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2004.02.11
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カテゴリ: アメリカ映画
■この映画を観るまでの経緯
1日の映画の日に1000円で観ようと思ったが、早めに映画館に着いたものの立見であえなくアウト。この時はTIMELINEを結局観たのだがこれはこれで面白かった。それにアカデミー賞の日本時間での発表は3月1日だし、春休みと重なり混雑しそうなので昨日観た。

■KILL BILLとの違い1


■KILL BILLとの違い2
今回のこの作品は、主役のTOM CRUISE(トム・クルーズ)を含めて英米の役者達がリードする映画ではない。ここがKILL BILLとは決定的な差だ。KILL BILLはアメリカでの抗争が日本に舞台を移しただけで、千葉真一も脇役扱いなのだ。
THE LAST SAMURAIは監督であるエドワード・ズウィックは、ハーバード大学に在籍時にライシャワー元駐日大使の教え子だった。その時に明治維新に興味を抱いて勉強したそうだ。日本の古来の文化が明治維新で西洋化されていく過程に興味を持ったことが、今回の映画化のベースにあったそうだ。タラ監督との大きな違いはここにある。タラ監督は黒澤映画やアニメに興味はあったが、日本の文化や風俗はそれらから学んだ可能性が高い。それが映画のストーリー作りに如実に現れていた。

■映画のストーリー概略
トム・クルーズ演じる南北戦争の英雄だった大尉は、その後の時代の変化に付いて行かれないでいた。すっかりアル中になり武器製造会社の宣伝マンに成り下がっていた。そんな時に南北戦争を一緒に戦った、気に喰わない上官が会いに来た。その訳は軍隊の近代化を目指す明治政府が軍事顧問として大尉を、政府の要人でもある日本の財閥の長が好条件でスカウトに来ていた。
時は1877年(明治10)、条件を気に入った大尉は船で日本にやって来て、そこで見たのは非近代的な軍隊だった。そこで大尉は銃の使い方を一から教える事になった。今回の来日のもう一つの目的は軍隊の近代化に成功した暁には、武器の供与をアメリカに任せるという取り決めがあった。そしてその日本での代理店として例の財閥の長である大村が窓口になる予定だった。
明治新政府は天皇の意向もあって西洋化を急速に進めていた。だがその一方で『侍魂』を忘れずに、頑なまでに江戸時代のスタイルを守っている輩も少なくは無かった。この辺は西郷隆盛を連想させるが、その代表格が渡辺謙演じる勝元である。
近代化の象徴でもある鉄道を破壊したりしていた勝本の一味は、明治政府によって討伐軍が向かったが激戦の末に大尉は勝元一味に捕まってしまった。そして勝元一味の支配する村に連行されていった。村は山奥深くあり雪解けシーズンまで攻略はできない自然の要塞だ。
勝元は明治政府の閣僚ポストにもあり政府から出頭を命じられる。その御前会議に廃刀令を無視して帯刀して一人だけやって来た。首相格でもある大村は刀を捨てるように命じたが、天皇の黙認もあって勝元は閣議への参加を許されずに施設に蟄居を命ぜられた。
蟄居の彼を救ったのは勝元の一味とクルーズ扮する大尉とその仲間の英国人カメラマンだ。大尉は勝元らとの生活を通して彼らの信条を理解して、今では逆に勝元たちと共に明治政府と戦う身に投じた。
雪解けシーズンも終わり、大村らの明治政府は近代的兵器を購入して、前時代的な弓矢の戦いを挑む勝元らの一掃に向かった。圧倒的な人海戦術を展開する明治政府に対して、大尉のアイデアもあって善戦するがやはり最後に力尽きてしまう。勝元は自分の戦闘で傷ついた体を、大尉に自分の刀を渡して刺してもらい果てた。
だが日本人ではない大尉は投降して、その時の大尉の刀を携えて明治天皇に謁見した。天皇は勝元の死に様を聞きたいと申し出たが、大尉は勝元の生き方を語りたいと言った。それに感銘した天皇は、大村が進めるアメリカとの武器供与契約を反故にしてドイツなどの他国と交渉するとした。更に、その場で大村の財産を没収する旨を通告して大村は失脚した。
大尉が滞在中に書き記した日記は、同行していた英国人カメラマンに渡して、自らは約束の給料をもらって母国へと帰国した。
その後の大尉の消息は伝えられていない。

■鑑賞後感想
映画を通して明治維新直後の近代化へと向かっていた時代が、とてもよく描かれていた。時代考証も日本人の専門家や出演俳優達の意見に聴く耳を持っていたので、へんてこりんな設定は見られなかった。
ただし、気になった点は最後に明治天皇が英語で大尉と会話をする場面と、勝元が明治天皇に個人的に会いに行って忠告する場面での巫女のような衣装かな。
ストーリーでの中では触れなかったが、小雪が演じる勝元の妹役も良かった。夫を戦闘でクルーズ演じる大尉に殺されながらもその大尉を預かる役は、明治の侍魂を持つ女の力強さの内面を見事に表現していた。最初は心を開かずに夫の仇である大尉を受け付けなかったが、徐々に受け入れていって最後には戦闘に向かう大尉に、亡き夫の鎧を着せるシーンはこの映画のもう一つのクライマックスだったかも。この辺のシーンも含めて、チャラチャラしている渋谷近辺でたむろしている若者達にも是非観てもらいたい映画だ。
日本人が21世紀の現代の中で失われている、 『侍魂』とは何かを外国映画ではあるが考え直すきっかけにさせてくれた。





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Last updated  2004.08.15 13:37:07
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