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1980~2005年の四半世紀に、株式市場のリターン(S&P500で測定)は年平均12.5%だった。この間の平均的な投資信託のリターンは10.0%である。この2.5%の格差は、前述の約3%というファンドのコストを考慮すると、おおむね予想されたものである。単純に言うと、 投資と言う食物連鎖の頂点に君臨するファンドマネジャーが、金融市場のリターンから過剰な取り分を手にしている のである。
インデックスファンドに投資していれば、同じ期間に年間12.3%のリターンー12.5%の市場リターンからわずか0.2%のコストを差し引いた分ーを得ることができた。これは、平均的なファンドを年間2.3%も上回る程の優れたリターンである。
リターンに関しては、時間はあなたの味方である。しかし、コストに関しては、時間はあなたの敵である。
前もって勝利のファンドを選択するのは、思ったよりずっと難しい。。。長期にわたり勝ち続けてきたファンドの記録を検証することから始めよう。図表8.1は、1970年までさかのぼり、当時存在していた株式ファンド355本の36年間の記録を示している。まず、何よりも驚かされるのは、これらファンドのうち223本のファンドー約3分の2-がすでに償還されているということである。。。 ファンドが償還される理由は多くあるが、まともな理由は少ない。
どのようなケースであれ、 一貫して成功する株式ファンドを保有できる確率は100分の1以下 である。。。単純な事実は、長期的に株式市場を上回る成績を残す投資信託を選ぼうとすることは、、、「干草のなかの針を見つけようとするもの」である。だから私は「ボーグルの結論」として次の様に記しておこう。 「干草のなかの針を見つけるような無駄なことはするな。ただ干草を買えばいい。」
もちろん、干草というのは株式市場の全銘柄であり、それは低コストのインデックスファンドを通して入手可能である。インデックスファンドのリターンは、前述のような35年間の競争に参加した355本のファンドの内346本のリターンを上回るか、おおむね一致した。
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