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見るがいいあの誇らしい顔を歪んだ正義を信奉するエゴの集団に選ばれしエゴの頭領を大義名分が崩れようと支配欲に任せひたすら突き進む者先人が泥沼に導いた彼の国をまた増やそうと言うのかこの世の何処に聖戦などあるものか自由の名に集いし民は自由を履き違え世界を混乱に導く君たちに未来はあるのか未来は許されるのか誇らしげに勝利を叫ぶ者よやがてお前の役目も終わるだろう
2004.10.31
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彼女がぎこちない微笑みで挨拶をする僕は自慢の長い髪を切った理由を尋ねることができない尋ねようにも見るからに穏やかそうに佇む彼女のオーラが僕に「お願いだから 訊かないで」と睨みつけるのだそして僕はいいひとのふりをして少しこわばった頬のままあたり障りのない世間話をするのだ彼女の肩を抱き寄せてあげたい衝動に駆られながらも
2004.10.30
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人間はきっと愚かだから自分の家が火事になっても誰かがサイレンを鳴らすまでは気付けずにいてその身を焦がされるまでそれを自覚できないのだろう狂いゆく世界突き進む滅びの道幾度となく聴こえる叫びを嘲笑う如くまたどこかで繰り返される破壊の行為よ
2004.10.29
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知り合った人々が増えるたびに絡まる縁の糸にいつからか もがいていただけど 「書き続ける」その意思の元でなんとか今日までやってきた心のこもらない慰めの言葉は時に人を傷付けるから本当に書きたいこと以外はあえて書かなかったつもりだけど僕がこの世界で書き続けるには自分に勝ち続けなきゃならない愛の本質を見極め仲間に分け与えるそれができるまで僕はこの危うげな空間の中少しだけ身をかがめながら行き交う人々と大切なものを確かめあっていく今は離れてしまった君もうマイナスの感情さえ僕の中に残ってないけどこれだけは言える君と温かさをわかちあった日々は決して幻ではなかったと優しさだけじゃ生きていけないと誰もがそう言うけれど他人に優しくすることができなくて自分を守るために傷つけあって行く君が君の世界を描いていくには乗り越えなきゃならない本当に手にしたいものそれがはっきりわかるまで君は人に揉まれて時に涙流しながらこの渇いた画面の中で描き続けてく僕が僕であるためにずっと書き続けていきたいこの魂が求めるハーモニー強くしなやかに奏でれるまで僕は逆境に立ち向かい静かな微笑みを浮かべながらこのぬくもりのない砂漠で真心を描き続ける
2004.10.28
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しおれた様に見えるその花をあなたは捨ててしまわないでまだ枯れてはいないでしょう養分を与えて茎を水に入れれば見違えるように花は生き返るあなたの花を咲かせて欲しい花言葉は 情熱? 純情? 可憐?それとも 夢?あなたの花はきっと咲く奥に秘めたる色があなたを彩る日はやがて訪れるだろう
2004.10.27
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詩を書くと言うことは詩を書くものにとって特別なことではないしかしながら毎日書けるような代物ではないし意思があれば書けるものではないそんな中で僕たちはあたかも毎日発表せねばならないような場を選択してしまった単に言葉を並べたとして詩になるものでもないだろう詩を書くと言うことはあるいは浮かんでいる元素を掻き集める作業かもしれないあなたは「素敵」な言葉に反応する「素敵」さを内に持っている人だと僕は信じるだから詩を想い浮かべたのなら躊躇なくまた書きはじめるといい誰が認めようと認めまいとあなたは詩を書く者なのだから
2004.10.26
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もしも僕の目が見えなくなっても想像の世界で色彩を感じていこうまだ見ぬ君たちを思い描いているようにもしも僕の声が出なくなっても詩の世界で伝えていこう僕にとって綴ることが話すよりも雄弁だからもしも僕の耳が聴こえなくなっても人々の声なき声は聴こえるだろうもしも僕の手が不自由になったら頭の中で浮かぶ言葉の欠片をかみしめて生きていこうもしも僕の生命が絶たれてもこの詩魂は宇宙を旅することだろうそして心ある人の記憶の片隅でほんのわずかな期間でも存すればいいそれが名もなき詩人の生きた証だから
2004.10.25
