inti-solのブログ

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2017.06.09
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カテゴリ: 政治
昨年の出生率1.44、前年下回る 下落は2年ぶり
2016年に国内で生まれた日本人の子どもの数は97万6979人で、年間の出生数で初めて100万人の大台を割った。合計特殊出生率は1.44で、前年を0.01ポイント下回った。前年より下がるのは2年ぶり。人口維持に必要とされる2.07に遠く及ばず、人口減に歯止めがかからない。
合計特殊出生率は過去最低だった05年の1.26を底に13年までは緩やかな回復が続いたが、14年以降は一進一退で足踏みした状態になっている。母親の年代別では35~44歳で微増したが、34歳以下の世代はすべて低下した。
16年に生まれた子どもは前年より2万8698人少なく、統計を取り始めた1899年以降、初めて100万人を下回った。減少傾向は第2次ベビーブームが終わった1974年から続いており、親になる世代の人口自体が減っていることが背景にある。
一方、死亡数は130万7765人で戦後最多だった。その結果、出生数から死亡数を引いた自然減は33万786人で、過去最大の減少幅となった。(以下略・要旨)

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出生率の低下に歯止めがかからないようです。合計特殊出生率では、記事にあるように2005年を底に緩やかに回復したように見えますが、この間も出生数自体は、多少増える年はあったものの、全体的には概ね減少が続いてきました。
つまり、子どもを産む年代の女性がどんどん減っていて、生まれる子どもも減っている。ただ、女性の減少の方がより急激なために、相対的に出生率が上がっている(ように見える)というだけのことです。

これに関連して、興味深いニュースがありました。

「一度も働いたことない40〜50代大卒娘」を抱えた高齢親が増加中
これまで日本では、女性は未婚時代には親に、結婚してからは夫に養われる前提で、安く働く存在として扱われてきた。そのため未婚化が進む中で、不安定な非正規雇用にしかつけず、十分な収入が得られず貧困状態の女性が増えている。
さらに、世の中にはそもそも働く気のない女性もいる。例えば、未婚で無業のまま親元にいる「家事手伝い」と呼ばれる女性。
筆者が勤めていた横浜市役所で2000年代当初から「この子は一度も働いたことがないのですが、親が亡くなった後、どうすればいいですか」と、40〜50代の娘を連れて、高齢の親が窓口にくることが話題になった。
彼女たちが学校を卒業したころ、就職せず、花嫁修業と称して、家でお稽古などをして過ごし、それなりの時期が来たら結婚することは珍しくなかった。だが、たまたま縁なく結婚せず、就業経験もないまま40〜50代になった女性は、もはや外に出て働く、他人と交わることも難しい。この女性たちが次に公的サービスにつながるのは、親が要介護状態になるか、親が亡くなって生活に行きづまり生活保護の窓口にくるとき、という危機感が生活保護課にあった。
しかも、働いている女性の方が結婚する可能性が高い。
厚生労働省の調査によると、結婚や出産する確率が高いのは正規雇用の女性だった。非正規雇用や無業の女性は結婚する確率も低い。特に無業だと社会的ネットワークも失い、出会いの機会もなくなるからだろう。さらに内閣府の調査によると、正規雇用者より無業の女性の方が「特に異性との交際を望んでいない」者の割合が高く「いずれ結婚するつもり」という者の割合も低い。
大学教員になって驚いたのは、「結婚がゴール」「どうせ結婚するのに、勉強する意味がわからない」、就職活動に行きづまると「したいことがわからないから、しばらくアルバイトでもいいかなあ」という女子学生が少なくないことだ。
2012年の3月の大卒女子は、派遣や契約社員5.8%、アルバイト4%、進路不明か、就職も進学もせず(多くが無業者)は15.8%もいた。~
就職状況が好転した2016年3月でも、派遣や契約社員が4.5%、アルバイトが1.9%、無業者が8.7%であり、人数にすると約2.2万人となる。大卒女子の約11人に1人は進路未定のまま卒業しているのである。(要旨)

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なるほどな、と思います。男の側で無職や低所得だと結婚しにくいことは想像がつきますが、女性の側も同じ、ということです。
確かに、今の時代、働いていないというのは社会との接点を持っていないということです。それでは異性との出会いも少なくなるし、出会ったとしても、男性の側が敬遠しがちであろうと思います。

ということは、少子化に対する有効な対策は、(男性は言うまでもないことですが、女性も)不安定な非正規雇用や無職者を少しでも減らして、正規雇用を増やす、ということになろうと思います。そしてまた、働いている女性が子育てをしやすくすること(保育園を増やす、など)も重要でしょう。

政府が少子高齢化に対して何の対策も打っていない、とは言いませんが、どうも対策が明後日の方向を向いているように思えてなりません。昨年話題になった「保育園落ちた、日本死ね」というブログにも、そこから保育園の不足への危機感を募らせるよりも、信者どもを使って「日本死ねとはけしからぬ、反日だ」などと気勢を挙げる始末。
こんな政権の元では、今後も出生数の回復なんてありえないでしょうね。もっとも、マトモな政権なら大幅に出生率が回復するかというと、それも難しいでしょうけどね。多少マシ、程度の差でしかないだろうけど。

それにしても、後半の引用記事を読んで、個人的に思いました。うちの子が、無職のままで学校を卒業するようなことだけは、なんとしてもさせないようにしないと、将来恐ろしいことになりそうです。肝に銘じておこう。





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最終更新日  2017.06.09 22:12:14
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