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「赤字もいいところだ」奈井江の猟友会きっかけ波紋広がる“ハンター報酬問題” 町は依頼断念 6/10(月) 18:29 STV北海道・空知の奈井江町の猟友会が、クマ出没時の対応を辞退したことを受け、町は猟友会への依頼を断念したと明らかにしました。道内のハンターからは、クマ対策への報酬の低さを問題視する声が相次いでいます。(奈井江町 三本英司町長)「猟友会の部会長には、猟友会としての(意見の)趣旨を理解したうえで今回断念しますと伝えた」2024年6月10日朝、奈井江町の三本町長が取材に応じ、地元の猟友会に対し、クマの駆除などを担当する「鳥獣被害対策実施隊」への参加を依頼することを断念したと明らかにしました。奈井江町では2023年度、クマや痕跡の目撃情報が15件ありました。全道的に市街地でのクマの出没が相次ぐなか町は2024年5月、地元の猟友会にクマ出没時の対応への参加を呼びかけました。これに対し声を上げたのが、猟友会の山岸部会長です。(北海道猟友会 砂川支部奈井江部会 山岸辰人部会長)「俺たちは役場の下請けじゃないんだよ。最低賃金にも引っかからないよ」町は猟友会に対し、事前に相談することなく最大1万300円という報酬を提示。奈井江町の猟友会は人員不足に加え報酬額で折り合わなかったため、参加辞退を申し出たのです。(北海道猟友会 砂川支部奈井江部会 山岸辰人部会長)「アルバイトみたいな報酬で誰がやりますか。この報酬の中にはその後の運搬処理や解体、焼却処分も含んでくる。妥当な金額とは思えない」問題となった報酬額について三本町長はー(奈井江町 三本英司町長)「業務内容に対する対価が少ないという意見が寄せられた、承知はしている。民間事業者の委託も検討している。今回残念ながら(猟友会が)協力できないのであれば、独自の報酬体系を考えざるをえない」10日に札幌市内で開かれた北海道猟友会の総会に山岸さんの姿がありました。総会では報酬額について、道内のハンターから意見が相次ぎました。「奈井江部会の声はその通り。燃料代も考えると赤字もいいところだ」「クマの出動手当などについて奈井江部会が単独で声を上げたが、北海道猟友会で全道的な調査をしてほしい」総会を終え、山岸さんはー(北海道猟友会 砂川支部奈井江部会 山岸辰人部会長)「ハンターの皆さんが疑問に思っていることが言葉になって出てきた。みんな協力したい気持ちでやっていが、そこに自治体が乗っかっているのは変な話ではないかと。まさに報酬問題とはそういう話だと思う」クマ対策に重要な役割を果たす猟友会。奈井江町の問題をきっかけに、協力体制や報酬のあり方が改めて問われています。「馬鹿にしているのか」ヒグマ駆除 町と猟友会が交渉決裂「高校生のバイト以下」6/17(月) 17:33道内では、羆の出没と被害が増えており、その対策は住民の命に関わる問題だ。従来、猟友会が行政からの要請を受けて駆除に協力する体制だったけれど、それはもう限界にきている。息子も狩猟免許を持っており、時折出動することもあるけれど、当然仕事がある。他のハンターたちも同様で、多少報酬が増えたとしても状況によっては断らざるを得ない。猟友会の主要メンバーの高齢化も進んでいて、山の中を機敏に歩き回ったりすることが難しい人もいるだろう。もう、ボランティアハンター依存は無理なのだ。前から思っているのだが、北海道で自治体職員になる人に狩猟免許取得を進めたらどうか。向いていない人もいるだろうから義務化は無理と思うが、免許取得と継続に対する費用は公費で、出動したら特殊勤務手当を出す。同時に、警察官にも狩猟免許を持つような仕組みを作り、熊の捕獲と駆除は主に公務員が担い、地元のハンターには協力要請する形がいいのではないか。そのような仕組みを作っている自治体があるのかどうかわからないが、今までニュースでは取り上げられていないような気がする。市街地に出現「アーバンベア」、社会問題に 札幌・住宅街でのクマ襲撃から3年北海道新聞 2024年6月17日
2024年06月18日
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「月光のスティグマ 」中山七里/著幼馴染の美人双子、優衣(ゆい)と麻衣(まい)。僕達は三人で一つだった。あの夜、どちらかが兄を殺すまでは――。十五年後、特捜検事となった淳平は優衣と再会を果たすが、蠱惑(こわく)的な政治家秘書へと羽化した彼女は幾多の疑惑に塗(まみ)れていた。騙し、傷つけ合いながらも愛欲に溺れる二人が熱砂の国に囚われるとき、あまりにも悲しい真実が明らかになる。運命の雪崩に窒息する! 激愛サバイバル・サスペンス。何かの書評か本の紹介で、「阪神大震災と東日本大震災」を共に被災した主人公たちのサスペンスというので、この作家の本も読んでないしと思い図書館で借りてきた。感想は、一言でいうならうーん((+_+))色々なことがてんこ盛り過ぎるのか、面白くしようという意欲が空回りしたのか、最後は書き手も収集付かなくなったんじゃないかとまで感じた。とりあえず、最後はどうなるのかと読み続けたのだから、それで作者の意図は達成か?
2024年06月02日
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今、応援している若者たちです。厚真町で馬搬や馬耕を生業としている西埜馬搬の西埜将世さん。ジョージアで伝統的なクヴェヴリでのワイン醸造にチャレンジする青木勇斗さん。二人の子育てをしながら、恵庭でフリースクール「自由学習空間ひとのわ」を始めた福田里未さん。このような若者が自分の思いや願いに向かってチャレンジする姿を見たら、応援せずにはいられません。どのチャレンジも決して楽なものではないけれど、明るくめげずに前向きに、損得抜きによく働く人の周囲には、応援する人も集まってくるものです。人がつながるとまた新しい知恵や力も湧いてくる。こうやって人は生きてきたし、それしか人間らしく生きてゆく術はないのかもしれないと思う時があります。
2024年02月07日
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札幌で仕事をしている20歳の孫と、札幌シネマフロンティアでシネマ歌舞伎を観てきた。お正月に孫が来た時に歌舞伎の話になり、「ちょっと興味ある」というので、彼女が休みの日にシネマ歌舞伎を観ることにしたのだ。しかしこの日は、前日から大雪。JRもちゃんと運行するかどうかわからないし、どうしようかと迷ったが、この日を逃せばシネマ歌舞伎の上映も終わってしまう。ということで、間に合わなかったら違う映画をみてこようとでかけることにした。しかしラッキーなことに、JRは間引き運転ではあったがちゃんと間に合い、見ることができた。今回の上映は「唐茄子屋 不思議国之若旦那」。 【作品紹介】宮藤官九郎×中村勘九郎による、奇想天外な人情噺!シネマ歌舞伎にもなった『大江戸りびんぐでっど』をはじめ、奇抜な発想を取り入れた歌舞伎作品を生み出してきた宮藤官九郎が、4作目として作・演出を手掛けた新作歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』。大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」でタッグを組んだ中村勘九郎とともに、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたような空間が広がる平成中村座で初めてとなる新作歌舞伎の上演に挑みました。古典落語「唐茄子屋政談」に「不思議の国のアリス」の要素を織り交ぜた本作は、勘九郎演じる自己愛強めな若旦那や、人情深い八百屋のおじさん、第二形態に変身する吉原の花魁に、アグレッシブな江戸っ子大工、そして、しゃべる蛙まで登場する奇想天外な人情噺。さらに、若旦那が迷い込むパラレルワールド「第二吉原」では身体が大きくなったり、小さくなったり…驚きの仕掛けが満載です!また、本作は「唐茄子屋政談」だけではなく、「大工調べ」や「十八檀林」「鈴ふり」などたくさんの落語の要素が絶妙なバランスで混ざり合って、唯一無二の物語に仕上がっていますので、落語ツウも楽しめる新作シネマ歌舞伎です!古典ではなく、宮藤官九郎作・演出というので、歌舞伎を観たことがない孫でも楽しめるだろうと思ったのだ。勿論私は中村屋ファミリーの役者たちが大好きなので、当然楽しめた。鑑賞後に台湾料理のランチをしながら孫に感想を聞くと、「イメージしていた歌舞伎と全然違った」という。彼女は土台になっている落語も知らないので、役者たちの立て板に水のような早口言葉的なセリフの言い回しに感動していた。ちょうどこの孫の年齢の頃、私も東京の歌舞伎座で歌舞伎初鑑賞をしたことを思い出した。何の演目か覚えていないけれど、古典歌舞伎ではあったはずだ。田舎者の私は歌舞伎座の舞台のゴージャスさに目を奪われた。そして、まだ若い玉三郎の美しさにも目を奪われた。あの重そうな衣装を着て、美しく軽やかに動き回り、舞い踊る姿に驚いた。どんな瞬間をカメラに収めても美しく決まりそうな役者たちの動きにも感動した。内容はよくわからなかったけれど、あの日から歌舞伎が気になる私になって今に至る。できれば孫にも、ほぼお家芸のように伝承されてゆく歌舞伎の芸に、時々触れて見続けてほしいと思っている。同時に、日本の話芸である落語や講談も楽しめるようになったらいいな。二人でゆっくりと話したこともあまりないので、とても良い一日になった。孫の人生が豊かであってほしいと願う。
2024年01月16日