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ルームライトを消した彼女はほんのわずかな間窓辺にたたずむ浮かび上がるシルエット顔のライン月は知っている彼女が物思いに耽るのは秋だけじゃないってPCの電源をおとして静寂の中グラスを置く音がする月は見ている仄暗い部屋で彼女が浮かべる表情をさみしい一人笑いの後で枕に顔をうずめる時もふと窓から見える月を見上げて静かに浮かべるその微笑みも
2004.10.24
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なぜ こんなにも新しい物が欲しくなるんだろう?ついつい手が出て買った物の多くは2,3回使って置き去りになる僕は物欲は文化・文明を進歩せしめる原動力と信じたいだが今は次から次に出る新製品 新機能 新スペックに目を奪われて貪っているこの物欲は何処より出づるか今日もコマーシャルや雑誌に目を奪われている
2004.10.23
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ちょっとだけ季節はずれの檸檬をかじってみるやっぱり酸っぱいねその黄色い果実はどちらかと言えば噛んで味わうよりは眺めるのがいいね最近の僕はどちらかと言えば長めの手紙が苦手で挨拶くらいが丁度いいって感じなんだ元気かなぁ?たまに気が向いたらその酸っぱさで僕の目を覚ましに来てね
2004.10.22
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白い羽 舞い降りてノイズ溢れる交差点 ふと見上げればモノクロームの世界が現在(いま)虹の中 踊り出すよ雑踏に身を預け 埋もれる僕ら灰色の瞳の奥 わずかな輝きが見えるもしも 報われるならその方法を教えてよ嘘で飾られた日々抜け出して輝いてみたいすべてを振り切って翼を広げて 空の彼方向かい風も平気だよ氷の世界に熱い魂何処かにある故郷へ飛び立つこれ以上汚れないで君は この地球(ほし)に宿ったかけがえのない宝石(ジュエル)大切な誰かを守れる君であって欲しいな海の底 生まれた真珠 女神となってすべてを包む星は揺りかご 傷を癒すよ君はもう 大丈夫 純白の翼広げ 微笑む日が来るさきっと きっと
2004.10.21
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もしも君が暗闇の中に身を置いている気がして不安になったとしたら眼をしっかり開いてその幻を追い払って欲しいたとえ本当に闇があってもおびえないで闇の彼方にある蒼い世界に想いを馳せてもし君が混迷の激流であえぐのなら僕が橋となり横たえようこの魂のかけらを君が足場として渡れるように今は報われないかもしれないだけど君はその手にあるものを捨ててはいけないよそっと育んでね時季は必ずやって来るさ七年に一度だけ咲く月下美人の様に艶やかな華を内に秘め続けてそれでも君が耐え切れないのなら彼(か)の岸まで渡れる橋になるよたとえ君が本当に望むものが僕の中にないとしても僕は喜んで橋となるその蕾から確かな息吹が感じられるよ華が開くのはもうすぐその時季が早く永くあることを願おう君の運命は着実に好転するそれが信じられず恐怖感に苛まれるのなら僕がこの激流に立ちはだかり流れを変えてみせるその脅威に耐え切れずついえたとして河に浮かぶ僕を足がかりに君は渡ればいいああ 僕はこの激流に君と共に挑もうそして橋になろう金色には輝けないとしても君一人渡れるほどの橋になりたい
2004.10.20
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あの日 振り切ったはずの恋心は秋風に誘われて騒いだりしていないか?無邪気さの下できっと君は切なさをかみしめているんだね寒くなるね今年の冬はなんとか乗り越えられそうかい?そりゃ僕は冷めた男だけど女一人暖められるほどの心は持ち合わせているつもりさいつでも おいで寒くなる頃君が一冬越えれるくらいの使い捨てカイロを懐に忍ばせておくから
2004.10.19
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― 彼女はいつになく乱れていた外では荒々しい風のもとにおおきな木々がその枝葉を窓ガラスに押し付けていたいかにも意地悪く まるで覗き込むように僕の大きな椅子に腰掛けて彼女は半裸で手を組んでいた床にはまるで喜んでいるように彼女の華奢でかわいらしい足が震えていた― 蝋人形みたいに蒼く 僕は見つめたよ葉から洩れた月光が揺れて飛び交うのを彼女の笑顔や胸の谷間を― まるで薔薇の木にまとわりつく蠅みたいだった― 僕は華奢な踝にまずキスをした彼女は突然笑い出したんだそれははじけて明るいトリルになった水晶みたいに綺麗な声だシルクの下の小さな脚は僕の唇から逃げた「やめてよ」― はじめの仕掛けが許されると笑顔のままで咎める素振りだった僕の唇の下でピクピクしてた可憐なそれ僕は彼女のまぶたにそっとキスをした― 彼女は少し媚びた顔をのけ反らして「やってくれるじゃないの! ・・・あなたに一言言いたいわ・・・」― 僕は言うべきことを彼女の胸にキスとして伝えたすると彼女はまた笑い出したすっかりその気でご機嫌な笑いだ・・・― あの夜 彼女はすっかり乱れていた大きな木々が遠慮もなくその枝葉を窓ガラスに押し付けていたいかにも意地悪そうに まるで覗き込むように 参考訳 堀口 大学 平井 啓之
