みきまるの優待バリュー株日誌

みきまるの優待バリュー株日誌

PR

Profile

みきまるファンド

みきまるファンド

Free Space

免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

Calendar

Favorite Blog

イチネンHD(9619)-… New! 征野三朗さん

NATOがポーランド、… New! Condor3333さん

【初秋】9月のおすす… New! わくわく303さん

ここ最近ブログの更… New! MEANINGさん

メモ 4畳半2間さん

予定カオス slowlysheepさん

週間パフォーマンス… らすかる0555さん

もし今全財産が500万… fuzzo728さん

6/16(日)メンテナ… 楽天ブログスタッフさん

5月末運用成績&PF mk4274さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Jun 19, 2020
XML
カテゴリ: 株式投資全般
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト104位







 トレーダーの心理学 (アリ・キエフ著、パンローリング、2006年)










 の第8弾です。







今日は、第6章 すべての恐怖の源 から。
















​​ ときには痛みを伴うこともあるが、  100%の力を注いだ結果の失敗は、成功した時には得られない真剣な努力の結果の満足感という新たな世界を開いてくれる。  努力をしなかったり負けると分かってあきらめていたりすれば、一時的に敗北の痛みを軽減することはできる。



 しかし、  最大限の努力をしなければ、自分を出し切った満足感を得ることはできないし、自分の能力についての感覚をつかむチャンスも無駄にしてしまう。  安全なトレードしかしないトレーダーは、本気で参加することで得られる大きな自信やマスタリーの感覚をつかむことはけっしてない。​​





​現状を受け入れず、100%の努力を捧げれば、大きな見返りを得られる可能性がある。​












 このキエフの言葉は心に深く沁みました。







​​ 私は株式投資の世界に入って今年で20年になりますが、常に、






マーケットタイミングは計らない。どんな状況下でも持っている資産の99%を市場にぶっこんで、極限までのフルインベストメントを貫く。






 という非常にシンプルな方針を取ってきました。

​​






​ これは、「  あらゆる投資対象の中で、株式投資が一番長期リターンが大きいことが歴史的に証明されている  のだから、シンプルにそこに全財産を投じて戦うことが一番理に適っている。」と考えているためですが、その当然の副作用として、「下げ相場の暴落は必ず全身で受け止める。」ことにもなります。​








 当然この20年間で、ありとあらゆる「○○ショック」のダメージを喰らい続けてきました。










 そして、一つ気づいたことがあります。 それは、







​  ​ダメージの痛みは全く減らないどころか、逆に年々大きくなっている​





 という厳然たる事実です。​








 例えば私は2008年のリーマンショックでも手痛いダメージを負いましたが、当時の金融資産は今の十数分の一のレベルだったので、「痛いのは痛いけど、頑張って仕事をすればある程度穴埋めできる。」という実感がありました。ただ今年2020年のコロナショックでは受けたダメージの大きさ、金融資産の減少額はMAXで当時の100倍以上に及び、「コツコツ働いてどうにかなるようなレベルでは全くない」巨大な裂傷を負いました。








 その「額の大きさ」に思いが及ぶと、失った資金の膨大さに震え、強烈な喪失感と自分がこれまでに築き上げてきた「優待バリュー株帝国」が音を立てて崩壊していく痛みで心が張り裂けそうでした。








 そんな苦しい時に最初に思い出したのが、上記のキエフ博士の   





100%の力を注いだ結果の失敗は、成功した時には得られない真剣な努力の結果の満足感という新たな世界を開いてくれる。 





 という 言葉でした。「現状はボロボロだけど、でも自分が持てる力のすべてを注いで戦ってこれなんだから仕方ないよな。ポートフォリオは完全に真っ赤っかだけど、逆に損切りを兼ねて大幅な銘柄入れ替えもできる。ある意味ではこれまでにポートフォリオに溜まった宿便を大掃除するチャンスでもある。キエフ博士の言う通りだ。今の自分には戦後の焼け野原に立っているようなある種の奇妙な爽快感と満足感が確かにある。それに、どんなに痛みが強くても、心がバラバラに壊れそうでも、それでも100%の努力を継続しなくてはならない。そうじゃなきゃ、自分がずっと目指しているSクラスの投資家になんか絶対になれっこない。」と気付いて我に返り、腹を括ってプレ・コロナ銘柄からウィズ・コロナ銘柄に資金を大きく移動させて、何とか最悪の修羅場を乗り切ったのでした。






 「首の皮一枚で、投資家人生最大級のピンチをとりあえずは凌げた。」という確かな感覚を持ちましたし、「うん、自分はこれからもこの世界最弱の日本株市場でちゃんと戦っていける。」という深い自信も得ました。









 アリ・キエフの言葉には、「真の戦場での極限のサバイバルゲーム」を長年見つめ続けてきたものにしか発せない、「鋼鉄の力」があります。どれだけ感謝しても感謝しきれないですね。(続く)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jun 19, 2020 01:26:20 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: