inti-solのブログ

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2015.07.02
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カテゴリ: 災害
箱根町 大涌谷周辺に避難指示
神奈川県の箱根山の噴火警戒レベルが入山規制を呼びかけるレベル3に引き上げられたことを受けて、地元の箱根町は大涌谷周辺の半径およそ1キロメートルの範囲に避難指示を出しました。
気象庁によりますと、30日午前、神奈川県の箱根山の大涌谷で29日確認された新たな噴気孔の周辺に火山灰が積もり、噴出物で周辺が盛り上がっていることが、気象庁などの現地調査で確認されました。
このため、気象庁は「箱根山でごく小規模な噴火が発生したとみられる」と発表しました。気象庁は、箱根山では今後、大涌谷周辺の居住地のすぐ近くまで影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルをレベル2からレベル3に引き上げました。
これを受けて、地元の箱根町は午後0時半、大涌谷周辺の半径およそ1kmの範囲に避難指示を出しました。町はこれまで大涌谷周辺の半径およそ300mの範囲の立ち入りを規制していましたが、噴石などに警戒が必要だとして、この範囲を大きく拡大した措置を取りました。(以下略)

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箱根山の火山活動活発化が報じられ始めてから2ヶ月間、噴火してしまうのか、無事収まるのか、と思っていたら、とうとう噴火してしまいました。さらに、噴火が起きた噴気孔から100mほど離れた場所に、新たに3つの噴気孔が生じているとのこと。噴火の規模は、今のところごく小規模だそうです。ただ、映像で見る限り、大涌谷は複数の激しい噴気がもくもくと立ち上っており、とても人が近寄れるような状況ではないことは一見して明らかです。北アルプスの焼岳など、噴気の中を人が歩く場所はありますけど、噴気の勢いのレベルが違う。あの激しい噴気自体を「噴火」と呼んでも間違いではないのでは、と思えてしまいます。
警戒レベルは3に引き上げられ、半径1kmが避難指示となった結果、箱根ロープウェイに続いて、強羅と早雲山を結ぶケーブルカーも、一時運航を休止したようです。その後運行は再開したようですが。

また、大涌谷周辺では、昨年10月からこの6月までに、最大で30cmも隆起しているとのことです。隆起している範囲は狭い範囲でとどまるものの、噴火が今回の規模だけで収まるのかどうかは、何ともいえません。

それにしても、箱根町にとっては観光上大打撃であるようです。自然現象は人間の都合など無関係に生じるので、こればっかりはどうしようもありません。人的被害が生じないために最大限の注意を払っていくしかないでしょう。
今のところ、箱根湯本や芦ノ湖まで危険な状態というわけではありません。ただ、以前にも書いたことがありますが、箱根山は、有史以降は噴火の記録が残っていません※が、有史以前は非常に大規模な噴火を何度も起こしたことがあります。今回の噴火がそんなとんでもない規模に拡大する可能性は非常に低いとは思いますが、気になるところではあります。

※平安時代末期から鎌倉時代にかけての時期に、今回程度のごく小規模な噴火があったことが、大涌谷周辺の地質調査で判明しているものの、文献記録にはその噴火は残されておらず、したがって噴火が何年に起きたかも正確には分かっていません。

今後、この噴火がこのまま終息していくのか、さらに拡大してしまうのか、注視していく必要がありそうです。終息するにしても、大涌谷に以前のように立ち入りができるまでには、下手をすると年単位の時間がかかるんじゃないかと思います。





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最終更新日  2015.07.02 23:54:40
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