老いるからだ
参議院選挙の日、
私の目の前に「急に」小さな虫が現れた
手で振り払っても、振り払っても
ブヨのような小さな虫が浮遊する
これ、一大事。
わが大切な眼、いのちの次に大切な眼
新聞の文字だって
小さな小さな英々辞典の文字だって
びっしりと書き込まれたフランス語の百科辞典の文字だって
老眼鏡の助け無しで
スイスイと読めていた自慢の健康な眼に
異変が起きている。
この1ヵ月間、参議院選挙に急かされて、
若者に伝えておきたい事、書き留めねばと、
5千字前後の記事を10本も書き続けた。
期末試験と夏休みで
子供たちと勉強しすぎて
眼を酷使し過ぎたのかな。
驚いて眼科を受診する
日曜日で、休診ばかりのなかをかき分けて
とある眼科を探し当て。
その医院の院長先生
私より更に年配らしき女医さん、
働き続けてきた女同士の
親しみを感じて
少し気が楽になる
院長先生は、
静かな、もの慣れた口調で
「これは、加齢とともに起きる生理的な現象、
心配はいりませんよ。」と言い、
眼球の模型を使って
説明して下さった。
病名は「飛蚊症」。
そして、メガネで矯正した視力が
この年齢で、1.2とはとても素晴らしいと
お褒めいただいた。
だが、だが
更に眼底をあれこれ検査するうちに、
「あれ、こんなところに。。。」
ぶつぶつ言いながら
上、下、斜め右、斜め左、・・・などと
眼球をくるくる動かすよう指示されて
検査は続いた。
そして、
「網膜に何かできています。このモノの正体が何か、
もう少し角度を変えて調べてみたいので
明日の午前、今川ドクターの診察を受けてください。
このドクターは、この専門ですので」と
宣告されたのである。
えっ、どうして、
私は、こころ深いところで、かなりショックを受けている。
今まで、時々受けていた目の検査では、
いつも良好であったのに。
翌日、今川ドクター。中年の働きざかり、育児真っ最中らしき女医さん。
両眼の瞳孔を開いたままにする処置をしてから
またまた、眼球をあれこれ検査
分かった事。
眼底にある異物は母斑症のようなもので
現段階では悪性のものでないようなので
今後、経過観察してチェックしていくことになった。
この斑点は、「飛蚊症」とは関係なく、
たまたま今回の検査で見つかたものとのこと。
「飛蚊症」は、純粋に加齢による生理現象であり、
網膜はく離や網膜裂孔などの病気からきたものでないと
説明されほっとする。
やれやれ。
しかし、
私の体の器官は、確実に老化しつつあると
改めて思い知らされた。
老化に見合った生活を
積極的に闘って作り変えて行くことの必要を
改めて痛感した。
しなやかに老いを
どう生きていけるか
難しい重い課題が
私の目の前にまたひとつ現れた。
目が見えなくなっても
しなやかに生きることが出来るか。
わがこころに
こっそり
問うてみる。
《 飛蚊症
》とは
眼の前を浮遊する「物体」の正体は。
眼球の大部分を占める、硝子体(ショウシタイ)と呼ばれるゼリー状の透明な物質が
何らかの原因で《濁り》が生じ、その濁りの影が網膜に映り、
虫や糸くずのような「浮遊物」が飛んでいるようにみえるのだという。
「浮遊物」どうしてできる。
母体内で胎児の眼球が作られる途中で、
硝子体に血管が通っていたのが、眼球の完成とともに、
この血管はなくなるのが普通であるが、
産まれた後も、この血管の名残りが硝子体に残存したような場合、
これが加齢とともに「濁り」となって、網膜に映るのだという。
このような「飛蚊症」は健康な目の生理的現象であり、
症状が進まない限り、余り気にしなくてもよいとのこと。
その「濁り」が視野から消えれば、眼前の《浮遊物》は見えなくなったりするが、
無くなったものではないので、又現れるを繰り返す。
コロナで家ごもり 2020.03.29
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