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昨夕、能登半島の地震のニュースを見ていたら、日航機事故のニュースに切り替わった。えっ、どうしてこんな時にと唖然とする。【速報】日航機炎上 海保航空機の乗員6人のうち5人機内で発見されるも死亡 機長も重いやけどで搬送 日航機も14人けがで4人搬送 羽田空港衝突事故2日午後5時50分ごろ、羽田空港で火災が発生しました。JNNが羽田空港に設置したカメラには日本航空の旅客機が午後5時47分、羽田空港に着陸しようとしたところ、機体から火の手が上がりました。警視庁によりますと、海上保安庁の航空機に乗っていた乗員6人のうち、5人が機内から発見され救出されましたが、死亡が確認されました。海上保安庁の航空機に乗っていた乗員6人の身元が判明しました。海上保安庁によりますと、死亡したのはいずれも第三管区海上保安本部羽田航空基地所属で、▼副機長の田原信幸さん(41)、▼通信士の石田貴紀さん(27)、▼探索レーダー士の帯刀航さん(39)、▼整備士の宇野誠人さん(47)さん、▼整備員の加藤重亮さん(56)さんです。また、機長の宮本元気さん(39)は重いやけどを負っているということです。海上保安庁によりますと、接触した海上保安庁の航空機は能登半島地震の対応のため、新潟航空基地へ物資を送る途中だったということです。日本航空機にいた367人の乗客と12人の乗員は全員脱出しましたが、14人がけがをして、このうち4人が病院に運ばれたということです。けがの程度は不明です。政府関係者によりますと、海上保安庁の航空機「JA772A」と日本航空の最新鋭旅客機「エアバス350型機」(北海道の新千歳発・羽田行きJAL516便)が34R滑走路で衝突したということです。日本航空は会見で、自社の航空機に対して「着陸許可が出ていたと認識している」と説明しました。国土交通省によりますと、事故を受け、羽田空港の滑走路は全て閉鎖されていましたが、事故のあったC滑走路以外のA、B、Dの滑走路については、午後9時半ごろに運用を再開しました。岸田総理は、海上保安庁の職員5人が亡くなったことは「大変残念なことであり、使命感に敬意と感謝を表しながら哀悼の誠をささげる次第だ」と語りました。総理官邸で記者団の質問に答えました。羽田空港で日航機炎上 客室乗務員がメガホンで誘導…「煙が漂う中、みんなパニックだった」緊迫の脱出語るあの炎上に至るまでの短時間で乗客が全員脱出できたことは、不幸中の幸いであった。あの状況にパニックにならない人は少数だろうが、乗務員の臨機応変の的確な指示と誘導があり、それに乗客がちゃんと従って行動したという結果だろう。乗客と乗務員の皆さんに拍手を送りたい。そして、どのような事態になってもパニックにならずに冷静に状況判断ができるようでありたいと思う。それにしても、元旦から二日続きの悲劇はたまらない。今年が思いやられる。
2024年01月03日
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ジャニー喜多川氏による事務所の少年たちへの性的虐待問題が報じられた時は、色々な意味で驚いた。その後の経緯を気にしているのだが、なかなか難しい問題が内在しているようで、これからもすべてが明らかになることはないだろうとも思う。とりあえず、記録として下記の記事をコピペして、その後に私の懸念していることを書いておこう。ジャニーズ性加害問題「再発防止チーム」設立1カ月で動きなし…ジュリー社長「会見逃れ」の声日刊ゲンダイDIGITAL / 2023年6月28日 9時26分ジャニーズ事務所創業者、故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を受けて、5月26日に外部の専門家による再発防止特別チームが設置されてから1カ月が経過した。 20日には、立憲民主党の「性被害・児童虐待」国対ヒアリング終了後、元ジャニーズJr.の中村一也さん(36)が記者会見で「完全にこれ絶対犯罪だと思うので、政府の方に真摯(しんし)に向き合っていただけたら」とコメント。ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長に記者会見を求めた。 中村さんは2000年、13歳でジャニーズ事務所に入所。02年10月に行われた「タッキー&翼」の東京ドームコンサートに出演した夜、当時70歳のジャニー氏から性加害を受けたという。「特別チームの座長を務めるのは、前検事総長で弁護士の林眞琴氏と精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理の女性研究者の3人。林氏と飛鳥井氏の2人が12日に記者会見をしたが、本来なら、ジュリー社長が出席すべき案件でしょう。チーム結成は、ジュリー社長を矢面に立たせないための隠れ蓑だという見方が強い」(週刊誌記者) 今年3月、英公共放送「BBC」がジャニー氏の性加害問題をドキュメンタリーで放送。同時に番組スタッフがこの問題を知りながら報じてこなかった日本のマスメディアを批判。これまで見て見ぬふりをしてきた日本の大手メディアも動き始め、ジャニーズファンが真相追及の署名活動を開始したことを受けて、ジュリー社長は文書と動画で謝罪した。「記者会見で謝罪したのではなく文書と動画で一方的に謝罪。しかも、ジャニーさんの性加害について『知らなかった』とコメントしたことでさらに批判が集まった。東山紀之(56)が『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、1週間ほど遅れて嵐の櫻井翔(41)が『news zero』(日本テレビ系)でコメントしましたが、騒動の火消しになるどころか問題はさらにエスカレートしていった」(芸能ライター)■新たな告発者は「犯罪」と断言 性加害問題が広がりを見せる中、ジャニーズ事務所の元Jr.担当の男性マネジャーだった人物が、6人くらいのJr.たちに性加害を加えていたと「週刊文春」で告白している。「男性マネジャーは当時、ジャニーさんの近くにいたとされた人物です」(前出・週刊誌記者) ジュリー社長を知るテレビ関係者は、「ジュリーさんは母親で故・メリー喜多川さんの庇護のもとで仕事をしてきたので、人前で質問されて責められることに耐えられないはず。ジャニーズ事務所としては記者会見だけは避けたいところでしょう」と言う。 ジュリー社長の記者会見の要請が高まる中、再防止特別チーム座長の林氏は「第三者員会のようなもの」と言っているが、チーム名を設定したのはジャニーズ事務所だ。「再発防止と言ってますが、これだけ騒ぎになっている中で性加害をする人間がいるとは思えない。チーム発足から一カ月が経過していますが、何の報告もないためお手盛り感は否めないでしょう」(前出・芸能ライター) 再発防止特別チーム設立後、新たに2名の元Jr.がジャニー氏の性加害を告発している。「これまで何人もの元Jr.がジャニーさんの性加害を告発していますが、中村さんは〝犯罪〟と断言して、ジュリー社長の記者会見を要求しています。同様の声が一般世論からもあがっている」と話す大手芸能プロダクション役員はこう続ける。「再発防止特別チームとジュリー社長の記者会見は別問題。彼女が会見しなければジャニーさんの性加害騒動が収束することはないのではないか」 ジュリー社長はいつまでも記者会見から逃れられるのか。(本多圭/芸能ジャーナリスト)すでに加害者は故人となっており、被害者で告発している人は多分氷山の一角であろう。ジャニーズ事務所がこれまで輩出してきたタレントや有名人の数はとても多いだろうし、現在活躍している人がかつてたとえ被害を受けていたとしても、それを語ることはほとんどないだろう。かつても告発して裁判になっていたというのに、その後も同じ状況が続いていたというなら、少年たちを本気で守ろうとした大人達(主に業界の人達)はあまりいなかったということだろう。未成年の少年が芸能界やジャニーズに憧れ、どのような形であるのかわからないが憧れのジャニーズ事務所に入り、歌や踊りのレッスンに明け暮れながら輝くスターを目指す。そのような時に、絶対的権限を持つ人に声を掛けられ、思いもよらぬことをされた時、拒否できる少年はどれほどいるだろうか。これはジャニーズ事務所のことに限らない。尊敬し憧れる師とも思う人に目をかけられたら文句なく嬉しいだろうし光栄にも思うだろう。同時に、自分の未来に明るい道が開けたとも思うだろう。そんな時に、可愛がられる延長線上にセクハラ→性的虐待をされたとしたら…。多分その時は、とても甘い言葉や特別扱いで誘われるだろう。その構図は、色々な世界にあるのではないだろうか。そしてまた、女性が被害者である場合以上に、男性ならば告発できにくいのではないかと思う。女性であってもセクハラや性加害を受けた時には、被害を訴えるのにはとても勇気がいる。しかし女性の場合は抵抗する力が弱いとみられることがほとんどだし、妊娠の危険性もある。訴えたら加害者を処罰する方向に行くことが多いだろう。しかし、被害者が男性であったならどうだろうか。そんな諸々のことを考えると、この問題はひょっとすると日本社会の闇に根を張っているのかもしれない。被害者の心にはきつとトラウマというかPTSDのようなものが残っているのではないだろうか。それが、どのような形でその人の人生や、その人をとりまく人たちに影響を与えているのかが、私にはとても気がかりである。
2023年07月03日
