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その他にも、ふいと路地を入ると、あちこちで猫的意匠に出会った。 生身の猫に会わなかったのは、ちょいと残念であったが。
2006.06.19

実は行こうと思っているところも、猫看板がらみなのだ。 地図によればこの辺、という小道を入るとあったあった、その道案内の看板。 実はまだ「猫のおきて」を始める前に鎌倉に来た折、この看板を見て気になりつつ、現場を確かめないでしまったのだ。 そのとき頭を掠めたのは「大仏? この辺、長谷とは結構離れているけどな」という感想だったが、後にそれが見当違いなものであるのを知った。 そう、「だいぶつ」じゃなくて「おさらぎ」なのだ。 猫的大先達、大佛次郎の持っていた建物を改装し、茶廊としたところである。 昨年、横浜の大佛次郎記念館に行ったとき、この印象的な看板と同じ意匠のショップカードを見て、私はその古い記憶に、「なるほど」と合点したのだった。 ここは土・日・祝日の昼間しか営業していない。それは予め知っていたのだが、私がすき好んで土日祝日の昼間の鎌倉に来ることはたぶんないだろうから、どんな界隈かだけでも見に行こうと思い、訪ねてみたのである。 門は閉まっていて、中を伺うことはできなかったが、予期していたことなので気落ちもしない。写真では静謐そうで実に感じが良いので、「土日祝日の昼間の鎌倉」に気後れしない方は、訪れられんことを。
2006.06.19
仕事で出掛けた帰り、鎌倉をそぞろ歩く。 猫的に行ってみたいところがあったので、この方面での仕事はちょうど良かった。 若宮大路を鶴岡八幡宮方面へぶらぶらと。と、段葛の葉桜の向こうに、フト目を引かれるものが。 ちょいと不敵な目つきの猫のマーク。KIBIYAというベーカリーの売店「come va?」であった。無花果と胡桃のフルーツケーキと胡麻パンを買って尋ねてみたが、猫マークの由来は不明だった。ちなみに店名はイタリア語で「元気?」って意味とか。 ウウム、こういう笑いの猫は好きだー。(続きは「猫的鎌倉散歩2」で)
2006.06.19
読者諸賢におかれましては、このところ拙ブログのエントリが頻繁なことから、「奴めは仕事がヒマなんだな」と先刻ご高察でございましょう。その通りです。「でもその割にメルマガの配信や猫句はさぼってるじゃねーか」とおっしゃるのも御尤もでございます。 では、暇に任せて何をしていたかと申しますと、実は画像のようなものを拵えておりました。 豆本『猫のおきて』。 去年から「豆本作りたいなー」と思い、今年の早春ごろから企画・編集しはじめ、5月あたりから実作に入り、何冊かの豆本を製作。もともと、「猫のおきて」の豆本化が目的だったのですが、コンテンツ内容もさりながら、「豆本」という形態が気に入ってしまい、「猫おき」に取り掛かる前に他の豆本を何冊か作っておりました。 で、手すきになったここ数日でいよいよ「猫おき豆本」を。今週末以降はもう仕事がたてこみ始めるので、その前に完成させねば、と昨日今日で作業を完遂。 やはは、自画自賛ですが、なんか、きゅっとしててラヴリーじゃないの。 恐れ多くも豆本の下に置いて大きさの目安に使ってしまった、柳瀬尚紀先生の『猫文学大全』がA5判サイズで、厚さは約2センチ。豆本のほうは2冊の判型が若干違い、栞紐が緑のほうは縦横4.1×5センチ、赤が5.7×4.1センチ。 中身は2冊とも同じで、メールマガジン「猫のおきて」の創刊号のテキストを豆本用にアレンジしたもの。絵も入れてみました。 どうでしょうか? ご感想など、ヒトツ。
2006.06.16
