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カポロンゴ盤
ポール・カポロンゴ指揮パリ管(ソプラノ:マディス・メスプレ)
 録音年月:1973年6月
 録音場所:サル・ワグラム、パリ

 長らく日本ではブラジル風バッハといえばこの盤であった。これだけ息長くいられるのも単にこれしかないというだけでなく、演奏が美しいからだと思う。実は今まで聞いたことがなかった。今回このブログを書くにあたってどうしても聴いておかなければと購入したのだが、こんなに素敵な演奏ならもっと早く聴いておけばよかったと後悔したぐらい。

○第1楽章
 ・ソプラノのハミングの出だし:第1音第2音からブレスなしでするっと第3音へ。なぜここがハミングで歌わなければならないのか、この人はよくわかってる。再現部分はデリケートでなければならないのです。 ・ソプラノは自作自演のロス・アンヘレスを意識、研究したと思われる。表現方法にマネた部分がある。中間部(歌詞がある部分)のテンポは随分遅い。
 ・チェロのソロ:さすがにパリの奏者はうまい。感覚的な歌のつかみ方、絶妙な色合い、ちょっと泣きを入れてみたりと素晴らしい。

○第2楽章
 ・テンポが一番遅い。チェロのアクセントが独特で面白い。早口部分はよりバッハのように聞こえる。 ・「カリリの里を思い出させよ!」と歌い放ったあとの合奏チェロの音量はぐっと押さえ込んでいて素晴らしい。続く鳥の鳴き声がうまく活きてくる。
 ・ラストは充分にクレシェンドしてブレスなしで高音へ。自作自演盤同様、やや絶叫調。(リサイタルなら大ウケ)

ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ《グランドマスター・シリーズ》 ジャケットも楽しいカポロンゴ盤





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最終更新日  2006年04月23日 18時30分52秒
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