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前のブログを書いてから、久々に町田先生のブログを見て少し反省した。今の社会に暗然としているだけでは大人とはいえないと反省。ブログを転載しておく。『街場の成熟論』まえがき みなさん、こんにちは。内田樹です。 お買い上げありがとうございます。まだ買おうとどうか迷って、手に取った方もできたら「はじめに」だけ読んでいってください。たいしたお時間はとらせませんから。 この本はいろいろな媒体に寄稿した原稿のコンピレーション本です。たくさんの原稿の中から文藝春秋の山本浩貴さんが選択して、テーマ別に配列してこの本を作ってくれました。 僕はこれまで20年間でたぶん200冊くらい本を出していると思います。最初のうちはよく「ゴーストライターがいるの?」とからかわれましたけれど、今になって思うと、僕にとっての「ゴーストライター」は担当編集者だったんじゃないかと思います。 別に彼らが僕に代わって書いてくれるわけじゃないんですけれども、彼らは僕の書いたものを素材にして、思いがけない作品を創り出してくれる。それを読んで、書いた僕自身が「へえ、オレはこんなことを書いたんだ」とちょっとびっくりする。そして、「そうなんだよ、これこそオレが言いたかったことなんだよ」と膝を打つ(自分で書いているから当たり前ですけれど)。そういう本をもっと読みたいと思うので、ついつい頼まれると原稿を書いてしまう...だから、編集者というよりは共同制作者ですね。僕はそういう「共作者」に恵まれていたと思います。 この本の編集者である山本さんは僕が2001年に『ためらいの倫理学』という本を出したときに(「評論」的な書き物のデビュー作でした)最初に接触してきた編集者の一人です。だから、共作の歴史はもう20年を超えます。共作本も10冊を超えていると思います。それくらい揃うと、これはもう「山本浩貴編集」というタグをつけられるほどに個性的なシリーズになります。 そのシリーズの一冊であるところの本書ですけれども、『街場の成熟論』というタイトルは山本さんが考えてくれました。テクストを選んだのも山本さんですから、この本の主題は「成熟」ということになるのかと思います。自分の本について「思います」というのも変ですけれど、共作ですから、ところどころ自分でもよくわからないところがあるんです。 僕はこの数年ずっと「成熟」の必要性について語ってきました。今の日本社会を見て、一番足りないなと思うのがそれだからです。でも、「成熟」が論争的な言論の主題になったことは僕の知る限り、過去半世紀ほど一度もありませんでした。 それはたぶん「成熟」が「政治的正しさ」とはレベルの違う話だからだと思います。「成熟/未熟」は「正しい/間違っている」という枠組みでは論じることができません。未成熟であることは別に誤りでもないし、罪でもない。「大人になってね」という働きかけをアフォードする存在のことを「子ども」と呼ぶ。それだけのことです。「大人になってね」という働きかけが功を奏すれば、子どもたちは大人になる。失敗すれば、社会は子どもばかりになって、その人たちが権力や財力や発言力を持ってしまうといろいろな不具合が生じる。 だから、大人の頭数を増やす必要がある。別に日本人全員が大人になる必要はありません。全体の7%くらいが「まっとうな大人」であれば、世の中はなんとか回ります。10%を超えたら「かなりよい世の中」になるし、大人の比率が15%に達したら、「たいへんに住みやすい世の中」になります。 だから、とりあえずの目標は7%の大人を確保することです。そのためには100人のうち7人くらいの子どもさんに「大人になりたい」と思ってもらわないといけない。でも、「大人になれ」と頭ごなしにどなりつけたってダメなんです。「大人になりたい」という気持ちは内側から自然に生まれないと意味がない。では、どうすればいいのか。 僕はこの手の課題については「トム・ソーヤーのペンキ塗り戦略」を採用することにしています。ご存じでしょうけれど、トム・ソーヤーはいたずらの罰として壁のペンキ塗りの仕事をポリーおばさんに命じられます。もちろんトムはいやでしょうがない。そこで一計を案じます。友だちが通りかかったときに振り返りもせずに懸命にペンキを塗っている。友だちは怪訝に思ってトムに「何やってんの?」と声をかけます。トムはペンキ塗りに夢中で返事をしない。もう一度声をかけるとトムはようやく振り返って、「ペンキ塗ってんだから邪魔しないで」と言ってペンキ塗りを続ける。すると友だちは好奇心にかられて「それ、面白いの?」と訊ねる。トムはすかさず「この世でこれほど楽しいことはないね」と応ずる。ここまでくるともう罠にかかったも同然ですね。友だちは「ねえ、ちょっとだけやらせてくれない」とにじり寄って来る。トムはもちろんにべもなく「ダメだよ」と言う。そうなると友だちはさらに食い下がる。最終的にトムは「しぶしぶ」ペンキ塗りの苦行を友だちに譲って、自分はほいほいと遊びにでかけてしまうのです。 人に何か仕事をして欲しかったら、その仕事が「楽しくてしかたがない」かのようにふるまう。これは経験的には確かです。ですから、子どもたちのうちに「大人になりたい」という意欲を発動させるためには、「大人であることは楽しい」ということをきちんと伝える必要がある。 もし今の日本の子どもたちに成熟への意欲が著しく減退しているとしたら、それは子どもたちが「楽しそうに暮らしている大人」を間近に見る機会が少ないということだと思います。 かなり目減りしているとはいえ、今の日本社会にだって、大人の頭数はそこそこいるはずなんです。でも、その大人たちを見て、子どもたちが「あんな大人になりたい」と強く願うということが起きていない。ということは、「大人なんだけれど、楽しそうにしていない人」が多いということです。 なぜでしょうか。それは世の中がうまく行っていないのは、「社会正義が実現していないからだ」というふうに考えている人が多いからだと思います。もちろん、そうなんです。今の世の中の生きづらさや理不尽のかなりの部分までは社会的な欠陥のせいなんですから、それを修正しなければいけないというのはまったくその通りなんです。でも、「正義を実現する」「間違いをただす」という考え方ばかりしていると、人はつい表情が険しくなるんです。不機嫌になる。怒りの激しさによって、正すべき「諸悪」のスケールと深さを表現しようとする。 僕はそれが「悪い」と言っているんじゃないんですよ。もちろんそれで正しい。でも、そればかりしていると、「大人というのは不機嫌なものだ」という印象を子どもたちに刷り込んでしまうことになる。そのことを懸念しているのです。 だって、誰も「はやく大きくなって、不機嫌な人間になろう」とは思わないからです。子どもたちはたぶん今の日本の怒る大人たちを見て、「言っていることはまったく正しいと思うけれど、その人のような人間になりたいとは思わない」という感じている。 それよりは、「言っていることは正しくないようだけれど、なんだか陽気で、高笑いしている人たち」を見て、「ああいうのになってもいいな」と思っている。誰とは言いませんけれど、「政治的に正しくないこと」を大声で言い募る人たちって、かなり技巧的に「上機嫌」を演じていますね。機嫌が良いことが子どもたちにアピールすることを直感的にわかっているんです。そのあたりの人間観察の鋭さはなかなか侮れません。 まっとうな大人たちは不機嫌な顔をしていて、その一方で、あまりまっとうじゃない人たちはテレビの画面やYouTubeの配信動画でげらげら笑っている。彼らは世の中の「きれいごと」や「建前」を笑い飛ばして、それに代わって、剥き出しの「力」(権力やお金や名声)を求めるのが人間の本性であるというかなり幼稚な人間観を繰り返し発信している。子どもたちがそれを見て、成熟への意欲を殺がれているのだとしたら、これはかなりシリアスな問題ではないかと僕は思います。 この「政治的に正しくないけれど妙に上機嫌な人たち」に「黙れ」ということはできません。「言論の自由」は守らなければいけませんから、思うことをお好きに話してくださって結構です。でも、この「成熟への意欲を殺ぐ言説」に対抗して、僕たちとしては「大人であることは楽しい」ということをあらゆる機会を通じて子どもたちに伝えなければならない。「政治的に正しいことを機嫌よく言う」のって、難しいんです。すごく難しい。それができている人はあまりいません。でも、その困難なミッションを果たさないと子どもたちに「成熟することへのインセンティブ」を提供することができない。「正義を実現すること」もたいせつですけれど、それと同じくらいに、あるいはそれ以上に未来の世界をよりよきものにするために「子どもたちの市民的成熟を支援する」ことがたいせつです。そして、子どもたちが不機嫌な大人を見て、「こんな人になろう」と思うということは決してない。そのことをぜひご理解頂きたいのです。子どもたちの成熟を支援する「先達」になる意思がある大人の人たちはぜひ日々笑顔で過ごして頂きたいと思います。 と自分で言っておきながら、これからお読み頂く本書の文章はどれものべつ笑顔で書かれているというわけではありません。腹を立てた勢いに任せて書いたものもあります。それでも、通読して頂ければ、世の中の仕組みをときほぐして、人としてなすべきことを明らかにするという「大人の仕事」を僕は比較的機嫌よく果たしているのではないかと思います。 もう長くなり過ぎたので、この辺に終わりにしますけれども、そういう趣旨の本ですので、お読みになるみなさんもできたら、ときどきでいいですから、笑いながら読んでください。2023年6月この文章を読んで思い出した。私は、「あんなおばあちゃんになりたいな」と思ってもらえることを目標にしていたのだと。それは、第一には孫にそう思ってもらいたかった。つまりは、年をとることをマイナスに感じる人間になってほしくなかったから。同時に「生きていることは大変なこともあるけど、悪いことばかりじゃないよ」と伝えたかった。その思いをは今でもあるが、もっと広げていくことが大切なのだなと思う。実は最近、ジェネレーションギャップを痛感することがあり、もう孫世代とはなかなか話が通じないのかもしれないと感じたのだが、話が通じなくても私が楽しそうに日々を暮らすことが大切なのだろう。ということで、今日は雨続きで伸びてきた草を引き抜き、庭をきれいにして機嫌よくなろう。そういえば、先日の朝ドラでの「自分の機嫌はじぶんでとること」のセリフに本当にそうだと思ったのだった。嫌なニュースを見聞きして腹を立てたり怒ったりしてマイナス感情にとらわれそうになったら、自分の機嫌をどのようによくするかと考えなくちゃね。
