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2017年8月刊ムーンドロップス著者:兎山もなかさんまっすぐ過ぎる性格が災いして、会社で冷遇される黒江奈ノ花。黙々と仕事に励む彼女の心の支えは、ときどき非常階段で言葉を交わす隣の部の部長・和久の存在だった。しかしある晩、オフィスで和久のジャケットを抱きしめているところを本人に見られてしまう。泣きながら眠りについた彼女が目覚めると、なぜか裸の和久が自分の上にいて……。大好きな部長は次期国王。自分はその婚約者? 城で働く人々は会社で見る顔ばかり! 夢の世界に迷い込んだOLが、現実を変えるために奮闘するラブファンタジー。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 黒江奈ノ花=総合商社のアパレル部門で働くOL 部署内で冷遇され続けて悩んでいた。 和久蓮司=営業部部長。奈ノ花を気にかけていた。 石田佳乃=奈ノ花と同期の友人。 三澤=奈ノ花の先輩社員で嫌がらせを繰り返している。黒江奈ノ花は入社6年目の会社員。入社2年目にアパレル部門の営業に配属され、すぐに大口の取引先との契約をものにして来た彼女だったが、ポッと出の新人に先を越されたと同僚である女性陣からは妬みの対象に。無視されるだけならばまだ良い。巧妙な手口で足を引っ張られ続けミスを連発する羽目になった奈ノ花は自身が開拓して来た大口顧客の担当まで外されてしまった。今では営業部に所属はしているものの雑事を押し付けられる日々。悔しい気持ちもあるが、つい我慢して口を噤んでしまう自分の性格も相手を増長させるだけだったと思う。最初から理不尽なことに毅然と対応していればきっと随分違ったのではないか。そんな奈ノ花を気にかけてくれるのは営業部長の和久と同期の友人・佳乃のみ。佳乃とは部署が違うこともあってあまり会えていないが、和久とは非常階段で毎度遭遇している。部下に気を遣わせたくないからと喫煙スペースではなく、こんなふきっ晒しの非常階段で煙草を吸っている彼に奈ノ花は想いを寄せていた。当然、彼女がここに来るのは昼休憩にいる場所が無いからだ。和久と何気ない会話を交わすだけで仕事も頑張れる。今日は何と寒いだろうとコートまで貸してくれた。だが、そんな癒しをチャージしても、席に戻れば明日提出の資料が削除されていたことでパァ。ここ最近はまた無視のローテーションになっていたからと油断していた。虐めグループの筆頭である三澤のしてやったり、な表情に怒りよりも呆れが先に立ち、ため息を吐いて作業に取り掛かる。残業すれば何とかなるだろう。さすがに今日は久々の大きな嫌がらせで疲れた。今朝は痴漢にも遭遇したし、悪いことは続くもので。漸く資料が出来たのは22時近く。最悪な一日の唯一の癒しであったコートに顔を埋めて思わず「好き」と呟いたら、丁度帰って来たらしい和久本人に見られてしまった。何か言いかける彼に慌てて挨拶して飛び出して来てしまったが、明日は相当気まずい気分を味わいそうで嫌がらせにもめげずに出社していた奈ノ花も休みたくなった。帰宅し、早々に寝て何もかも忘れよう。そう自分に言い聞かせて眠りについた。しかし、ふと気づくと目の前には裸で自分に圧し掛かる和久の姿が。恋愛経験ゼロの奈ノ花にも判るこのシチュエーションはどう見ても行為に突入する寸前のソレだ。でも、和久の言葉遣いや態度が普段と随分違う上に何だか偉そう。しかも「グレンと呼べ」と強要してくる。王位継承がどうのこうのと口走ってもいたし、もしかしなくてもこれって夢よね?夢だから彼の婚約者なんて都合の良いポジションなんだ。とはいえ、いくら夢でもここで致すのは抵抗がある。必死に抵抗して何とか逃れたがグレンは不満たらたら。