出やすい時なので、 「酸味と水気を守れ」といわれます。 瓜科、ナス科のたべものは、体を冷やしてくれます。(トマト、ピーマン、ジャガイモもナス科です。)●秋・・・「燥」の季節。皮膚の乾きやすい時期です。「糖質を盛れ」と言われます。 芋類や木の実、穀類をしっかりとりましょう。●冬・・・「寒」の季節。「熱と油気を盛れ」といわれます。 根菜や肉、魚をしっかりとりましょう。
2006.03.26
コメント(0)
WBC、普段はあまり野球を見ないけど、思わずみちゃったという人も多かったことでしょう。「高校野球とリーグの興奮が一度に来た」というコメントに、ウンウン頷きつつ・・・一息。平常心を取り戻したところで、今日は、アゴの話。イチロー選手を見るたび、「なんてしっかりしたアゴだろう・・・」と思うんです。バランスのいい体格と端整な顔立ち、クールなイメージのせいか、アゴ が大きい印象はないのですが、奥歯ががっちりかみ合いグイと食いしばれるような深い顎をしているんです。このイメージは、ブラット・ピットにも共通して感じるんですが、ゴツゴツした印象はないのに、よく見るとけっこうエラの張ったお顔です。そういえば、スポーツ選手など、身体能力の高い人には、こういうタイプが多い気がします。新庄なんかもそうですね。トリノでも、つい顎を見てしまった人、荒川静香さん、岡崎選手、清水選手・・・。この人達の動きを見ていると、奥歯でかみしめた力が、そのまま腹筋に伝わっていってるかのように見えてしまうのです。歯医者さんで、そんな話をしたら「スポーツ選手は、奥歯のかみ合わせがとても大切なんですよほら、"歯を食いしばる"という言葉もあるくらいですから」とのこと。歯のも摩耗も激しいので、マウス ピースを使っている選手もけっこう多いそうです。アゴを引いて奥歯を噛み、息を吐きながら力を体の中心に集めた時、ヒットがでてません!?イチロー。
2006.03.25
コメント(2)
先日、持ち寄りの座談会に参加させて頂きました。参加者のほとんどは50歳以上という会です。お料理は、巻き寿司、山菜寿司、おやき、赤飯、つくしの佃煮、分葱のぬた、ちょろぎ、フキノトウの天ぷら、マタタビ酒・・・と、手作りの田舎料理、旬料理が・・!!どちらかというと、調理時間以上に材料の調達に手間暇のかかりそうなものばかり。テーブルには、竹の節を花瓶に活けられた椿や水仙が・・・。テーブルにぎっしり、無造作に料理が並んだその光景は、NHKの連ドラ『風のハルカ』に出てくる湯布院の晩餐状態))))です。「裏の山に行ってきて・・・」「いつもの散歩コースにあるんよのう」「畑をやっとるからねえ」と、皆さん、”ちょっと”というニュアンスで謙遜しながら料理をすすめます。器を持つ手は、ザル一杯のツクシの袴を取のぞいたせいか爪のところが黒くなっていました。お寿司一つとっても、さりげなく郷土料理だったりするのでしょうが、あまりに無造作に置かれているので、頂く方もやはりさりげなく、なんとなく美味しいなあとか、懐かしいなあなどと思いながら頂いてしまいます。レシピを尋ねても、あまりに当たり前に何度も作られてきたせいか、「ありゃぁ、どーじゃったかいのぅ」と、料理を作る行程を思い出しながら、要領を得ないのです。左脳を使って料理をしているのではなく、感覚と手が覚えている、そんな感じです。郷土料理や家庭の味というのは、こうしたさり気なさの中にあるように思います。スローライフ、スローフード、最近ではロハスなんて言葉もありますが、本当の"スロー”を実践している人たちに、そんな語彙などないのだとシミジミ感じだ次第です。* * * * *あるおばあちゃんから、夏みかんの皮の砂糖漬けを教わりました。萩の老舗、光圀本店の代物に勝るとも劣らぬ美味しさ)))。それに、材料は薬も撒かずに庭でなった夏みかん(!)。夏みかんの皮を、刻んで水にさらし、それから茹でて、茹で湯を捨てて、砂糖と酒を加えて汁気が無くなるまで煮詰め、最後にグラニュー糖を絡めます。分量は、ミカンの皮1個に対し、砂糖100g、酒100cc (まぶし用グラニュー糖適宜)。丁度無農薬栽培のはっさく(売ってるのよりかなり皮が厚くてゴツゴツしている感じ・・・)を頂いたので、その皮で作ってみました。多少苦みが強いので、しっかり水にさらして作りましたら、なかなか美味しいのができました!※お詫びと訂正:前回の「柿木村・・」で、「柿木村が無くなった」と書いてしまいましたが、合併はしたものの、吉賀町柿木村・・・と、名前だけは残すことになったそうです。大変失礼致しました。