2023年06月11日
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「外で言っちゃいけない」教団側の支援秘密に 自民・宮島前参院議員8/20(土) 5:00 朝日新聞 2016年の参院選で「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の友好団体から支援を受けた自民党の前参院議員の宮島喜文氏(71)が朝日新聞の取材に応じ、その経緯や支援の実態を語った。今夏の参院選前にかわした安倍晋三元首相とのやりとりの内容も証言した。そこから浮かぶのは、選挙を通じた自民と教団側との深い結びつきだ。宮島氏は安倍氏の銃撃事件の後、複数回にわたって取材に応じた。宮島氏の陣営の複数の幹部らも別に取材に応じた。 宮島氏は、12年から日本臨床衛生検査技師会(日臨技、東京都)の会長を務め、16年の参院選で初当選。改選を迎えた今夏の参院選では教団側からの支持が得られなかったことなどを理由に、すでに得ていた党の公認を辞退して立候補を取りやめた。 宮島氏は16年の選挙で日臨技の政治団体などからの支援を受けていたが、「正直、当選できる自信はなかった」。そこで、公示日の直前、教団の友好団体「世界平和連合」からの支援を受けることになった。宮島氏の陣営では、平和連合の支援を「一部の陣営幹部のみが知るトップシークレット」と位置づけ、宮島氏は陣営幹部から「外でおおっぴらに言っちゃいけません」と忠告された。 平和連合は朝日新聞の取材に「宮島氏の政策が我々の理念と一致したため、講演会を開催するなど選挙で支援した」などと説明。宮島氏は選挙期間中や選挙後に、平和連合や教団側と様々な接点を持っていくことになる。「萩生田さんを政界に戻すことが神様の計画」…旧統一教会元信者が証言“落選中の萩生田氏を手伝った”8/19(金)今は萩生田氏のことに注目が集まっているが、旧統一教会と関係があったと思われる政治家はまだまだいるはずだ。2020年11月09日のブログで「菅政権は、統一教会系閣僚9人!?」を知ってびっくりしたのだが、その時に旧統一教会と関係すると言われていたのは下記の人たち。首相・菅義偉、副首相・麻生太郎、総務相・武田良太、文科相・萩生田光一、防衛相・岸信夫、内閣官房長官・加藤勝信、復興相・平沢勝栄、国会公安委員長・小此木八郎、デジタル改革担当相・平井卓也、このほか、菅内閣の大臣以外の役職者で統一教会と関わりがあるのは、以下の5人。内閣官房副長官・坂井学、内閣府副大臣・三ッ林裕巳、経済産業副大臣・江島潔、防衛副大臣・中山泰秀、総務大臣政務官・谷川とむさらに、自民党政調会長・下村博文も、統一教会関連団体のイベントでの講演や関連団体への会費支払等が確認されている。さて、岸田総理はこの問題をどのように処理するのだろう。時間が経てばコロナ問題もあるし、忘れっぽい国民は旧統一教会のことなど忘れてしまうだろうと考えているのかもしれない。しかし、少なくても私は忘れはしませんよ。菅総理の時にカルト的宗教と自民党の結びつきが強いと知ってからは、私はずっと気になっていたので、やっとマスコミも取り上げてくれるようになったと思っている。この問題の取り組み方次第では、岸田総理にとってはチャンスではないかと思うのだが、彼が思い切ったことが出来るかどうかはやはり怪しい。
2022年08月20日
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東京オリンピックを控えてコロナの感染者がまた増加し、日本中に不安や不満が渦巻いている。そんな中で、この二人の活躍は私達の心を明るい方向に動かしてくれているのは確かだ。まず、大谷翔平君の活躍だ。野球のことはあまりよくわからないけれど、日本はもとより野球の本場のアメリカでもこれほどの賞賛を浴びているのだから、多分歴史的なことなのだろう。前日のホームラン競争では残念だったけれど、とても疲れていたようだったので心配していた。しかし、根っからの野球少年は疲れも快感でエネルギーに変換できているのかも。好きなことを楽しんで取り組むことが出来れば、神様は微笑んでくれるということを教えてくれるような気がする。念のために申し添えておきますが、二刀流は北海道日本ハムファイターズの試合がスタートですよ。メジャー球宴史上初“リアル二刀流”で勝利投手の大谷翔平をスター集団がサイン攻めで称賛の嵐…「全員が彼に畏敬の念を抱く」7/15(木) 5:17エンゼルスの大谷翔平(27)が13日(日本時間14日)、米国コロラド州デンバーのクアーズフィールドで行われたメジャーのオールスターゲームに特別ルールによりア・リーグの先発投手と「1番・DH」として出場し史上初の“リアル二刀流”を披露するという偉業を成し遂げた。1995年の野茂英雄(ドジャーズ)以来、2人目となる日本人投手の先発としては1イニングだけの登板で、現在ナ・リーグの本塁打争いトップのフェルナンド・タティスJr(パドレス)を左飛、マックス・マンシー(ドジャース)を二ゴロ、本塁打王3度獲得のノーラン・アレナド(カージナルス)を遊ゴロと3人でピシャリと抑え、最速100.2マイル(約161キロ)をマーク。打者としては、2打席立ち、サイヤング賞3度獲得で、8度目出場のマックス・シャーザー(ナショナルズ)に二ゴロ、レッドソックスの守護神マット・バーンズに一ゴロに終わったが、試合はア・リーグが5―2で勝利し、大谷が勝利投手となった。全米メディアは大谷の偉業を絶賛、メジャーのスターたちの生々しい大谷賛歌のコメントを紹介した。「1回パーフェクト登板で歴史的勝利」「大谷がパーフェクトな1イニング投球で歴史的勝利を手にする」そう報じたのはMLB公式サイトだ。「少なくとも500フィート(約152メートル)の本塁打を6本放つことでホームランダービーの記録を作った翌日の球宴で二刀流の天才の大谷が1イニングを3人で抑えた。最速100.2マイル(約161キロ)の速球を投げ、彼が持つパワーアームを披露した」 記事は「大谷は打席では無安打だったが、彼の才能はタティスを含め球宴に出場した他の選手を大喜びさせた」と紹介。 パドレスと14年約360億円の契約を結んだスーパースターのタティスがFOXの中継マイクが繋がっている中で、「(大谷は)みんなを驚嘆させているに違いない。もしみんながベーブ・ルースの伝説を知りたい、見たいというのであれば、この男が同じやり方で同じ道を進んでいる。彼には怪我せず、このまま二刀流をやり続けていって欲しいと願っている。野球界にとって素晴らしいことだ」と絶賛したことを明かした。 またダグアウトから大谷の登板を見ていたフィリーズ捕手のJT・リアルミュートも同様の称賛の言葉を寄せた。「彼は信じられないほど素晴らしい野球選手だ。投打の両方で彼が成功させていることは、かつて達成されたことのないこと。片方をすることでさえどれだけ大変か知っているから、(大谷を)見るのは本当に楽しい。投手の近くで一緒にいなければいけないから、彼らがどれだけ(投手の仕事に)努力を重ねているか知っている。彼が両方をこなす時間があるという事実にただ驚かされている」 エンゼルスの地元のオレンジカウンティレジスター紙は「大谷が無失点の球宴デビューを果たして100マイル(約161キロ)を投げる」との見出しを取り、「過去、数カ月にわたり、大谷は力を抜いて投球する術を身につけてきたように見られた。だが、野球界のすべての視線が火曜夜の球宴で彼に向けられたとき、エンゼルスの二刀流スターは何も隠すことはしなかった」と伝えた。 記事は「大谷が100.2マイル(約161キロ)を投じたカージナルスの三塁手、アレナドは、後から大谷が(100マイル以上を)この数カ月で初めて投げたことを聞かされた」とした上で、昨年までロッキーズでプレーして大谷に劣らぬほどの観衆の大声援を受けたアレナドが含み笑いで「もちろん彼はそれを投げた。彼は宣伝されていた通りだった。彼は信じられないほど素晴らしかった」と語ったことを紹介した。アレナドの打席で大谷は、100マイルの投球を2球続けて、最後はスプリットで遊ゴロに打ち取っている。 また標高1600メートルの高地にあり空気の薄いデンバーでホームランダービーと球宴本番の両方に出場することの難しさを知るドジャース、マンシーの「そもそも昨日夜のホームランダービーの次の日に、実際にプレーできるという事実が驚くべきことなのだ。ここ(クアーズフィールド)はプレーするのがとても難しい場所。ここで息をすることだけでも大変だ。本当に早く疲れる。昨日の夜、彼らがとても早く息切れしたのを見たかもしれない。彼が今日戻ってきて投げるのを見るのは本当に信じられないことだ」という驚愕談話も紹介した。 マンシーは154キロのストレートを打ち二ゴロに終わっていた。 USAトゥデイ紙は、見出しに「ただありがたく思っている」という大谷自身のコメントを引用し、「メジャー球宴は彼のキャリアで最も思い出に残る経験になった」と報じた。 記事は「球宴の歴史で、どのような成績が読み込まれようとも、1イニングを投げて勝ち投手になった大谷は最も大きく偉大なスター選手だった。彼はチケットが完売となった4万9184人の観客から、この夜最も大きな拍手喝さいを受け、チームメートからも最も大きな称賛と賛辞を受けた。そして誰もがサインをもらいに近づいた。オールスターのフィールド全体で注目を集めたのは1カ所だけ(大谷周辺)。選手たちは大谷にサインをもらうためにロッカーに押し寄せた。ジャージ、野球ボール、写真、バット。あらゆる物に大谷はサインをしていた。若かろうと経験があろうと、すべてのオールスター選手が大谷と時間を共にした夕方のことを永遠に覚えているということだろう」と、ロッカールームで、メジャーのスター集団からサイン攻めにあっていた様子に注目した。 記事は「セーブを記録して大谷の勝利を守った」ホワイトソックスの守護神、リアム・ヘンドリックスの言葉をこう紹介した。