2004.10.18
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僕は出かけた 底なしのポケットに両こぶしをつっこんで上着の裾はもはや形をなしていなかった僕は歩いた 広がる夜空の下を詩神(ミューズ)様僕はあなたのしもべですああ なんと素敵な愛情を夢見たことだろう一本しかないズボンにもでかい穴があいていた夢想家の一寸法師僕は道々 詩を想い浮かべたおおくま座が僕の宿み空の星たちはやさしく語りかけてくれたっけ路傍の石に腰掛けて星のささやきに耳をすませた九月の良夜 この額に露がかかれば冷えた酒のように心地良かったあやしい影に誘われて 僕は詩を浮かべていた片足を胸に抱えて破れた靴のひもを竪琴の糸立てて弾きながら 参考訳 堀口 大学 平井 啓之
2004.10.17
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ああ誰か この男にやさしさと言うものを教えてやってくれないか自分では思いやりを持っているつもりでもその言葉は冷たいらしいからこの男に人を傷付けない物言いをレクチャーしてやって欲しいいつも何気ない一言が誰かを無明の世界に追いやるからこの男の心の奥底は氷の世界なのだろうか何を見つめている?何を探している?人とどう繋がりを持とうとしてるんだろうこの男 冷血につきやさしさと言うものを教えてやって欲しい
2004.10.16
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どうして二人の愛は深まらずに褪せてしまうのだろうあの頃は二人でいれればそれで良かったのにどうしてあなたと顔を合わせることを辛く感じてしまうのだろうわたしはあなたにずっとそばにいて欲しいのにその手はとても冷たくてわたしの愛にあなたが何食わない顔でいるようにわたしもあなたに対して気持ちを伝えるのが下手なのかもしれないもうこれ以上すれ違わないで離れたくはないのあなたに胸を焦がした日々よもう一度あなたのそばで輝きたいのあの日のようにもう一度
2004.10.15
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僕は君が考えるとおりひねくれ者なんだろうおまけに自分でも呆れるくらいに脳幹に反応し浮かび上がる言葉たちに自分で酔っている特に甘く仕上げようなんてたぶん考えていない自分の心地良い言葉を集めているんだろうこんな自分だけど時に誰かのために詩を捧げたくなるんだだけど 僕はありきたりの手法で捧げたりはしない大人の苦味を加えてびたーすぃーと?いやいや 甘さはたっぷりクセがあってコクがある僕の味はめーぷるしろっぷ
2004.10.14
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僕の中の想いは咲くことを知らずに身をかがめている何時 咲くか知る由もなくああ この想いよ薔薇と咲いてくれないかいびつな気持ちよ真紅の情熱となりあの人を焦がして欲しい咲かずに死するかこの花よ許されるならば薔薇になりたい
2004.10.13
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もうすっかり秋 わたしは 人影のない海にひとり誰もがわたしに構わず通り過ぎていくだけどわたしは忘れない この海に誓ったから思い出がこの身を引き裂こうと 死にはしないと楽しい夏は終わった 取り残された海辺であなたと結ばれるささやかな夢はついに叶わぬままわたしはあの夜 星の砂たちと指きりした孤独に打ちひしがれても みじめになっても 死にはしないともうすっかり秋なのね この広すぎる海であなたの姿がまぼろしになってもわたしは 黄昏の空にした約束を忘れないたとえ ひとりで心細くても 自分を捨てはしないとあなたより素敵なひとはいないかもしれないだけど 誰かとめぐり逢うことを信じてわたしは生きていく
2004.10.12
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足元に落ちる枯葉見つめて やがて訪れる 寒さを思い朽ちかけたベンチで あなたに贈る恋歌もない恋人よ いつまでも 震える私のそばにいてねそしてひとこと ぼくの言葉が別れの意味じゃないと慰めて欲しい街路樹の並ぶ中 子供たちがはしゃいでいる恋など知らない昔に帰れと 悩む私を誘っているようね恋人よ 今はまだ 季節の狭間で漂っているけどあの日のあなた 唄い人だった輝くフレーズ 私にくれた恋人よ そばにいて 壊れた私のそばにいてねそしてあの日の 辛い言葉が一時的な迷いと微笑んで欲しい
2004.10.11