本人とのギャップが凄くて戸惑うけれど、後に呼ばれて入って来た侍女たちを見てさらに唖然。佳乃に三澤、受付の留美。一体これってどういうこと。翌朝奈ノ花が出社すると、和久は何か言いたげな表情。昨夜の夢には続きがあって、後輩の佐々井が衛兵として現れ、なんといきなり襲われるというとんでも展開。グレンが颯爽と現れ事なきを得たものの、その佐々井とエレベーターで遭遇。何とも居た堪れない気分を味わっていたら、なんと佐々井に告白されてビックリ。当然、好きな人がいるのでお断り一択ではあるのだがこんな偶然ってあるのだろうか。そしてその夜、再び夢の世界に落ちた奈ノ花。またもやグレンに迫られた上、ついに最後の一線を越えてしまった時は飛び起きた。夢には自分の願望が現れると言うけれど、こんな淫夢が自分の願望なんて。悩みつつも、眠る度にこの夢を見続けた奈ノ花は、夢の出来事と現実がリンクしていることに気付き・・・。kindleでおススメされた作品です。履歴でもう嗜好がモロバレってのもアレですが(^_^;)内容はタイトル通り。同僚達からの妬みにより冷遇され続けていた奈ノ花。ぶっちゃけ、仕事に支障をきたすような嫌がらせをするような輩たちは告発しても良いと思うんですけど、つい口を噤んで耐え忍んでしまう。実はこの態度も良くなくて、泣きもしないので相手側もエスカレートしてしまうと言う悪循環になっていました。そして、想い人に自分の気持ちを知られ居た堪れない気持ちになった直後、彼女が見るようになったのは不思議な夢。登場人物は皆知っている人達なのに、夢の中の自分は次期国王・グレンに見初められた女として平民の出ながら城で厚遇されている。立場が逆転しているものの、夢世界では現実と似たような問題を抱えていて、冷静な立場になると全体も見えて来て解決策も思い付くというもの。グレンとの仲も良好で、現実でも地道に出していた企画案を却下し続けていた上司に見てもらえるようになったり事態は好転。自信を取り戻しかけた頃、煮詰めていた仕事の資料が全消えしててまさかまた三澤が?と思いきや、犯人は意外な人物で、っていう展開です。まぁ、意外というか消去法で行くと他にいないよねってのと、友だちと思ってた人が実は自分を見下しさらには妬んでたっていう典型的な動機でした。ここは敢えて捻らずって印象です。夢については和久の方も共有していたという衝撃の事実が判明して、彼とは両想いだと判り、交際に発展。三澤も以前から嫌がらせをしてたのが上にバレて処分され、企画案を不正アクセスにより削除した犯人も悪質と判断され相応の処分をされたのでスッキリ。とは言え、4年も我慢してたのを思うともっと重い罰でも良かった気が。おまけの番外編は後日談で、和久目線の二人の初めての夜エピソードでした。評価:★★★★☆ヒロインの冷遇っぷりが読んでてキツイです。
2024.04.06
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2024年2月刊ムーンドロップス文庫著者:イシクロさん前世、無実の罪で斬首になった公爵令嬢の記憶を持つ孤児ソフィア。ある日、彼女が暮らす孤児院に前世の弟であるクリストファーが視察に訪れる。11歳だった弟は27歳になり、美貌の若き宰相として国政に携わっていた。正体に気づかれてしまったソフィアはクリストファーに引き取られることに。積年の想いを打ち明けられ、日夜彼に溺愛されるが、かつてソフィアを裏切った王が彼女に興味を持ちはじめ……。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用登場人物 ソフィア=無実の罪で処刑された公爵令嬢・フリーデの記憶を持つ少女。クリストファー=フリーデの異母弟。現在は公爵家当主で宰相を務めている。 テディ=クリスの従者兼護衛騎士。 ゲルト=国王。フリーデの元婚約者。 