2006.03.23
コメント(0)
「男子厨房に入らず」日本では、男子たるもの、台所仕事などすべきではないという意味で、使われているこの言葉、これ、蟻とキリギリスのお話と同じだったとは・・・。つまり、本来の意味を変えられていたものだったんです。『孟子』の「君子の禽獣に於ける、其の生を見ては其の死を見るに忍びず。その声を聞きては其の肉を食らうに忍びず。是を以て君子は包厨を遠ざくる也」や、『礼記』の「君、故無ければ牛を殺さず、大夫、故無ければ羊を殺さず、士、故無ければ犬豕を殺さず。君子は庖厨を遠ざく。凡そ血あるの類、身づから殺さず」ーーーつまり、「男子が台所に近づかないのは、生命を慈しむ心があるために、鳥や獣が殺されて料理されるのを見るに忍びないからだ」が謝って解釈されたものだというのです。 (------『食と健康の文化史』井上勝六著より)古来より、食事に関わることは重要事だったので(たぶん力仕事でもあったので)、世界どこでも調理人は男性が多かったし、積極的に料理に関わってきたのでした。そもそも宰相の「宰」の字は、料理人を意味する文字なのだそうで、家=ウカンムリの中で大きな刃物=辛を持ち、肉を調理し、働きに応じて公平に肉を切り分けて与えたことから、広く仕事を裁断し政治を行う意味に用いられるようになったのだとか。そういえば、ヨーロッパでも、晩餐の席で肉を切り分けるのはその城の主に限るなんて話、旅先でよく聞きました。さすれば「積極的に料理に関わる」ことは、お父さんの威厳の復権に繋がる!!?どうでしょうね??でも、アウトドアだと、BBQでお父さんが炭に火をおこして肉奉行などして、妙に家族の統制が取れていたりして、そういうのってあるのかなと思えなくもない気がします。男性に人気の女性の職業ナンバー1、スチュワーデス(依然強い・・)。女性に一番モテる男性の職業はシェフだとか。ふーむ。ともあれ、「男子厨房に入る」。へえ~・・・)))。
2006.03.18
コメント(0)
夫クンから「柿木村って、無くなったんじゃなかったっけ?」との指摘が!昨年の10月に、市町村合併で、六日市町(むいかいちちょう)と合併し、吉賀町になってしまっていたのでした・・・。市町村合併のニュースはきちんと追っておかないと、訳の分からないことになってしまいますねえ。数年前島根県にに新しくできた雲南市ってのも、当時、雲南市宛の郵便物が中国の雲南省に行ってしまったなんてまことしやかな話もありますが、引っ越し前の市からいきなり税金の督促状が来たなんて話も・・。今後どんどん日本中がそんな大小のトラブルが続くんだろうなあ。道路標識一つ取り替えるのにも、あれ、1枚20万円ぐらい掛かるそうだけれど、それだけでもかなりの経費・・・。あれだって、本来そんなに高いのは、おかしい! 制作には1万円程度なのに、国が買い取る金額が20万円!差額は中間業者に渡るらしいから、そのあたりなんだか天下りや談合なんかのニオイがしなくもない。合併についてあれこれ思いを巡らせると、耳慣れた名前が無くなる寂しさ以上にあれこれ細々頭に来ることばかり。まったく情けない。ちょっとネットで調べたら、出てきました・・・。一般道路で、電柱(柱のみ)10万円~1000万円也、ガードレール(鉄板)30万 円/4m也・・・もっと知りたい方は、こちらをどうぞ。 ↓ http://q.hatena.ne.jp/1128090979こう やってみると、談合とおぼしき事象はいくらでも出てきますね。っととと、話は柿の木村でした。「柿木村」は、スローライフと有機のブランド名として残るのであります。そして、元村の人たちも変わらぬ暮らしを続けていることが、何よりなのでアリマス。お陰で、街人間のワタシも、土の香り、本当の野菜の味を味わう事ができ、感謝、感謝。柿の木むら))なんか、昔話に出てきそうないい名前。後日訂正:「柿木村」の名前は、ちゃんと残されたそうです。吉賀町柿木村・・・よかった!