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オフ会 それは文字だけのつきあいが生身で通じ合う時そしてちょっとだけ批判の言葉が遠慮がちになり会話に安心感が生まれる相手に好意を持っていたならば逢う瞬間までドキドキするそんな時間あり得ない話だけど君とはどこかの街角で偶然に逢ってみたいもし通じるものがあるのならお互いを知らなくてもそこから会話ははじまるだろう
2004.10.10
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なぜか ここに佇んでいるとっとと仕事を片付けて帰っちゃえばいいのになぜか ここで呆けている時計の音が少しだけ急かしている帰ろうと思えばあと少しで帰れるのに気だるい空気に身を任せて時間を浪費させているんだこの愚か者はなぜか まだここにいるもう一人の自分が「とっとと 帰ろうぜ」としきりに訴えかけている
2004.10.09
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わたしはまだ覚えている生き甲斐を見出せずにいたあなたがわたしの肩を抱き寄せ「幸せになれるかな?僕たち」とつぶやいた日を平和すぎる日々の中実体のなきに等しいあなたがわたしの胸に忍び込んだなんとなく やっていけそうな気がしたけど長くは続かない気がしていた愛し合っていたのは確か心地良かったのも確かただ わたしはそれ以上は望まなかった引き止める事もしないであなたの去った今も感触が時折甦る優しさだけでよかったあの日のわたしを抱き寄せたあなたの力無き腕の得体の知れない感触を
2004.10.08
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君の分身素敵だな本人の姿じゃないってわかるけどそのセンスは好きだなぁ僕の分身と君の分身が同じルームで戯れて会話を重ねて裸の自分が見え隠れ今宵も踊ろう虚像のマスカレード時間を忘れて真夜中まで果敢無いガラス張りの世界君の分身と僕の分身を並べて
2004.10.07
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繰り返すあやまちも繰り返すつぐないも何時かは流れ流れていくあなたの事を憎んだり思い直して愛したり何時まで続くのリフレインフェードアウトを今は望まない繰り返し繰り返し飽きもせず繰り返し
2004.10.06
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私書箱にメッセージまた一人閉鎖のお知らせ何も言わないで閉じるよりはショックが小さくていいよねなんて思いながらもやはり寂しいどこかでまた開くとは言ってくれても現在と全く同じに出来るとは限らずそれでもその文体に触れれるのならと思いつつ「また お逢いしましょう」ささやかな希望を残して去って行く別れの哀しさより出会えたことの嬉しさをかみしめて小さな溜め息とセンチメンタルを置き土産にもらって
2004.10.05
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私がまだあどけなかった頃彼の車でドリカムが流れていたお気に入りの曲を集めたカセットテープカーステレオでかけてもらって街を歩く時には少し照れながら二人になったならばじゃれあって目をつぶれば幸福の時間が甦るあの時流れた「未来予想図2」はきらめきを運んでくれたボックスで私が歌う間微笑む彼が優しく愛おしく想えたそして 時は二人を引き裂き彼は私を泣かせたあの日よ もう一度
2004.10.04
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晴れるわけでもなく荒れ狂うわけでもなく空が泣いているいっそ強風に任せて枯れるまで泣いてしまえばいいのに傘もささずに一人歩けばシトシトと空は泣いている
2004.10.03
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ありがとう無邪気な君君は僕に与えるささやかな希望をそして失望を君はずっと寂しくて自分を受け容れてくれる人を探していたんだろうそしてすぐそばにある温もりを惰性のまま欲したすっかり馴れたものさ身体がほどけた後の君の心無い台詞目の前にいるパンチドランカーを何度 打ちのめせば気が済むのだろうありがとうささやかな希望そして深い失望
2004.10.02
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穏やかな陽射しの下風が憂いを運ぶ何もないなんにもないまどろみに似た空間部屋の片隅で捨てきれない人形が呼んでいるさよなら愛すべきはずだった人さよなら愛せなかった人今は秋の澄んだ空の下風に吹かれて
2004.10.01
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