「少し(サイン攻めにあった)彼に悪い気がする。もちろん僕も彼からボールにサインをもらった(笑)。彼は普通の人よりも多くのことをやっているのは確か。みんな彼がやっていることに畏敬の念を抱いていると思う」 その上で「(サイン攻めにあった)大谷の反応はどうだろうか? 彼は笑みを絶やさず、サインを続け、彼は同僚のオールスター選手にサインを求められることに感謝していた」とその対応を絶賛。 ヘンドリックスは「ショウヘイがやっていることは信じられないくらい素晴らしいこと。だが、最も重要なことは、ショウヘイと話してみて、彼がフィールドで何をしようとも、彼は優れた人間だということだ。彼はこれまでの人生で話してきた人々の中で最も素晴らしい1人だった」と、その人格を称えた。 ツインズのネルソン・クルーズは「我々はみんな彼にサインを頼んでいた。私は2つの写真にサインをもらった」と言い、ヤンキースのエースのゲリット・コールも「見ていてただ素晴らしい。彼は何事も可能だと示してくれている」と語った。 球宴を訪れたアメリカ野球殿堂博物館の関係者は、サインではなく大谷が球宴で使った滑り止め、腕と足に着用した防具を殿堂に展示するための記念品のひとつとして受け取ったという。藤井聡太王位に敗れた豊島竜王「詰む、詰まぬのところで誤算」終盤逆転許す7/14(水) 20:06配信 日刊スポーツ 将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太王位(棋聖=18)が豊島将之竜王(叡王=31)の挑戦を受ける、第62期王位戦7番勝負第1局が13、14の両日、北海道旭川市で行われ、102手で後手の藤井が勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。終盤に逆転負けした豊島は3期ぶりの王位奪取に向け、気持ちを切り替えた。これで藤井との対戦成績は7勝2敗。2日制のタイトル戦では初黒星となった。(後略)天敵とも言える豊島竜王に勝てたことは、本当に良かった。一日目には劣勢のような伝えられ方をしていたが、諦めずに粘ってチャンスを見逃さなかったのだろう。彼からは、諦めないで活路を探し続ければ、きっと道がみつかるということを教えられたような気がする。この二人は注目度も才能も別格だと思うが、彼らから学ぶことは多いし、目立たずともこのような姿勢で頑張っている若者たちは多いはずだ。そのような人たちが未来を作ってくれるし、私も応援団の一人になりたいとあらためて思う。
2021年07月15日
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菅首相、安倍氏の尻拭いも限界「全部、安倍のせいだ」となる日も近い?NEWSポストセブン / 2021年6月2日 7時5分 菅義偉・首相の顔からすっかりと笑顔が消えている。国内外から五輪中止を求める声が強まる中、苦渋の表情ばかりが目に付き、支持率も低落傾向だ。 さらに菅首相の足を引っ張っているのが「赤木ファイル」と「1億5000万円」問題だ。森友学園への国有地払い下げをめぐる財務省の公文書改竄問題で自殺した同省職員赤木俊夫さんの妻が起こした損害賠償訴訟で、国側は赤木さんが経緯を記した文書「赤木ファイル」の存在を認め、次回公判(6月23日)までに大阪地裁に提出することになった。 赤木さんの遺書をスクープしたジャーナリスト・相澤冬樹氏が言う。「ファイルが公表されれば菅政権を直撃するでしょう。だが、赤木さんの自殺のもとをつくったのは、安倍晋三前首相の『私や妻が関与していたら辞める』という国会答弁です。財務省は安倍さんや昭恵夫人を守るために、赤木さんらに公文書改竄を指示し、赤木さんは自殺に追い込まれた。改竄を直接指示していないにしても、安倍さんには赤木さんを追い詰めた責任が間違いなくある」盟友・甘利を直撃すると…… 菅政権は4月のトリプル補選に全敗、とりわけ河井案里氏の失職に伴う広島参院再選挙に敗北したことで大打撃を受けた。現在、広島県連は河井陣営に提供された1億5000万円の説明を要求し、「誰が資金提供を決めたのか」が党を揺るがす問題に発展している。 この疑惑が安倍氏に向かって火を噴いた。二階俊博・幹事長が会見で、「私は関与していない」と語り、参院選当時の選対委員長で安倍氏に近い甘利明氏に疑惑が向けられたが、甘利氏も「1ミクロンも関わってない」と否定。その後、二階氏が改めて「党全体のことを決めるのは総裁と幹事長の私だ」(5月24日会見)と当時総裁だった安倍氏の関与を証言した。『週刊ポスト』記者はキーマンの1人、甘利氏を自宅玄関前で直撃した。──「1ミクロン発言」の意味は何か。「全く関与してないということ」──では、安倍前首相が資金提供を決めたのか。「そんなこと言っていない」 甘利氏は小さい声でそう言うと、憮然とした表情で車のドアを閉め、走り去った。政治ジャーナリストの藤本順一氏が語る。「菅首相がコロナ対応で失敗を重ねているのは、経済重視で感染対策が中途半端な安倍路線を引き継いだからです。東京五輪も菅さんには思い入れはないが、自分を引き立ててくれた恩人の安倍前首相が五輪でレガシーを残したいから、安倍さんの意思を重んじて開催したいと考えている。 五輪も1億5000万円も赤木ファイルも安倍さんの尻ぬぐいだが、安倍さんを守るのは限界です。菅さんが国民に目を向けるなら、『全部、安倍のせいだ』と明らかにして安倍支配のダークサイドから脱却すべきです」 かつて「闇将軍」の田中角栄・元首相の力で首相に就任した中曽根康弘氏は「ボロ神輿」と呼ばれたが、“恩人”の田中氏を切ることでその支配から独立し、自前の政権をつくった。菅首相にそれほどの覚悟があるとは到底思えない。だが、安倍政権を支えた官房長官だった菅首相はその“汚れた部分”も知っていたわけであり、自らが“尻ぬぐい”をしなければならない可能性も分かっていたはずだ。 汚れを拭き取ったうえで、その汚れとともに去っていく──そんな身の処し方こそ、菅首相が評価される唯一の方法ではないだろうか。いずれにせよ今の「ボロ神輿」のままでは、五輪という“祭り”には似合わない。※週刊ポスト2021年6月11日号ほとんどの元凶は安倍氏にあると思うけど、それに追従してきた責任は菅氏のものだ。政治家としてのまともな矜持があるなら、すべてを明らかにしよう。
2021年06月02日
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きっと歴史に残る大逆転だと思うので、記録として残しておこう駒大諦めない走りに拍手、創価大は大健闘/瀬古利彦1/3(日) 20:53 日刊スポーツ<第97回箱根駅伝>◇3日◇復路◇箱根-東京(5区間109・6キロ)新型コロナ禍での開催となった箱根駅伝。テレビ放送の解説も担当した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化プロジェクトリーダー(64)が、感染対策をとりながらの異例の大会を振り返った。創価大の大健闘を絶賛しながら、駒大の諦めない走りにも拍手。開催へ尽力した関係者に感謝し、五輪イヤーの幕開けにスポーツの素晴らしさを見せてくれた選手たちをたたえた。 ◇ ◇ ◇最後の最後に、予想もしないことが起きた。10区で3分以上の差、90%以上は創価大の優勝だと思っていたけれど、まさかの逆転。これが箱根駅伝。何が起こるか分からない。展開が展開だっただけに、少し複雑な気持ちになったね。創価大は本当に頑張った。飛びぬけた選手はいない。しかし、往路からみんなが100%の力を出した。トップは精神的に気持ちが楽で、高揚感もある。中継車が風よけになるという有利もある。選手たちは、楽しそうに笑顔さえ見せて走っていた。優勝間違いないと思っていただろうね。だからこそ、勝ってほしかった。勝たせたかった。優勝を狙って優勝するのは、意外と大変。過去の大会をみても、ノーマークから勢いに乗って初優勝したチームは多い。そういう意味でも、今年優勝してほしかったし、優勝させたかったね。ただ、駒大もさすがだよ。監督も選手も難しいのは分かっていたはず。それでも、最後まで諦めずに追った。復路では7区と9区で2回も差を広げられた。「もうだめだ」となっても不思議ではないが、何かが起きることを信じて走ったからこそ逆転できたんだ。大八木監督は古豪復活目指して試行錯誤してきた。時代とともに選手とのかかわり方も変えた。コミュニケーションは相当とっていると思う。そんな監督の苦労を、神様は見ていたんじゃないかな。大会前に優勝候補の1番手に挙げた青学大は往路で失速した。まさか12位になるとは思ってもいなかった。ただ、目標を復路優勝に切り替え、達成したのは見事。優勝を重ねてきているチームの底力だよ。やはり、来年も駒大、そして今年自信をつけて悔しさも味わった創価大とともに、優勝候補にあがるはずだ。一応優勝候補とみていたチームはみな上位には入ったけれど、明大だけは残念な結果に終わった。そろって力を出せなかった。72年ぶりの優勝が見えてきて、逆に力が入った。無欲でのびのび走れた創価大とは対照的だったね。多くのチームがバタバタしたのには、新型コロナの影響もある。シーズン通して監督やコーチの指導を受けられず、満足な練習ができなかった。夏合宿さえできないチームもあった。1人で練習をしていると、どうしても甘さが出る。自分を追い込むことは難しい。日程変更で、日本選手権が12月になった影響もある。そこに出たトップ選手にとっては、1カ月後の駅伝に合わせるのは難しかった。(1万メートル)27分台の記録を持つ選手は、ほとんど力を出し切れずに終わった。それも、予想通りにならなかった理由かな。「箱根を制するものは山を制す」って、5区のテレビ解説で言っちゃった? そりゃ、間違いだ。「山を制するものは箱根を制する」だよね。いや、そこは分かってよ(笑い)。10月の出雲駅伝中止で、誰もが箱根も難しいかと思ったはず。ただ、我々としては選手たちの発表の場をなんとか確保できないかと思っていた。選手たちの頑張りに、周りの人や関係者に努力していただいた。仲間がゴールで出迎えできない、スタッフの数も限られるなど徹底した感染対策で、確かにいつもとは違う寂しさもあった。でも、選手は走れることに感謝していた。私も開催に尽力した方々に感謝しているし、ご苦労さまでしたと言いたい。もちろん、今の状況で開催に反対する意見もある。放送でもずいぶん呼びかけたけれど、沿道には観客が集まった。それに対する批判もあるだろう。ただ、多くの人が閉塞(へいそく)感を抱えながらも家のテレビで「スポーツっていいな」と思っていただけたと信じたい。いろいろな考えがあるのは分かるが、箱根駅伝が他のスポーツにつながり、東京五輪にもつながればと思う。やりきったことが次につながる。やらなければ、何もつながらない。この大会が五輪イヤー、2021年の幕開けになったと僕は思っています。
