みきまるの優待バリュー株日誌

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Mar 14, 2017
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カテゴリ: 株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト第45位





価値の探求者たち  (原題 THE VALUE INVESTORS ロナルド・W・チャン著、金融財政事情研究会)





の第2弾です。














今日からはこの本に登場するバリュー投資のレジェンド達を個別に見ていきます。




 そして初回はもちろんウォルター・シュロス(1916~2012)です。















シュロスは、







バリュー投資の父であるベンジャミン・グレアム








の直接の教え子&投資の片腕であり、世界一の投資家として有名な 







ウォーレン・バフェット







と同じ部屋で働き、一緒に企業の清算価値を調べていたという「バフェットの兄貴分」のまさに伝説の投資家です。そして、バフェットによる







「グレアム・ドッド村のスーパー投資家」という彼のニックネームはあまりにも有名






ですね。










 「現代に生きるレジェンド」だったシュロスは2012年2月19日にニューヨークのマンハッタンでその95年の栄光の生涯を終えました。この本に収められた彼のインタビューは彼の体調が急変する直前の2012年の年初に行われたものです。まさに「奇跡のインタビュー」と言っても良いですし、この1章だけで十分にこの本を買う価値があるでしょう。













「  マーケットで生き残ることは、戦場で生き残ることと本質的に同じ  ことだ。  できるだけ損失を出さないようにして生き残ることさえできれば、結果的にはいくらかの財産が出来ている  ものさ。。。人生は短いものだから、自分に自信をもって、嫌いなことに時間を使うのではなく、好きなことに粘り強く取り組めばいい。それが財産を生んでくれるのさ。。。私はグレアム・ニューマン社にいた時と同じ投資手法を用いていた。すなわち、ネットーネット株( (正味流動資産-総負債)>時価総額  を探していた。。。」













ヴィンテージワインの様な琥珀の味わい。  。。95歳のシュロスの言葉は最高ですね。




 時代は変わり、今のアメリカにはもうグレアム基準のネットーネット株は存在しません。古典的に分かりやすい割安株は死滅してしまったのです。ところが私達日の丸投資家が戦うここ日本では「失われた25年」のおかげで未だにネット-ネット株がゴロゴロと存在しています。本当に有難いことですね。













「  私の平均的な株の保有期間は4年から5年  だ。。。  株を買うときには、まるで日用雑貨を買うような感じであるべき  だ。。。  私は株と言う商品を在庫に持っている日用雑貨屋のオーナー だ。在庫の株は配当を払ってくれることがあるから、  れるまで少々時間がかかっても平気  だ。待っていれば、そのうちにだれかが良い価格で在庫を買おうといってくれる。私はそのときに株を売ればいいだけだ。」













 シュロスのような時間軸で、そして彼の言う日用雑貨屋のオーナーのような気持ちで、このネットーネット株天国の日本株市場でバリュー投資に打ち込めば数年単位で見ればインデックスに負けるわけはありません。でも、多くの投資家は分かっていてもそれが出来ず、目の前の利益確保に血眼になり、値動きの良いファンダメンタルズ劣悪なクソ株を「自分より馬鹿に高値で売りつければいい。」とばかりに、近視眼的な消耗戦に明け暮れているのが実情なんですね。





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Last updated  Mar 14, 2017 07:30:03 AM


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