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子供を持つか持たないか悩む夫婦の5つの物語。子供が欲しいけど経済的な理由で無理。不妊治療で夫婦ともに疲弊してしまう。子供が嫌いだから、そもそも結婚はしない。養子を迎える。などなど、色々な立場や考えを物語に組み込んでいて、とても考えさせられます。私は子供を産んで世界観が変わったので、子育ては大変だったけど、一緒に成長できてよかったと思います。この作品から「ははのれんあい」「朔が満ちる」に繋がっていったのだなと感じました。いるいないみらい [ 窪 美澄 ]
2022.02.27
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さみしい時、悲しい時、腹が立った時、何億光年も離れた宇宙の星のことを考えると、気持ちが楽になることがある。11編の短編集です。「こいのぼりのナイショの仕事」は2年前の緊急事態宣言下で、休校になった学校の庭に泳ぐ鯉のぼりが語り手で「こいのぼりのサイショの仕事」はその1年後の話。「原っぱに汽車が停まる夜」は「銀河鉄道の夜」へのオマージュを感じる。「花一輪」は桃太郎の鬼退治の話。本当の鬼は人間の心に棲みついているもの。悪徳政治家も退治してもらいたい。コロナ禍でも少しは希望が持てるような気持にさせてくれる。かぞえきれない星の、その次の星【電子書籍】[ 重松 清 ]
2022.02.20
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最初に表紙と裏表紙の絵に衝撃を受けた。もちろん作者本人の絵です。語り手の名前は出てこないが、この作品の主役は友人の「アキ」です。虐待やモラハラ、パワハラなど描いた作品は数あれど、一番心につき刺さって来た。もはや他人事として捉えることはできない。おかしいと思ったら声を上げよう。困ったら助けを求めよう。個人的には「本屋大賞」を差し上げたい。夜が明ける [ 西 加奈子 ]
2022.02.16
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初めての作家さんです。日本人が慣れ親しんだ昔話がミステリーになっている。「つるの倒叙がえし」の倒叙とは“現在から過去へ、時間を逆にさかのぼって叙述すること”つまりオチが分かって書いているミステリー、と解釈しました。読む順番によって二度楽しめる工夫もあります。そして、桃太郎が鬼ヶ島に住み着いてしまったところ、その後は残酷でもあり、現代に通じる感じがして楽しめた。むかしむかしあるところに、死体がありました。 (双葉文庫) [ 青柳碧人 ]
2022.02.14
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コナンドイルの小説「His Last Bow」と同じタイトルです。これは読んだことがないので、文章の中にときどき出てくるシャーロックホームズの言葉らしきものが理解できなかった。作者と重なる主人公リブロが父や祖父の歴史をたどる中で医師だった祖父が放射線であるエックス線の素晴らしさを語るところから、福島の原発事故につながっていく。水道水を数日貯め置くと、半減期の短い放射能はなくなっていくが、長いものは何万年何億年もかかる。目に見えないからこそ恐ろしい。科学の進歩って何なのかな?最後の挨拶 His Last Bow [ 小林 エリカ ]
2022.02.09
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三崎さんって福岡生まれだったんですね。明治の福岡と博多の確執は耳にしたことはあった。でも、それを博多駅前の陥没事故をモチーフにして、双方の怨念のぶつかり合いの話で盛り上げてしまうのはさすがです。福岡市は行ったことがないけれど、博多の神社の位置とか通りの名前を知っていれば、もっと楽しく読めるかもしれない。博多さっぱそうらん記 [ 三崎 亜記 ]
2022.02.02
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