2021年01月04日
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このブログを見てくださっている皆様、今年もよろしくお願いします。我が家も、例年とは違うお正月を迎えました。年末年始に人が大勢集まらないことになったので、お正月料理も大量に作る必要もなく、泊まったのは次男だけだったので宿泊のための準備も必要がなく、こんなに楽ちんなお正月は結婚以来はじめてのこと。「紅白歌合戦」をゆっくり座って見ることなど、これも初体験かも。大泉洋さんは自然体でほんわかとした雰囲気を醸す司会ぶりで、北海道民としてはホッとしました。無観客だったことがゆっくりと歌を楽しめることになって良かった。無駄な応援合戦や、歌手たちも妙に盛り上げるようなバカ騒ぎがなくてそれも良かった。それにしても、グループが多いこと。例年のことだけど、私には全く見分けがつかないけど、若い人はわかるんでしょうね。まあ、私は大泉君が無事に司会をこなせたことで満足でした。ということで、我が家は穏やかなお正月でしたが、全国を見渡すとコロナで医療福祉関係者は大変な思いをされているはず。これからどうなってゆくのかわかりませんが、一日も早く落ち着くようにと祈るばかり。誰にとっても、どうぞ良い年になりますように。
2021年01月02日
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回顧2020 コロナから命守る政策を 12/30 05:00 道新 新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄(ほんろう)され、恐怖した1年だった。世界中で8千万人以上が感染し、今までに170万を超える命が奪われている。歴史に深く刻まれるのは間違いない。 感染防止へ各国は国境を閉じ、都市封鎖も繰り返されている。 国内では4月に新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が出され、不要不急の外出や飲食店の営業などが自粛を求められた。学校も一斉休校となった。 人やモノの動きが途絶え、社会は一変した。東京五輪・パラリンピックも1年延期された。経済への影響は大きく、事態は深刻だ。 来年には国内でワクチン接種が始まるだろうが、行き届くには時間がかかる。しばらくはこれまで同様、感染予防に注意しながらの生活を余儀なくされるだろう。 孤立を避け、助け合う。そんな日常を根づかせたい。 政府は国民の生命、財産を守り、生活を支える政策を徹底させなければならない。■政府の姿勢が一因だ 国内で感染者が初めて確認されたのは1月15日だった。その後、感染は数週間で全国に広がる。 道内では2月末に全小中学校への休校要請があり、道独自の「緊急事態」も宣言された。 全国的には安倍晋三前首相がイベントの中止や延期、小中高校に休校を要請し、緊急事態宣言で国民の多くが「巣ごもり」を受け入れた。宣言は7週間続いた。 にもかかわらず、感染拡大は今や第3波が襲来し、医療体制は旭川などで崩壊の危機を招いた。 要因の一つは政府のちぐはぐな政策にあろう。菅義偉首相は感染防止を求めつつ、観光などを支援する「Go To」事業を進め、国民に移動を促した。 有識者による「新型コロナ対応・民間臨時調査会」は、「場当たり的」と指摘した。科学的知見を軽視すれば危ういということだ。 一方で、自粛要請を強めれば個人の権利の抑圧につながる。芸術やスポーツなどの活動は豊かな生活に欠かせない。公共の利益とのバランスに注意する必要がある。 医療従事者や感染者などへの差別的な言動が心配だ。感染リスクは誰にもあることを理解したい。■目に余る独り善がり コロナ下で「政治とカネ」の問題が相次いだ。忘れてはならない。 安倍氏の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の問題のほか、河井克行前法相と妻の案里参院議員の公選法違反事件や、吉川貴盛元農水相の贈収賄疑惑などだ。 さらに衆院調査局の調べによると、安倍氏は「桜を見る会」問題で事実と異なる国会答弁を少なくとも118回行ったという。 菅首相は山積する問題の真相解明を進めるべきだ。しかし、その姿勢は不十分と言うしかない。 日本学術会議の会員候補任命拒否では理由を示していない。立法府軽視も甚だしい。 権力側の姿勢からは、政権維持には国民への説明はなおざりでいいという独り善がりが透ける。 民主主義の根幹を揺るがしかねない。歴代最長の安倍前政権を継承した菅首相が疑惑の幕引きを許せば、政治不信は増幅しよう。 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に入った後志管内の寿都町、神恵内村の動きも自分中心ではないだろうか。 周辺町村の意向は脇に置き、住民の意見の把握も十分ではない。「肌感覚」で強引に進める手法は民主的な手続きとは言い難い。■強権政治が拡大する 世界でも指導者の言動が社会に不安の種をまき散らした。 11月の米大統領選は民主党のバイデン氏が勝利を確定したが、トランプ大統領は今も敗北宣言はしていない。 民主政治の土台である選挙制度をないがしろにし、米国内の分断をいっそう深めた。この事態を引き起こした責任はあまりに重い。 習近平体制が続く中国の強権姿勢には懸念が強まる。香港に対し6月には国家安全維持法を施行し民主派への締め付けを強めた。 中国が返還時に50年変えないと約束した「一国二制度」は、すでに有名無実化されている。 世界中では富の集中が進み、格差が拡大する。不安や不満が募り、社会の安定を揺るがす。 スウェーデンの調査機関V―Dem独自の調査では、世界の民主主義国は昨年8カ国減り、今世紀初めて非民主主義国が上回った。 民主主義や自由など従来の価値観が信頼を失い、強権的な政治が広がる現実を憂う。貧困層を直撃するコロナ禍がこの流れを後押しする可能性がある。世界が岐路に立っているように見える。 人々が安心と豊かさを感じてこそ、平和は保たれる。指導者が目を向けるべきはそこしかない。
2020年12月30日
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長年リンクしているmskさんのブログで紹介されていた、「医療の現場から悲痛の叫び」。拝見した時には、一人の怒れる医療従事者の叫びだと胸が痛くなったが、ひょっとすると読む人たちの不安を煽るかもしれないと思い、紹介しなかった。しかし、これを書いた人はいまどのような状況にあるのかと思うとやりきれなくなり、今日ご紹介することにした。「医療の現場から悲痛の叫び」
2020年04月30日
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久しぶりに内田氏のブログを読んで、安倍首相のふるまいを妙に納得してしまった。納得してそのままにしてはいけないんだけど。桜を見る会再論 2020-02-01 もうこの話をするのにも飽き飽きしている。「桜を見る会」についての話である。 どうして「飽き飽き」しているかというと、ふつうの人間の受忍限度を超えて、この話が続いているからである。 続く理由は簡単で、ふつうは申し開きのできない証拠をつきつけられて「申し訳ありませんでした。私がやりました」として「犯人」が白状して、火曜サスペンス劇場が終わるところで、ぜんぜんドラマが終わらないからである。 でも、「私がやりました」と言わないというのは、ある意味では「合理的な」ふるまいなのである。 昔、東京地検に勤めていた友人から、推理ドラマはあれは嘘っぱちだという話を聴いたことがある。検察官に供述の矛盾を衝かれて、顔面蒼白となって、「もはやこれまで」と自白するのは「自分が知性的な人間である」ということにおのれの存在根拠を置いている人間だけだというのである。「そんな人間は実はめったにいないんだよ。そんなのはね、ウチダみたいな『自分は頭がいい』と思っているやつだけなんだよ。そういうのは、落すの簡単なんだ。供述のわずかな矛盾を指摘しただけで、がたがたっと崩れちゃうから。」 なるほど。 だから、ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、「オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です」と済ませてしまうのだそうである。 彼らは供述の矛盾や変遷は、それだけでは有罪性の根拠とならないことをよく知っている。 だから、誰も信じないようなでたらめを言い続ける。「そんなことあり得ないだろう!」と怒っても、「世の中、そういうことがあるからびっくりですよね」と平気で言う。 自分は矛盾とか、因果とか、蓋然性とか、そういうことはぜんぜん気にならない人間なんです。「ふつうに考えて」という想定ができないんです。「論理的に言って」ということがわからないんです。 そう言い続けると検察官に「敗けない」ということを彼らは知っているのである。 