inti-solのブログ

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2019.01.23
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テーマ: ニュース(96523)
カテゴリ: 政治
「市民の迷惑なんだよ」元山さんに浴びせる大音声 水と塩だけの5日間、ドクターストップ
沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票に不参加を決めている5市に投票実施を求め、「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表が宜野湾市役所前で続けていたハンガーストライキが5日目となる19日午後5時ごろ、ドクターストップで終了した。水と塩だけの摂取で挑んだ元山さんのハンストは105時間に及んだ。
元山さんは記者団に「5市長がまだ参加を表明しない悔しさはすごくあるが、県議会で動きがあるのを期待して、自分のハンガーストライキという抗議は終えたいと思う」と発表した。
19日午後3時ごろから、市役所前の道路に日章旗を掲げた街宣車が停車。拡声器を使い「宜野湾市民の迷惑なんだよ。早く解散しろ」などと主張し、パトカーが出動するなど現場は騒然とした。
午後4時半に医師の診断を受けた元山さんは、2日前より血圧が急激に下がり、このまま続けると「危険な状態になりかねない」と中止を求められた。元山さんは続行の意思を示したが、サポートメンバーとの協議の末、終了が決まった。その後、疲労がたまった様子の元山さんはメンバーに肩を担がれて車に乗り、病院へ向かった。(以下略)

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元山さん、直接的な知り合いではありませんが、お会いしたことはあります。
昨年5月22日、足立区北千住で、千住九条の会他主催の「奴らを通すな!ノー・パサラン」という集会で演奏させていただいたとき、ゲストの一人が元山さんでした。実は、その翌日5月23日から県民投票条例の制定を求める署名が始まる、という日に東京に来て、集会で講演してくれたのでした。

その元山さんが代表となった県民投票の会の踏ん張りで、条例制定の直接請求に必要な有権者の1/50(約2万3千筆)を大きく上回る9万筆以上の署名が集まり、県議会で県民投票条例が可決されたのは、周知のとおりです。
ところが、その県民投票条例を、保守系の首長をいただく5つの市町村が、予算の否決を理由に実施しない、という騒動が起こっていることも、周知のとおりです。
条例によって成立した県民投票を一部の自治体だけ実施しないことで投票の機会を奪うことはもちろん大問題ですし、更に彼らの地方自治法第177条の法解釈自体も、きわめてヤバイ代物であることは、 以前の記事で指摘した ところです。

本来から問えば、住民投票はイエスかノーの2択しかありえません。その結果を現実の政治にどう反映させていくか、という局面においては、なかなか2択というわけには行かないものですが、「是非を問う」住民投票は、選択肢は二つしかありません。それを3択にしたり4択にするのは、ノーの数をすこしでも減らそうという姑息な策に過ぎません。
が、しかし、前述のとおり、現実の政治はなかなか2択というわけには行かない、残念ながら住民投票実施の可否もまた、その例に漏れません。私は、住民投票を実施しない自治体の住民が民事裁判に訴えた場合、その請求がとおる(少なくとも、保守系首長のよりどころとする地方自治法177条の法解釈が裁判所に否定される)可能性は高いのではないか、と思います。そのくらい、この法解釈はヤバイものだし、そもそも、県民投票妨害を煽った自民党の宮崎政久議員自身も、この法解釈が問題ないものだとは考えていないようです。問題はあるかもしれないが、例えあとで裁判に負けたとしても、そのときには県民投票は終わっている-ということです。

とんでもない理屈だし、長期的に見ると、このようなやり口が横行することの弊害はきわめて大きく、自民党政権自身にもその弊害が返ってくることになるんじゃない?と思いますけど、短期的には、やった者勝ちという状況であることは否めません。

そういう状況の中で、2択という住民投票の原則を取るか、すべての自治体で県民投票を実施させることを取るか、苦渋の決断だとは思いますが、県民投票をすべての自治体で実現するために、3択で妥協する、という方向に県民投票の会も沖縄県政与党も舵を切ったようです。やむをえないことだと思います。