王妃=フリーデの存命中はお妃候補のライバルだった。16年前、王太子・ゲルトの婚約者であった公爵令嬢フリーデは、無実の罪で婚約破棄された挙句、斬首刑に処され命を落とした。碌な調査も行われず、裁判の日まで拘留中のフリーデは多くの兵士に凌辱までされていたという。本来なら彼女の実家・グランディル公爵家にまで及ぶはずの罪であったが、最終的にはフリーデの証言により単独犯であることが認められ、ほとんど影響ないままで済んだ。処刑当日、せめてもの恩赦として公開されることなく斬首されたフリーデの遺体は首の無い状態で公爵家に戻された。当時11歳のクリストファーは、その無残な姿を見て大好きな姉を罠に嵌め、不名誉な死に追いやった者たちへ復讐を誓ったのだった。時は流れ、フリーデは凄惨な死ゆえか当時の記憶を持ったまま生まれ変わっていた。孤児院育ちのソフィア、それが現在の彼女の姿だ。実はフリーデも元は孤児院で育った庶子だ。一応、前公爵の娘であるのだが、母は侍女で彼女を産んですぐ亡くなり、身寄りのない赤ん坊の彼女は孤児院行き。後に前公爵夫人の温情で公爵家の長女として引き取られたのだった。その後、美しく成長したフリーデは当時王太子だったゲルトに見初められ婚約に至ったのだが、庶子ということで周囲からの妬みはすさまじく数々の嫌がらせを受けていた。処刑の原因となった罪状も覚えのない殺人やら脅迫やら事実無根も甚だしいもの。今となってはあれも罠だったのだろう。釈明する機会も与えられなかったのでせめて家族に害が及ばない様するだけで精一杯。最後まで無実を訴え続けてくれていたクリスも今はもう27歳でその若さで宰相の任に就いていると聞く。ゲルトも彼を重用してくれているのを見るにグランディル家は関係ないという言葉だけは信じてくれたようで安心した。そんなある日、孤児院にクリスが慰問にやって来た。元々、有り余る資産で国中の孤児院に寄付をしている彼は、従者兼護衛のテディを伴い院を訪れたのだが、何故だか彼らはソフィアをガン見。成長した異母弟を懐かしさと愛しさを込めて見つめていたから不審に思われたのか。慌てて取り繕いその場を去ろうとしたら、「フリーデ姉さん」と呼ばれて思わず返事をしてしまった。あの頃とは容姿が全然違うのに、どうしてわかった?するとクリスはしたり顔で、フリーデと同じ輝きがあったからだと。よく判らない理屈だがどちらにせよ、バレてしまったのでは仕方ない。素直に前世の記憶があると明かしたソフィアを二人は馬車に乗せ、その日のうちにグランディル家の親戚であるローレンス子爵家の養女として迎え入れたのだった。一先ず、屋敷ではなくホテルのスイートルームに連れていかれたソフィアは、クリス達からその帰還を喜ばれていた。そして、自分が処刑されてからのことを聞かされた。やはり、多少なりとも罰はあったらしく父は責任を取って当主の座を退いていたが、今は領地で元気に暮らしていると聞いて安心した。クリスは若干11歳で爵位を継ぎ、日々研鑽に励んで今の地位に就いたという。だが、フリーデの無実を証明するため調査自体は裏で続けていたらしい。その際、愛しい姉を穢した兵士たちは一人残らず始末したと告げられた時はゾッとしたが、それで恨みが晴れる訳でもなく、自分の為に弟に人を殺して欲しくないと思う。罪悪感に苛まれたソフィアに彼はずっと愛していたと言い、フリーデの時は血の繋がり故に王太子に譲ってしまったが、あんなことになるならと後悔していた。不幸中の幸いで、今は一切血の繋がりは無い。どうか自分の妻になってほしいと縋るクリスに戸惑うソフィア。前世のトラウマでそういう行為に恐怖心が勝ってしまったが、結局クリスの押しの強さと雰囲気に流されて関係を持ってしまった。その後、なんだかんだと彼女を離したがらないクリスの補佐官としてその職場である因縁の王宮にやって来ると、王となったかつての婚約者と遭遇。