自分の知性が健全に機能していないということを「切り札」にしている人間を「理詰め」で落とすことはできない。「桜を見る会」の国会審議でわれわれが見せられているのは、「ヤクザと検察官」の戦いのひとつの変奏である。 官僚たちも政治家たちも、平然と自分の知性がふつうに機能していないことを認めている。「桜を見る会」の招待者名簿にしても、ホテルニューオータニの「前夜祭」領収書にしても、それを「はい」と提示すれば、首相の潔白が満天下に明らかになる文書を、なぜか官僚たちも安倍講演会の人たちも、全員があっという間に捨ててしまった。それが「桜を見る会」と「前夜祭」の合法性を何よりも雄弁に証明できる書類である以上、仮に廃棄期限が来ても、官僚でも後援会員でも少しでも論理的に思考できる能力があるなら、「もしものことがあったら困るから、一応とっとこう」と思うはずである。 そう思った人間がなんと一人もいないのである。 つまり世にも例外的に頭の悪い人たちだけで内閣府や安倍後援会は組織されていたというきわめて蓋然性の低い主張によって、首相は「不正が証明できない以上、私は潔白だ」という言い続けているのである。 こういうドタバタがもう3ヶ月も続いている。 もう終わりにしたいと思う人は自民党内にもいるらしく、先日は参院自民党に示達された「招待者名簿は公開請求の対象であるので取り扱いに注意」という内部書類が共産党議員によって委員会で暴露されてしまった。 だが、これほど「申し開きのできない証拠」を突きつけられても、首相の「申し開き」は続いている。 首相は数日前に、招待者について「幅広く募っているという認識」ではあったが、「募集しているという認識ではなかった」という没論理的な答弁をしたが、今回は招待者名簿について「公開の対象とは書いてるけど、公開されるとは書いてない」という小学生のような答弁をしてみせた。「開示請求があった場合に公開しなければならない」という注意なのだから、要するに「人選には配慮すること。開示請求があったときに『捨てました』というような無様なことがないようにちゃんと管理すること」というお達しである。自民党総裁としては自民党が示達した注意を二つながらまるまる無視して招待者を選定した上に、書類をさくさくとシュレッダーにかけた内閣府の役人については殺してやりたい「気分」になっていいはずだが、そんな気配もない。 首相は「自分は論理的に思考しないので、『論理的にあり得ない』ことがあっても別にそれが不思議だと思わない。言葉の語義はわかるけれども、それが含意しているコノテーションはわからない」という「おのれの知性が普通の人よりも不調である」という主張によって有罪性を免れようとしている。 裁判において弁護人が被告の「心神耗弱」で無罪を勝ち取ろうとするのと同じである。 この「愚者戦略」はこれまでのところ成功している。 それは社会制度は世界どこでも「ふつうの人はわりと論理的にものを考える」ということを基準に設計されているからである。だから、その基準にはずれる人間については対処するマニュアルがないのである。 これから後も首相は有罪を免れるために、あらゆる「申し開きのできない証拠」に対して、「論理的に思考できないふり、日本語がわからないふり」をしてみせるだろう。 この成功体験が広く日本中にゆきわたった場合に、いずれ「論理的な人間」は「論理的でない人間」よりも自由度が少なく、免責事項も少ないから、生き方として「損だ」と思う人たちが出て来るだろう。 いや、もうそういう人間が過半数に達しているから、「こういうこと」になっているのかも知れない。内田氏の考えが正しいとするなら、ため息がでるばかりである。
2020年02月07日
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日本中では色々なことが目まぐるしく起き続け、災害で大変な思いをされている方々も多いのに、私自身の周囲は穏やかに日々が過ぎてゆきました。本当にありがたいことだと感謝するばかりです。来年も、マイペースでブログを書いてゆくことを密かな目標にするつもりです。拙い文章を読んで下さる人たちの存在が、こんなに長続きさせてもらえるんだと思っています。このブログに目を止めてくださった全ての方が、穏やかな日々を過ごせますように。良い年をお迎えください。
2019年12月31日
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日本ハム中田、史上初の開幕延長サヨナラ満弾 連続敬遠で燃えた「なめてんのかなと」3/30(土) 5:30配信 スポニチ◇パ・リーグ 日本ハム7―3オリックス(2019年3月29日 札幌D) プロ野球は29日、セ・パ両リーグが開幕し、日本ハムの中田翔内野手(29)がオリックス戦の同点で迎えた10回1死満塁から左中間へサヨナラ1号満塁弾を放った。開幕戦でのサヨナラ満塁弾は史上3人目だが、延長では初。平成元年の89年に生まれた主砲が平成最後の開幕戦でど派手なパフォーマンスを見せ、劇的勝利に導いた。 叫んだ。しびれた。観衆4万1138人のスタンドが揺れた。耳をつんざく大歓声が心地よかった。平成生まれでは最多の通算203本目のアーチは、平成最後の開幕戦で劇的なグランドスラムとなった。本塁に戻った中田はヘルメットを投げ、歓喜の輪の中でウオーターシャワーを存分に浴びた。 「ベンチに座っている段階から申告敬遠は2人連続であると思っていたけど、実際目の前で見て…なめてんのかなと思った。凄く気合が入った」テレビ中継は終わってしまったので、「本年(ほんねん)も 負けから始まる日本ハム」なんて呟いていたのだが。最終的にこんな結果になるとは、誰が予想したでしょうか。この日札幌ドームに集った4万1138人の人は、どれほど興奮したことでしょうね。中田が「なめてんのか…」と思ったらしいが、仕方がないですね。それまでの打席を考えたら、なめるのが当然でしょう。でも、「なめんなよ!」とドカーンとできるのも、また中田君なのだ。この一発で、今年の相手チームはなめることにビビるようになるかもしれない。
2019年03月30日
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今年も最後の日となりました。世界や日本では様々なことがあり、近しい人とも何人かのお別れしたり、残念なことなど諸々ありましたが、私の家族はそれなりに元気な一年を終えることができそうです。何事もなく一年が過ぎることの有難さを、年々深く感じるようになりました。今現在のアクセス数は993165。ブログ開設から5675日。(2003年6月19日から)平均アクセス数175。日記記入率43.2%。我ながらよく続いているものだと思います。「マイペース50代」から始まったはずですが、「60代」となりそれも終盤。できれば「70代」まで書けたらいいなと欲が出てきました。ということで、来年も駄文やつぶやきを書いてゆくつもりですので、どうぞよろしくお願いします。これを読んでくださっている皆様にとって、どうぞ健康で穏やかな良い年になりますように。
2018年12月31日
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ランチと〇〇会で楽しむ
2018年04月26日
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昨日は雨が降ったので、朝はカチンコチン・ツルツルだったのだけど、今日は本当に暖かく、グングン気温があがり雪も融けて、道路はグチャグチャ。このまま春になってくれればいいのだけれど、そういうわけにもいかないだろう。先週は色々と忙しく、実家の妹が留守をしたので泊まり込んだりしていた。今週も、明日から三日間留守にすることになる。色々と重なる時は重なるものです。
2016年03月07日
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行事が終わってもその後始末作業や、「これが終わってから」と先延ばしにしていたことが次々とあって、何とも慌ただしく日が過ぎている。明日から4日間、夫と二人で「熊野古道ツアー」に出かける。夫が退職したら、運転好きの夫に付き合って自家用車での気まま旅に出かける予定だったのだが、私の方が忙しくて、それに付き合えないままになっていた。もう、自動車での旅は諦めて、一度も行った事のない「熊野古道」に行ってみることにしたのだ。ツアーなので、じっくりと味わうことにはならないだろうが、良かったらあらためてフリーで行こうかと話している。帰ってきてゆとりがあれば、旅の感想など書きたいと思っているが、このところ、すっかりブログをご無沙汰していて、「書くぞ!」と気合を入れなければ書けなくなっている。習慣って、こういうものなんだなと改めて思う。
2008年11月18日
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当地は、今、桜が満開。 新しい職場の近くの川岸にも、桜並木がある。 今年は無理だけど、来年はお花見ができるかな。 そのためにも、最低一年は頑張らなくちゃ。幸いなことに、スタッフのバランスは、とても良い。 みんなと楽しく仕事をやっていけそうな気がする。 毎日、色々とハプニングがあるが、何かを始めることに苦労はつきもの。ヒヤヒヤをワクワクにしてゆくことを心がけたいものだ。
2007年05月09日
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エゾムラサキツツジが、一リン咲きました。チューリップも、もう少しで咲きそうです。
2007年04月27日
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また雪です。 せっかく早めに顔を出したのに、伸び悩むだけじゃなく凍りそう。 ガンバレ、チューリップ達!