私自身は沖縄に一度も行ったことがない人間ですから、まったくの想像でしかありませんが、県民投票の会代表として元山さんが果たした役割は、ものすごく大きかったのではないかと思います。もちろん、1人だけの力によっているのではないのは言うまでもありませんが、若干27歳の若者の行動力に、私などは脱帽するばかりです。
その元山さんに対して、政権の息がかかった連中やネトウヨの中傷は凄まじいものがあるようです。引用記事にも、右翼の街宣車がハンガーストライキを中傷、妨害に来た話が触れられています。
それは、それだけ彼の活動が安倍政権やネトウヨにとって目障りなものである、つまり、辺野古基地に反対する人々にとってはよい仕事をしている、ということの証明でしょう。「敵に嫌われるのはよいことである」とも言います。
これからも、頑張ってください。応援しています。





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最終更新日  2019.01.23 23:18:40
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Re:敵に嫌われるのはよいことである(01/23)  
maki5417  さん
スタンドプレーと言われても、やったことに意義があると思います。
本土のマスコミは無視したようですが、ネットで知りました。
わからない人は、投票に行かないか白紙投票でしょうから、3択でもよいと思います。
民意が表明できる場を確保してほしいですね。

「奴らを通すな!」、70年代ですね。
(2019.01.24 10:51:45)

Re[1]:敵に嫌われるのはよいことである(01/23)  
inti-sol  さん
maki5417さん

いや、1930年代ですよ。スペイン内戦中のスローガン。スペイン共産党の指導者ドロレス・イバルリの発言です。

私は、Facebook経由で知ったので、大手マスコミが無視していることに気がついていませんでした。
(2019.01.24 12:27:15)

Re:敵に嫌われるのはよいことである(01/23)  
Bill McCreary さん
>少なくとも、保守系首長のよりどころとする地方自治法177条の法解釈が裁判所に否定される

ご指摘だったように、こんな解釈を許したら、無法状態も可になってしまいますからね。

>長期的に見ると、このようなやり口が横行することの弊害はきわめて大きく、自民党政権自身にもその弊害が返ってくることになるんじゃない?と思いますけど

確実にそうなるでしょう。なったところで、こういう連中は無責任に逃げるだけでしょう。

>敵に嫌われるのはよいことである

これ、本多勝一氏もよく書いていましたね。inti-solさんもそういう経験は少なくないでしょうが、私も特に、2年前の森友の時は、自分は全然そんな気もなく気軽に書いた記事に、右翼の連中が激怒して右翼系のサイトや2ch だか5chに、こいつのブログに抗議しようとヘイト系のコメントが殺到したのにはほとほと参り、コメント欄を閉めましたが、まあでも拙記事がそれくらい効果的だったということでしょうから、今となってはあれも悪くなかったなと思います。大きい声では言えませんが、テレビ局も私に取材をかけてきたくらいです。
(2019.01.24 23:41:17)

Re[1]:敵に嫌われるのはよいことである(01/23)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>確実にそうなるでしょう。なったところで、こういう連中は無責任に逃げるだけでしょう。

おっしゃるとおりでしょうね。逃げるというより、自らの過去をなかったことにして、相手を非難して押し通そうとするだけでしょうね。今の自民党の態度からすると、それしか考えられません。

>inti-solさんもそういう経験は少なくないでしょうが、私も特に、2年前の森友の時は、自分は全然そんな気もなく気軽に書いた記事に、右翼の連中が激怒して右翼系のサイトや2ch だか5chに、こいつのブログに抗議しようとヘイト系のコメントが殺到した

お疲れ様です。実は、かつての「問答有用」はともかく、このブログでは、ネトウヨが殺到してくるという事態は起こったことがないのです。たまにネトウヨの書き込みはありますよ。執拗にからんできて投稿数が50にもなったことも、何回かはありますが、いずれも1対1のやりとりです。罵倒系は、どんなに多くても5~6人までで、それ以上が押し寄せてきたことはありません。
Bill McCrearyさんのところより、アクセスが1ケタ少ない(注目度が小さい)こと、ネトウヨが使う定型的な単語を禁止ワードに指定している、というあたりが理由かなと思います。 (2019.01.25 07:05:54)

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