今となれば、なんの未練も無いがゲルトの方は何か感じる所があったのか、すぐさまソフィアにモーションを掛けて来た。そのせいで王妃に睨まれ、嫉妬心からかまた陥れられかけたがクリスの助けで無事回避することが出来た。だがそれも束の間、フリーデだった時の知識をやむを得ず披露してしまったせいで、ゲルトにも彼女がフリーデの生まれ変わりだとバレてしまい・・・。16年前、現王妃の罠により謂れの無い罪に問われ処刑されてしまったフリーデ。婚約者だったゲルトは王妃の甘言に唆されフリーデを処刑したことを後悔していました。でもクリスにしてみれば、彼も姉を死に追いやった憎い人物。王の政敵を始末する役目を引き受けつつ、その足を掬ってやる機会を伺っていたのです。ぶっちゃけ中盤までは16年前、フリーデに自分のしでかし(殺人や脅迫)の罪を着せた王妃が一番の悪人と思ってたんですけどゲルトも相当でしたよ。元々モラハラ気質で、嫌がらせで公爵家の家宝のネックレスが盗まれたと報告したフリーデを逆に何時間も罵倒してたり、この調子だと嫁いでたらどうなってたか。ゲルトのこういう面も、付き合いの長いクリスには見透かされてたから、王妃だけでなく当然復讐対象に。政敵の排除をしていたよう見せかけて匿い、国王を追い落とすべく機会を狙っていました。いやもう、ホント実際にフリーデが受けた裁判前の出来事とかマジで胸糞過ぎるんでクリスとテディが関係者たちに残忍な手口で報復した気持ちも判る。そして、ゲルトと王妃の罪が明らかにされ、二人は退位。フリーデが最期を過ごしたあの塔で、一生幽閉されるのでした。同じ斬首刑にしなかったのは生涯苦しめってこと。クリスによってフリーデの無実も証明されたのは良かった。当然、最後はソフィアとクリスが結婚してハッピーエンドとなっております。序盤はフリーデが気の毒過ぎてしんどかったけど、大団円で何より。本当に関係者全員への報復方法がエグイのでヤンデレだからこそ出来た復讐劇って感じかな。ツッコミ所である姉の転生後の姿が判ったのは愛故に?評価:★★★★★
2024.03.14
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2022年8月刊ムーンドロップス文庫著者:佐倉紫さん「あなたとふれあうと全身がたぎる」。両親を亡くしたショックで、王侯貴族の証である魔法が使えなくなった公爵令嬢シャーリー。叔父夫婦に虐げられていた彼女は、自立して辛い生活から逃げ出そうと王城の下働きに応募する。公爵令嬢だとバレて追い返されそうになったが、国王アシュトンのおかげで再び魔法が使えるようになる。ふたりの魔力の相性が最高だとわかったアシュトンは…。第5回ムーンドロップスコンテスト受賞作。 ↑楽天ブックスより、あらすじ引用。登場人物 シャーリー=ファンドン公爵家の一人娘。 両親亡き後、叔父夫婦に使用人扱いされていた。 アシュトン=ファイアード王国国王。シャーリーを保護し未来の王妃に望む。 クリス=アシュトンの側近。ラフィオル公爵=シャーリーの父の友人。不遇ヒロインものです。ファンドン公爵の一人娘であるシャーリーは、5年前、事故で両親を亡くした。走行中の馬車の車輪に不具合が起こり、暴走の末に空き家に激突したのだと言う。一人残されたシャーリーは悲しみで泣き暮らしていたのだが、その間に叔父夫婦に屋敷を乗っ取られてしまったのだった。叔父達はシャーリーの部屋や私物を取り上げ、それからというもの、彼女を冷遇し使用人としてこき使っている。だが、この扱いも、シャーリーが魔力を自由に扱えていたなら違っていたかもしれない。この国の貴族は往々にして一定の魔力を持っており、それが貴族としての証でもあった。