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2024.06.15
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テーマ: ニュース(99912)
カテゴリ: 音楽
「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
人気アーティストの「Mrs. GREEN APPLE」が6月12日、コカ・コーラとコラボした新曲「コロンブス」をリリース。そのMVに人種差別的な表現が見られるとして、ネット上では物議を醸しています。
新曲「コロンブス」はコカ・コーラが提供する音楽プラットフォーム「コカ・コーラCoke STUDIO」のキャンペーンソングとして発表されたもの。5月31日にはコカ・コーラの公式YouTubeチャンネルにて、同曲が使われたTVCMやメイキング映像も公開されていました。
6月12日には、Mrs. GREEN APPLEのチャンネルでMVが公開されました。その内容は西洋貴族風の衣装を身にまとったMrs. GREEN APPLEのメンバーが小島にたどり着き、島に住んでいた“原住民”のサルたちと交流をするというものでした。
MVにはメンバーが島の“原住民”であるサルを人力車の引き手として使役したり、サル相手に音楽や乗馬、天文学などの学問を教えるといったシーンが挟まれており、ネット上で植民地支配や西洋中心主義の肯定につながるとして物議を醸しています。
MVのコメント欄には公開からわずか13時間の記事執筆時点で、5618件ものコメントが。「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」「誰かこれを止める人いなかったのか」「海外から正式に抗議される前に、早く取り下げた方がいいと思う」「コロンブスという単語自体、昨今はマイナスイメージが強い名前として扱われているという認識がアップデートされてないのはまずい」など批判の声が多く上がっているほか、Xでもさまざまな声が上がっています。~
「EMI Records」と所属事務所「Project-MGA」は6月13日、Mrs. GREEN APPLE公式サイトにて謝罪文を発表。YouTubeのMV公開停止について報告し~ました。

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補足すると、タイトルにあるコロンブスの他、ナポレオンとベートーベンに扮してサルに音楽や乗馬、天文学を教えるという、恐るべき内容だったようです。
世界史や現代社会の動きを多少なりとも踏まえれば、こんな動画はとてつもなく差別的ととらえられる、程度のことは誰にでもわかるはずです。先住民をサルに例える思考があるなら、人間をサルに例えることがどういうことかを考える思考が当然あるはずです。
私は、正直に言えば自分自身と自分の子どもをサルに例えたことはありますけど(それも子どもが小学校低学年まで)、それはもちろん家族だけの場に限ります。他人をサルに例えることは、いかに考えても不穏当であるのは明らかですし、そんなことはしません。
人種、民族差別に対して、さほど敏感でなくても、さすがに「これはマズい」くらいは分かるはずです。それが理解できないのは、人間社会の中でまともに生きていくために必要な感覚が、致命的に摩滅していると言わざるを得ません。

そもそも楽曲タイトルの「コロンブス」自体が、現在では植民地主義の象徴とみなされていることは、すでに多くの指摘があります。
コロンブス自身はともかく、彼に代表されるスペインからきたコンキスタドール(征服者)たちが何をやったかは、バルトロメー・デ・ラス・カサス「インディアスの破壊に関する簡潔な報告」(日本語版は岩波文庫)とか、本多勝一「マゼランが来た」(朝日文庫)の一読をお勧めします。
実際のところ、ラテンアメリカ諸国の中でもアンデス諸国とメキシコは現在でもある程度先住民が生き残っていますが、コロンブスが到達した西インド諸島では、先住民はすでに滅亡してしまっています。

それでも、中にはこんな愚劣な擁護を行おうとする輩もいるわけです。

ひろゆき氏「叩きたい人たちが社会正義ごっこ」ミセス「コロンブス」MV騒動に私見
ひろゆき氏は「欧州人の格好をしたアジア人が島に行って類人猿に楽器や乗馬を教えて歌って踊るMV『コロンブス』というタイトルじゃなかったら、具体的にどこが良くないという話なのだろう? 叩きたい人たちが社会正義ごっこをしてるように見える」と記した。
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腐り切っているよ。タイトルが「コロンブス」でなくても、植民地時代の欧米人がサルに見立てた先住民に接している時点で、致命的にアウトであることに気付かないとはね。

そもそもアメリカ大陸先住民はいわゆる人種としてはモンゴロイドに属し、われわれ日本人とも(じつはそれほど近縁ではないものの、少なくとも白人との対比では)遠い親戚にあたります。つまり白人が先住民をサル扱いする構図は、日本人をサル扱いする構図と同じと言うことです。
例えば、ザビエルとペリーとマッカーサーに扮した人が、サルにものを教えるMVを作ったら、どれほど鈍感な人でもさすがに問題に気付くと思うのですが、あるいは現在はフランスに住んでいるというひろゆきは、日本人自体を蔑視することも何とも思わないのでしょうか。

まあ、問題のMVはあっという間に公開停止となりました。さすがに関係各企業も、それが極めて問題のある映像だという認識はあるようで、当然の判断というしかありませんが、そもそも事前にその映像を見ていなかったのか、見ていて誰もストップをかけなかったのか、という疑問は大いにあります。





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最終更新日  2024.06.15 07:40:46
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