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2014.06.04
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飛行機の機内食はなぜ美味しくないのか?
飛行機の機内食が美味しく感じられないのはなぜだろうか? 機内の気圧、気温、湿度、騒音など、機内の環境に原因がある。(中略)

気圧と乾燥が、味覚を味気なくする
1952年にエコノミークラスが導入され、それまで少数のための特権だったサーヴィスを、多くの乗客に対して提供することはできなくなった。クオリティの高いサービスはビジネスクラスの特権として残ったが、次にフライトの技術が進歩するに従って、味覚にとっては不都合が生まれた。
その1つが、気圧だ。今日の飛行機は、高度35,000フィートか、さらに高くを飛ぶことができる。高度の影響を最小化するために、機内に対して与圧が行われているのだが、この気圧が食物を味気なくする。
もう1つの味覚の敵が、機内の湿気が低いことだ。ド・シオンによると、機内では数分ごとに空気が循環するようにコントロールされているため、エアコンの効果と相まって、わたしたちの目の前の皿の中身は信じられないほどの速さで冷めて乾燥するのだという。これが、数分でおがくずのようになってしまうであろうグリルチキンがまずメニューに現れず、むしろソース漬けの食べ物が多い理由だ。
ドイツのフラウンホーファー研究所はさらなる手段を求めて、何年も研究を続けている。飛行機での環境をすべてシミュレートし、気圧や湿度、気温や騒音から振動、さらには照明の変化の影響を検証しているのだ。
判明したのは、気圧は嗅覚-味を知覚する上で基本となる-をも変化させるということだ。その結果、甘味と塩味は著しくゆがめられる。しかし、苦味と旨味はほとんど変化しなかった。つまり旨みの強いトマトや肉などの食材や、カレーなどの調理法は「有利」だというわけだ。

手の打ちようがない、ならば航空会社に何ができるのか
こうした努力はどれも、それほど状況を好転させることはなかった。そうなると航空会社は、単純に砂糖や塩の量を増やすことで、機内食をより美味しく感じられるようにしたくなるものだ。しかしそれは、乗客の健康にとっては危険な誘惑であり、長い目で見ればあまり宣伝効果としてもマイナスになりうる問題だ。(以下略)

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私は、もう長らく海外旅行に行っていませんが、過去に何回か海外旅行に行った際のことを思い返すと、確かに機内食を「おいしい」と思ったことはあまりありません。気圧と湿度、それは考えたことはありませんでした。確かにそれも理由の一つとしてはあるのでしょう。

ただ、機内の気圧が低いといっても、0.7~0.8気圧程度です。これは、高度にすると2000mから2500m程度に相当します。機内の湿度は20%以下と、非常に乾燥していますが、高温多湿といわれる日本でも、湿度が20%を切ることは稀ではありません。例えば、東京でもだいたい月に数日は最低湿度が20%を切る日があります。
海抜2200mで、気候も(乾季を中心に)日本より乾燥しているメキシコ市(加えて、大気汚染も世界最悪レベル)なんかは、この伝でいうとさぞかしご飯が不味かろう、ということになるのですが、私は乾季の1月にメキシコに行ったときも、食事が不味いなんて思ったことはありません。私にとっては、日本の次に食事のおいしい国はメキシコだと思っているので。
3600mのラパスでも、食事がおいしくないと思ったことはありません。ラパスの気象データで、湿度に関する項目は発見できませんでしたが、年間降水量から判断して、日本より、メキシコシティより、もっと乾燥しているはずです。

ということは、湿度や気圧は、機内食があまりおいしくないと感じる理由の一つではあるにしても、最大の理由とまではいえないのではないかと思います。

最近は航空会社も合理化を進めているので、そういうことは少なくなりましたが、私が初めてメキシコや南米に行った80年代末や90年代前半は、やたらと機内食がたくさん出る飛行機が多かったような気がします。
成田から米国太平洋岸への便(日本を夕方に発)で、夕飯が出て、到着直前に朝食が出て、乗り継いだ便でまた朝食が出てお昼が出て、更に乗り継いだ便でまたまた・・・・・・
狭い座席に座りっぱなしで、たいしておなかも減っていないのに、そんなに次々と機内食が出ても、おいしいと思うわけがない。だいたい、時差の関係で、成田を夕方に出た飛行機は米国西海岸に朝方着きますけど、実所要時間で考えれば、まだ日本の夜明け前だったりします。夕飯食べて深夜食を食べているようなものです(時差の影響も、おそらく食欲に影響は与えるでしょう)。

前述のとおり、このあたりは、航空会社も合理化していて、最近は長距離便でもかなり食事の回数は減ってきていますね。私が最後に海外旅行に行ったのは2002年の新婚旅行(メキシコ)ですが、そのときは、途中乗り継ぎのダラス空港で軽食を食べてしまうくらい、機内食の回数が少なかったことを覚えています。
もっとも、それでもやっぱり機内食がそれほどおいしいと感じなかったことは事実です。

レトルトに近い半調理品を加熱だけして提供するという性質上、味には限界があるのは事実ですが、それを言えば、テントで山登りをするときの食事も、ほぼレトルトとアルファ米ですが、不味いと思ったことはあまりない。やっぱり、体を動かしているというのは、食べ物をおいしいと思う最大の条件なのかもしれません。

それから、若干話がずれますが、私の体感としては、機内食でも、「まあまあ」程度のものと「不味い」ものに分かれるように思います。
大雑把に言うと、日本発の便とラテンアメリカ発の便の機内食は、「まあまあ」であり、米国発の便の機内食は、ちょっとひどすぎる例が、かなり多いような気がします。つまり、日本とラテンアメリカで調理された機内食は「まあまあ」、米国で調理された機内食は・・・・・・ということなのかな、と思っています。あくまでも個人的な主観による印象ですが。





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最終更新日  2016.11.19 09:32:16
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