彼女が魔法を使えないのは恐らく精神的なものと環境の変化から不調をきたしているだけとは思うが、叔父達は何かとそれをネタにシャーリーを罵り馬鹿にし、あろうことか母が浮気して出来た子に違いないと嘲笑った。さすがに腹に据えかねたシャーリーは、平民としてでもいいからこの屋敷を出て働こうと決意。市場にて、王宮が下働きの者を募集していると聞き、藁にも縋る思いで訪れると、小さなトラブルに見舞われた挙句、身元の確認として魔力測定された彼女は珍しい色の魔力を持っていることが判明。それが賢王と名高い国王・アシュトンと相性バッチリ。二人は魔力交歓が可能で、お互い力を高め合う「つがい」であることも判ったのだった。アシュトンは本能からシャーリーに心惹かれ、公爵令嬢であるのに叔父夫婦に虐げられているらしい彼女を救う為、自らの侍女という名目で王宮に迎え入れることに。とはいえ、アシュトンはシャーリーに仕事をさせるつもりはなく賓客として扱い、未来の王妃が住まう為の部屋を彼女に与え厚遇した。そんな扱いをされて王宮内で噂にならないはずもなく、口さがない者たちもいたが、大抵は稀有な魔力を持ち、人格者として慕われていた前ファンドン公爵の娘と言うことで、シャーリーは歓迎されていた。彼女は、アシュトンと魔力交歓するたびに彼に心惹かれていたが、彼は何も言わないので、この自分の厚遇ぶりが解せない。そして交歓すると性的興奮を覚えてやるせない気持ちに。一方アシュトンは、当然滅多に出会えない「つがい」であるシャーリーを愛しく思っていたが、結婚を申し込んだとて、彼女は立場上断ることが出来ない。お互い両想いなら、なんら問題はないのにと、彼もまたシャーリーの本心が判らず二の足を踏んでいる状態だった。そんなある日、シャーリーは父の友人であったラフィオル公爵に遭遇。だが、彼から思いがけない話を聞いて混乱してしまった。それは、自分が国王の愛人として噂になっていること、両親の事故が、ファンドン公爵を疎んだアシュトンが仕組んだ暗殺らしいというもので・・・。あのクソ叔父夫婦がいつザマァされるのか、心待ちにしてたんですが、アシュトンは侍女にすると体裁整えてくれただけで特に何か処罰したわけでもない。なんで?と思ってたら、父の友人の公爵登場で一気にキナ臭く。まぁ、病気ならともかく不自然な馬車での事故死でしたから、何かしら陰謀が絡んでたんだろうとは思ってました。当然、指図したのはアシュトンじゃありません。それどころか事件に叔父夫婦が関わっているのではと調査をしており、わざと泳がせていたのです。そして怪しさ大爆発の公爵登場ですよ。黒幕自らここで出て来てくれたので一気にお話が進行。シャーリーはアシュトンのことは全く疑わずとも、その際に公爵の魔力にかかり、暗示に掛けられ彼と口げんかになってしまうものの、違和感に気付いて数日後にお互い歩み寄り仲直りの上、想いを打ち明け合います。その後は、シャーリーが国王の婚約者であると公表され、皆に歓迎されていた頃、裏では公爵が暗躍。でも、悪巧みなんて早々上手く行くはずもなく、シャーリーの両親の真相も判り、叔父夫婦も協力してたことから一網打尽に。シャーリーたちは結婚して終わっています。ザマァどころか、結構な犯罪者となって終わった叔父夫婦の処遇にスッキリ。まぁ、絶対に何かしらやらかしてると思ってたんで、首謀者の公爵共々極刑になってればいいと思うばかり。ただ、シャーリーの不遇ヒロインっぷりは本当に序盤の数ページだったから、その後の厚遇生活の方が圧倒的に長かったのが救い。魔力交歓が相性よすぎると性的興奮が高まるという設定のため、このレーベルなのも加味してその手のシーンは多目です。評価:★★★★★せっかく購入したのに積読エリアに紛れ込んでて、漸く読めました(^_^;)
2023.07.08
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