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一昨日東京ドームの嵐のコンサートに行って来ました。
今や人気絶頂の嵐のコンサートはファンクラブでもチケットがとれないのが現状。
それが、奇跡ともいえるアリーナのほぼ中央の席が取れたのです。
生嵐が肉眼ではっきり見える位置です。とても幸せでした。
今年の運を使い切ったかもしれません・・・
さて、前回に引き続い て村上 隆 MURAKAMI VERSAILLES Part 2 です。
MURAKAMI VERSAILLES 2 (Tongari-kun)
Tongari-kun
The Emperor's New Clothes
KaiKai &KiKi
ジェフ・クーンズ・・バルーン・ドッグ
村上作品を紹介する前に・・。
2008年にベルサイユ宮殿で初めて現代美術展が開かれた時も保守派から論争があった
と言います。 その時のアーティストがジェフ・クーンズ(Jeff Koons)
です。
今年の2月にビルバオ・グッゲン・ハイム美術館、子犬のパピー(Puppy)で紹介した事のあるネオ・ポップなアーティストです。
今回たまたまその2008年のベルサイユ宮殿と庭園に17作品を設置した時の写真があったので併せて紹介します。
ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)
バルーン・ドッグ(Balloon Dog) 1994 2000 金属製
以前も紹介したとおり、彼の作品は必ずしも特別な意味があるわけではなく「見たまんま」が彼の作品だそうです。
同じポップ・アートでも村上作品とはかなり異なり解りやすい誰もが知っているモチーフを使っているようです。
しかし、そのせいか著作権訴訟をけっこう起こされているようです。
今回同じ場所に展示されているのが
Tongari-kun 2003~ 2004
頭にとんがったアンテナをもつとんがりくんは、千手観音のようら腕をたくさんもっています。高さ7m。
「とんがりくん」は愛称で、本当の名前は「二重螺旋逆転」らしい。
とんがりくんのコンセプトは人との交信とつながりにあるようです。
もともと「とんがり君」は、「いつでも誰かとつながっていて、どこにいても大切な人と交信できるから、(心の)アンテナを持って生きよう」という子供たちに向けたメッセージを込めて創作された、アメリカのと、ある病院に設置する作品だったそうです。
(カイカイキキ・コーポレートの説明より。)
台座はレンゲ座でその上にカエルが乗っている。
レンゲ座もポップですが、やはり仏教の観音様を意識して創作されている気がします。
実際六本木ヒルズの毛利庭園に設置されているとんがりくんには、他に四天王が配置されているそうです。
The Emperor's New Clothes 2005
作品説明はないのですが、おそらく裸の王様がモチーフなのかな?
マンガやアニメは今や世界に知れ渡るサブカルチャーですが、日本ではマンガやアニメあるいはそれらから発したフィギュアや造形物などはどんなに素晴らしくてもアートとして取り上げられる事はありませんでした。
村上隆 氏の作品はどちらかと言えば、そうしたおたく文化から出発したポップ・カルチャーです。
KaiKai &KiKi 2000~ 2005
カイカイキキはアーティストのマネジメントや販売をする会社の名前でもありますが、もとは村上氏の個人事務所だったそうです。
その会社のシンボル? がカイカイとキキのようです。
「アニメ」や「マンガ」などの言葉同様「かわいい」も世界に認知されつつある言葉であるように、 日本の「かわいい系」のフィギュアも十分世界に通用するポップアートである事を証明したのが村上 隆 氏だと思います
。
日本の芸術界はどう思っているかわかりませんが、世界で彼の作品は認められ、すでに一流のアーティストとして認められているのです。
そこに今回のヴェルサイユ宮殿での個展騒動はアーティスト村上をさらに知らしめる事件となった・・と思います。
その彼が、今度はキュレーター(Curqtar)となって日本のポップアートを紹介しているといいます。期待したいですね。
日本では地位の低いサブカルですが、マンガのキャラクターがドールになり、そのドールが芸術品として取り扱われる・・。それがにわかに海外から起きている・・。
近い将来、自分の持っているフィギュアやドール、ソフビにも海外から高値買い取りの依頼が来たりして・・・
村上 作品 つづく
リンク MURAKAMI VERSAILLES 3 (Flowers)
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