みきまるの優待バリュー株日誌

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Nov 22, 2021
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カテゴリ: 株式投資全般
​​  さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第123位は、






ラリー・ウィリアムズの短期売買法 第2版 (ラリー・R・ウィリアムズ著、パンローリング、2012年)










 です。​









 この本は、「短期投資家にとってのバイブル」として名高い1冊ですが、私の様な中長期投資家が読んでも得られるところの多い良書です。ウィリアムズが長年市場を生き抜いてきた経験から紡ぎ出される、「ハッとするような名言」が溢れかえっているんですね。








 ラリー・ウィリアムズは非常に頭の切れる聡明な方で、その文章は刃物の様に鋭利でかつ極めて論理的です。ちょっと ​ ローレンス・A・コナーズ  に似ています。









 さて初回である今日は、まずは、序章 あなたはもうすでに商品トレーダー を見ていきましょう。









 現状からの「脱出」を図ろうとする人々が増えているのだ。他人の下で働くのも、他人の上に立つのも嫌。彼らは、他人とは関係を持たずにひとりで働きたいのだ。そして、それを可能にしてくれる唯一の仕事がトレーディングというわけである。











 、、、このウィリアムズの言葉を読んで、「強く共感する人」は投資家に向いていると思います。思い出してみると、20年前の自分がまさにこんなメンタリティでした。「今は何にも持っていないけど、でも絶対に自分の力だけで成り上がってやる。」といつも思っていましたね。(遠い目)









 ルールその1 価値は瞬間的なもの。どういった価値でもあり得るわけであり、商品、さらには株式のトレーディングではなんでも起こりうる。



 ルールその2(こちらのほうが重要) 市場のトレンドや方向性も重要だが、最も重要なのは自分の資金を管理する方法を知ることである。










 このルール1については、2020年前半に勃発した、「コロナショック」で痛感した方も多かったのではないでしょうか? 私もそうでした。(汗) またルール2についてですが、ウィリアムズも含めて過去の大投資家たちが口を揃えて同じことを何度も強調してくれています。それだけ大切な「株式投資の原則の1丁目1番地」ということですね。 






 続きを見ていきましょう。







 市場はこう動くはずだと思っても、市場がいつそんな動きをするのかはだれにも分からない。多くの場合、市場は神と同じ。。。どういったルールを学ぶよりも、マネーマネジメントを学ぶほど重要なことはない。



 彼らがこてんぱんにやられたのは、賭け金が多すぎたか、負けポジションを長く持ち過ぎたかのいずれかだ。失敗から早く学ぶ人ほど、このビジネスで大きな富を手にする道に早く近づくことができる。このビジネスであなたの命を奪うものは、成功ではなく失敗なのである。



 水晶玉で生計を立てる人は辛酸をなめるハメになるのである。



 しかし、学習によって損失は制御できるようになる。これは数学に裏打ちされた事実だ。成功への道を一歩一歩着実に歩んでいくためには、損失の制御方法を学ぶ以外にない。



 初心者の投機家は、未来を知ること、知りようのない未来を知ることが投機なのだと勘違いしている。勝てる見込みのある戦略を開発し、自分に有利な状況を見つけて勝率を高めることこそがこのゲームの勝者になる秘訣なのだ。



 勝ちトレードの管理は簡単だ。問題は負けトレードの管理である。あなたにとって命取りになるのは負けトレードなのである。











 ラリー・ウィリアムズの言葉には、「神なる市場への敬虔さ」が溢れかえっています。私達投資家は頻繁に間違えますが、全知全能の神である市場は決して間違えることはありません。何の制限もなく自由にどこへでも進んでいきます。市場を50年以上生き抜いてきた彼の言葉の1つ1つには「純金以上」の珠玉の価値があります。それでは次回からはいよいよ本文へと分け入って参りましょう。(続く)





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Last updated  Nov 22, 2021 07:46:00 PM
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