inti-solのブログ

inti-solのブログ

2019.03.11
XML
カテゴリ: 政治
報じられない安倍発言「わたしが国家」/政界地獄耳

首相・安倍晋三の批判がネットにあふれようと、過去の選挙での勝利、最近の支持率の上昇を見れば首相への期待が高いことは国民が認めることとなる。その理由に野党が弱いからだとか、ポスト安倍が周りに見当たらないなどの分析が説明されるがそうだろうか。不安定な経済の中、政治の混乱が生じてはガラスの経済が崩壊してしまうという奇妙なバランスを国民が維持しようとしているからではないか。その意味では安定している安倍政権は不安定を恐れて安定しているだけなのかも知れない。
ところがこの政権はその安定を維持することに注力すべきところを人気の政権と勘違いして妙なことを口走ることがある。防衛相は沖縄の県民投票で「辺野古反対」の民意が示されたことに関し、「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義がある。それぞれに、民意に対して責任を負っている」と発言した。~
今度は衆院予算委員会で立憲民主党・長妻昭が「統計問題を甘くみない方がいい。扱いによっては国家の危機になりかねない、という認識はあるのか」の問いに首相は「今、長妻委員は国家の危機かどうか聞いたが、わたしが国家です。総理大臣ですよ」と言い出した。発言は「『朕は国家なり』のルイ14世張りの絶対君主の発言」(野党幹部)だが、この発言を新聞は取り上げない。だから首相は頑張っているというニュースだけが支持者の心に届くのだ。知りたくない情報や興味のない情報だけを選んで求めれば、首相の支持は高止まりになるはずだ。本当に国民は首相の行状を見て判断しているのだろうか。

---

最高権力者を国家そのものと同一視するのは、専制国家の発想であって民主主義国家の発想ではありません。
などということはいちいち説明の必要もないと思うのですが、もはや「私が国家」などという異常な発言が、当たり前のように首相や政権中枢の口から飛び出し続けている、にもかかわらず、国民がたいして反応を示さない、というのは異常な状況であるとしか思えません。

引用記事自体が危惧を示すように、このような暴言をほとんどの新聞は取り上げていません。髪の紙面は分かりませんが、ネット上のニュース記事では、引用記事の日刊スポーツしか、この発言を報じていません。
他の新聞はどうしてしまったのでしょうか。読売や産経は安倍政権のポチなので、このような発言を批判的に報じるはずがないとしても、それ以外の、安倍政権に批判的な新聞すら取り上げていない。

思うに、安倍政権にはこの種の異常な発言が多すぎて、もはやいちいち取り上げるニュースバリューがない、言い換えればマスコミが不感症になってしまっている、ということなのではないでしょうか。でも、それでは国会中継など見ない(見ても、編集されたニュース番組程度)多くの国民には、安倍の国会での異常な言動を知らない、たいしたことではない、程度にしか思わない、ということになってしまいます。

少し前に桜田五輪担当相が女子競泳の池江選手の白血病について「がっかり」などと発言したことについて批判が上がると、早速、安倍御用メディアからは発言の全文が紹介されて、「一部だけを切り取って批判するな」というような反論が行われています。
「一部だけを切り取って批判するな」という主張自体は一利あると思いますが、それを叫んでいるメディアは、民主党政権時代にはどうだったのか。「暴力装置」発言、「放射能つけちゃうぞ」発言、「法務大臣は二つの言葉だけ覚えておけばいい」発言・・・・・・・。みんな、「発言の一部を切り取って」マスコミの猛攻撃を受けた。それどころか、鉢呂経産相の「放射能つけちゃうぞ」発言に至っては、発言自体がなされておらず、捏造だったようです。にもかかわらず、同じ文脈中に発言した「死の街」ともども批判されて、辞任に追い込まれています。

私も、民主党政権には、一瞬期待を抱いただけに、その後大いに失望を味わいました。とりわけ野田政権には絶望しかありませんでした。その評価自体は今も変わりませんが、同時に「それでも安倍よりはマシだった」とも思っています。
それはともかく、民主党政権時代は発言を切り取りまくって批判していたのに、安倍政権では「切り取って批判するな」などと言っているメディアは、いったい何なのか。語るに落ちた、としか言いようがありません。

「私が国家」などというトンデモ発言をを報じようともしない御用マスコミに守られながら、安倍政権は自由と民主的制度を破壊して、日本を奈落の底に突き落としていくのでしょうか。まったく絶望的な気分になります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.03.11 22:16:30
コメント(5) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:信じ難い発言が当たり前になってしまった現実(03/11)  
七詩  さん
過去の民主党政権はこんなに酷かった。
だから自民党政権しかない。
自民党政権には批判しない。
…というこんな三段論法?はあきらかにおかしいでしょう。
批判すべきところは大いに批判して改善をうならすべきです。
小選挙区制以来の政権選択と言う二者択一の発想に落とし穴があるように思います。かつての批判政党があった中選挙区制の方がよかったように思います。 (2019.03.11 22:25:01)

Re[1]:信じ難い発言が当たり前になってしまった現実(03/11)  
inti-sol  さん
七詩さん

おっしゃるとおりです。
民主党政権に問題があったことは事実ですし、私も過去には散々批判しましたが(ただし、自民党とは反対方向からの批判ですけれど)、今の安倍政権より酷かったとはまったく思えません。

小選挙区制についてもおっしゃるとおりで、以前にも何度か記事を書いたことがありますが、日本の政治が明らかにおかしくなってきたのは小選挙区制導入以降です。
(2019.03.12 07:03:24)

Re:信じ難い発言が当たり前になってしまった現実(03/11)  
Bill McCreary さん
すでに上の記事のURLは閲覧できなくなっていますね。私も知らなかったので、ご紹介ありがとうございます。

私も、散々安倍晋三は馬鹿だクズだなんて書いていますが、さすがにここまで馬鹿なことを国会でほざくとは思わなかったですね。ていいますか、首相に復帰した時はここまでひどくなかったわけで、勘違いの度合いがひどくなっている。自民党にも自浄作用がないし、これやっぱり有権者が安倍に飽きる、ということを望むんですかねえ。

なお、「日刊スポーツ」の「政界地獄耳」というのは、けっこう鋭い記事がのりますね。「K」さんという人はなかなかの書き手です。

あ、それから拙ブログが2千万PVを突破しました。昨今アクセス数に苦戦していますが、懲りずに更新しますのでこれからもよろしくお願いします。

(2019.03.12 07:53:37)

Re[1]:信じ難い発言が当たり前になってしまった現実(03/11)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

すみません、先週書いた記事なのですが、コンビニ24時間営業の方を取り上げたくなって、しばらく後回しにしていました。まさかその間に元記事が消えているとは思いませんでした。
それにしても、「私が国家」とはねえ。増長著しい、ということもありますが、本質的に民主的国家の指導者にはふさわしくない、という思いを新たにしましたよ。2000万PVおめでとうございます!
(2019.03.13 07:22:23)

Re:信じ難い発言が当たり前になってしまった現実(03/11)  
AlienP さん
民主党政権の崩壊には「菅がー、野田がー」と言って支えようとしなかった「潔癖左翼」にも大いに責任があります。
野田氏が嫌いでも支えていれば、その後の展開は大いに違っていたでしょう。
左翼は自らの失敗と捉え、二度と同じ轍を踏まないようにしなければいけません。
(2019.03.24 15:52:25)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: