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真っ白な無地のワイシャツはもう着ないエンジのネクタイもお別れださようなら 若草の季節二度とは戻れないすれ違って 知らないところへ旅立った 輝ける人達あの日 交わした笑顔は今 どうなっている?すべては宝石箱に閉じ込められて輝いている開く度に 共に聴いた音楽が奏でられる今は振り向かない 振り向きたくない若草色の季節よさようなら
2004.02.29
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君といると自分が恥ずかしくなるくらい幸福に感じるずっと こんな感覚はなかったはずなのに君がいる思わず微笑みたくなる君も微笑んでいるそんな 何気ない幸福が幸福に感じてしまうそれが現在一番の幸福
2004.02.28
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少年期に兄さんに出会えたのは詩人を志す僕にとってとても幸福だった学生服の僕はひとりの帰り道や池のほとりで兄さんの詩を暗誦したものさ夏の帰り道には 「感覚」を秋の帰り道には 「わが放浪」を憤りを感じたら 「裏切られた心臓」を僕は本気で思ったよきっと この僕の魂はイザベルの生まれ変わりなんだって大人になった現在になってあなたを礼賛したいだなんてそのままじゃないかああ 兄さん僕にはわかるよ詩と決別した後にもあんたは浮かび上がるフレーズを身悶えながら消していたんだって砂漠の真中や 戦場で詩魂が 騒いでいたのならその破片を僕にわけてくれないか時を超え共鳴するこの魂に兄貴よもう一度 その眼を向けておくれ兄貴 僕の兄貴
2004.02.27
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僕達は真っ白な世界の中薔薇色の車に乗って行きましょうシートには青のクッションが敷き詰められている二人は仲良く過ごすでしょう柔らかい空間の隅々までとりとめもない接吻の巣になるから貴女は瞳を閉じるでしょうねガラス越しの夕闇がしかめっ面をするのが嫌で意地の悪い狂った世界死んだ眼をした愚か者達を見たくないから貴女は頬を引っ掻かれたと思うでしょう接吻がスルスルと まるで気の狂った蜘蛛みたいにそのうなじを走るから貴女は僕に言うでしょう 「探して」と首をかしげてだけど僕達は蜘蛛を見つけるまでには相当 時間がかかるでしょう ―そいつはあちこち駆けまわるだろうから Arthur Rimbaud 参考訳 中原 中也 堀口 大学
2004.02.26
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虫けらの様にあしらわれて沸き立つ怒りを腹に収めて平静をよそおうそれでも震えは止まらず理性が必死で頑張っている自分が相手の立場だったら同じ物言いをするだろうなとか自分の力が及ばないとか原因を自分に求めながら食いしばるこの感情を若気の至りと思える日が来ると他人事の様に思いながらもう一人の自分が吼えているのをじっと見つめている
2004.02.25
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人はステージの終わりを本能的に悟る事があると言う今 僕が立つステージも舞台脇でカーテンが踊りはじめているさようならさようなら今存在する世界少しだけレベルが上がったならきっと多くのものが見えるだろうさようならさようなら今ここにいる自分これから何年経っても「あの頃は良かったね」なんてつぶやきはしないだろうもうすぐ別れを告げそして生まれ変わる新しいステージの幕が開くように
2004.02.24
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お帰り君の家だよ話しづらい事があるなら黙っていてもいいんだよこちらからは聞かないから君はきっと自分が一番愛されるそんな場所を望んでいるんだろう太陽の光が平等に注がれるように君への愛情も絶えず注がれているんだよお帰り君の家へ疲れたのならさあ 一緒に布団にもぐろうお帰りなさいよく戻ってきたね
2004.02.23
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僕は願った我が詩心よ死にたもうなとあの頃の衝動詩を書く喜びを甦らせたまえと僕は祈った三十一の数霊に韻律に今まで語られたことのない世界を顕さん事をそして現在復活の時僕から溢れ出るものが玉石混交であろうとも書き続ける喜びは何にも変えられない現在、詩心は詩魂と昇華し言霊に向かいはじめる僕は僕の詩魂の命ずるままに書き続けるもう己から止まることはしない
2004.02.22
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言葉は誰しも平等に与えられほとんど意識せずに使われているボク達はその中でも少しだけ言葉に拘る者たちだ言葉がボク達を選んだのかボク達が言葉を選ぶのか知る由はないけど言葉を綴る 言葉を操るそんな君達の表現をボクは愛するボク達は感情を詩で表す 恋のときめきを もどかしさを 愛おしさを 慈しみ 悲しみ 狂おしさを 愛の優しさ 真の凛とした感じ 絆の深さ 心の大切さをボク達は情景を詩で顕す 四季の美しさを 空の大きさ 海の深さ 太陽の輝き 月の浮かぶ様 星の瞬き たおやかな大地を ボク達は言葉で自分を表すまた言葉で自然を顕す時としてボク達は詩で会話する 詩で心を通わせる詩と詩が求め合い 探り合い 時として恋をする イメージとイメージが恋する時 魔法さえ生まれる ボク達にとって 詩は名刺であり 恋文であり 宣誓文であり 履歴書であり 遺言である
2004.02.21
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あなたが書けと言うならば幾らでも書いてみせるよ「書く」と言う意思があれば すぐにでもどんなストーリーでも どんな感情でも言葉に現してみせるあなたの言う通り心を売り渡したのなら魔術師にでも 詐欺師にでもなれるだろうただねボクがひとつ 拘(こだわ)るとするならばスカスカの詩は 書きたくないんだどんなに 現実でなくても自分とは 関係のない世界でも 逢ったことのない人にさえもそこに一破片(ひとかけら)の何かがあればボクは想いのままに書けるその何かがない時にボクは苦しむいくらでも書ける 望む通りに綴ってみせるだけどそれはボクの詩ではない気がするあなたは気づいていないかもしれないけどボクにとって書くことは呼吸することと一緒の事たとえ空気が悪くても吸うしかないボクの書くものすべてに"何か”が宿ってくれたらいいのに
2004.02.20
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君が足を上げるその一歩により君の魂は喜ぶ君の目が前を見据えるその対象の向こうには赤々と燃えるコロナがある歩み続けろ希望を歌う者よ挑み続けろ夢を形となさん者よ叶うとすれば本望叶わぬとして君の歩みは形を変え生まれ変わり光輝く君の歩みはすべてに繋がっている君の足は現在確実に大地を踏みしめているその背中へ光は差し続ける
2004.02.19
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その涙を僕の胸に預けなさい君は疲れていて今まで 見えないものが見えてしまって戸惑っているんだろう今は君にはっきり言ってあげれるよ「君は一人じゃない」だから この胸で思いきり 泣いたならいつもの君に戻りなさい僕はここにいるから
2004.02.18
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この山を越えようこの山は僕を大きくするために存在している山だジトジトした茂みゴツゴツとした岩に苦しみながらも傾斜の向こうに遥かそびえる頂上を目指し登って行く後を振り返るのは登りきった後だ今 僕はこの山を登りきる為に歩武を進める今は下を向かない
2004.02.17
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もう少ししたらやろうと思い続けていたら結局いつまでも出来ない事ってない?君はずっと背中を押してくれる人を待ち続けているんだね北東の風が吹いたら歩き出すって?そう思っているうちはたぶん風は吹いてくれないよ風が吹くのを待つよりは風を起こそう風を起こす力がなかったらせめて風を呼んでみよう踏み出す一歩で君のすべてがはじまるから
2004.02.16
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君の欲しいCDはちょっとだけ古くてあちこちのショップを覘いてはあきらめてこのまま帰るにはなんとなく悔しくて君の喜ぶ顔が見たくて君の好きなアーティストの載っている雑誌を捜すけれどそれもなく携帯で君に聞いてみればコンビニの安いマンガが欲しいと言う気がつけば遅い時間ただあてもなく過ごす夜
2004.02.15
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いい年なものでプレゼントも貰えず逆に家族にサービスをした誕生日にふと思った何もプレゼントはなかったけれどこんな何が起こるかわからない時代に無事に今日まで生きてこの日を迎える事ができたその事実こそが僕へのプレゼントなんだろう来年も また次の年もそうやって年齢を重ねていけたのならどんなにいいことだろうと
2004.02.14
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真夜中に起きた我が神経はゆっくりと ゆっくりと冥界をさまよい朝 起きてもゆるやかなリズムを繰り返す環境に悪い アイドリング運転のようにがなりたてながらもこの心 動き出すまでうなっている
2004.02.13
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今さら祝う年でもないと割り切りながらもケーキが食べたいと言う母のために仕事帰りに買う結局 君からのプレゼントはなし逆に僕の土産にニコニコしているそんな ごく普通の大人の誕生日
2004.02.12
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変わらない自分変わりたい変わる時だよね変われればいいな変わろうよこらー言葉で遊んでないで動きなさーい
2004.02.11
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あの夏に満面の笑みで買ったお気にいりのアイテムも今ではジャンク扱いさ時の流れが速いのか自分の感覚が遅れているのかだけど 焦ることはないさこんな時代に物事を完璧にこなすほうがどうかしてる肩の力を抜いてそのうち時流ってやつを追い越してやろうぜ
2004.02.10
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わかってるよ 君のほうが早く覚めてしまっただけ澄んだ瞳で言われたら 何も言い返せないよそれまで君の語った優しさはその瞬間に戯言に化したそして抜け殻のまま 僕は生きなきゃいけない誰かを好きになる根源を僕は見る事ができなかったそれを見据えた上で 君と向き合えればこんな失敗はなかっただろう僕の願いは閉ざされたセンチメンタルスパイラルに巻き込まれて行くよその眼差しを僕に向けないで取り残された悲しみだけ 残ってしまうもう僕の瞳の中に君の微笑みは映らないだろう夕闇にさまよう僕がここに居て君のちょっとした気まぐれに抱えてきたエゴは捨てきれずに 今夜もまた
2004.02.09
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ねぇ 答えてくれないか僕は 今まで信念を曲げずにスタイルを貫いてきたつもりだったけどそれは他の人から見て無駄なことだったのかな最近じゃ 意地になってる自分がみじめで捨ててしまいたくなりそうだよねぇ 君から見て僕にまだ 輝きは残っているのかなもしかして君は義理で僕とつきあってるとさえ思えるんだよ そのくせ 僕は穏やかでもう 君に依存したり すがる気持ちはなくてただ 君がどこかにいて 笑ってればいいやって思うんだだけどだけど ね君が崩れそうになった時には遠慮しないで知らせてくれないか焦がれる事はなくても君はこれからも君だから蒼き詩人から君へほんの少しの真心を
2004.02.08
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○ 寂しい。。。
2004.02.07
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あなたが 太鼓を一つ打てば全ての音が解き放たれ世界中にハーモニーが広がるあなたの一歩により 義なる者が復活し 集い そして動き出すあなたの顔が 横を向く そこに愛が満ちるあなたの顔が また横を向くそこに愛が溢れる「この世界の混乱と災いの種を取り除いて欲しい」人々が願い 口々に叫ぶ「僕たちの運命はどこで決まるのかその法則を導き出してください」子供たちがそう歌っている『ある絶対のもの』の意思に起因してあなたは前人未到の地をも進んで行くだろう Arthur Rimbaud 参考訳 堀口 大学
2004.02.06
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おお 季節よ 楼閣よ地の上(へ)に 水晶の魂なんて 存在するんだろうか流れ行く季節 砂嵐の向こうの楼閣僕は幸福に邂逅したそれは人類史上 最高の秘法一番鳥が暁に鳴けば幸福万歳! これ以上は何も望まないよ僕の魂は 幸福に包まれているこの魅惑の光に 魂が喜ぶそれまでの営みは 全て無駄となってしまった言っている事がわからないって?無理もない 僕でさえ語るのは無意味と悟っているおお 季節よ 楼閣よ Arthur Rimbaud 参考訳 中原 中也 平井 啓之
2004.02.05
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まだ見ぬ人の訃報を聞いた顔も声も知らない文字だけの関係だけどその人と僕は確かに情けの盃を酌み交わしたのだあぁ 目頭を襲う不思議な感覚よその人の言葉の選び方その人の心遣いその人のあたたかさそれらが僕の中でエクトプラズムと化し僕の心を泣かせる一度 お逢いしたかった今度 生まれ変わったら是非・・・(2004・2・5 PM)
2004.02.04
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ああ どこかでまた泣き声が聴こえる今はありのままを見据えよう絶望多き時代主義はますます 愛や平和を嘲笑い血の闘争 涙の悲劇を呼んでいく気が付けば君は哀しみに打ちひしがれているその姿に自分を重ね 壊れそうになる仮面をかぶり生きていく時代 愛もますます打算的になり無邪気な歌も 渇いていくだろう夕焼けに憧憬を見た時代は消え去り黄昏さえも灰色に染まっていくのか俺たちの世界は砂漠へ加速していく倫理 道徳 故郷 道標 憧憬 希望自然 文化 環境 何もかもが変わって行き 退廃に向おうとしているああ昨日の地図さえ 灰と化す今それでも生き続けるこの魂よ静かに 時代を進んで行け
2004.02.03
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他人の目は気になるくせに自分の姿は見えずあたかも他人の一挙手一投足が自分に対して向けられたものと自惚れる弱い心は汚れを知らないように見えて汚れを自覚できないいつもあやまちに気づくのは他人に同じ事をされた後
2004.02.02
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僕は太陽と契約を結んだ「この人を幸福にする」と一点の曇りもない空だった彼女は僕の膝で居眠りをしていた僕もうとうとして彼女の後髪に顔をうずめた気がつくと夕凪が二人を包んでいた茜色の空を見上げ彼女の髪に指をすべらすと頬にかすかな感触を覚えた僕は答えた「綺麗だね」と
2004.02.01
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