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2020.06.28
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カテゴリ: 沖縄
1912 ドルフィンブルー/フジ、もういちど宙へ [限定版]


※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  前田 哲
・原  案  「もういちど宙(そら)へ」
       (岩貞るみこ・講談社刊)
・主 題 歌  みつき『大切なもの』
       (ワーナーミュージック・ジャパン)
・特別協力  海洋博公園・沖縄美ら海水族館
       株式会社ブリヂストン
・推  薦  (社)日本動物園水族館協会
・配  給  松竹
・製  作  『ドルフィンブルー』製作委員会
       ホリプロ 講談社 シグロ
       アミューズソフトエンタテインメント
       衛星劇場 ブロードバンドタワー
       ワーナーミュージック・ジャパン


※ウラ面

【キャスト】
・松山ケンイチ
・高畑充希
・西山茉希
・永作博美
・山崎 努
・池内博之
・坂井真紀
・利重 剛
・田中哲司
・上間宗男
・イルカのフジ


※DISC 1 本編


※DISC 2 「『ドルフィンブルー』2006春 松山ケンイチ」

【仕  様】
・型  番  ASBY-3914
・製作年度  2007年
・製 作 国  日本
・原  題  ----
・発 売 元  株式会社講談社
       株式会社ホリプロ
・販 売 元  アミューズソフトエンタテインメント
                      株式会社
・製  造  株式会社ポニーキャニオン
・価  格   5,800円(税込)
・字幕翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・吹替監修  ----
・監  修  ----
・日本公開  2007年 7月 7日
・リリース  2011.11.22
【 DISC 1 】
・収  録  本編 105分+映像特典 43分
・サ イ ズ  16: 9LB ビスタサイズ
・音  声  トラック1
       ・言  語 日本語
       ・音声内容 オリジナル
       ・録音方式 ステレオ
       ・音声圧縮仕様 ドルビーデジタル
       トラック2
       ・言  語 日本語
       ・音声内容
         視覚障害者対応日本語音声ガイド
       ・録音方式 ステレオ
       ・音声圧縮仕様 ドルビーデジタル
・字  幕  1.日本語字幕
       2.聴覚障害者対応日本語字幕
・そ の 他  片面2層、COLOR、MPEG-2、複製不能
       STEREO、DOLBY DIGITAL、2 NTSC、
       DVD、レンタル禁止
・映像特典  1.メンキング
       2.みつき 主題歌『大切なもの』PV
       3.プレミア試写会
       4.初日舞台挨拶
       5.特報・予告編
【 DISC 2 】
・収  録  本編 55分
・サ イ ズ  16: 9 LB
・音  声  トラック1
       ・言語 日本語
       ・音声内容 オリジナル
       ・録音方式 ステレオ
       ・音声圧縮仕様 ドルビーデジタル
・字  幕  ----
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、複製不能、
       STEREO、DOLBY DIGITAL 一部リニアPCM、
       2 NTSC、DVD、レンタル禁止
・映像特典  松山ケンイチ秘蔵映像
       「『ドルフィンブルー』2006春
       松山ケンイチ」収録


※PHOTOBOOK1


※PHOTOBOOK2

【ジャケット】
・オモテ面:きっとまた跳べる。
・ウラ面 :沖縄美ら海水族館で起きた奇跡と感動の
      “トゥルーストーリー”
      尾びれを失ったイルカのフジを救うための
      世界初の人工尾ビレプロジェクト


※PHOTOBOOK3


※PHOTOBOOK4

主人公を演じた松山ケンイチくんを中心にしたジャケット。オモテ面の画像は、どれも「松山ケンイチ」くん。「松山ケンイチ 主演」とオモテ面にも背にもプリントされている。ターゲットがどこにあるか、ハッキリしたジャケットだ。
然も、DISC 2 に収録されているメイキングは、松山ケンイチくんに密着したメイキング。クランクインからクランクUPまで追い駆けている。撮影風景やオフショト、インタビューで構成されたそれは、DISC 1 に収録されているメイキングのロングバージョンといった趣き。
付属のフォトブック「松山ケンイチ SPECIAL SECRET PHOTO BOOK IN OKINAWA/TOKYO」も、当然ながら「松山ケンイチ」くんオンリーである。(汗)
ファンを目当てに売りたい気持ちは、分かるけど、もう少し映画そのものを尊重して欲しかったと、心から思う。(これって、きっと違うバージョンのリリースがあるな)