なぜか最近食べ物の話題が続くが、さて明日は大豆の種撒き。(ん?ということは豆撒き?) 私は仕事で欠席。残念。 その大豆作りで世話になっている有機農家には、人間の皆さんの他に猫2匹犬2匹、合鴨や鶏たくさん、など大勢がいらっさる。ただ、私たちがお邪魔するときはニギヤカなので、猫たちは逸早くどこかへ退避してしまう様子。殆ど姿を見せてくれない。 兄弟猫のゼルとポンチョ。そのどちらだったかわからないが、一度だけ、台所で会ったことがある。結構人懐こい、立派な茶虎であった。 と、そちらの農家のブログにそんな猫たちのナイスな写真が。 上のパズルピースのようなのはその一部。全体像はこちらの6月12日の項に。 ここんちの味噌もお米もおいしいですよ~。アースデイマーケットとか朝市とか、関東近県にもときどき出張っておいでですので、皆様のご近所で催しがあるときにはお立ち寄りを。ブログにそういう予定もアップされていますよ。 そうそうお餅もうまいですよ~。現場で餅つきして、つきたてのも売ってますからね~。(ああなんかお腹すいてきた…)
2006.06.16
突然の思い付き。 さっきペペロンチーニを作ろうとパスタを戸棚から取り出し、それがスパゲティーニでなくカッペリーニであることに気付いた。 カッペリーニことヴァルミッチェリは、直径1ミリ以下の極細パスタ。私は普段あまり使わないが、買ったときは「お、ディチェコのが安いじゃん」と太さをよく見ないでカゴに入れてしまっていたのだった。 すでにフライパンには唐辛子とにんにくとオリーブオイルが。一瞬迷ったがそのまま作り上げたところ、ペペロンチーニ風味の「そーみんたしやー」のようなー!(「そーみんちゃんぷるー」と書かないところに、言葉に正確を期す当方の姿勢を感じていただけると嬉しい) それをもごもごと食べながら、私はハタと思い立ったのだった。「パスタにはルオーテとかファルファッレとか色んな形があるんだから、猫型のパスタもできないかなあ」と。 製粉会社、製麺会社、食品メーカーあたりのサイトで、リクエスト書き込みをしてみようかな。 因みに左がルオーテ(車輪)で、右がファルファッレ(蝶)。
2006.06.15
こうして細々とブログやメールマガジンなどをやっているだけでも、どこかでご覧になって興味をお持ちいただけるのか、時折広告掲載の依頼が舞い込む。猫関連のみならず、ネットワークビジネスや起業セミナーなど様々な会社・個人から来るのだが、さて、その実態もわからないし、わからないものを載せるのも無責任だ。じゃあ「独自の調査、検討の上掲載または非掲載」とすればいいのだが、それでは手間が掛かってきりがない。 なので内容問わず、一律「基本的にしません」という姿勢である。 先日もサイト「盆猫」へのバナー掲載依頼が来て、上記のようなわけでお断りしたものの、その情報内容は猫たわけの皆様にも関心があるテーマではないかと思った。 で、以下そのメールをかいつまんでご紹介。From キャット・トラスト・ジャパン株式会社 広報ご担当「貴殿のサイト「盆猫」を拝見しました。猫たわけ語辞典や、節季の猫句など…いろんな角度から楽しめ、私たちにとって、猫は身近な存在であるという点が、弊社の起業主旨と多々共通するものがあるように感じられました。つきましては、弊社サイトのバナーリンク掲載をお願いできればと、メールさし上げた次第です。弊社は、飼い主の死亡・入院などにより残された猫を、飼い主に代わって、終生飼養するサービス「ねこあんしん」を、この春、開始いたしました。 ■弊社ホームページ… http://www.cattj.com (以下略) 」 なるほど。 自分が死んだ後、愛猫はどうなるのか? ――当方自身は、あちら側に逝くには平均寿命的にまだ間があると思われ、危機感は希薄なのだが、切実に不安を感じている方もおいでだろう。そういう方には関心のあるシステムかもしれない。 実際の加入や契約に際しては、ご自身での「独自の調査、検討」が必須だろうが、そんなことは、猫を愛する読者諸賢の皆様には申し上げるまでもないことであろう。
2006.06.15
以前、ハイランドのシングルモルト「クライネリッシュ(クライヌリッシュとも)」を飲んだとき、ラベルに猫がいるのを見て、ここんちの蔵のウイスキーキャットか誰かかと思って気になっていたのだが、今日、それがハイランド地方にいる山猫だということを知った。 ふーん。 確かに、よく見ると耳を思いっきり倒していたりして、えらく機嫌が悪そうな描かれよう。 クライネリッシュはおなじみジョニーウォーカーのキーモルトでもあったりする。 お酒を飲まない方には関係ない情報であるが。
2006.06.14
