inti-solのブログ

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2019.04.13
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テーマ: ニュース(96530)
カテゴリ: 対中・対韓関係
韓国の水産物輸入規制に「お墨付き」 水産庁と外務省の油断 WTO逆転敗訴に動揺
WTO)を舞台にした日本と韓国の水産物の輸入制限を巡る争いは、日本の「逆転敗訴」となった。東京電力福島第1原発事故後、韓国が実施する日本産水産物の輸入規制に事実上の「お墨付き」が与えられた結果となり、日本の提訴が裏目に出た形。農水産物の輸出拡大を目指す政府の戦略への打撃は必至だ。今回の判断は、日韓関係や被災地の復興に影響を与える可能性もある。
「対抗措置を取れるパネル(紛争処理小委員会、1審に相当)の判断を維持したかったが、取り消されて(輸入規制)撤廃を迫るツールを失ってしまった。非常に残念だ」。河野太郎外相は12日の衆院外務委員会で、そう話した。政府は、輸入規制を続ける23カ国・地域に対しWTOの判断をもとに規制緩和を求める戦略だったが、逆転敗訴で見直しを迫られそうだ。
逆転敗訴は、日本にとって想定外だった。韓国の禁輸措置が「差別的」だとする日本の主張をほぼ認めた1審では原子力の専門家らも審議に加わっており、水産庁と外務省の担当者は10日、「専門家が検討した1審の事実認定が覆ることはほとんどない」と楽観的だった。
判断が覆ったのは、上級委が日本産水産物の安全性や貿易制限など重要な論点について、1審の検討に不備があったと判断したためだ。韓国は、放射性物質のレベルが今は低くても将来、影響が現れる潜在的リスクを訴えてきた。上級委は、1審はこの潜在的リスクについて検討が不十分だったと指摘。韓国の措置が貿易制限に当たるかどうかについても、1審は韓国と日本の地理的な事情などを十分考慮していなかったとした。 (以下略)

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リンク元の記事にある地図を見ると一目瞭然ですが、福島原発事故以降、日本からの食料品の輸入に規制を設けている国は数多くあります。
例えば米国は、青森から長野、静岡に至る14県の農産物、畜産物、水産物にかなりの程度輸入規制を敷いています。静岡や長野は野生のキノコ類だけですが、福島県産は牛乳、牛肉からキノコ、山菜、野菜類、もちろん魚類まで、ずいぶんある。EUも、最近になってだいぶ規制が緩められたものの、福島、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉県産の水産物に政府作成の放射性物質検査証明書を求めています。
それら各国からの輸入規制があるにもかかわらず、韓国についてだけ、WTOに提訴した時点で、安倍政権のある種の意図を感じざるを得ません。
要するに、客観性とか公平性とは無縁に、一番気に入らない相手だから、ということでしょう。それで提訴してみたら、予想に反して負けちゃった、と。
自業自得としか思えません。

わたし個人としては、ごく微量の放射能まで忌避する気はない、というか関東に暮らしていてそれをいちいち気にしても仕方がありません。でも、他国から見れば、安全性が気になる食品をわざわざ外国から輸入してまで食べる必然性はないでしょう。
WTOは科学より風評を優先させるのか、などという批判を口にする人もいるようですが、こと食べ物に関する限り、そのような言い分は物事の本質を何も分かっていないとしか言いようがありません。
科学は万能ではありません。科学的には安全でも口に入れない、入れたくないものは世の中にいくらでもあります。「美味しい食べ物」「まずい食べ物」あるいは「好きな食べ物」「嫌いな食べ物」を科学的に定義はできません。まずい、あるいは嫌いな食べ物も安全性という意味では「食べても安全」です。では、美味しいものを好み、不味いものは食べないというのは風評被害ですか?糞尿は科学的には何の危険性もありませんが、科学的に安全だから糞尿かけご飯を食べられますか?
口に入れるものに「科学」を持ち出せばすべてが通ると思うのは、そういうことです。





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最終更新日  2019.04.21 05:13:27
コメント(7) | コメントを書く


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Re:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
maki5417  さん
韓国はけしからんという論調が目立ちますね。
54から減ったとはいえ、まだ23の国や地域が規制しているのにどうしたことでしょう。
核の汚染にはどこも敏感ということでしょう。
チェルノブイリの時もイタリアなどのパスタは敬遠されました。

いまだに汚染水問題は解決の見通しが立たないので、心配も当然でしょう。

除染して線量が低くなっても、最近は再汚染が指摘されています。
山林は手付かずですから当然ですね。
行政は、再度の除染には対応しないそうです。


当地にも100人以上の人が避難していますが、なかなか帰れません。 (2019.04.14 13:29:43)

Re:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
gaulliste さん
韓国を提訴したのは、韓国だけあとになって規制を強化したからってのを
どこかで読みました。一部の水産物から、水産物全部に。
日本が有利になる理由としては、かなり弱いと思いますが。

とりあえず、風評という言葉を使うことに反発しか感じません。
放射性物質を放出したことは、風評ではなく事実です。
私は安全とか科学の問題ではなく、信用の問題だと思っています。
信用を失ったものから、安全だとか風評被害だとか言われても
お前が言うかとしか思いません。

文句があるなら、東電に言えと。
回り回って、東電に払う電気代が上がっても、仕方がないと我慢しますし。 (2019.04.14 15:57:17)

Re[1]:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
inti-sol  さん
maki5417さん

韓国が本当にけしからんなら、WTOで日本が負けることはなかったわけだし、他の国はとっくに輸入制限を解除しているはずですから、実際には韓国が特にけしからんわけではない、ということになります。

>核の汚染にはどこも敏感ということでしょう。
>チェルノブイリの時もイタリアなどのパスタは敬遠されました。

そういうこともあったようですね。それに加えて、チェルノブイリ事故以降、日本も食品の輸入規制を行っていました。(1kgあたり370ベクレル以上という緩い規制でしたが)


gaulliste さん

>韓国を提訴したのは、韓国だけあとになって規制を強化したからってのを
>どこかで読みました。一部の水産物から、水産物全部に。

なるほど、そういうことですか。とりあえず暫定的に対策を取って、それをあとから更に厳しくする、それはよくある話で、別に不当なことでもなんでもないと思いますね。

>放射性物質を放出したことは、風評ではなく事実です。
>私は安全とか科学の問題ではなく、信用の問題だと思っています。

まったくそのとおりであると思います。安全とか科学を持ち出すなら、料亭が料理の使い回しをしようが、食品会社が賞味期限や産地を偽装しようが、それで食中毒になる人はいないでしょうけど、そういう問題ではないわけです。

ただ、その責を負うのは東京電力と国であって、農家や漁師ではないのですけれど、こればっかりは仕方がないとしか言いようがありません。 (2019.04.14 20:52:13)

Re:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
Bill McCreary さん
前に

plaza.rakuten.co.jp/intisol/diary/201811060000/comment/write/#comment

の記事やコメントにもありましたように、国際司法裁判所に提訴なんて言っていて、その後政府の姿勢もどんどん腰砕けになっている感がありますが、万が一提訴をしたら、たぶん今回の件以上に日本側は不利でしょうから、やっぱり提訴はしないんでしょうね。

>要するに、客観性とか公平性とは無縁に、一番気に入らない相手だから、ということでしょう。

G20の際も、安倍は韓国側と首脳会談はしないという考えのようですが、関係が悪い時だからこそいろいろ首脳同士で話すこともあるでしょう。 (2019.04.15 17:06:52)

Re[1]:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>国際司法裁判所に提訴なんて言っていて、その後政府の姿勢もどんどん腰砕けになっている感があります

そうですね。遅まきながら、提訴しても負けるかも、と気が付いたのでしょう。

>G20の際も、安倍は韓国側と首脳会談はしないという考えのようですが

要するに、仲直りなんかしたくない、ということなんでしょうね。隣国との関係がそれでよいと思っているんですねえ。 (2019.04.15 21:31:08)

Re:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
お散歩さんぽ さん
まず、科学的と言う言葉と、現在測定可能と言う言葉を混同してもらっては困ります。こういう問題では前者を徹底して採用しなければなりません。そうしないなら国際的な通商規則なんぞ百害しかありません。科学的である必要が無いなら、理由が放射能でなくとも、例えば韓国で育ったものは毒なんですといったもので全然OK。でもそんなものだらけの通商規則なんぞ百害しかありません。嫌なものは嫌、好きにするという国は通商規制から抜ければいいんだから。
個人の心と国による輸入規制を混同して書いてませんか? 輸入規制はその国民が買うことを決定するところではありません。言うならば選択的夫婦別姓と同じです。科学的な根拠がないならあとは消費者一人一人の選択に任せるべきだと思いますね。少なくとも逆の立場だったらそれでよいと思うんで、そうすべきと思います。
で、きちんと科学的に考えたときに安全かどうかですけど、どうなんでしょう? 自分的にはここが大事なんですけど本質じゃないんでしたっけね。 (2019.04.16 03:58:26)

Re[1]:恣意的な提訴で逆転負け(04/13)  
inti-sol  さん
お散歩さんぽさん

おっしゃるような言い分が国際的に通用するものならば、いまだに二十数カ国が日本産の食品に輸入制限をかけたり、WTOで日本が負けることもなかったわけです。
何故そうならないのか、ということを考える必要があるのではないでしょうか。
すでに何度も指摘したように、「科学的」という言葉は万能ではありません。産地を偽装しようが、口をつけなかった残飯を流用しようが、賞味期限を(多少)偽装しようが、「科学的」にはとくに問題ないでしょう。でも、それじゃあ済まないのですよ。

>科学的な根拠がないならあとは消費者一人一人の選択に任せるべき

それは机上の空論です。韓国の状況は知りませんが、日本の流通弦葉と同様とすれば、食品の産地は、書いてあったとしてもせいぜい原作国までです。「韓国産」「チリ産」とは書いてあっても、その国のどこの地方産とは書いていない。産地など書いていない場合も稀ではないし、まして飲食店などでは材料にどこ産の食品を使ったかなんて、まったく分かりません。むしろ、その状況では、「日本産」はすべて「被災地産かも?」となります。
判別のしようのないものを「消費者の選択に任せる」というのは不可能なことです。 (2019.04.16 07:04:48)

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