2006.03.17
コメント(0)
" 時代に流されないようしていたら、時代の先の方にいました”通勤路にこんなコピーの看板を見つけて、ずっと通る度に気になっていたのですが、今日、やっと立ち寄ることができました。そこは、柿木村の有機野菜を扱う「産直館」。柿木村は、山口県と島根県の県境に位置していて、江戸時代、参勤交代や交易で、山陰と山陽をむすぶ交通路だったところ。110余年、行政区域を一度も変えることなく現在に至る、日本で1番古い歴史を持つ村なのだそうです。ある意味、戦後取り残された村だったのかもしれませんが、自給自足の精神から、当たり前に有機栽培を続けてきた・・・。売るためではなく、自分が健康に生きるために作るのですから、自然にそうしていたのだといいます。もっとも、戦後には近代的な暮らしの為に、売り物としての農業をいう声もあったようですが、オイルショックで消費生活のもろさが路程されたことを機に、村を挙げて本格的「自給」=「有機農業」に取り組んできた村なのでした。農家は、自分たちが食べる用と出荷用を分けて作っていることは、よく聞かれますが、無農薬栽培というのは、地域全体で取り組まなければ出来ないことだとも聞きます。考えてみれば「こっちの畑で農薬が撒かれたら、あっちの畑に移動しましょ」と、虫さんたちも、引っ越してしまうだけ。また、土壌に染みこむ水にも境などない---。まあ、虫といってもバッタばかりではありませんから(笑)この話は一端にすぎませんが、完全有機というのは、土壌から種からの取り組みで、なかなか大変なことのようです。農業の大変さは、やったことのない者が軽々しく語ることではないので有機についてはこの辺でおしまいにします。さて、「産直館」の野菜ですが、2年以上農薬も化学肥料も使用せず栽培する畑で育てた野菜(V1)、農薬も化学肥料も使わずに育てた野菜(V2)、化学肥料を使わず最低限の農薬使用(V3)と、記号が付けられています。柿の木村といえども何から何まで完全100%無農薬・有機って訳ではないのですね。店頭には、フキノトウ、菜の花、葱、玉葱、人参、水菜、ほうれん草などの野菜のほか、番茶や天日干しのしいたけ、きなこ、米、豆腐などが並びます。お店の方が「根菜や葱は、特に味がちがいますよー。特に、葱やタマネギは、分かりますよー」とおっしゃるので、まずは人参、玉葱をカゴに入れました。お米。そういえば、柿の木村は、美しい棚田でも有名な所でした。時折食卓に玄米ご飯を取り入れている私としては、R1のお米を玄米で頂きたい!(農薬は、お米の胚芽のところに溜まるんです!ひえ~))。)持ち帰った人参の土を洗い流します。皮ごと調理したいので、さらにタワシで表面をゴシゴシ・・・。およよ、これが人参のにおい!? ゴボウにも似た土の香りが漂うではありませんか。いやぁ、違うものですねえ。「食卓に並ぶ食べものは、その人の未来である」と、周時代からの食医の本にはあるそうです。食べるものをあなどるなかれ。食への意識は、あなたの未来を変える!?
2006.03.14
コメント(0)
花粉の季節になりました。幸い花粉症でない私には、心おきなく春の日差しの下、アウトドアライフが楽しめるシアワセを噛みしめる季節でもあります。さて、今日の漢方講座は、花粉症対策。花粉症の方は、藁をもすがる気持ちで、いろいろ薬やお茶などを試しておられることと思いますので、その苦痛を知らない私が、1回の講座で聞いてきた内容など、とっくに調べ尽くしておられる内容かも知れません。でもまあ、鼻炎に関しては、私も子供の頃、アレルギー(だったのかなあ)で「鼻タレ小僧」でしたので、なんとなく分かるきがしています。幼稚園ー小学校と、いつもポケットにティッシュが欠かせませんでした。「アレルギー」なんて言葉は一般的でなかった昭和40年代、クラスメートが「万年風邪」と言ってたっけ・・・。中学で、部活をバンバンやってる内に、いつの間にか治っちゃってましたけど。漢方では、喘息、鼻炎、アトピー等、アレルギー反応としてとらえているそうです。これらはいずれも呼吸器系に出る症状です。え?「なんでアトピーは皮膚なのに、呼吸器系か」ですって? 私も同じ質問をしたんですが、五臓五腑理論(「「肺は体表部の皮膚毛孔を支配する」)では、皮膚も肺の一部=呼吸器系(肺経)とみなされている-----平たく言えば、皮膚呼吸(クスッ)ってことです。実際、皮膚の弱い人は、呼吸器系が弱いともいえるのだそうです。(*アトピーは、ダニのような外界のアレルゲンに負けてしまう自己治癒力の不足に原因があるのであり、具体的には、自己治癒力を支えている内臓系(肺経)に弱点があると考えられるようです。)アレルギー反応のほとんどに見られる鼻炎は、鼻水ーー「水」なんですねー。漢方では、これらは全て水の仕業と考えます。実際、鼻炎でくる患者さんの多くが、お腹を触診したとき、ちゃっぽん ちゃっぽんしていることが多いのだとか。今は、地面に土がありませんから、落ちた花粉が土に吸収されていたのが、いつまでも地中にさまよっているから、花粉の絶対量も多くなっていることも確かだし、自動販売機の普及に比例してアレルギー患者が増えてきた感アリともおっしゃっていました。ふーーーーん。アレルギー等、現代病の要因を語られるとき、食生活やライフスタイル、環境云々・・・などと、よく申しますが、そういった抽象的言葉より、草木を見ながら山歩きをされたり、患者と日々向かいあっている方の感じたままの言葉の方が、ぐっと危機感を感じます。さて、ズバリ鼻炎のお薬は・・・「小青竜湯」。麻黄(咳止め、発汗)、桂皮(血流・体液の流れを改善)、半夏(=ハンゲ/カラスビシャク/サトイモ科:痰(=胃に溜まる水分)を取る作用がある)、乾姜(カンキョウ/胃を温める)、五 味子(咳止め効果・肺経を強くする効能)、芍薬(筋肉の痙攣を和らげる・消炎効果)、甘草(甘味付・痛みを取る働き)、細辛(サイシン/ 鎮咳作用 )が配合されています。水っぽい鼻がでるような風邪にもよく効くそうです。ちなみに、鼻炎は鼻炎でも、黄色い鼻水のでる蓄膿症、鼻づまりは、排膿作用のある桔梗や、鼻を通す辛夷(シンイ/こぶしのつぼみ)、のぼせを取るセンキュウ、大黄などを配合した「辛夷清肺湯」を処方するのだそうです。こぶしのつぼみも、今膨らんできたところです。開花を待たず摘み取るのはなんだか忍びないですが・・・今が収穫時です。おっととと、テーマは鼻炎ではなく花粉症でした。(ちっともズバリではなかった・・)アレルギー体質の改善と、鼻炎や咳などの症状の緩和策としての漢方薬の紹介を書くつもりでしたが、学び立てホヤホヤ便りに終始してしまいました。その他、花粉症にいいとされるお茶、甜茶と、(ガバ茶(蕃果)は甜茶と同じもの)、シジュウム茶(南米主産)などを飲んだり・・・そうそう、オナモミ(手榴弾みたいなトゲトゲの植物の実部)を煎じて飲むといいといういのは、高知の日曜市でおばちゃんが教えてくれました。「昨年飲んでみたら、とてもよかったから・・」と、若い女性が買い求められていましたから、期待できるかも。お茶は、美味しくなくちゃあ!私なんかは、専らお茶を嗜好品としてとらえてしまうので、あのお茶、このお茶といわれても、なかなか慣習的に飲むことができませんが・・・。いろいろ工夫して、のみやすいブレンドを作ってみるのも楽しいかも。【写真:生薬の小清竜湯】
2006.03.08
コメント(0)
5、6年前、フィラデルフィアの友人を訪ねたときです。友人は凝った私の肩に、レンジでチンする保温肩枕をあててくれたのですが、私がえらく感激したら、その枕を「持って帰れ」「持って帰れ」とかなり強引にお土産にされてしまったのでした。50cmx10cmぐらいの砂袋のようなその枕は、旅の荷物にするにはかなり重くて、その上アメリカの家庭の電子レンジで何度もチンされたその枕は、ポップコーンの香ばしい香り付き(苦笑)。その後、しばらく使いましたが、その後日本製品の保温グッズ(機内で使う枕のようにU字型になっているもの)を買っていたので、そろそろこの ”ポップコーンにおい袋” にお暇を出そうと思い「解体」しました。およよ・・・。その枕の中身は、なんと、細長いタイ米ではありませんか! 私は、袋に詰められたお米を、チンして肩やお腹に当てていたのか・・・。 こんなものでいいのなら、幾らでも作れるじゃないの。そのお米は、少し黄ばんでいました。それにしても、よく虫がわかなかったものだと、不思議です。でも、米袋だなんて、イイ感じ。新しい日本製の保温枕の中身は、直径3ミリぐらいの丸っこいプラスチックのような粒が入っているようで、比重も、お米よりずっと軽い素材です。そういえば、子供の頃、腹痛を起こしたとき、祖母が、粗塩を炒って布巾に包み、お腹に当ててくれていました。まだ電子レンジのない時代です。あれも、しばらく暖かくてよかったあ))))。
2006.03.07
コメント(0)
なんたる不覚!今年は、お雛様を飾りそびれてしまいました。気が付いたのが2月27日。あと4日ある・・と思ったけれど、どうもおひな様というのは、あわてて出してすぐしまうのはよろしくないといいます。なんでかしら・・・。本来、厄祓いの厄を移す身代わり人形だから、厄が十分に移る期間を置かなくてはいけないのでしょうか??それではせめて、雛飾り以外のことだけでも。お雛人形は、本来、体を清めた「みそぎ祓い」だから、人形を飾らなかった代わりにしっかりお風呂に入りましょう。これは、いつもやってることですが、気持ちだけ、特に念入りに)))。えー、お白酒。これもいつもやってる気がする(笑)。江戸時代後期からの習わしといわれますが、中国の風習にならって桃の花びらを酒に浸けけた「桃花酒」が元々で、桃は長寿、不老不死の効があるとされていたところからきたようです。「桃花酒」は一般的でなかったので、白酒 (にごり)になったとか。我が家も濁り酒かマッコリで、代用するとしましょう(笑)。雛祭り。「祭り」というくらいですから、やっぱり宴会にはお酒でしょう。これは、農耕生活の中で、桃の節句を過ぎると収穫期までの間、しばらく楽しみがなかったので、「磯遊び」「浜下り」などをして楽しんだことも、本来のみそぎ行事が姿を変えたものではないかと言われているのだ そうで、「磯遊び」「浜下り」の後に宴会を催した名残でもあるようです。まあ、厄を落としたら、飲み食いでしっかり精を付けるって意味もあったかもしれません・・・と勝手に解釈して、ちょっとご馳走とお酒をいただくとしましょう。ご馳走って、やはり散らし寿司に蛤のお吸い物でしょうか。ハイハイ。お寿司作りましたよ。具材も適当ですが、作っていてハッとしました。海老、蓮、サヤ豆、椎茸、海苔、卵・・・あら、5色。五行説の五色じゃあありませんか。もちろん、鶏肉や穴子、お揚げや人参をいれるところもあるでしょう。でも、あれこれ入れてると、大抵5色は揃ってしまいます。薬膳の基本ですね、彩り五色。蛤の旬は冬で、旬も終わりなのに何故かしらと思いましたが、あれは貞操の印、「貝合わせ」にあるように、夫婦円満の祈りなんですねー。えー、菱餅。お餅は3色揃えばいいってもんじゃないんですねー。角がなくちゃ、角が。お餅の角から邪気が出て行くそうですから。スーパーに3色のカラフルなお餅を売っていましたが、丸餅でした(!)。これは、「ブー」です。先日書いた、深川江戸博物館の長屋(三味線のお師匠さんの家でした)には、紙人形のおひな様と草餅と白餅を重ねた大きな菱餅が飾ってありました。菱餅は、赤・白・緑 が一般的ですが、赤は、食紅ではなくて、くちなしで色づけしていたものもあったそうです。山梔子といえば、お節のきんとんの色づけにつかうアレですから、赤というより黄色ですねえ。胆汁の出を助けたり、便秘、のぼせや二日酔いに効果がある山梔子です。緑は、草餅。草餅といえば、ヨモギですが、ヨモギになったのは明治以降のことで、昔は、七草粥の七草のひとつ「母子草」(ごぎょう)だったのだそうです。私は、菱餅を探し求めました。しかし、意外にも、餅やさんや和菓子屋さんの店頭には、菱餅の陰がないのです。菱餅の必須度は低いのですね・・・。あ、でも雛あられはありました!雛あられ。倹約精神の教えが託されていました。お釜にのこった米粒を集めて作ったといいます。「ひし餅」や「ひなあられ」の3色は、緑(よもぎ)は健康を、赤(桃や紅花)は魔除け、白は清浄の意味を表しており、「雪が溶け、草が芽生え、花が咲く」という意味も含んでいるようです。こうやってみると、雛祭り、健康祈願と良妻賢母の教えってことでしょうか。「大正時代の女学校は良妻賢母教育だったのよ」と、ワタクシの親世代の方が話してくれたことがありました。悲しいかな、現代の学校では、ともすれば性差別扱いされかねないテーマですが、それだけに、家庭でお雛祭りをすることは大切かなあと思った次第です。 ・・してもらった割には活かされていないサンプルがココに!?? いやはや。お祝いも、意味を噛みしめながらやらないと・・・。)))
2006.03.04
コメント(2)
全9件 (9件中 1-9件目)
1