いつもグレイトなニュースをお知らせいただく、読者のマルシュさんから、身を乗り出すような情報を頂きました。「今日、ネットにこのようなニュースがあがっていました。ZAKZAKでは、信憑性が今ひとつなのですが、こちらは元ネタとなったと思われるアメリカの記事です。もっと詳しく書いてあります。 「うーん、本当なのかも」という気になっております。」 いや北米大陸の猫ニュース、相変わらずすごいなー。 世界最小の猫がいるかと思えば、アライグマを食う猫に、今度は熊をも倒す猫! 極真空手でも使いそうな! マルシュさん曰く「英語の方は、リリース後2週間だけ公開されていて、あとは有料DBに格納されてしまうようです。ザクザクはどうかわかりませんが、永久に掲載されているわけではないようですので、両方とも、ローカルにコピーしておいた方がいいかも知れません。」とのこと。当方はただリンクするだけですので、皆様ご閲覧はお早めに~。
2006.06.13
起き出して朝食を拵えていると、その物音を聞きつけてか、通いの「ヘディ猫」がどこからかやって来て、玄関の外で「にゃーん」と鳴く。 自分の朝食作りは中断し、扉を開けて彼女を招じ入れ、猫フードを振舞う私。 ヘディ猫はほどなく食べ終え、私が朝食を調え終えて食卓に着くころには、ベランダに出て行っている。 そして彼女は、ベランダから出て行って小半日も経ってから、ベランダからではなく、また玄関から訪れたりするのだ。 ベランダから出て行ったのだからまたベランダから来るだろうという、浅はかな人間の予測など、軽々と超越する。当家が2階であることなど、彼女の往来には何の妨げにもならないのだろう。 ほんと融通無碍だなあ猫。 今朝のヘディ猫は食べる物を食べたらさっさと去ってしまったので彼女の撮影はできず、画像は人間の「食べる物」。こういう画像が入ると、なんか別のテーマのブログみてえだなあ。 因みにパンは自作天然酵母製。 だからこういうテーマのエントリにしてみた。
2006.06.13
はっと気付けば今日は本来なら拙メールマガジン「猫のおきて」の配信日。それを書いていないのに、こうして別な文章をエントリするのも座りが悪い気持ちだが、先週金曜日、日本民藝館に行った。 民藝館向かいの柳宗悦旧居の復元が成り、期間限定で公開する旨、NHKの「新日曜美術館」で見たので。 民芸運動に心酔しているわけでもないが、私はとにかく古い建物、特に民家に目がない。とりわけ学者や文学者の旧居は好きだ。しんとした書斎、日当たりのいい縁側。猫が遊び、私はわずかばかりの野菜を育てられる庭。そんな環境で、猫と書物に囲まれて暮らせたらどんなに幸せか。そういう夢を抱きつつ見るのだ。 そこで、仕事に一区切りつけて、駒場へ。 すると平日の午後だというのに、柳邸も民芸館本館も主に初老以降の老若男女でかなりの賑わい。以前数回訪れたときは、週末にも一桁くらいの来館者しか居ず、静かな雰囲気が好きだったのに、あなおそろしやテレビの威力! ってまあ、自分もそのテレビさんに聞いて来たんだから、同類なんだけどさ。 柳邸は素晴しかったが、このメディアでご紹介するのはそういうモティーフではない。 柳邸の窓からフト見ると、塀の上にこの方が。ちちち、と鼠鳴きしたらすぐこちらを見た。 猫が出入りしているのを見ると、猫的にもここんちはOKらしい。 良かった、猫と相反しない評価で。 因みに今回の柳邸の公開は明日までだけれども、7月から9月までは毎週水曜のみ公開の予定とか。そちらの日程で訪れたほうが、すいていそうな気がする。
2006.06.12
衣替えと平行して和服の整理も始めてしまい、夜が更けるほど状況は錯綜する。 今夜私はこれを終わらせて眠れるのかと暗然とした気持ちになり、フト見ると、ヘディ猫は、箱の中でさらに落ち着き、自足の度を深めているふう。 思わず「手伝ってくれよー」と声をかけるが、黙殺される。
2006.06.07
押入れや洋服箪笥をひっくり返して衣替えをしていたら、ヘディ猫がやって来た。 猫たちは押入れが開いていると、ほぼ必ず入りたがる。ヘディ猫もその例に洩れず、すかさず近寄っていったが、作業の邪魔になるので退いてもらうべく、急いで空箱を組み立てて「ホラホラ箱だよ」と見せ、そのへんに置いたら、自らそちらに入っていった。 しかも、何だか満足げだし。
