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初めての作家さん。タイトルに魅かれた。地球のように自分が回りながら、さらに太陽の周りを回る。主人公都の彼氏が言った言葉。でも銀河系自体が宇宙の中でらせんみたいに動いているから同じところを回っている訳ではない。仕事を辞めてまで震災のボランティアへ行くような中卒彼氏のアパートは風呂、洗濯機、テレビがないが、本がたくさんある。都みたいに感情で動かず、理論的、科学的に考える人。プロローグとエピローグは単行本化のために書かれたものだが、本編をうまく引き立てている。連続ドラマにしたら面白そうな恋愛小説です。自転しながら公転する [ 山本 文緒 ]
2022.09.29
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初めての作家さん。最初に「状況と日時、発生場所、帰国者の証言などを併せできるだけ性格を期した」とあり、巻末には「本作品はフィクションです」とある。日本人にとって戦争は過去のものだが、ウクライナの人たちは、いつロシアが攻めてきてもいいように準備していた。他国と国境を接する国に住むことの怖さを再認識した。ブチャでは突然、建物にミサイルが落とされ、民間人が射殺された。戦争は市街地で起きている。目の前で人が殺されるシーンがリアルだ。主人公たち家族は多数の死体を越えてリビウに逃れたが、ただ運が良かっただけのこと。リビウから徒歩でポーランド国境を越えてポーランドの日本大使館員が迎えにきてくれるが、「日本へ帰っても現地でのことは他言するな。 武力衝突はあったが、ロシア軍かどうかは分からない」と言われる。緘口令は日本国の立場上のことなのか、世界の常識なのかは分からない。ウクライナにいたら戦争が始まった [ 松岡 圭祐 ]
2022.09.27
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初めての作家さん。ジャニーズの人なので一度読んでみたいと思っていた。高校生限定のアプリ「オルタネート」で出会いを求め、交際相手を探すことに必死な子もいれば、登録もしない無関心な子、登録したけど退学して使えなくなった子もいる。近未来の設定なので、遺伝子検査を利用したマッチングサービスがあったり、同性同士のカップルが動画配信で話題になったり。調理部の料理対決はリアルに面白かった。高校生限定の青春小説という感じ。直木賞候補にもなったし、アイドルなんか辞めて作家に専念すれば、もっと良いものが書けると思う。【中古】【全品10倍!9/23限定】オルタネート / 加藤シゲアキ
2022.09.21
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初めての作家さん。手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医・西條。ドイツ帰りの天才医師・真木。患者は救いを求めて病院へ来るから医師は神だ、と言う院長に対して、医師は神ではない、対等な関係であるべき、と言う西條。ミカエルの不具合を知りながら手術をする西條の医師としての葛藤。車だったらリコールの対象になるようなものを院長や業界が隠蔽しようとする。人間の命が係っているのに真実を隠そうとする体質はどの世界でも同じなのか。少年の手術の術式を途中で変更したのに、保護者に何の説明もなかったことに違和感が残った。ミカエルの鼓動 [ 柚月 裕子 ]
2022.09.15
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初めての作家さん。「ランチ酒」を読みたかったのに、間違えて続編の「おかわり日和」の方を借りてきてしまった。昼間からお酒を飲むなんてアル中になるよ、なんて思っていたら、“見守り屋”という夜のお仕事の話でした。表紙のハンバーグが美味しそうで、夜勤空けなら自分へのご褒美にビールも飲みたくなるな。東京だからか、色々な事情があって夜に一緒にいて欲しいという人がいるんですね。それにしても、田舎では飲食店自体が少ないので、この本に出てきたような店はまずないですね。選べるだけでもうらやましい。続編がまたあるのかな。ランチ酒 おかわり日和 (祥伝社文庫) [ 原田ひ香 ]
2022.09.12
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初めての作家さん。明治から昭和にかけて日本の女子教育に貢献した“河井道”の話。恵泉女学園を創設した人で津田梅子、大山捨松、広岡朝子、村岡花子、柳原白蓮とも交流があった。アメリカへ留学した道は自立した女性を育成しようと、おおらかな性格から色々な人脈を頼って奔走する。クリスチャンになった道は天皇も尊敬している。父は伊勢神宮の神職だったが、女である道は鳥居の中に入れてもらえなかった。神道とキリスト教は両立するのだろうか。有島武郎の小説を「愛は奪うものではなく与えるもの」と批判したり、留学中の野口英世に「男に生まれただけで恵まれている」と諭したり。戦後は白洲次郎の運転で進駐軍の会議に出席して、日本の女子教育の遅れを訴え、男女共学を提案する。戦時中、市川房江は女性の参政権を得るために軍に協力していたので、戦後は公職追放されてしまい、被選挙権が無く、戦後初の国政選挙に立候補できなかった。日本も多くの先陣の努力によって、女性の地位が向上してきたが、いまだにジェンダーギャップ指数が世界156か国中120位で韓国や中国、ASEAN諸国よりも低い。欧米並みになるのはいつの事やら・・・らんたん [ 柚木 麻子 ]
2022.09.08
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