inti-solのブログ

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2022.09.16
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テーマ: ニュース(96532)
カテゴリ: 医療・衛生
コロナの感染者数、死亡者数は随時公開されており、そこから死亡率も簡単に算出できます。
ただ、言うまでもなく一口に死亡率といっても、年齢によって大差があります。
年代別死亡率のデータは、検索したところ、 あるにはある のですが、2021年7月ということで、1年以上前のデータです。そのため、最新のデータに基づいて調べてみることにしました。
年代別の感染者数と死亡者数のデータは 厚労省の「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」 から取得しました。
本記事アップの時点で公開されているのは、2020年9月2日から2022年9月13日までのデータです。
まず、全期間を通じての死亡率平均は0.18%ですが、詳細は以下のとおりとなります。

 
2020.9-2022.9
2022.7 以降
インフルエンザ
全感染者数
19,374,810人
10,292,580人
31,665,539人
全死者数
35,754人
6,065人
 死亡率0.09%
10 歳未満死亡率
0.0007%
0.0009%
0.00%
10
0.0004%
0.0001%
0.00%
20
0.0016%
0.0008%
0.00%
30
0.0048%
0.0019%
0.00%
40
0.0154%
0.0040%
0.01%
50-54
0.0590%
0.0100%
0.02%
55-59
0.03%
60-64
0.2120%
0.0375%
0.06%
65-69
0.12%
70-74
0.8846%
0.1823%
0.23%
75-79
0.48%
80-84
2.6452%
0.7819%
0.97%
85-89
1.77%
90 以上
3.9201%
1.5268%
3.06%

70代以上だと依然として危険性が高いことが分かります。

ちなみに、元データは男女別になっていますが、案の定というか、10歳未満を除き全年代で、女性より男性の方が死亡率が高いことが分かります。
私の年代(50代)だと、女性なら死亡率0.03%ですが、男は0.09%と、だいぶ差があります。罹ったら1000人に1人が死ぬ、ということです。もちろん、基礎疾患のある人の方が死亡率が高いので、基礎疾患がなければ死亡率はもっと低いでしょうが。もっとも死亡率の低い20代で男性0.0005%対女性0.0002%、最も高い90代でも男5.94%対女3.25%です。

続いて、時期別の死亡率を見てみます。とりあえず、2020年の9‐12月と、2021年以降は四半期別に死亡率を出しました。
感染者の絶対数は
2020年9-12月から21年4-6月までは20‐30万人台で推移しています。7-9月に88万人に急増した後、10-12月は4万人に急減、2022年1-3月は桁数が変わって約470万人、4-6月は少し減って約260万人、7-9月(13日まで)は一桁上がって約1030万人に達しています。

2020年9-12月の死亡率は1.4%でした。
2021年1-3月はさらに上がって2.2%。この時男性80代は18.5%、90代超では31.2%という死亡率を記録しています。
4‐6月の死亡率は1.30%、感染が急増したオリンピック時期の7-9月は0.47%と下がりましたが、10-12月は2.3%と過去最高に跳ね上がりました。ただし、2021年10-12月の感染者数は、7-9月に比べて20分の1にも減っています。したがって死亡率は上がりましたが死者数は大幅に減っています。2022年に入って第6波では感染者数は1桁上がり、7月からの第7波では更に1桁上がって、期間内の感染者数は1000万人を越えましたが、死亡率は0.2%→0.1%→0.06%と減ってきました。年代性別別にみて死亡率が最も高いのは90代男性ですが、2021年10-12月の90代男性死亡率は5割超でしたが、2022年7-9月は2.3%まで低下しています。ただし、前述のとおり感染者数がけた違いに大きいので、死者の絶対数自体は今年1-3月の9,300人が最も多く、7-9月の6,000人がそれに次ぎます。

というわけで、ウイルスの毒性が軽減してきているのか、あるいはワクチン接種の効果かは分かりませんが、コロナの死亡率が下がってきていることは間違いありません。
他の病気、具体的にはインフルエンザとの比較もしてみました。

こちらの資料 に基づき、票の右端に掲載しています。
これを前述の新型コロナの死亡率と比較すると、新型コロナのほうがかなり死亡率は高いです。やはり新型コロナは決してただの風邪ではなかった、と言えます。
ただし、7月以降の第7波に限ると、死亡率はインフルエンザより低くなります。

従って、新型コロナは決してただの風邪ではなかったが、今現在に限ると、死亡率に関してはただの風邪になりつつある、と言えます。
もっともワクチンのおかげなのかもしれませんし、死亡率以外にも、異常な倦怠感が長期間続くという後遺症(これは若い年代でも稀ではない)がかなり見られます。分母となる感染者数の捕捉率が、おそらくインフルエンザより新型コロナの方が高いと思われる(無症状感染者なんて、インフルエンザで調べられることはありません)ことにも留意する必要がありそうです。また、この間の感染者数がインフルエンザよりずっと多いため、死亡率は低くとも死者の絶対数はインフルエンザより多いことが推測できます(死者数は上記引用元に掲載されていませんが)。
それらも含めて考えると、まだ「ただの風邪」とまでは言えません。ただ、ある程度それに近付きつつある、とは言えそうです。

感染者の療養期間が7日間に、濃厚接触者の自宅待機期間が5日間(陰性が確認できれば3日間)に短縮されたのも、これを考えれば合理的判断と言えそうです。いや、もう一声、濃厚接触者の待機期間は3日間に(できればワクチン接種者は待期期間なしに)してほしいところですが。





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最終更新日  2022.09.22 07:00:11
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Re:コロナ感染者、死亡者、死亡率の最新データを調べてみた(09/16)  
Bill McCreary さん
私はいまだ予防接種はしていませんが、幸い感染していませんので、このまま逃げちゃおうと思います。ただ私の職場も、昨今だいぶ感染者が増えています。私など日本中をほっつき歩いているので、それでも感染しないのは、マスクと消毒の徹底、あとは、やばそうなところに足を踏み入れないということもあるのでしょうが、究極のところやっぱり運の要素が強いのかもです。 (2022.09.17 01:02:02)

Re[1]:コロナ感染者、死亡者、死亡率の最新データを調べてみた(09/16)  
Bill McCrearyさん

私は3回目まで接種をして、感染もしていませんが濃厚接触者にはなりました。
もちろんワクチンは感染予防効果はなく症状を抑える効果しかないことは理解していますが、そうはいっても症状が抑えられれば更なる感染の拡大を抑える効果はあるのではないかと思うのです。せめて接種後半年以内は濃厚接触者から除外、くらいのインセンティブがあってもいいのに、と思います。

それはともかく、ここしばらく小康状態ですが、今年に入ってから、職場での感染者発生はやはり多かったです。世間一般の人口比とかわらないか、それより多いかもしれません。40代50代の感染者で、回復後も倦怠感が治らないなど後遺症の話も職場で聞きます。
私も、未感染ですが、いつかくるかな・・・・・とも思います。 (2022.09.18 20:10:40)

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