2006.06.07
先般の記事に訂正です。「壇王法林寺」ではなく「檀王法林寺」が正しい表記です。お詫びして訂正します。エントリ本文も直しまして、メルマガでは次号で訂正を致します。失礼致しました。合掌。
2006.06.05
今年も抜け毛の季節到来。読者諸賢も日々舞い飛ぶ毛に難儀なさっていることとご推察申し上げる。 その厄介な抜け毛も、集めるとこんなしろものが作れる。 抜け毛の季節に伴い、以前ご紹介したこの「猫毛フェルト指人形」への反響を、このところまたお寄せいただくので、再度ご案内しようと、ここにお見せする次第。 こちらに作り方をご紹介している。簡単に作れるので、今期の抜け毛でぜひお作りを。 お作りになったら、見せていただけるとうれしいなあ。
2006.06.03
大弥食堂は、店内も印象的である。 店に入り、「しっぽく一つ」と注文して席に着いたら、その正面が店の奥の壁で、こんな棚が目に入った。フラッシュをたかず手持ちで撮影した画像で、不鮮明はご容赦願いたいのだが、下段右に小さい猫、それと中段にも猫の置物があるのがおわかりいただけるだろう。中央やや左の2体は、数年前からよく目にするフォークロア調の腰掛け猫、そしてここで特筆したいのが、右側の、右前肢を上げている猫だ。 はじめ気付かなかったのだが、微妙な凹凸を「?」と思い、よくよく見たらその表面はびっしりと小さなタカラガイで覆われていた。タカラガイで作った人形などの置物は、昔から海辺の土産物屋などで目にするが、招き猫は初見である。 それが小さな貝の集積だと気づいたとき、私は以前読んだ町田康の小説に登場する「遠目にはグレイだと思ったが、近くで見たら極彩色の微細な刺繍が一面に施されていたツナギ」を思い出した(どの小説だったか思い出せず、表現もうろ覚え。ご存知の方、ご指摘されたし)。
2006.06.03
京都の招き猫寺、檀王法林寺への行きがけ、小腹がすいていた私は大弥食堂に立ち寄った。 ご覧の通り、店頭の佇まいには特にやる気は感じられないのだが、いやなかなかどうしてしっぽく300円であれなら十分文句なし、というクオリティ。あの店が近所にあったら、私は自宅でうどんは作らないだろう。 で、そのウィンドウ(って言い方もそぐわないが)には立派な猫が。
2006.06.03
これが「檀王法林寺」の「主夜神尊招福猫」。何だかとぼけた表情が面白い。
2006.06.02
明日にでも、と書いてちょっと遅れたが、その「猫寺」の件。 メールマガジン「猫のおきて」で、去年の夏に京都猫寺探訪のレポートをした。その後、私のもとには読者の「ふらん」様から、別の猫寺があるという情報が寄せられ、いつか訪れねばならないと思っていたのだが、幸いにしてこのたびは仕事で京都とのご縁ができ、猫的フィールドワークを再び敢行することができたのである。 それが、今回ご紹介する「檀王法林寺(だんのうほうりんじ)」こと「だんのうさん」、正式名称は「朝陽山 栴檀王院 無上法林寺(ちょうようざん せんだんのういん むじょうほうりんじ)」。日本最古の招き猫の寺というご由緒だ。 場所は京阪三条の駅のすぐ近くで、交通の便が良い。町中のお寺にしては境内が広く、保育園も開いている。訪れたのは改装工事の最中であったが、寺務所に声をかけると気軽に本堂を見学させてくださった。 玄関ホールから既に猫の置物がたくさんあったのだが、本堂には招き猫がぎっしり並んだケースがあり、このお寺の「主夜神尊招福猫」以外にも各地の招き猫が集められていた。 まず手を合わせてお参りをした後、主夜神尊招福猫を拝見。碁石のように艶消しの漆黒の質感、右前肢を上げたややスリムな猫である。顔立ち、大小、首輪のデザインなど、微妙に違う3、4タイプがある。 その他にも今戸に豪徳寺、九谷焼に浜松張子の猫など様々な招き猫があった。 以下、お寺のご由緒などは長文になるので省くが、興味のある方は「まぐまぐ」から、バックナンバーの最新号にてご閲覧を。
2006.06.02
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