2007年04月12日
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「無責任」がギャグになった時代の終わりを感じてしまう。植木さんも、「もう俺の歌、シャレにならんなあ」と舞台を降りたのかも。お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
2007年03月28日
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孫の誕生日なので、プレゼントやケーキ持参で朝から出かける。 孫達から大歓迎されるのも、あと数年だろう。 明日から3日間、東京へ。 大相撲と歌舞伎のツアーで、夫と二人で参加。 国技館は初めてだし、歌舞伎も一年半ぶりなので、とても楽しみ(^O^) というわけで、3日間書き込みできないと思います。
2007年01月20日
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まだ6日だというのに、知人の葬儀が四件目。そのうち二人は、予兆のない突然の死。 いつか必ずその日は来るのだけど、こうも続くと次は誰の番だろうかと思ってしまう。 今、午後11時15分。 こんな夜中なのに、雨が降っている。 本当に今年はどうなっているのだろう。 スキー場も屋外スケート場も、この雨で大変なことだろう。 自然も人も、今年は何か変だ。
2007年01月06日
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いよいよ、私にとって一年で一番忙しい一週間が始まる。 孫達が明日から来るので、できるだけの準備を今日中にやっておこうと、今日は頭も身体もフル回転。 明日からはもっと忙しくなるので、今夜はもう寝ます。 しばらく日記更新できないかもしれません。
2006年12月29日
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突然、東京に行くことになった。せっかく行くのだから何かないだろうかと探したら、日本フィランソロピー協会の特別セミナーを情報誌で見つけた。「子どもは社会の宝物」というテーマで、奥田瑛二監督の「長い散歩」という映画を見たあとシンポジウム。ということで、三日間留守にしますので日記更新はできません。帰宅してからも色々忙しくなりそうなので、日記を書くのは来週になると思います。
2006年12月12日
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午後から、息子一家がやってきます。来週は、夫が夏休み休暇となりますし、パソコンからの更新はあまりできないかもしれません。はっきり言って、みんなの夏休みは私の「繁忙期」となります。まあ、いつも自分のペースで生活しているのですから、たまには「妻や母、ばあちゃんと娘」という四役を、目いっぱい味わうのもよろしいかと・・。今日は、北海道らしい涼しい風が窓から入ってきて、「お盆だな」という感じです。
2006年08月12日
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今日は、某会の例会日。初参加の人がお二人で、少しだけ緊張。昼食を食べそびれてしまったので、帰宅してから(4時)食べる。お腹がすいていたのでつい食べてしまって、これから夕食の準備をするのに意欲が湧かない。まあ、適当に何か作ろう。明日から大型連休。明日は、札幌ドームに日本ハムとソフトバンクの試合観戦に行く予定。連休後半は、孫達とのお付き合いになるかな・・。連休を前にして、やっと春らしい気温になる。庭のエゾムラサキツツジも、もう少しで開花しそう。連休はお天気が良ければいいけれど・・。
2006年04月28日
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明日から三日間、父のお供で東北ツアーに参加してきます。どうもお天気がを忘れないようにしなくちゃ。桜は見ることができるかしら・・月曜日まで、ごきげんよう留守の間に、迷惑メールや不愉快なトラックバックが来るんだろうな。ほんとに、何とかならないものだろうか。
2006年04月20日
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日記の更新は、多分月曜日以降になると思います。花が咲いている、暖かい地方に行って来ます。天気が良ければいいけどそれじゃ、しばらくごきげんよう初めて絵文字を使ってみました
2006年03月09日
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東京にお住まい、あるいは勤務なさっていらっしゃる方に、お知らせです。日本橋三越本店での山口物産展と一緒に、自閉症の切り絵作家・上田豊治さんの個展が開催されてます。5日までなので、もし都合がついたら見に行ってみませんか?きっと感動すると思いますし、色々なことを考えるきっかけとなることでしょう。(上田さんとは、仕事をしていた時に知り合いました。)上田豊治プロフィール
2006年02月02日
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賑やかな「孫との生活」も、あと一日。 今日は、私の実家の雪山でソリ遊び。 明日からは、お嫁さんの実家に行くので、今日一日の頑張りである。 年末からずっと、テレビも新聞もゆっくり見る暇がない状態が続いています。
2006年01月05日
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新年、おめでとうございますm(__)m 家族全員、健康に新年を迎えられることが、何よりありがたく感じます。 今年の抱負は、一にも二にも健康でしょうか。 我ながら、少々年を感じますが、何事も健康あってこそですからね。 今年も、マイ・ペースでのんびりやっていこうと思います。 しかし、6日まではのんびりとはほど遠い毎日でしょう。
2006年01月01日
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日記を書き込むことができません。午前、午後、別の会の会合に参加。夜は、町内会の役員会。来て下さった方、ごめんなさい
2005年12月21日
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道東フリー切符の旅、3日目。 携帯での書き込みが出来るように設定してきたはずなのに、2日間は書き込み用のメールが届かず、やっと今日届き書き込み中。 今は釧路からの特急が動き出したところ。 夕方に、我が家に着く予定。 旅日記は、明日以降書こうと思う。〈終>
2005年10月12日
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ひょっとして、と、淡い期待でパソコンを開いたが、やはり画面の上部しか表示されない。 5年前まではパソコン無しの生活だったのに、今ではこれがなくては困ってしまう。 いかにパソコンに頼って生活をしていることか。 機械である以上壊れたりトラブルがあるのは当然なのだから、その程度に使うようにしなくちゃ。 便利は不便と紙一重だ
2005年09月26日
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息子達が来ているので、書き込む時間がありません。来て下さった方、ごめんなさい。
2005年09月18日
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携帯からです。3日間留守にしますので、書き込みできません。来て下さった方、ごめんなさいm(__)m
2005年09月08日
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これから出かけることになりました。土日は息子家族が来ますし、日記が書けるのは月曜日になるでしょう。来て下さった方、ごめんなさい。
2005年08月12日
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明日から3日間東京です。台風とご対面に行くようなもので、最悪の日程!でも、息子や姪、妹などと久しぶりに会ってきます。一番の目的は、以前に日記にも書きましたが「歌舞伎」。台風と地震のダブルパンチにならなければいいのですが・・。木曜の夜に帰宅しますが、金曜日も一日外出するので、しばらくご無沙汰いたします。
2005年07月25日
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新作歌舞伎「十二夜」のチケットが取れた。茨城に住む妹と一緒に観劇の予定。尾上菊之助の二役、尾上菊五郎との親子共演、楽しみ!!昨日のテレビでは、稽古期間は10日間とか言っていた。歌舞伎役者は幼い頃からの訓練で芸が身についているためか、新しい作品でも短期間の稽古で仕上がるらしい。以前に、中村勘九郎として最後の渡辺えり子が書いた作品は3日間くらいの稽古だったと見たような・・。渡辺えり子が稽古初日に「どうなるんだろう」と青ざめていて、それが見事に仕上がってゆくのを見て感嘆していたっけ。テレビなどの時代劇でも、歌舞伎役者が演じていると、その所作などがとても美しく決まっていて、安心するし嬉しくなる。とにかく、久しぶりの、それも新作歌舞伎、本当に楽しみだ。急に決めたことなのでまだ他の予定は入れていないが、東京に住む息子のところの様子も見てこよう。なんだかワクワクしてきた。8月末のイベントのチラシやポスターが出来上がったという連絡が入る。これからしばらくは、またあちこちにお願い回りをしたりして、忙しくなる予定。今月末の上京を楽しみに頑張ろうと思う。
2005年07月12日
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朝のテレビで、現在歌舞伎座で上演中の新作歌舞伎「十二夜」が紹介されていた。実は、この歌舞伎のことを知った時に「みたいなあ」と思ったのだが、朝のテレビを見て、いよいよ観に行きたくなってしまった。ということで、10時から「チケットホン」に電話をかけているが、8月興行の売り出しと重なってしまったせいか、午後三時半現在、まだつながらない。携帯電話を持ち歩き、何度もかけ続けているのだが、今日中に希望の日にゲットできるかどうか。つながらないとなると、意地でも取りたくなってしまうのは、人間の不思議な心理だ。ネットでの予約にチャレンジしようかと思ったのだが、なぜかうまくできない。何度かやってみたけれど、私名義のカードでもないし、夫には了解を得ていないので、やっぱり電話で粘ろうと思う。今夜は、某例会に出かけなくてはならないので、何とかあと一時間で繋がって欲しい。それでダメなら、潔く諦めよう。
2005年07月11日
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更新は、月曜日になると思います。覗きに来てくださる方、ごめんなさい。
2005年04月14日
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午前中は某会の監査と役員会。午後からは、まだ残っているお願い行脚。ニュースでは気になることも色々あるけれど、それを考えたり日記に書き込む余裕がない。私が管理している某会のホームページの更新もしなくてはならないが、今はまず、出かける準備。行ってきまーす。
2005年04月13日
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今日から3月2日まで、外出および旅に出ますので、日記更新ができないかもしれません。一応、携帯で書き込む準備はしておきますが、きっと無理でしょう。訪問してくださる方、ごめんなさい。
2005年02月25日
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本日は、夫の姉達とその娘家族たちが我家に集まった。これは、昨年から始まった正月後の行事で、多分これから夫が元気な間は定例の集まりとなるのだろう。あまり広くもない我家に、14人がひしめいた。「蕎麦」がメイン料理とはいえ、一応「主婦もどき」の私としては、それだけではちょっと顔が立たず、結局お正月同様の料理作りに追われることとなった。今日の来客のうち、5人が小学6年~幼稚園。そのうち4人が男の子であったから、大人たちが集まっている部屋と、子ども達の部屋とに自然に分かれた。もう、そのにぎやかさと言ったら・・。我夫の身内は、なぜか男子出生の確率が高く、我家の息子達が幼い頃も、集まるいとこ・はとこ達のほとんどが男の子だったので、この家の中はいつ崩壊するかと思うほどの賑やかさであった。幸いに近くに公園があるので、おなかいっぱい食べさせた後は、「外で遊んでおいで!!」と追い出したことも多かったけれど、雪まみれになって遊んできた後の衣服や長靴の始末もこれまた大変だったことを思い出した。それでも、子供同士が歓声をあげて遊んでいるのを見るのは楽しい。大人たちの部屋では、久しぶりの再会に話がはずんでいる。私はほとんどを台所に立ちっぱなしではあったが、その笑い声などを聞きながら、「このような時間をもてるのは、幸せなことだな」と思っていた。若い頃は正直なところ、このように集まる時はその数日前から気が重かった。今でも、準備とその後始末のことを思うと、ワクワクするよりは「ああ、大変だな」と思う気分は確かにある。それでも、このような時間の中で親族としての絆を実感し、お互い次第に年齢を重ねてゆくことを実感するのは、何となく心が温まることも本当である。それでも、色々な話の中でちょっぴりショックな話も聞いた。そのことについては、後日書くことがあるかもしれないが、今日はこれだけにいたしましょう。
2005年01月09日
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今年の書初めは、バソコンを使えないので、ケータイからの書き込みにチャレンジします。今年は、少しでも幸せなことが増えるように願いを込めて、良いことを見逃さないように努力したいと思います。この日記も、楽天家のお気楽エッセイをベースに、時々はストレス発散路線を目指そうと思いますが、どうなることでしょう。どうぞよろしくお願いしますm(__)m
2005年01月01日
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