※PHOTOBOOK5


※PHOTOBOOK6

【感  想】
「映画の中の主義主張」

もっと教育映画のような趣かと思っていた。だから、どうせつまらないだろう、と――。違った。意外と、しっかりした劇場映画だった。

初めて観た時、「松山ケンイチ」という役者さんのことも知らなかったし、誰が出ているのかも知らなかった。当時、沖縄美ら海水族館に行った時、入り口でくれたパンフの中に折り込まれていたチラシを見て「ベタなタイトルだなぁ」と思ったくらいだ。たいして興味も湧かなかった。だいたい、『ドルフィンブルー』なんてタイトルの映画を誰が観たがる?

そんなわけで、長いこと私の“鑑賞リスト”に本作のタイトルが並ぶことはなかった。ところが、その後、沖縄に行った時、タクシーの運転手さんから本作品の話しが出た。何ということのない話しで、いまとなってはその内容すら覚えていないが、あまり映画や音楽に興味のなさそうな人だっただけに「一度、観てみるか」という気になった。この運転手さんからはチューリップ印のスパムの方が旨いとか、こういう風に調理すると良いとか、いろいろローカルな知識を伝授して貰ったが、『ドルフィンブルー』とタイトルを発音した時のことが一番鮮やかに記憶に残っている。そして、本作と巡り会った。まぁこれが“縁”というヤツだろう。あれから随分経つ。忙しくて足が遠退いてしまっているが、今年は沖縄で夏を過ごせるだろうか。

本作品は、地味ながらも作り手側の感性や主張が作品の表に現れており、個人的には非常に好ましく感じられた。実際、商業主義に毒されて爪も牙も抜かれてしまう監督サンが多い。そんな中で、小規模作品とはいえ、“魂”を吹き込もうとする情熱が感じられたのは久しぶりのことだった。単純に嬉しかった。相米慎二監督の『翔んだカップル』を思い起こした。

劇中、山崎務さんの演じる館長が、水族館の存在意義について講釈を垂れるが、ここが良い。普通、水族館が舞台の映画だ、こんなことにまで突っ込まない。そこに敢えて触れるのは、映画の作り手側にも水族館のスタッフにも、拭いきれないパラドクスがあるという証左だろう。両者の間でよくディスカッションが交わされたことが伺える。それは作品に対する情熱であり、水族館で働くことへの愛情でもある。山崎務さんの演技もいい。唐突な感じは否めないが、間違いなくこの場面が白眉である。

どれほどの規模で本作品が公開されたのかは知らないが、まぁ商業映画としては失敗したクチだろう。しかし、多くの人たちが、本作品の意図するところを汲み取り、鑑賞後に爽やかな後味を感じたはずだ。本作は、はじめからそういう人たちを相手に作られたような気がする。つまり万人向けではない、ということね。
従って、ちょっとだけオススメです!


【オキナワノコワイハナシ】
『0567 オキナワノコワイハナシ1』
『0568 オキナワノコワイハナシ2』
『0569 オキナワノコワイハナシ3』
『0570 オキナワノコワイハナシ4』
『0573 オキナワノコワイハナシ5』
『0574 オキナワノコワイハナシ6』
『0575 オキナワノコワイハナシ 2013』
『0576 オキナワノコワイハナシ 2014』
『0577 オキナワノコワイハナシ 2015』
『0650 オキナワノコワイハナシ 2016』
『1906 オキナワノコワイハナシ 2017』
『1907 オキナワノコワイハナシ 2018』
『1908 オキナワノコワイハナシ 2019』

『1909 しに怖い話』

『1910 島々清しゃ』

『1911 RELAXING VIEW OKINAWA/沖縄本島のビーチ』





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Last updated  2020.06.28 05:30:07
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